JPS5939736B2 - ハロゲン化銀写真感光材料 - Google Patents

ハロゲン化銀写真感光材料

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JPS5939736B2
JPS5939736B2 JP2183477A JP2183477A JPS5939736B2 JP S5939736 B2 JPS5939736 B2 JP S5939736B2 JP 2183477 A JP2183477 A JP 2183477A JP 2183477 A JP2183477 A JP 2183477A JP S5939736 B2 JPS5939736 B2 JP S5939736B2
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逸樹 鳥谷
拓志 宮廻
貞夫 平野
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C1/00Photosensitive materials
    • G03C1/76Photosensitive materials characterised by the base or auxiliary layers
    • G03C1/85Photosensitive materials characterised by the base or auxiliary layers characterised by antistatic additives or coatings
    • G03C1/89Macromolecular substances therefor
    • G03C1/895Polyalkylene oxides

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は帯電防止された写真感光材料に関するものであ
り特に写真感光材料のバッキング層に、ポリエチレンオ
キシド鎖を有するα、βエチレン系不飽和モノ−または
ジカルボン酸エステルと、アルキルアミノアクリレート
の繰り返し単位を主鎖中に含み、必要に応じてさらに他
のビニルモノマーを繰り返し単位に含む共重合体を存在
させた事を特徴とする帯電防止された写真感光材料に関
するものである。
写真感光材料のバッキング層(以下、バック層と記す)
表面の物理的性質は写真感光材料使用時あるいは製造工
程上極めて重要なものである。
帯電防止姓については、特に最近製造工程のスピードの
増加に伴ない、搬送ローラーと写真感光材料支持体との
間の剥離による静電荷蓄積が増大する傾向にあり、この
蓄積された静電電荷が放電することによつてハロゲン化
銀感光乳剤層が感光しこの感光材料を現像処理した際、
いわゆるスタチツクマークと呼ばれている感光マークを
生じ、これは、写真感光材料としての商品価値を著しく
損ねるものである。この現像は、現像処理してみて、は
じめて発覚するものであつて、非常に厄介な問題である
又これらの蓄積された静電電荷は、感光材料表面及び/
又は該感光材料支持体表面へのゴミの付着を招き、塗布
時の不均一塗布故障などの二次的な故障を誘起させる原
因となる。これらの静電荷蓄積の機構は、接触物質問の
イオンの相互作用に起因するものと考えられており、即
ち、絶縁体物体が接触する事によつて、その界面でエネ
ルギー的に等しい状態になるべくイオンあるいは電子の
移動が生じ、その後、この絶縁体が剥離を起こす際に、
物体に電導性がない為、移動したイオンが元に戻れずそ
のまま残つてしまつたのがいわゆる帯電現像である。
そこで静電気の帯電を防止する為にはいわゆる帯電列を
同じレベルにして、物体同志が接触しても静電荷が発生
しない様にする方法と、発生してしまつた静電荷を極め
て短時間のうちに逸散せしめる様にする方法がある。前
者の発生電荷を抑える方法は実際には写真用感光材料が
接触する相手物質はとても限られる範囲ではなく、ある
