JPS5939554A - 輪転印刷機のインキ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は輪転印刷機において版胴に装着された版の表面
へ印刷用のインキを供給するインキ装置に関するもので
ある。　　　□ 枚葉式および巻紙式輪転印刷機の印刷ユニットには版面
ヘインキを供給するインキ装置が設けられておシ、この
インキ装置は、インキ壷内に蓄えられたインキを引き上
げて振シローラヘ転移させるインキ移し機構と、振シロ
ーラに転移されたインキを各方向へならしながら転移さ
せて版面へ供給する多数のローラ群とで構成きれている
。

第１図は従来のインキ移し機構の概略側面図であってこ
れを同図に基いて説明すると、このインキ移し機構１は
両面刷輪転印刷機の下部印刷装置に設けたものを示して
お〕、版胴は本機構の上方にローラ群を介して設けら九
ている。２はインキ移し機構１ｆ：駆動する駆動軸であ
って、版胴との間を図示しないギア群と図示のギア３，
４を介して駆動連結されておシ、軸受５，６に軸支され
て水平状に延びるウオーム軸７上のベベルギア８は、駆
動軸２上のベベルギア８と噛合している。また軸受６の
斜め下方に軸架されたカム軸１ｏ上のウオームホイル１
１は、ウオーム軸Ｔ上のウオーム１２と噛合している。

カム軸１０に軸着されたクランク１３の偏心箇所は、連
結ロッド１４が枢軸１５によって枢着されておシ、カム
軸１０の回転によシフランク作用で連結ロッド１４が図
の左右方向へ往復動するように構成されている。符号１
６で示すものは壺ローラであって、その周面とインキブ
レード１７および左右のインキせき１８でインキ壺１９
が形成されており、このインキ壺１Ｂ内にはインキ２０
が蓄えられている。壺ローラ１Ｂの一方の端軸と同芯上
に廷在して軸支されたレバー軸２１上のレバー２２の遊
端部には、前記連結ロッド丁４の他端が枢着されてお）
、またレバー軸２１上にはクラッチアーム２３がレバー
２２と隣接して軸着されている。そしてクラッチアーム
２３と壺ロー２１Ｂとの間には、図示しない一方向クラ
ッチが設けられており、連結ロッド１４が往復動してク
ラッチアーム２３が揺動すると、との揺動が一方向への
み伝達されて壺ローラ１６が図に矢印Ａで示す方向へ間
欠的に回転するように構成されている。−万、カム軸１
０とレバー軸２１との間に配設されたアーム軸２４上の
ころレバー２５は、その遊端部のころ２６を、カム紬１
０上に設けたカム２７に対接させておフ、−また、アー
ム軸２４に軸着された左右一対のローラアーム２７の遊
端部には、移しロー２２８が回転自在に軸支されている
。符号２９で示すものは、版胴との間に多数のローラ群
を介在させて配設された振シローラであって、ローラア
ーム２７の揺動によシ移しローラ２８がこの振シローラ
２９と壺ローラ１６との間を往復動するように構成され
ている。３゜はピストンリングの作用端を前記ころレバ
ー２５の他方の遊端部に当接させて伸長することにょシ
、移しローラ２８を振シローラ２９へ対接させた状態で
保持するエアシリンダである。

以上のように構成されたインキ移し機構において、原動
側から駆動され、る版胴の回転は、図示しないギア群と
ギア３，４を介して駆動軸２に伝達され、さらにベベル
ギア８，９とウオーム１２、ウオームホイル１１とを介
してカム軸１０に伝達される。カム軸１０が回転すると
クランク１３の作用で連結ロッド１４が往復動し、レバ
ー２２とクラッチアーム２３および図示しない一方向ク
ラッチを介して壺ローラ１６が矢印Ａ方向へ間欠回３− 転する。また、カム軸１ｏの回転にょシ大径部と小径部
とが１回転中にこる２６へ交互に対接するので、こるレ
バー２５が揺動し、したがってローラアーム２７が揺動
して移しローラ２８が壺ローラ１６と振シローラ２９と
の間を往復動する。このように運動することによシイン
キ壺１９内のインキ２０は壺ローラ１６の回転でその局
面とインキブレード１７とのすき間から流出し、壺ロー
２１６の周面に付着する。そしてこのインキは往復動す
る移しローラ２８によって振ジロー２２９へ転移され、
さらに多数のローラ群を経て版胴上の版面へ供給される
。

