JPS5939053Y2 - 自動車ボデ−の水抜き構造 - Google Patents
自動車ボデ−の水抜き構造Info
- Publication number
- JPS5939053Y2 JPS5939053Y2 JP14005079U JP14005079U JPS5939053Y2 JP S5939053 Y2 JPS5939053 Y2 JP S5939053Y2 JP 14005079 U JP14005079 U JP 14005079U JP 14005079 U JP14005079 U JP 14005079U JP S5939053 Y2 JPS5939053 Y2 JP S5939053Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- weather strip
- water
- vehicle body
- drain
- drain hole
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Specific Sealing Or Ventilating Devices For Doors And Windows (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、自動車ボデーの水抜き構造に関する。
従来、実公昭46−1927号公報及び実公昭46−1
928号公報に記載された考案(これらの公報の図面の
第1図及び第2図参照)のように、自動車の前面窓は第
1図に示すように、車体1の突状突き合せ部1aに下面
の凹部2aを嵌め込んで固定したウェザ−ストリップ2
の上面の凹部2bにフロントウィンドガラス3を嵌め込
んで構成されている。
928号公報に記載された考案(これらの公報の図面の
第1図及び第2図参照)のように、自動車の前面窓は第
1図に示すように、車体1の突状突き合せ部1aに下面
の凹部2aを嵌め込んで固定したウェザ−ストリップ2
の上面の凹部2bにフロントウィンドガラス3を嵌め込
んで構成されている。
4及び5は水抜き穴、1bはウェザ−ストリップ2を装
着する車体1に形成されたV字形の水抜き溝、2cは水
抜き穴4及び5と水抜き穴1bとを連通させるように、
ウェザ−ストリップ2に形成された連通部で、これらは
フロントウィンドガラス3の外面とウェザ−ストリップ
2の」二面の凹部2bとの間から、又は車体1の外面と
ウェザ−ストリップ2のリップ部2bとの間から浸入す
る雨水等を排出するためのものである。
着する車体1に形成されたV字形の水抜き溝、2cは水
抜き穴4及び5と水抜き穴1bとを連通させるように、
ウェザ−ストリップ2に形成された連通部で、これらは
フロントウィンドガラス3の外面とウェザ−ストリップ
2の」二面の凹部2bとの間から、又は車体1の外面と
ウェザ−ストリップ2のリップ部2bとの間から浸入す
る雨水等を排出するためのものである。
この構成は、水抜き穴4及び5を設けずに、フロントウ
ィンドがラス3の外面とウェザ−ストリップ2の上面の
凹部2bとの間及び車体1の外面とウェザ−ストリップ
2のリップ部2dとの間にシール材を全面にわたり詰め
込み、雨水等が車室内へ浸入しないようにしたものに比
べ、シール材も少なくて済むことになる。
ィンドがラス3の外面とウェザ−ストリップ2の上面の
凹部2bとの間及び車体1の外面とウェザ−ストリップ
2のリップ部2dとの間にシール材を全面にわたり詰め
込み、雨水等が車室内へ浸入しないようにしたものに比
べ、シール材も少なくて済むことになる。
しかし、ウェザ−ストリップ2が可撓性の材料で形成さ
れていることも加わって、上面の凹部2bにフロントウ
ィンドガラス3を嵌め込んだ場合には、ウェザ−ストリ
ップ2のリップ部2d下端と水抜き溝1bの下端との寸
法りが正確に所望の寸法に仕上り難く、これが小さい場
合には排水が円滑でなくなり、逆に大きい場合には雨天
走行中や洗車中時に、ここから雨水等が浸入し、車体1
の突状突き合せ部1aを乗り越えて車室内に漏れ出し、
特に取付時の位置ずれ等により、水抜き穴4又は5と車
体1の水抜き溝1bが一致する場合には、雨水等がとり
わけ浸入し易くなるという欠点があった。
れていることも加わって、上面の凹部2bにフロントウ
ィンドガラス3を嵌め込んだ場合には、ウェザ−ストリ
ップ2のリップ部2d下端と水抜き溝1bの下端との寸
法りが正確に所望の寸法に仕上り難く、これが小さい場
合には排水が円滑でなくなり、逆に大きい場合には雨天
走行中や洗車中時に、ここから雨水等が浸入し、車体1
の突状突き合せ部1aを乗り越えて車室内に漏れ出し、
特に取付時の位置ずれ等により、水抜き穴4又は5と車
体1の水抜き溝1bが一致する場合には、雨水等がとり