一つの物質レベルと同じに帯電列を設計すると、別の物
質に対しては著しく帯電列が異なりその結果静電荷を発
生する場合がほとんどである。それ故、帯電防止方法と
しては従来から写真感光材料の支持体や各種塗布層表面
の電導件を向上させる方法が考えられ種々の吸湿注物質
や水溶件無機塩、或種の界面活性剤、ポリマー等の利用
が試みられてきた。例えば米国特許2,074,643
号、同2,882,157号;同2,972,535号
:同3,062,785号;同3,262,807号;
同3,514,291号:同3,615,531号など
に記載されている様なポリマー、例えば米国特許2,9
82,651号;同3,428,456号;同3,45
7,076号:同3,454,625号:同3,552
,972号;同3,655,387号などに記載されて
いる様な界面活゛囲剤、例えば米国特許3,062,7
00号;同3,245,833号;同3,525,62
1号などに記・載されているような酸化亜鉛、半導体、
コロイダルシリカ等が知られている。
写真感光材料に帯電防止゛囲を賦与する方法には、この
様な物質を直接写真感光材料の支持体に適当な溶剤並び
に支持体の膨潤剤などと共に塗布されるか、あるいは皮
膜形成性のあるバインダーと共に混ぜて支持体上に塗布
する事によつて得られる。
しかしながら、これらの多くの物質は、写真組成物の違
いによつて特異性を示しある特定の写真感光材料用支持
・体および写真乳剤やその他の写真構成要素には良い結
果を示すが、他の写真構成要素では帯電防止には全く役
に立たないばかりでなく、写真件にも悪影響を及ぼす場
合がある。さらに最近は、映画用、テレビ用フイルムの
サウンドトラツクを設ける方法として光学的方法と磁件
体による方法の二種類が考えられているが、画像と音と
を同時に記録する事が要求されており、帯電防止された
層の表面に直接磁性体層を設ける方法がとられている。
この帯電防止層上に強磁ヰ微粉末の分散した磁性層を設
ける場合、現像処理によつて支持体から磁註層が脱落し
、全く使用不可能になる場合が多い。本発明の目的は、
第1に帯電防止性のすぐれた写真感光材料を提供するこ
とにある。
第2に、支持体バツク層に導電性を付与せしめ必要に応
じて帯電列を適宜、調整できるような帯電防止剤を含有
した写真感光材料を提供することにある。
第3に支持体バツク層に、導電性を付与せしめ、必要に
応じて帯電列を適宜、調整できる帯電防止剤を含有しか
つ、該バツク層表面に塗布した磁件帯層が現像処理后も
強固に固着しているような感光材料を提供することにあ
る。
本発明のかかる目的は下記一般式で表わされる重合体を
含有する層を少なくともl層有することを特徴とする写
真感光材料によつて達成された。
但し、A:ビニル単量体、 P,q,rはそれぞれモル%数を表わし、pは0〜40
モル%、qは30〜95モル%、R5〜60モル%を表
わし、かつ、p+q+r−100である。
M,n:1〜100 Aで示されるビニル単量体の例としては、アクリル酸(
メタアクリル酸)エステル、酢酸ビニル、アクリロニト
リル、塩化ビニル、塩化ビニリデン、フツイヒビニリデ
ン、スチレン、クロルスチレン、ビニルトルエン、N−
ビニルピロリドン、マレイン酸エステル、ブタジエン、
イソプレン、ビニルナフタレン、などを挙げることが出
来る。
アクリル酸(メタアクリル酸)エステルの好ましい例は
、アクリル酸(メタアクリル酸)アルキル(アルキル基
は炭素数1〜18)及びヒドロキシアルキルエステル(
炭素数1〜4)、ベンジルアクリレート、ベンジルメタ
アクリレート、シクロヘキシルアクリレート、シクロヘ
キシルメタアクリレート、アクリルアミド、N,N−ジ
メチルアクリルアミド、ジアセトンアクリルアミド等で
ある。
これらのビニル単量体の中で、特に好ましいものは、炭
素数7以上のアクリル酸(メタアクリル酸)エステルと
、スチレン誘導体であり、中でもスチレン及びビニルト
ルエンが好ましい。
本発明に於て、一般式で表わされる重合体はラジカル重
合で簡単に調製される。