以上のように構成されて動作する従来のインキ装置のイ
ンキ移し機構においては、駆動軸２０回転をベベルギア
８，９によってウオーム軸７に伝達し、このウオーム軸
Ｔを遠くのカム軸１０の上方まで延設してウオーム１２
とウオームホイル１１とでカム軸に伝達するようにした
ので、ベベルギアのバックラッシュヤウオームの軸７の
ねじれによって駆動精度が低下することによシインキの
移４− し量にむらが出て筋目などの印刷障害が発生し、また構
造の複雑化によシコストが焉むという欠点があった。

本発明は以上のような点に鑑みなされたもので、版胴側
から平歯車で駆動されるウオーム式回転伝達装置をフレ
ーム側に支持させ、その出力軸に固定したカムで駆動さ
れて揺動するカムレバーと移しローラ支持アームの揺動
中心軸とをリンクで連結するとともに、壺ローラとの間
を一方向クラッチで連結された同芯上の軸と前記出力軸
上のレバーとをリンクで連結することによシ、移しロー
ラと壺ローラとの駆動を高精度で安定させ印刷物の品質
向上を計った輪転印刷機のインキ装置を提供するもので
ある。以下、本発明の実施例を図面に基いて詳細に説明
する。

本実施例は本発明を両面刷巻紙輪転印刷機の下部印刷装
置に実施した例を示し、第２図はインキ移し機構の側面
図、第３図はインキ移し機構の壺ローラ駆動部の展開断
面図、第４図は同じく移しローラ駆動部の展開断面図、
第５図はウオーム式回転伝達装置の一部破断平面図であ
る。図において、両面刷巻紙輪転印刷機の下部印刷装置
には、印刷用の版が周面に装着されて原動側から回転駆
動される版胴（図示せず）が設けられておシ、との版胴
の下方には振シローラ３０がインキ着ローラ、練シロー
ラ等互に対接する多数のローラ群を介し左右のフレーム
３１に軸支されて配設されている。振シローラ３０の斜
め下方には、全体を符号３２で示すウオーム式回転伝達
装置が、筐体３３を片方のフレーム３１にボルト３４で
固定されて配設されておシ、とのは体３３に振ジロー２
３０の軸方向と平行して軸支された入力軸としてのウオ
ーム軸３５の筐体３３からの突出部には、平歯車３６が
ナツト３７とキー３８とで固定てれている。平歯車３６
はフレーム３１から突出するスタッド３９上に遊装され
た中間歯車４０と噛合しておシ、この中間歯車４０が平
歯車４１ｔ−始めとする平歯車群によって版胴と駆動連
結されていることによシ、ウオーム軸３５は版胴側から
駆動されている。ウオーム軸３５にはウオーム４１がキ
ー４２によって固定されておシ、このウオーム４１は、
ウオーム軸３５と直交して筐体３３に軸支された出力軸
としてのウオームホイル軸４３上のウオームホイル４４
と噛合している。ウオームホイル軸４３は筐体３３０両
側へ突出されておシ、その片側の突出部には移しローラ
駆動用のカム４５がナツト４６で軸４３からの抜けを阻
止てれてキー４７で固定されている。また、ウオームホ
イル軸４３の他方の突出部には、壺ローラ駆動用の駆動
レバー４８が割締めによって固定されている。

−万、振シローラ３０の斜め下方には、壺ローラ４９が
、軸受ケース５０内に嵌着されたボールベアリング５１
を介し左右のフレーム３１に軸支されておハこの壺ロー
ラ４９の周面′とインキブレード５２および左右のイン
キせき５３によって上方へ開口する三角形樋状のインキ
壺５４が形成されている。インキ壺５４の下方には鍔付
きのスタッド５５がボルト５６によシフレーム３１に固
定されてフレーム３１の外側に突出式れてお９、この突
出部には、アウトメタル５６が嵌装されて７− ナツト５７で固定されている。また、スタット５５の先
端に被冠されたキャップ５８には連結板５９　゛の一端
が固定されている。符号６０で示すものは壺ローラ４９
の軸芯と同芯上に延在して設けられたクラッチ駆動軸で
あって、前記アウトメタル５６一端の軸受部によシ回転
自在に軸支されてお夛、またこの軸６０の先端部は連結
板５９で支持されている。クラッチ駆動軸６０の先端部
に固定された揺動レバー６１と前記駆動レバー４８との
間は、揺動レバー６１とともに屈折自在なリンクを形成
する伸縮調節自在な連結ロッド６２によ！１調芯ベアリ
ング６２ａ、６２ｂを介して連結されておシ、ウオーム
ホイル軸４３が回転することにより１駆動レバー４８の
クランク作用で揺動レバー６１が揺動するように構成さ
れている。クラッチ駆動軸６０（７）他端には、箱状に
形成されたクラッチ駆動レバー６３が固定されておシ、
その凹状遊端部には、壺ローラ４９の突出端軸にキー６
４で固定された一方向クラッチ６５のころ６６が係合さ
れている。