わけ浸入し易くなるという欠点があった。
また上記実公昭46−1927号公報に記載された考案
(公報の第3図及び第4図参照)にお・いては、ウェザ
−ストリップの上面凹部より下面に至る水抜き孔をあけ
るとともに、前面垂下部の内側にえぐり部を設け、また
上記実公昭46−1928号公報に記載された考案(公
報の第3図及び第4図参照)においては、ウェザ−スト
リップの上面凹部より下面に至る水抜き孔をあけるとと
もに、前面垂下部の内側に部分的に凸部を設けているが
、これらの構造においても、通常の雨水の浸入は防止で
きるが、例えば洗車時や豪雨中の高速走行時などにおい
ては、強烈な水滴がウェザ−ストリップの下端を直撃す
るので、水抜き溝の下部から水が内部に浸入する恐れが
あった。
(公報の第3図及び第4図参照)にお・いては、ウェザ
−ストリップの上面凹部より下面に至る水抜き孔をあけ
るとともに、前面垂下部の内側にえぐり部を設け、また
上記実公昭46−1928号公報に記載された考案(公
報の第3図及び第4図参照)においては、ウェザ−スト
リップの上面凹部より下面に至る水抜き孔をあけるとと
もに、前面垂下部の内側に部分的に凸部を設けているが
、これらの構造においても、通常の雨水の浸入は防止で
きるが、例えば洗車時や豪雨中の高速走行時などにおい
ては、強烈な水滴がウェザ−ストリップの下端を直撃す
るので、水抜き溝の下部から水が内部に浸入する恐れが
あった。
本考案は、」1記した従来技術の欠点を除くためなされ
たもので、その目的とするところには、雨天走行中や洗
車時に水抜き部から雨水等が浸入するのを極めて簡単な
構造により防止することである。
たもので、その目的とするところには、雨天走行中や洗
車時に水抜き部から雨水等が浸入するのを極めて簡単な
構造により防止することである。
要するに本考案は、フロントウィンドガラスを取り付け
るためのウェザ−ストリップに水抜き穴を設け、該ウェ
ザ−ストリップを装着する車体に前記水抜き穴に連通す
る水抜き溝を設けたものにおいて、前記ウェザ−ストリ
ップの下端及びコーナパネルの上端とに夫々オーバラッ
プして前記水抜き溝を架橋するようにテープ状のカバー
を貼着してなることを特徴とするものである。
るためのウェザ−ストリップに水抜き穴を設け、該ウェ
ザ−ストリップを装着する車体に前記水抜き穴に連通す
る水抜き溝を設けたものにおいて、前記ウェザ−ストリ
ップの下端及びコーナパネルの上端とに夫々オーバラッ
プして前記水抜き溝を架橋するようにテープ状のカバー
を貼着してなることを特徴とするものである。
以下本考案を図面に示す実施例に基いで説明する。
6はキャブオーバエンジンタイプの車輌の前方部、7は
フロントウィンドガラス、8は車体9に対して着脱自在
なコーナパネルである。
フロントウィンドガラス、8は車体9に対して着脱自在
なコーナパネルである。
第3図、第4図を参照して、10はウエザースI・リッ
プで、車体9の突状突き合せ部9aに下面の凹部10a
が嵌め込まれて固定され、フロントウィンドガラス7は
、該ウェザ−ストリップの上面の凹部10bに嵌め込ま
れている。
プで、車体9の突状突き合せ部9aに下面の凹部10a
が嵌め込まれて固定され、フロントウィンドガラス7は
、該ウェザ−ストリップの上面の凹部10bに嵌め込ま
れている。
10cはウェザ−ストリップ1゜に形成された水抜き穴
で、ウェザ−ストリップ1゜を装着する車体9に形成さ
れた水抜き溝9bの上方に位置している。
で、ウェザ−ストリップ1゜を装着する車体9に形成さ
れた水抜き溝9bの上方に位置している。
11は薄いテープ状のカバーで、ウェザ−ストリップの
リップ部10dにより保護されるか、又はそれ自体の粘
着力で水抜き溝9bの露出部の上部を覆い、下端部がコ
ーナパネル8の上端よりも下方に位置するように取り付
けられている。
リップ部10dにより保護されるか、又はそれ自体の粘
着力で水抜き溝9bの露出部の上部を覆い、下端部がコ
ーナパネル8の上端よりも下方に位置するように取り付
けられている。
即ち、換言すればテープ状のカバー11にはビニール等
の薄膜からなる粘着テープを用いればよく、該カバーは
ウェザ−ストリップ1oの下端10e及びコーナパネル
8の上端8aとに夫々オーバラップして第4図に示すよ
うに水抜き溝9bを架橋するように貼着されるものであ
る。
の薄膜からなる粘着テープを用いればよく、該カバーは
ウェザ−ストリップ1oの下端10e及びコーナパネル
8の上端8aとに夫々オーバラップして第4図に示すよ
うに水抜き溝9bを架橋するように貼着されるものであ
る。
図示のものは説明上板厚が大きくなっているが、実際に
は厚さは非常に簿いものが用いられる。
は厚さは非常に簿いものが用いられる。
また該カバー11は下塗り工程である電着塗装後に貼着
