JPS5939679A - マンコンベアの欄干 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の対象 本発明は、エスカレータ−或いは電動道路などのマンコ
ンベアの欄干に関する。

従来技術 一般に、マンコンベアの欄干は、無端状に配列されて回
動するステップと同期的に回動するノ・ンドレール、こ
のハンドレールの直下に配置された透明体のガラスなど
で構成された透明欄干パネル、この透明欄干パネル上端
と前記ノ・ノドレール間に配置されたハンドレール案内
用の欄干上辺材、前記透明欄干パネルの下端に設けられ
た内デツキおよび外デツキで構成された欄干下辺材など
で構成されている。

ここで、欄干上辺材の寸法関係についてみると、後述す
る如く、この欄干上辺材を構成するノ・ンドレールフレ
ームの高さは、ハンドレールの高さに対して２〜３倍と
なっている。又、ノ・ンドレールフレームは、ハンドレ
ールの側端から内側および外側へ１０〜５０ｍ哨突出し
ている。

このような従来の欄干構成において、最近では照明器具
を除外した軽快な意匠で、かつ省エネルギー指向のニー
ズが高まっている。

１〜かしながら、従来の欄干構成の億までマンコンベア
の照明器具を除外し１、天井照明の明るさを透明欄干パ
ネルを通してステップ側に導く場合、ハンドレールの高
さおよび内外側への突出寸法が光ｆｆ＠を導断し、充分
な採光を期待できなかった。

又、安全面から見た場合、ハンドレールフレームの内側
に突出した角に、幼児童の手首が当り、ハンドレールを
掴みずらくしている。もし、このような無理な状態でハ
ンドレールを掴もうとした場合、足元がスカートガー　
ドに接触し、とのスカートガー　ドとステップ間に靴等
が引込ま′ｊ１ミという事故を誘発する危険があった。

更に、意匠面でも、ハンドレールの摩耗粉がハンドレー
ルフレームの上面に堆積し、不潔感と乗客の衣服を汚す
欠点があった。

このため、安全性および意匠面の問題を解決する手段と
して、ノ・ンドレールフレームの内・外側ヘノ突出をや
め、ノ・ンドレールの直下に透明欄干パネルを設けるこ
とが提案されているが、ノ１ンドレールと透明欄干パネ
ル間に不透明のノ・ンドレールフレームが存在するため
採光の面での解決を計ることはてきない。

更に、ハンドレールと透明欄干パネル間の不透明のハン
ドレールフレームの存在は、軽快感をそこない意匠面で
の向上を計ることはできない。

発明の目的 本発明は、採光性および安全性、意匠性のすべてを満足
するものを得ることを目的とするものである。

発明の要点 本発明は、ハンドレール案内用の欄干上辺材を、ハンド
レールを案内し、かつ、透明欄干パネルの上端部が嵌入
される溝を有するガイドフレームと、この溝部分におい
て透明欄干パネルを圧縮して締付けるボルトと、このボ
ルトの締付は力を制限する制限子と、前記ガイドフレー
ムの外周を被うガイドで構成し、かつ、この欄干上辺材
をすべてハンドレール内に位置させると共に、前記透明
欄干パネルの上端部にボルトの貫通する切こみを設けた
ものである。

従来例の説明 一般のマンコンベアの構成は、第１図に示した通り、無
端状に配列されて回動するステップｌ及びハンドレール
２で成る回動体と欄干３及び本体枠部４等の静止体から
成り立ち、これら全ての部品が建屋床Ｆに支えられるも
のである。

なお、欄干３の詳細は、第１図以下第３図に示した通り
、本体枠部４に支持されたガラスパネル５、内デツキ６
、外デツキ７及びスカートガード８のような欄干下辺利
、さらにガラスパネル５め上辺にはハンドレールを案内
するガイド９、ハンドレールフレーム１０、照明器具１
１等の欄干上辺材が配設されている。そして、ハンドレ
ールフレーム（一般にはステンレスｆ＠製）１０の内方
には、ガラスパネル５’＆保護するパツキン１２と、こ
のガラスパネルを把持し、かつ照明器具１１を構成する
ジンブ１３とカバー１４を支持する支持体１５、さらに
この支持体１５にボルト１６で締結されて最終的にガラ
スパネル５を固定するための押板１７が設けられている
。

ここで、欄干上辺材の寸法関係について説明する。上辺
のガイド９は、化粧ゴム部２ａと綿キャンパス部２ｂか
ら成るノ為ンドレール２の内周に係合する寸法であシ、
ボルト（図示省略）によってハンドレールフレーム１０
に固定されている。次ニ、ハンドレールフレーム１０は
、ノ）ンドレール２の高さｈ−に対して２〜３倍の寸法
比である高さｈ５Ｃ有し、かつ横方向は、ノ・ンドレー
ル２の側端から外側へｔ、、内側へｔｂ　　（一般にｔ
、。