一方向クラッチ６５は周知の構造を有し回転ヲ一８一 方向へのみ伝達するものであって、本装置においては、
クラッチ駆動レバー６３の揺動を第２図の反時ｔｌ゛方
向へのみ伝達するように構成されている。

さらに、壺ロー２４９と前記動力伝導装置３２との間に
は、後述する移しローラ支持用アームの揺動中心軸とし
てのアーム軸６７が左右のフレーム３１にブツシュを介
して回動自在に軸支されておシ、その両端部に固定され
几移しローラ支持アームとしてのローラアーム６８の遊
端部には、移しローラ６９が軸受７０を介し回転自在に
軸支されている。また、アーム軸６７のフレーム外突出
部には、揺動レバー７１が軸着されておシ、この揺動レ
バー７１の遊端部と、前記筐体３３に揺動自在に枢着さ
れたカムレバー７２の遊端側との間は、調芯ベアリング
７３ａ　、　７３ｂ′ｔ−両端部に備えた連結ロッド７
３で連結されている。７４はカムレバー７２の遊端部に
枢着されたカムフォロアであって、前記カム４５のカム
面に対接されておｐ。

カム面に小径部と大径部とを設けたことによシ、カム４
５が回転するとカムレバー７２が揺動し、連結ロッドＴ
３と揺動レバー７１とからなるリンクを介して移しロー
ラ６９が振シローラ３０と壺ローラ４９との間をウオー
ムホイル軸４３の１回転につき１往復するように構成さ
れている。Ｔ５はアーム軸６Ｔに固定されたレバー７６
とフレーム３１に植設されたスタッド７７との間のばね
軸７８上に装着されてカムフォロア７４をカム面へ圧接
でせる方向の回動力をカムレバー７２に付与する圧縮コ
イルばねである。

以上のように構成されたインキ装置の動作全説明する。

原動側の回転は版胴に伝達され、版胴の回転は図示しな
い平歯車群と平歯車４１および中間歯車４０を経てウオ
ーム軸３５に伝達される。

ウオーム軸３５の回転は減速されてウオームホイル軸４
３に伝達てれ、駆動レバー４８とカム４５とが回転する
。駆動レバー４８の回転によシそのクランク作用で連結
ロッド６２が往復動し、揺動レバー６１が揺動するので
、これと同軸上のクラッチ駆動レバー６３が揺ルｂする
。したがってクラッチ駆動レバー４８にころ６６を係合
させた一方向クラッチ６５の作用によシ壺ローラ４９が
間欠回転する。−万、カム４５の回転によシこれにカム
フォロア７４を対接させたカムレバー７２が揺動し、連
結ロッド７３で連結された揺動レバー７１が揺動してこ
れと同軸上のローラアーム６８の揺動によシ移しローラ
６９が、壺ローラ４９と振シローラ３０とへ交互に接触
するように両ローラ４９゜３０間を往復動する。このと
き振）ローラ３０および図示しないローラ群が回転して
いるので、インキ壺５４内に蓄えられたインキは、壺ロ
ーラ４９の回転によｐその周面とインキブレード５２と
のすき間から流出して憬ローラ４９の周面に付着し、こ
のインキは移しロー２６９で振ルローラ３０に転移され
たのち、ローラ群を経て版胴上の版面へ供給される。

以上のようにして行なわれるインキ装置の動作において
は、版胴とウオーム軸３５とが平關車で駆動連結されて
おフ、回転伝達装置３２においてウオーム軸３５の回転
の減速と方向転換とが同時に行なわれたのち、このあと
はリンクで仙ローラ１１− の間欠回転と移しローラの往復動との駆動伝達を行なっ
ているので、従来のように伝達系内でベベルギアによる
駆動精度の低下や長い軸の回転による軸のねじれ等が発
生しない。

