JPS5938160Y2 - 柿の脱渋装置 - Google Patents

柿の脱渋装置

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JPS5938160Y2
JPS5938160Y2 JP17695179U JP17695179U JPS5938160Y2 JP S5938160 Y2 JPS5938160 Y2 JP S5938160Y2 JP 17695179 U JP17695179 U JP 17695179U JP 17695179 U JP17695179 U JP 17695179U JP S5938160 Y2 JPS5938160 Y2 JP S5938160Y2
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JP
Japan
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cover
airtight
circumferential
persimmon
hem
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Application number
JP17695179U
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JPS5693194U (ja
Inventor
倍敏 小谷
吉則 山本
Original Assignee
岩谷産業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は柿の脱渋装置に関するものである。
炭酸ガス脱渋方法は大量の柿を高能率で脱渋処理できる
ので、近年各所で適用されつつあるが、このための炭酸
ガス脱渋装置には、炭酸ガス充填及び加温の為、断熱・
気密構造の脱渋室が必要で、この脱渋室は一般に二重の
テント式のカバーで形成されているが、室内への柿収納
容器の搬出入の為、カバーの局面を開閉する必要がある
従来のものでは、内側の気密カバーは引上げ索を電動機
の動力で巻揚げる構造であったが、外側の断熱カバーは
断熱材内装の為に可撓性が十分でなかったので、機械的
に巻揚げることが出来ず、四隅のファスナーを開いた後
、数人係りで手で巻揚げて縛り付ける構造であった。
この従来装置の場合、周面カバーの開閉に多くの時間と
労力を要すること、又高さ3〜4m位置での高所作業を
伴って危険であること、又気密カバーの裾部が垂れ下り
柿容器搬出人の邪魔になると同時にカバーが破損し易い
こと、などの欠点があった。
本考案は、上記の問題を解決する為に、断熱周面カバ一
部を蛇腹式に上下伸縮可能にし、断熱周面カバ一部と気
密周面カバ一部とを引上げ装置で裾部から引上げて開放
可能にするとともに、引上げられた断熱周面カバ一部及
び気密周面カバ一部を各々のカバー畳上げ具に積載支承
させるようにすることを特徴とするものである。
次に、本考案の実施例を図に基き説明する。
第1図に示すように、脱渋装置1の脱渋室2は、平伺略
正方形状とし、その上面及び周面を気密カバー5で、下
面を床壁6で気密に取囲み、この気密カバー5のすぐ外
側を断熱カバー4で取囲んで形成する。
断熱カバー4の上筋カバ一部4aは梁3aに固定の上面
枠11の下面に付設し、その周面カバ一部4bは蛇腹状
に上下伸縮可能に形成してその下端の全周に軽量口型鋼
の縁取枠12を付設する。
脱渋室2内の床壁6を凹設の注入室7に炭酸ガス注入口
1aを設け、又室内中央部には室内雰囲気をヒーター8
aとフロア−8bで加温循環させる加温装置8を配置す
る。
上面カバ一部4a、5aの中央部には、水封式に開度調
節可能な空気追出し孔9を設ける。
二重の周面カバ一部4b 、5bは室内に柿容器10を
搬出入する為に次のように引上げ穴開閉可能に形成され
る。
断熱材入りの断熱カバー4の周面カバ一部4bは二枚の
合成樹脂膜の間に断熱材を断続的に内装して蛇腹状に折
り畳可能に形成し、気密カバー5は可撓性のある合成樹
脂膜で形成する。
この局面カバ一部4bの内面の一定高さ間隔の曲折部分
の角端には軽量鋼管製の保形材13が付設される。
内側の気密カバー5の局面カバ一部5bの外側上端には
全周に亘る前枠14が付設され、この前枠14は上面枠
11に固定される。
この前枠14により気密カバ−50上面カバ一部5aは
縁取りされて展張され、周面カバ一部5bはとの前枠1
4で支承され下方に鉛直に吊り下げられて床壁6に達し
、その下端部5cは床壁6下に凹設の全周に亘る周溝1
5内の水中に没して周面カバ一部5bと床壁6境界の気
密構造を形成する。
尚、下端部5cの最下端には錘用の金属片を縫い込んで
水没を確実にする。
円周面カバ一部4b、5bは全周8本即ち各側面2本ず
つの引上げ索16で上下伸縮開閉されるが、この両周面