Ｌｈとも１０〜５０ミリメートル）突出しているのが普
通であり、ｔ、側は照明器具１１の収納に、またｔｂｏ
ｌｌｌはガラスパネル５の把持に利用されている。

このような従来の欄干構成において、最近では照明器具
１１を除外した軽快な意匠で、か−ク省エネルギー指向
のニーズが高まっている。

一般的に、第３図に示した照明器具１１を除外する場合
には、想像線Ｚで示した塞ぎ板を設けてハンドレールフ
レーム１０の内部を被覆し、欄干本体の部材（ハンドレ
ールフレーム１０など）を改変しないのが普通である。

このような照明器具１１を用い々いマンコンベアでは、
天井照明Ｘ及びＹの照度を上げて乗客に対するサービス
（特に足元は十分に明るくして安全な利用に供する）を
行うととＫなるが、従来のハンドレールフレーム１００
寸法構成では採光上極めて不都合である。

すなわち、第２図のように天井照明Ｘの明るさを矢印Ｍ
の如くガラスパネル５全通し′Ｃステップ１側に導く場
合、ハンドレールフレーム１０の突出寸法ｔ、及び高さ
ｈが光線の入射角θ、を規制することになる。この状態
ｔｒｊ、マンコンベアの周囲がスクリーンＳ等で被われ
た場合に特に深刻であり、時に乗客の安全な利用に不可
欠な照度を確保できない事態も生じる。

一方、従来のマンコンベアにおいては安全及び意匠性の
面で解決されるべきｉｌｌ！！題もある。

安全面では、幼児童がノ・ンドレール２を確実に掴めな
い事態が想定される。すなわち、欄干は第３図に示シた
ようにステップ１からの高さＨが乗客の転落を防止する
観点から６５０〜７５０　ミＩＪメートルに設定され、
就学光以上の乗客に対して好適な高さになっている。し
かしながら、幼児童の場合には、高さＨの問題以外に第
３図の如く手Ｑ（７）−ｍ７５Ｅハンドレールフレーム
１０の角に接触（点Ｐｌてハンドレール２を掴みずらい
状態となる。

このような無理な状態で）・ンドレール２を掴もうとし
た場合には、足元がスカートガード８に接近してステッ
プ１まわシでの引込まれ事故を誘発するため極めて危険
である。

さらに、意匠面では、ノ１ンドレール２の摩耗粉Ｒがハ
／）”レールフレーム１０の上面ニ堆積スル問題がある
。この摩耗粉Ｒは、ノ・ンドレール２の駆動系に用いら
れる鉄材やゴム材、それに綿キャンパス部２ｂの混合粉
であり、公共設備としてこの摩耗粉Ｒがもたらす不潔感
と乗客の衣服を汚す欠点は無視でき力い。

発明の一実施例の説明 第４図−および第５図は、本発明の一実施例に゛なるマ
ンコンベアの欄干を示す。同図において、回動するステ
ップ１等の、駆動メカニズムや本体部４の構成、それに
内デツキ６、外デツキ７及びスカートガード８などの欄
干下辺材は従来と同様であるが、本発明では、ガラスパ
ネル１８（従来のガラスパネル５に相当）の上端発液め
込む溝１９ａを有するガイドフレーム１９及びボルト２
２等の締結部品、それにこのガイドフレーム１９の外周
を被うガイド２０などで欄干の−Ｌ辺を構成したことに
特徴がある。

ここで、この欄干上辺部の構成を詳述すれば、ガイドフ
レーム１９は欄干の全長にわたって連続的に設けられる
もので、ガラスパネル１８とその上端を保護するための
パツキン２１の厚さを加えた幅Ｗが挿入される溝１９ａ
を備えている。一方ガラスパネル１Ｂの上端には、マン
コンベアの全長方向に複数個の切こみ１８ａが設けられ
てお〕さらにこの切こみ１８８部分ではパツキン２１に
も切こみ２１ａが設けられている。さらに、ガイドフレ
ーム１９に設けられた貫通穴１９ｂ部分には次のような
部品が装着される。まず、溝１９ａ内には貫通穴１９ｂ
と通じる穴２３ａｌ有する制限子２３が挿入される。次
に、ボルト２２が座板２２ａ１貫通穴１９ｂ及び制限子
２３を介して、他方の座板２２ｂのねじ穴にねじ込まれ
る。この状態で制限子２３部分が前記切こみ１８ａに挿
入される。

この場合、制限子２３の幅Ｗａは、ガラスパネル１８と
パツキン２１の厚みを加えた幅Ｗよりも僅かに小さく　
（Ｗａ＜Ｗ）なっている。そして、ボルト２２を締付け
た場合には、溝１９８の幅が制限子２３（幅Ｗ　ａ　）
に接触するまで変形し、この変形最、すなわち幅Ｗと幅
Ｗａの差が前記ガラスパネル１８及びパツキン２１に対
する締付は量となシ、矢印Ａ及びＢの如く締付けるもの
である。