外お、本実施例は本発明を両面刷巻紙輪転印刷機の下部
印刷装置に実施した例を示したが、同機の上部印刷装置
はもとより、巻紙式１枚葉式の各種輪転印刷機のインキ
装置に同様に実施することができる。

以上の説明によシ明らかなように、本発明によれば輪転
印刷機のインキ装置において、版胴側から平歯車で駆動
されるウオーム式回転伝達装置をフレーム側に支持させ
、その出力軸に固定したカムで駆動するレバーと移しロ
ーラ支持アームの揺動中心軸とｉＩＪンクで連結すると
ともに、壺ローラとの間全一方向クラッチで連結され７
ヒ同芯上の軸と前記出力軸上のレバーとをリンクで連結
したことによシ、版胴側と壺ローラ、移しローラとの駆
動系内には、ベベルギアや長いねじシ伝達軸が用いられ
ず、すべてが平歯車とウオーム式回転伝１２− 達装置および引張シ軸とで構成されているので１、　駆
動精度が向上しまたインキの移し、送シのショックが版
胴に伝達されることがなく印刷物の品質が著しく向上す
るとともに、構造が簡素化されるので、機械を小形でコ
ンパクトに構成することができ、コストの低淳ヲ計るこ
とができる。さらに、インキの移しと送シとが完全に同
期していることによシ、例えば全体に薄く印刷したシ絵
柄の少ない印刷を行なったシする場合などのように本機
回転に対して移しと送シを変えたいときには、本機原動
と本装置の間に可変速機構を入れるだけでこれらを完全
に同期させることができ、容易に所望の印刷が得られる
。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の輪転印刷機のインキ装置におけるインキ
移し機構の側面図、第２図ないし第５図は本発明に係る
輪転印刷機のインキ装置の実施例を示し、第２図はイン
キ移し機構の側面図、第３図はインキ移し機構の壺ロー
ラ駆動部の展開断面図、第４図は同じく移しローラ駆動
部の展開断面図、第５図はウオーム式回転伝達装置の一
部破断平面図である。 ３１・・Φ・フレーム、３２・晦・・ウオーム式回転伝
達装置、３５−−・・ウオーム軸、３６・・・・平歯車
、４０・・・・中間歯車、４３・・・・ウオームホイル
軸、４５・・・・カム、４８・―−・駆動レバー、４９
・・・・壺ローフ’％６０拳・・・クラッチ駆動軸、６
１・・・φ揺動レバー、６２Φ・赤・連結ロッド、６５
・・ｅ・一方向クラッチ、６７・・・・アーム軸、６８
・・・・ローラアーム、６９・・・舎移シローラ、Ｔ１
・−・・揺動レバー、７２・拳・・カムレバー７３・・
・・連結ロッド。 特許出願人　小森印刷機械株式会社 代　　理　　人　　山　川　政　樹（ほか１名）１５− 特許庁長官殿　　　　　　　Ｈ＞　　１ｒ５８．躍−５
゜（イ） １、事件の表示 昭和５７年　特　許願第１４９７６４号２、発明の名称 輪転印刷機のインキ装置 ３、補正をする者 事件との関係　　特　　　許　　　出願人名称（氏名）
小森印刷機械株式会社 ５、補正の対象 （１）明細書の発明の詳細な説明の欄 （１１明細書第４頁第８行の「ピストンリング」を「ピ
ストンロッド」と補正する。 （２）同第５頁下から第２行の「ノクツクラッシュヤ」
を「バックラッシュや」と補正する。 （３）同第８頁下から第３行の「ボルト５６によシ」を
削除する。 （４）第３図を別紙の通シ補正する。 以　　上

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 入力軸としてのウオーム軸が平歯車で版胴側と駆動連結
   されたウオーム式回転伝達装置をフレーム側に支持させ
   、その出力軸としてのウオームホイル軸に移しローラ駆
   動カムと壺ローラ駆動レバーとを固定するとともに、移
   しローラ支持アームの揺動中心軸と前記カムの駆動で揺
   動するカムレバーと全リンクで連結し、壺ローラと同志
   でこｎとの間を一方向クラッチで連結された軸と前記壺
   ローラ駆動レバーとをリンクで連結したことを特徴とす
   る輪転印刷機のインキ装置。