JPS5938876B2 - 鍛接管の製造方法 - Google Patents
鍛接管の製造方法Info
- Publication number
- JPS5938876B2 JPS5938876B2 JP351481A JP351481A JPS5938876B2 JP S5938876 B2 JPS5938876 B2 JP S5938876B2 JP 351481 A JP351481 A JP 351481A JP 351481 A JP351481 A JP 351481A JP S5938876 B2 JPS5938876 B2 JP S5938876B2
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- amount
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Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、鑞接管の製造において、スケルプ巾変動に
よつて生ずるアプセツト量変化をロールギャップにより
制御し、常に一定のアプセツト量で製管し安定した鑞接
品質を得ることを目的とする鑞接管の製造方法に関する
。
よつて生ずるアプセツト量変化をロールギャップにより
制御し、常に一定のアプセツト量で製管し安定した鑞接
品質を得ることを目的とする鑞接管の製造方法に関する
。
鑞接管は周知の如く、帯鋼を所定の温度に加熱し、成形
鑞接機により曲げ成形と鑞接が行われて製造される。
鑞接機により曲げ成形と鑞接が行われて製造される。
第1図は鑞接管の製造工程を示すもので、帯鋼1はルー
プフロアから予熱炉2に入り、l往復したのち加熱炉3
に入る。加熱炉で鑞接温度まで加熱された帯鋼は抽出後
ただらに成形鑞接機4に入る。成形鑞接機は数ないし十
数スタンドから成るが、第1スタンド(成形コール)(
4−1)でほとんどの曲げ成形が完了し、第2スタンド
(鑞接ロール)(4−2)で鑞接される。第3スタンド
(4−3)以降では絞り加工が行われる。5はピンチロ
ール、6はエッジ切削機、Tはリターンドラムである。
プフロアから予熱炉2に入り、l往復したのち加熱炉3
に入る。加熱炉で鑞接温度まで加熱された帯鋼は抽出後
ただらに成形鑞接機4に入る。成形鑞接機は数ないし十
数スタンドから成るが、第1スタンド(成形コール)(
4−1)でほとんどの曲げ成形が完了し、第2スタンド
(鑞接ロール)(4−2)で鑞接される。第3スタンド
(4−3)以降では絞り加工が行われる。5はピンチロ
ール、6はエッジ切削機、Tはリターンドラムである。
鑞接管の製造において、鑞接管の品質を決定する主要因
子であるアプセツト量は、第2スタンドのロール孔型直
径と加熱炉抽出後のスケルプ巾によつて決定され、その
値が甫に一定で安定していることが重要である。
子であるアプセツト量は、第2スタンドのロール孔型直
径と加熱炉抽出後のスケルプ巾によつて決定され、その
値が甫に一定で安定していることが重要である。
このアプセツト量は一般に、下記式で求められる。1.
02W−π(D−1.02を) w:スケルル D:第2スタンドロール平均直径を:スケルプ肉厚1.
02:熱膨張代 そして、第2スタンドのロールギャップ量によりDを変
えて適正アプセツト量を計算する。
02W−π(D−1.02を) w:スケルル D:第2スタンドロール平均直径を:スケルプ肉厚1.