反応溶媒としては、水、メタノール、エタノール、イソ
プロパノール、ジオキサン、アセトン、アセトニトリル
、テトラヒドロフラン、ジメチルホルムアミド等の溶媒
あるいはそれらの混合溶媒でもよい。ラジカル重合触媒
としては過酸化水素、過酸化ベンゾイル、過硫酸カリウ
ム、過硫酸アンモニウム、アゾビスイソブチルニトリル
、2,2′−アゾビス(2ーアミジノプロパン)塩酸塩
、2,2′−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリ
ル)、2,2アゾビス(4−メトキシ−2,4−ジメチ
ルバレロニトリル)、ターシヤリ一、ブチルハイドロパ
ーオキシド等があげられ、とくに過酸化ベンゾイル、過
硫酸カリウム、アゾビスイソブチロニトリル、2,2′
−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)が勧め
られる。重合の前に本発明の重合体に使用されるジアル
キルアミノアルキルアクリレート(メタクリレ・−ト)
はアルキル化剤、例えば、p−トルエンスルホン酸アル
キル(アルキルはメチル、エチル)、ジメチル硫酸、ジ
エチル硫酸、ベンジルクロライド(ブロマイド)、フエ
ネチルクロライド(ブロマイド)、アルキルクロライド
(ブロマイド)、(アルキル基は、C1〜C24のアル
キル基)、エチルクロルメチルエーテル、クロメチルエ
ーテル等でエチレンクロルヒドリン、エチレンブロムヒ
ドリン、四級化されねばならない。
この反応は両者を混合するだけで発熱して容器に進行す
る。このようにして四級化した単量体は塊状あるいは溶
液重合により重合体とすることができる。溶液重合のば
あいの単量体濃度は5wt%以上が好ましく、20〜5
0wt%がとくに好ましい。単量体に対し、0.1〜5
.0wt%好ましくは0.5〜2,0wt%触媒を加え
窒素置換したのち5『〜100w好ましくは60〜80
換で3〜48時間好ましくは6〜12時間かくはんする
と重合反応は完結する。このようにして得られる重合体
の分子量は3,000〜2,000,000であるが、
本発明に使用される重合体の分子量は10,000〜3
00,000の範囲にあることが好ましい。
次に具体的化合物例及び単量体濃度を50%にして6時
間重合反応せしめたときの重合溶媒及び得られた化合物
の粘度数を下記の第1表に示す。
写真用帯電防止剤としては、ポリアルキルアミノアクリ
レートは米国特許第2,882,157号により既に知
られており、又ポリエチレングリコールエステル類は特
開昭50−129216号によつて知られている。しか
しながら、ポリアルキルアミノアクリレート単独では静
電気防止効果は有するけれども磁性体層に対する適姓が
全くない。又ポリエチレングリコールエステル類単独で
は低湿度において充分な靜電気帯電防止効果を得る事は
難かしく、又、得られた場合でも経時によりその効果の
変化が見られたり、写真特性への影響が出たりする場合
が多い。ところが本発明の如くこれらアルキルアミノア
クリレートとポリエチレンオキシド鎖を有したα、βエ
チレン系不飽和モノ一またはジカルボン酸エステルを共
重合する事によつて全く新しい特性、即ち、低湿度雰囲
気においても安定した帯電防止効果を示し、又、その分
子中に含有されるポリエチレンオキサイド基の吸湿註の
故か、より表面抵抗を下げる効果を示す。
従来、感光材料に吸湿性を持たしめる目的で、吸湿・囲
無機塩をバツク層又は表面層に含有せしめているが、か
かる無機塩は時間と伴に感光材料表面へ析出して来るこ
とが多く、種々のトラブルの原因となつた。
本発明に係る重合体はその分子中に吸湿件部分を有して
いる為、かかる析出現象を起すことはない。
一方、ポリアルキルアミノアクリレートの単独重合体又
は他のビニル単量体との共重合体は、殆んど極・肚溶媒
のみにしか溶解性を有さないのに対して、本発明に係る
重合体の如く、その分子中にポリエチレンオキサイド部
分を有することにより非極性溶媒にも溶解性を有するよ
うになり、感光材料の製造上、極めて有利である。