されて取り付けられるので、取付は後車体9と同色に塗
装することもできる。
されて取り付けられるので、取付は後車体9と同色に塗
装することもできる。
本考案は、」1記のように構成されており、以下その作
用について説明すると、雨天の走行中や洗車時にお゛い
て、雨水等は、コーナパネル8及びカバー11により妨
げられるので、水滴が水抜き溝9bを直撃することが完
全に防止され、該水抜き溝から水が浸入することはなく
、従って従来例のように雨水等が車体9の突状突き合せ
部9aを乗り越えて車室内に浸入することはない。
用について説明すると、雨天の走行中や洗車時にお゛い
て、雨水等は、コーナパネル8及びカバー11により妨
げられるので、水滴が水抜き溝9bを直撃することが完
全に防止され、該水抜き溝から水が浸入することはなく
、従って従来例のように雨水等が車体9の突状突き合せ
部9aを乗り越えて車室内に浸入することはない。
本考案は、上記のように構成され、作用するものである
から、雨天の走行中や洗車時に水抜き部から雨水等が車
室内に浸入するのを防止することができ、フロントウィ
ンド付近の金属製部材は、錆等の発生が抑制されて、こ
れら部材の耐久性が向上する等種々の優れた効果が得ら
れるものであり、その構造は極めて簡単であるから実用
上その価値が大きい考案である。
から、雨天の走行中や洗車時に水抜き部から雨水等が車
室内に浸入するのを防止することができ、フロントウィ
ンド付近の金属製部材は、錆等の発生が抑制されて、こ
れら部材の耐久性が向上する等種々の優れた効果が得ら
れるものであり、その構造は極めて簡単であるから実用
上その価値が大きい考案である。
第1図は従来例に係る自動車ボデーの水抜き構造を示す
斜視断面図、第2図乃至第4図は本考案の実施例に係り
、第2図は自動車ボデーの外観斜視図、第3図は第2図
の■−■矢視縦断面図、第4図は第3図のIV−IV矢
視縦断面図である。 7はフロントウィンドガラス、8はコーナパネル、8a
は上端、9は車体、9bは水抜き溝、10はウェザ−ス
トリップ、10cは水抜き穴、10eは下端、11はカ
バーである。
斜視断面図、第2図乃至第4図は本考案の実施例に係り
、第2図は自動車ボデーの外観斜視図、第3図は第2図
の■−■矢視縦断面図、第4図は第3図のIV−IV矢
視縦断面図である。 7はフロントウィンドガラス、8はコーナパネル、8a
は上端、9は車体、9bは水抜き溝、10はウェザ−ス
トリップ、10cは水抜き穴、10eは下端、11はカ
バーである。
Claims (1)
- フロントウィンドガラスを取り付けるためのウェザ−ス
トリップに水抜き穴を設け、該ウェザ−ストリップを装
着する車体に前記水抜き穴に連通する水抜き溝を設けた
ものにおいて、前記ウェザ−ストリップの下端及びコー
ナパネルの上端とに夫々オーバラップして前記水抜き溝
を架橋するようにテープ状のカバーを貼着してなること
を特徴とする自動車ボデーの水抜き構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14005079U JPS5939053Y2 (ja) | 1979-10-09 | 1979-10-09 | 自動車ボデ−の水抜き構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14005079U JPS5939053Y2 (ja) | 1979-10-09 | 1979-10-09 | 自動車ボデ−の水抜き構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5657117U JPS5657117U (ja) | 1981-05-18 |
JPS5939053Y2 true JPS5939053Y2 (ja) | 1984-10-31 |
Family
ID=29371395
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14005079U Expired JPS5939053Y2 (ja) | 1979-10-09 | 1979-10-09 | 自動車ボデ−の水抜き構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5939053Y2 (ja) |
-
1979
- 1979-10-09 JP JP14005079U patent/JPS5939053Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5657117U (ja) | 1981-05-18 |
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