02:熱膨張代 そして、第2スタンドのロールギャップ量によりDを変
えて適正アプセツト量を計算する。
ここでスケルプ巾Wについては公称巾が使用される。と
ころが、約1500℃の加熱炉内を通板され約1300
℃に加熱された成形直前のスケルプ巾は、エッジ切削抵
抗や自重等によるバックテンションの影響によつて大き
く変動することがこの発明者によつて明らかとなつた。
第2図はこの発明者による従来のスケルプ巾変動調査結
果である。
ころが、約1500℃の加熱炉内を通板され約1300
℃に加熱された成形直前のスケルプ巾は、エッジ切削抵
抗や自重等によるバックテンションの影響によつて大き
く変動することがこの発明者によつて明らかとなつた。
第2図はこの発明者による従来のスケルプ巾変動調査結
果である。
すなわら、この結果は、エッジ切削時におけるリターン
ドラム負荷電流値と加熱炉出口スケルプ巾の関係を示し
たもので、図中O印はエッジ切削を実施しなかつた場合
のスケルプ巾で、変動量は極めて小さいが、エッジ切削
を実施すると、O印で示されるように加熱炉出口スケル
プ巾は大きく変動することがわかる。しかしながら、従
来はこのスケルプ巾の変動が考慮されずにアプセツト量
が計算されていたため、鑞接部形状が安定せず鑞接品質
の低下をもたらしていた。この発明は、上記スケルプ巾
の変動による品質の低下を防止するためになされたもの
で、安定した鍛接品質が得られる鍛接管の製造方法を提
案するものである。この発明は、加熱炉から抽出される
スケルブ巾を成形鍛接機前で光学的または機械的検出手
段により測定し、その実測値によりスケルプ巾変動量を
求め、その変動量に応じて鍛接ロール(第2スタンド)
でのアプセツト量が常に一定となるようにロールギヤツ
プ量を制御することを特徴とするものである。
ドラム負荷電流値と加熱炉出口スケルプ巾の関係を示し
たもので、図中O印はエッジ切削を実施しなかつた場合
のスケルプ巾で、変動量は極めて小さいが、エッジ切削
を実施すると、O印で示されるように加熱炉出口スケル
プ巾は大きく変動することがわかる。しかしながら、従
来はこのスケルプ巾の変動が考慮されずにアプセツト量
が計算されていたため、鑞接部形状が安定せず鑞接品質
の低下をもたらしていた。この発明は、上記スケルプ巾
の変動による品質の低下を防止するためになされたもの
で、安定した鍛接品質が得られる鍛接管の製造方法を提
案するものである。この発明は、加熱炉から抽出される
スケルブ巾を成形鍛接機前で光学的または機械的検出手
段により測定し、その実測値によりスケルプ巾変動量を
求め、その変動量に応じて鍛接ロール(第2スタンド)
でのアプセツト量が常に一定となるようにロールギヤツ
プ量を制御することを特徴とするものである。
以下、この発明の一実施例を第3図に基いて説明すると
、加熱炉3で鍛接温度(約1300℃)まで加熱された
帯鋼1は、成形鍛接機に入る前に加熱炉直後に設置され
た巾計10によりスケルプ巾が測定され、つぎに演算装
置11によりスケルプ巾測定値と公称巾との差、すなわ
らスケルプ巾変動量と、その変動量に応じて下記式によ
り、アプセツト量が一定になるためのロールギヤツプが
求められる。
、加熱炉3で鍛接温度(約1300℃)まで加熱された
帯鋼1は、成形鍛接機に入る前に加熱炉直後に設置され
た巾計10によりスケルプ巾が測定され、つぎに演算装
置11によりスケルプ巾測定値と公称巾との差、すなわ
らスケルプ巾変動量と、その変動量に応じて下記式によ
り、アプセツト量が一定になるためのロールギヤツプが
求められる。
そして、上記ロールギヤツプCになるように、すなわち
アプセツト量が一定となるようにロールギヤツプ自動調
整装置12により鍛接ロール(4−2R)のロールギヤ
ツプが調整される。
アプセツト量が一定となるようにロールギヤツプ自動調
整装置12により鍛接ロール(4−2R)のロールギヤ
ツプが調整される。
なお、スケルプ巾の測定方法は、特に限定するものでは
ないが、普通は鋼板製造において広く適用されている巾
計を用いる。
ないが、普通は鋼板製造において広く適用されている巾
計を用いる。
上記したこの発明法によれば、常にアプセツト量一定で
鍛接することができるので、安定した鍛接品質を得るこ
とができる。
鍛接することができるので、安定した鍛接品質を得るこ
とができる。
次に、この発明法をJIS−SGP−50A鍛接管の製
造に適用し、その製造された鍛接管について90度内径
偏平率を求めた結果を、この発明法を適用しない従来法
により製造された同一鍛接管と比較して第4図に示す。
造に適用し、その製造された鍛接管について90度内径
偏平率を求めた結果を、この発明法を適用しない従来法
により製造された同一鍛接管と比較して第4図に示す。
同図aは従来法、bは本発明法を示す。図表中、Nは個
数、Xは平均値、σは標準偏差値である。また第1表は
、その鍛接管について品質試験を行つた結果を示す。