かつ、本発明に係る重合体を含有せしめたバツク層上に
、磁性体層を塗設せしめた感光材料を現像処理でも、該
磁性体層は強固に、感光材料表面に固着していることが
判つた。
ポリアルキルアミノアクリレートの単独重合体、又は他
のビニル単,量体との共重合体、及びポリエチレングリ
コールエステルの単独重合体では、かかる効果はなかつ
た。又、本発明に係る重合体は、帯電列的には、ビニル
単量体なしの場合は、正の帯電を示すが、ビニル単量体
をさらに共重合させることにより、負の帯電に設定する
ことも出来、発生する静電荷量をより少ない量にコント
ロールできることも判つた。
本発明に於て一般式で表わされ重合体は、単独で又は他
の、公知の帯電防止剤及び種々の他の添加剤とともに用
いられる。
本発明に係る重合体の添加量は使用する感光材料の支持
体、形態、塗布組成物又は塗布方式などにより異るため
特に限定はないが、l平方メートル当り0.005〜2
09用いるのが好ましく、特に0.01〜0.59が好
ましい。
その添加場所としては、ハロゲン化銀感光材料のバツク
層、下塗層、感光姓乳剤層、表面保護層などが考えられ
るが中でもバツク層に添加せしめるのが好ましい。
特に、テレビ用又は映画用のサウンドトラツクを有する
感光材料の内、磁性層を、バツク層上に塗設してなる感
光材料のバツク層に添加せしめると極めて有効である。
本発明に於て、バツク層には、本発明に係る重合体の他
に、平均粒子サイズ0.5〜10μの、シリカ粒子、ポ
リメチルメタアクリレート粒子、ポリアクリロニトリル
粒子、ポリスチレン粒子などのマツト剤、グリセリンの
如き、調湿剤、米国特許第3,411,911号に記載
せる如き平均粒子サイズ0.01〜0.3μのポリアル
キルアクリレートなどのラテツクス、あるいは、バイン
ダーを含有せしめることが出来る。
バインダーとしては、ゼラチン、カゼイン、アルブミン
、アラビアゴムなどの天然高分子物質、ジアセチルセル
ロース、ヒドロキシエチルセルロース、ポリビニルアル
コール、ポリビニルピロリドンなどの水溶件合成高分子
物質、及びポリエステル、ポリビニルブチラール、ポリ
ビニルアセタール、ポリビニルホルマールなどの有機溶
剤可溶性の合成高分子物質を単独又は混合して用いるこ
とが出来る。
本発明に於て、感光材料に磁性層を塗設せしめる場合、
該磁件層用塗布液としては、例えば、特公昭49−11
566号、特開昭49−4503号、同49−1412
5号、同50−62626号、同51−89721号等
に記載された磁性層の組成が使用できる。
又、上記の磁・囲塗布液の製法に関しては特公昭35−
15号、39−26794号、43−186号、47−
28043号、47−28045号、47−28046
号、47−28048号、4731445号、48−1
1162号、48−21331号、48−33683号
、ソ連特許明細齢08033号;米国特許2,581,
414号;同2,855,156号:同3,240,6
21号;3,526,598号;同3,728,262
号:同3,790,407号;同3,836,393号
等にくわしく述べられている。
これらに記載されている磁性塗布液は強磁・団微粉末、
バインダー、塗布溶媒を主成分とし、その他に分散剤、
潤滑剤、研磨剤、帯電防止剤等の添加剤を含む場合もあ
る。これらの内、強磁性微粉末としては強磁性酸化鉄(
CO.Ni.Mn.Crなどを含んでも良い)強磁性二
酸化クロム(Te.Sb.Tiなどを含んでも良い)、
強磁性合金微粉末(CO.Ni.Feなどが主成分)が
使用されるかつ、特にマグヘマイト(γFe2O3)が
好ましく、約200〜5000e1好ましくは250〜
3500eの抗磁力(Hc)および約0.15〜1.5
μm1好ましくは0.2〜1.0μmの平均粒子長で、
針状比が約2/1〜20/1好ましくは5/1以上のマ
グヘマイトを使用するのが良い。
磁性層のバインダーとしてはニトロセルロース、塩化ビ
ニル酢酸ビニル共重合体、ブタジエンアクリロニトリル
共重合体、スチレンブタジエン共重合体、ポリブタジエ