なお、制限子２３は実質的にガラスパネル１８に過大な
締付は力を作用させないストッパの役目を果し、ガイド
フレーム１９及びガラスパネル１８の変形や破損を防止
するものである。また、座板２２ａ及び２２ｂは、ボル
ト２２の締結力がガラスパネル１８に広く作用するよう
に設けたものであり、一般のボルトの頭部あるいはナツ
トよりも広い締結面を有している。

一方、上記の欄干上辺材は、両側からガイド２０によっ
て被われる。このガイド２　’１１は、上辺部の突起２
０ａがガイドフレーム１９の溝１９ｅに、また、下辺部
の突起２０ｂが溝１９ｄにそれぞれ嵌入されてその離脱
が防止されている。そして、とのガイド２０は上辺部が
ハンドレール２゛の内周に係合し、てこれを案内し、下
辺部ではハンドレール２の開口部とガイドフレーム１９
の下端を被う形状となっている。さらに、このガイド２
゜は、摩擦係数が低く、ハンドレール２の走行に好適な
ナイロン等のプラスチック利が用いられ、マンコンベア
の全長にわたって連続的に配置される。

以上の欄干上辺材の部材は幅、高さともにハンドレール
２の内周スペースに効率よく収納されるものである。

このように、ハンドレール２の内周の範囲内にガイドフ
レーム１９、ガイド２０等の欄干上辺材を配置したこと
によシ、従来懸念されたノ・ンドレール２の下方への延
出と左右（１，及びｔｂ　）への出張シは完全に消滅す
る。

このため、第２図で説明した入射角が拡大（本発明によ
ればθ、となシθ、〉θ１　）し、省エネルギー指向の
欄干（照明器具１１がない）でも効率よく採光できて乗
客に対する快適な利用環境をサービスできる。

一方、従奥安全面と意匠面で問題となっていた突出寸法
ｔ−，ｔｂが消滅し、この面での効果も大きいと言える
。

発明の他の実施例の説明 第６図、第７図は、ガイドフレーム１９部分の改良した
状態を示すものである。締結用のビス３０は、マンコン
ベアの長手方向に適宜設けられたガラスパネル１８の切
こみ１８ａ部分にこのビス３Ｑ・ｌ）頭部とナツト３１
の間で長穴１９ａを挾むように配置される。そして、こ
の長穴１９ａ（ＩＩＭＷ、）ニは、ビス３ｏが貫通し、
かっ幅ｗ。

（Ｗｓ　＞ｗ、　　）の制限子２３が設けられ、さらに
この制限子２３の上方のガイドフレーム１９の中央部に
は幅δ、長さＮの長穴１９ｅが設けられている。そして
、このビス３ｏの締付けにともなうガイドフレーム１９
の収縮を第７図の想像線の如との長穴１９ｅは、ビス３
ｏの締付はカがガイドフレーム１９の上辺部を変形させ
るために浪費するのを防止し、ビス３ｏの締付はカをガ
ラスパネル１８の挾持釦有効に作用させるために設けた
ものである。これによって安定した締付は方が伝達され
る。

発明の効果 本発明によれば、明るく軽快で、かつ意匠性と安全性の
高いマンコンベアを提供でキル。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の対象となる最近のマンコンベアの上
部付近の側面図、第２図は、第１図の■−■線に沿う断
面図、第３図は第１図の■−■線に沿う断面図、第４図
は、本発明の一実施例になるマンコンベアの欄干を示す
第３図相当の断面図、第５図は、第４図の欄干上辺材の
詳細説明図、第６図は本発明の一実施例に改良を加えた
状態を示す断面図、第７図は、第６図の平面図である。 １８・・・ガラスパネル、１９ａ・・・溝、１９・・・
ガイドフレーム、２０・・・ガイド、２１・・・パツキ
ン、２２茗５図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、無端状に配列されて回動するステップと同期的に回
   動するハンドレール、このハンドレールの直下に配置さ
   れた透明体のガラスなどで構成された透明欄干パネル、
   この透明欄干パネル上端と前記ハンドレール間に配置さ
   れたハンドレール案内用の欄干上辺材、前記透明欄干パ
   ネルの下端に設けられた内デツキおよび外デツキで構成
   された欄干下辺材などからなるマンコンベアの欄干にお
   いて、前記ハンドレール案内用の欄干上辺材を、前記ハ
   ンドレールを案内し、かつ、前記透明欄干パネルの上端
   部が嵌入される溝を有するガイドフレ−ノ・と、この溝
   部分において透明欄干パネルを圧縮して締付ける締結体
   と、この締結体の締付は力を制限する制限子と、前記ガ
   イドフレームの外周ヲ覆うガイドで構成し、かつ、この
   欄干上辺材をすべてハンドレール内に位置させると共に
   、前記透明欄干パネルの上端部に１前記締結体の貫通す
   る切こみを設けたことを特徴とするマンコンベアの欄干
   。