数、Xは平均値、σは標準偏差値である。また第1表は
、その鍛接管について品質試験を行つた結果を示す。
第4図および第1表の結果より、この発明法によれば偏
平率の高い鍛接管が得られる上、良好な鍛接品質が得ら
れることが判明した。
平率の高い鍛接管が得られる上、良好な鍛接品質が得ら
れることが判明した。
この発明は上記のごとく、スケルプ巾変動によつて生ず
る鍛接ロールでのアプセツト量変化をロールギヤツプに
より制御し常に一定のアプセツト量で製管する方法であ
るから、品直良好な鍛接管を製造することができ、また
その実施においても公知の装置を使つて既設の鍛接管製
造装置に容易に適用し得る利点もあり、鍛接管の製造に
大なる効果を奏するものである。
る鍛接ロールでのアプセツト量変化をロールギヤツプに
より制御し常に一定のアプセツト量で製管する方法であ
るから、品直良好な鍛接管を製造することができ、また
その実施においても公知の装置を使つて既設の鍛接管製
造装置に容易に適用し得る利点もあり、鍛接管の製造に
大なる効果を奏するものである。
第1図は鍛接管の製造工程を示す説明図、第2図は鍛接
管製造におけるリターンドラム電流負荷値と炉出口スケ
ルプ巾の関係を示す図表、第3図はこの発明の一゛実施
例を示す説明図、第4図は同上実施例の結果を示す図表
である。 1・・・・・・帯鋼、2・・・・・・予熱炉、3・・・
・・・加熱炉、4・・・・・・成形鍛接機、4−1・・
・・・・第1スタンド、4一2・・・・・・第2スタン
ド、4−2R・・・・・・鍛接ロール、4−3・・・・
・・第3スタンド、5・・・・・・ピンチロール、6・
・・・・・エツジ切削機、7・・・・・・リターンドラ
ム、10・・・・・・巾計、11・・・・・・演算装置
、12・・・・・・口ールギヤツプ自動調整装置、C・
・・・・・ロールギヤツプ。
管製造におけるリターンドラム電流負荷値と炉出口スケ
ルプ巾の関係を示す図表、第3図はこの発明の一゛実施
例を示す説明図、第4図は同上実施例の結果を示す図表
である。 1・・・・・・帯鋼、2・・・・・・予熱炉、3・・・
・・・加熱炉、4・・・・・・成形鍛接機、4−1・・
・・・・第1スタンド、4一2・・・・・・第2スタン
ド、4−2R・・・・・・鍛接ロール、4−3・・・・
・・第3スタンド、5・・・・・・ピンチロール、6・
・・・・・エツジ切削機、7・・・・・・リターンドラ
ム、10・・・・・・巾計、11・・・・・・演算装置
、12・・・・・・口ールギヤツプ自動調整装置、C・
・・・・・ロールギヤツプ。
Claims (1)
- 1 加熱炉から抽出されたスケルプ巾を測定し、その測
定値と公称巾とを比較してスケルプ巾変動量を求め、そ
の変動量に応じて鍛接ロールでのアプセツト量が一定と
なるように前記鍛接ロールギャップを制御することを特
徴とする鍛接管の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP351481A JPS5938876B2 (ja) | 1981-01-12 | 1981-01-12 | 鍛接管の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP351481A JPS5938876B2 (ja) | 1981-01-12 | 1981-01-12 | 鍛接管の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57115990A JPS57115990A (en) | 1982-07-19 |
JPS5938876B2 true JPS5938876B2 (ja) | 1984-09-19 |
Family
ID=11559464
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP351481A Expired JPS5938876B2 (ja) | 1981-01-12 | 1981-01-12 | 鍛接管の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5938876B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CA2750073A1 (en) | 2009-02-05 | 2010-08-12 | Gardner Denver Nash, Llc | Liquid ring pump with liner |
-
1981
- 1981-01-12 JP JP351481A patent/JPS5938876B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57115990A (en) | 1982-07-19 |
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