ン、ポリクロロプレン、ポリイソプレン、ウレタンエラ
ストマーなどの熱可塑性樹脂、不飽和ポリエステル樹脂
、エポキシ樹脂と硬化剤(ポリアミン、酸無水物、ポリ
アミド樹脂など)、ポリイソシアネートプレポリマ一と
活性水素基を有する樹脂(ポリエステルポリオール、ポ
リエーテルポリオール、アクリル酸共重合体、マレイン
酸共重合体、2−ヒドロキシエチルメタクリレート共重
合体など)などの熱硬化註樹脂または反応硬化型樹脂な
どが使用される。
添加剤としてはカーボンブラツク、カーボンブラツクグ
ラフトポリマ一、ラウリン酸、ステアリン酸、オレイン
酸、リノール酸などの脂肪酸(炭素数12〜18)、こ
れらの脂肪酸のアルカリ金属塩、レシチン、ドデシルベ
ンゼンスルホン酸、これのアルカリ金属塩などの分散剤
または帯電防止剤;グラフアイト、二硫化モリブデン、
二硫化タングステン、一塩基性脂肪酸と一価のアルコー
ルから成る脂肪酸エステルなどの潤滑剤;酸化アルミニ
ウム(Al2O3′).炭化ケイ素、酸化クロム(Cr
2O3)、コランダムなどのモース硬度が5以上で、平
均粒子径が0.05〜5μmの研磨剤などが使用される
磁性層中の強磁・囲微粉末とバインダーの割合は重量比
で強磁性微粉末100重量部に対してバインダー8〜4
00重量部、好ましくは10〜200重量部、更に好ま
しくは10〜100重量部の範囲であり、前記の添加剤
は用途によつて異なるが、バインダー100重量部に対
して、約0.1〜15重量部、好ましくは0.2〜10
重量部の範囲で添加される。
前記の塗布溶媒としては、写真感光材料に悪影響を与え
ない有機溶剤、例えば、アセトン、メチルエチルケトン
、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン等のケト
ン系:メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノ
ール等のアルコール系;酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸
ブチル、乳酸エチル、酢酸グリコールモノエチルエーテ
ル等のエステル系;ジオキサン等のグリコールエーテル
系;メチレンクロライド、エチレンクロライド、四塩化
炭素等の塩素化炭化水素等の有機溶媒が使用できる。
これらの有機溶剤は磁性塗布液の粘度(20℃)が約5
〜150cp1好ましくは10〜100cpとなる量を
調節して使用する。又二種以上を混合して用いても良い
。上記の強磁件微粉末、バインダー、添加剤、塗布溶剤
等は上記の組成で混練、分散されて磁性塗布液とされる
混練にあたつては、強磁゜囲微粉末及び上述の各成分は
全て同時に、あるいは個々順次に混練機に投入される。
たとえぱまず分散剤を含む溶剤中に磁性粉末を加え所定
の時間混練をつづけて磁件塗布液とする方法などがある
。磁件塗布液の混線分散にあたつては各種の混練機が使
用される。
例えば二ロロールミル、三本ロールミル、ボールミル、
ペブルミル、トロンミル、サンドグライダ一、Szeg
variアトライター、高速インペラー分散機、高速ス
トーンミル、高速度衝撃ミル、ニーダ一、高速ミキサー
、ホモジナイザ一、超音波分散機などである。混線分散
に関する技術は、T.C.PATTON著の6Pain
tF10wandPigmentDispers−10
n″(1964年、JOhnWiley&SOns社発
行)に述べられている。
又、米国特許第2,581,414号、同2,855,
156号にも述べられている。写真感光材料のバツク層
上に前記の磁気ストライプを塗布する方法としてはホツ
パーコート、またはドクターコートを使用するのが好ま
しい。
具体的には特開昭48−25505号、同49−423
43号、同50−138036号、同50138037
号、同50−142643号、同50−148437号
、同51−12829号、同51−58437号、同5
1−65606号、同51−140703号、米国特許
第2,681,294号;同3,162,181号:同
3,227,136号等に記載された方法が使用できる
。又、通常は上記の方法により磁性層を塗布、配向、乾
燥、表面平滑化処理を行なつて単層の磁性層をバツク層
上に設けるのであるが、又、この工程を繰り返して連続
塗布操作により2層または2層以上の磁性層を設けても
良い。
又、特開昭48−98803号〔西ドイツ公開特許(D
T−0S)2,309,159号〕、48−99233
号〔西ドイツ公告特許(DT−AS)2,309,15
8〕等に記載された如く、多層同時塗布法によつて同時
に2層または2層以上の磁性層を設けてもよい。この様
な方法により、前記バツク層上に塗布された磁性層は必
要により前記のように層中の強磁性微粉末を配向させる
処理を施したのち、形成した磁性層を乾燥する。又必要
により表面平滑化処理を施したりして磁気ストライプを
形成する。特に磁性層の表面平滑化処理をほどこすと、
表面が平滑で、且つ耐摩耗性にすぐれた磁気ストライプ
が得られることが判明した。この場合、配向磁場は交流
または直流で約500〜2000ガウス程度である。
強磁性微粉末の配向方向は通常はサウンドテープと同様
に写真感光材料の長さ方向に平行に配向する。
配向方向については例えば米国特許1,949,840
号;2,796,359号;3,001,891号、3
,172,776号;3,416,949号:3,47
3,960号;3,681,138号、3,761,3
11号;特公昭32−3427号;39−28368号
;40−23624号;40−23625号;41−1
3181号:48−13043号;48一39722号
などに記載されている。
又、前記の如く、二層以上の重層磁性層を設けた場合に
は上記の如く各層共に長さ方向に配向する。
しかし、各層の目的、用途、記録信号の種類などに応じ
て一層は長さ方向に他の層は長さ方向に対して一定の角
度、例えば30の〜90さの範囲に配向することも可能
である。各層の配向方向を異なつた方向に行なう技術は
西ドイツ公告特許(DT−AS)1,190,985号
;米国特許3,775,178号などに記載されている
。配向後の磁性層の乾燥温度は約30〜12『C程度、
好ましくは50〜100℃で、空気流量は1〜5K1/
Trl好ましくは2〜3K1/イで、乾燥時間は約30
秒〜30分程度、好ましくは1〜15分である。磁気ス
トライプの乾燥厚昧は写真感光材料の種類、用途に応じ
て決定されるが、一般に約3〜20μm、好ましくは、
7〜16μmの範囲内である。
前記のそれぞれの磁姓層の乾燥後の表面平滑化処理はカ
レンダリングなどによつて行なわれる。カレンダリング
の場合はメタルロールとメタルロール、メタルロールと
コツトンロールまたは合成樹脂(たとえばナイロン)ロ
ールなどの2本のロールの間を通すスーパーカレンダー
法によつて行なうのが好ましい。スーパーカレンダーの
条件は約5〜100kg/CTrLl好ましくは10〜
80kg/CrfLのロール間圧力で、約15〜200
℃、好ましくは40〜100℃の温度で、5〜120m
/MUlの処理速度で行なうのが好ましい。温度及び圧
力がこれらの土限以上になると磁姓層および写真感光材
料に悪影響がある。又、処理速度が約5m/i以下だと
表面平滑化の効果が得られなく、約120m/i以上だ
と処理操作が困難となる。これらの表面平滑化処理につ
いては米国特許2,998,325号;西ドイツ公開特
許(DT−0S)2,405,222号;特開昭49−
104611号、51−92606号、同51−102
049号、同51−103404号などに記載されてい
る。以上の工程によりバツク層上に磁気ストライプが形
成されるのであるが、本発明においては、特に該塗布液
中にジメチルスルホオキシド(DMSO)ジメチルホル
ムアミド(DMF)などを含有せしめると、接着強度が
増加し、好ましいが、特にDMSOを含有せしめると好
ましい。添加量としてはバインダー100重量部に対し
て約0.1〜10重量部を添加するのが良い。本発明に
於て、感光材料の支持体、下塗方法、ハロゲン化銀乳剤
層のハロゲン化銀乳剤、該乳剤の添加物、例えば化学増
感剤、カブリ防止剤、硬膜剤、ベヒクル、帯電防止剤、
可塑剤、塗布助剤、マツト剤、分光増感剤、染料、カラ
ーカプラー、及び感光材料の処理方法などについては、
特に制限はなく、例えばプロタグトライセンシングイン
デックス誌(PrOductLicensingInd
ex)92巻、107〜110頁(1972年・12月
)及び特開昭50−160034号の記載を参考にする
ことが出来る。
以下に実施例を挙げて本発明をさらに説明するが、本発
明はこれに限定されるものではない。
本実施例における帯電防止能の判定は表面抵抗率及び静
電電荷量の測定、並びにスタチツクマークの発生の有無
の観測によつた。表面抵抗率の測定は、タケダ理研(株
)製のエレクトロメーターTR−8651型で行ない、
静電電荷量の測定は、クロムローラーではさむことによ
り試料を摩擦し、発生した静電電荷量をフアラデーゲー
ジ法により測定した。
又、スタチツクマークの発生の有無は、前記の如く摩擦
、帯電せしめた試料を現像処理することにより視覚観察
した。
これらの処理はいづれも24℃、25%RHの条件下で
行なつた。又、磁性層の接着性は、本発明に係る重合体
を含有するバツク層の上に、下記処法の磁性塗布液を巾
1m/m、乾燥厚味10μmになるよう塗布、配向、乾
燥、カレンダリングした後、この試料を通常のカラー反
転現像処理し、処理後の試料について、該磁性体層に接
着テープ〔日東工業(株)製、ニツトテープ〕を付与し
、続いて鋭角にひきはがすことにより、磁性層がはがれ
るか否かで判定した。
磁性体分散液 ( 一゛一ーー ゛ 実施例 1 セルローストリアセテートフイルム(厚味135μm)
上に、第1表に示す如き組成をした塗布液を40cc/
Trlの割合で塗布し、100℃、20分間乾燥させる
ことによりバツク層を塗設した。
次に、その反対の面上に特開昭51−51941号の実
施例−1に記載せる試料Aと同じ組成の反転カラー用写
真層を塗設し、写真感光材料を作成した。これらの試料
について、前記の如き方法で帯電防止性及び磁性層の接
着性について比較テストを行ない、第1表に示す如き結
果を得た。
なお、試料の現像処理は、前記特開昭5151941号
の実施例−1に記載の処理1の工程により行なつた。
第2表から明らかな如く、本発明に係る試料1〜6は帯
電防止性に秀れ、かつ磁性層の接着性も極めて秀れてい
ることが判明した。
比較試材7〜9は、表面抵抗率は試材1〜6並みである
が、静電電荷量、スタチツクマークの発生に於て可成り
劣り、磁性層の接着件に於ては、著るしく劣ることが判
明した。以上の結果により本発明の一般式で示された重
合体によつて帯電防止性が優れ、帯電姓の調整が可能で
あり、且つ磁注層の接着件の良好な写真感光材料を提供
できることが、確認された。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 下記一般式で表わさせる重合体を含有する層を、少
    なくとも1層有することを特徴とするハロゲン化銀写真
    感光材料。 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 但し、 A:ビニル単量体 R_1、R_2、R_3:水素原子、メチル基R_4、
    R_5、R_6:アルキル基(炭素数1〜4)、ヒドロ
    キシアルキル基、アラルキル基、 B:水素原子、 ▲数式、化学式、表等があります▼ W:アルキレン基(炭素数1〜6)、置換アルキレン基
    、X、Z:アルキル基(炭素数1〜4)、アリール基(
    炭素数10以下)、アラルキル基、 Y:アニオン p、q、r:モル%を表わし、Pは0〜40モル%、q
    は30〜95モル%、rは5〜60モル%でありp+q
    +r=100 である。 m、n:1〜100
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