カバ一部4b、5b間に位置する引上げ索16の下端は
、縁取枠12の上面に固定の口型鋼片17に設けた吊上
部18に固着され、又この引上げ索16は梁3aに固定
のシープ19で方向切換かつ案内されて引上げ装置20
のドラム20aに巻取られ又巻戻される。
lた、縁取枠12は床壁6直上で係止するので、引上げ
索16は縁取枠12等の重量により緊張状態を維持する
局面カバ一部4bの内面の保形材13の内側面に固着の
半環状の引上げ通し部21に引上げ索16を通して形成
することにより、周面カバ一部4bが引上げ索16で案
内拘束される。
また、円周面カバ一部4b 、5bを上昇させる場合に
、引上げ索16をドラム20aに巻取って縁取枠12を
上昇させるが、この時折り畳まれた周面カバ部4bを支
承し積載させる為のカバー管上げ具22を全周に亘って
略等間隔で縁取枠12の外側面に水平に固着するととも
に、気密カバー5の裾部外面す全周に付設の縁取管23
と縁取枠12とを縁取枠12の内側面に固着の水平のカ
バー管上げ具24で連結する。
また、カバー管上げ具24のない所にはカバー管上げ具
24と同様の受上げ具を縁取枠12に固着せずに形成し
て、引上げ時に周面カバ一部5bを支持させる。
更に、局面カバ一部5bの垂落ち防止の為、各保形材1
3とその下方の局面カバ一部5bとを素状の垂落ち防止
具26で連結する。
第4図に示すように、8本の引上げ索16は素孔27か
ら上面カバ一部4aの上方へ導出され、シープ19を介
して引上げ装置20のドラム20.aに巻取られるが、
引上装置20は電動式の巻取装置とし、ドラム20aと
回転駆動用の1台の電動機20cで形成され、ドラム2
0aは鋼管製とし、この外面に鍔を付設して素巻取部2
0bを形成し、又その両端部を軸受20dで支承し支持
材20eにより梁3aに固定するとともに、梁3aに支
承された電動機20cの出力軸とドラム20a端部をチ
ェーン20fで連動連結する。
尚、断熱カバー4は2枚の合成樹脂製の膜の間に、ウレ
タン樹脂等の断熱材を内装し、膜はアルミニウム微細片
混入の反射性を有する樹脂で形成することにより、断熱
性の優れたものとする。
気密カバー5はナイロン系合成樹脂等の膜で形成するこ
とにより、気密性が優れかつ丈夫なものとする。
円周面カバ一部4b 、5bを上昇させて開く場合、引
上げ装置20の電動機20cの駆動力どドラム20aが
回転し8本の引上げ索16を同速度で巻取り、これに応
じて縁取枠12が全周に亘って一様の速度で上昇する。
この時、周面カバ一部4bは下端側から順々にカバー管
上げ具22で支えられて折り畳まれ、周面カバ一部5b
は縁取管23の上昇でその裾部が上昇していくが、垂落
ち防止具26で周面カバ一部4bと連通されている為、
下端部5cを除き縁取管23より下方に垂れ下ることな
くカバー管上げ具24に支えられてつづら折り状に多層
に重り合い乍ら上昇していく。
下降時には、上記の逆に縁取枠12を下降させれば、円
周面カバ一部4b、5bは順々に重なり合いがほぐれて
いく。
最後に床壁6の直上で縁取枠12を停止させれば周面カ
バ一部5bの下端部5cは周溝15の水中に没し、密閉
構造の脱渋室2となる。
上記の本考案の実施例の変形例としてその一部を次のよ
うに変更することができる。
(イ)第5図に示すように、気密カバー5のカバー畳上
げ具24を縁取枠12から分離して形成上、気密カバー
引上げ索36を新たに設け、この気密カバー引上げ索3
6を高さ方向一定間隔毎に気密カバー5の外側に設けた
索通し部37を通してその下端を縁取管23に固定し、
他端はシープ38を介して気密カバー専用の引上げ装置
(図示省略)のドラムに巻装固定する。
又、この場合垂落ち防止具は設けない。
各辺2本全周8本の気密カバー引上げ索36をドラムに
巻き取ると、縁取管23が全周に亘って一様に上昇し、
気密カバー5の周面カバ一部5bはその裾部から開放し
ていくが、索通し部37で気密カバー引上げ索36に拘
束されるので垂れ下ることなくつづら折り状に重複し上
昇開放する。
このように形成する場合には、円周面カバ一部4b、5
bを同時に若しくは別々に昇降開閉することができる。
(ロ)第6図、第1図に示すように、内外二重の気密膜
30.31の間に断熱材32を高さ方向に一定間隔毎に
断続させて内装し、断熱材32が一定間隔毎に欠除する
部分で両気密膜30.31同士を接合するとともに、こ
の接合部33で外側の気密膜30を重複接着させて外側
へ伸した取付片34を設けて形成した断熱気密膜で周面
カバ一部すと同様の断熱気密膜で上面カバ一部aを形成
する。
上面カバ一部aは梁3aに固定の上面枠11に上記の取
付片34を固縛して付設し、周面カバ一部すは上面枠1
1の周辺部分から下方へ床壁6直上まで蛇腹状に垂下さ
せ、その下端部近くの外側には縁取枠12を取付ける。
局面カバ一部すの外側の曲折内端の取付片34を軽量鋼
管製の保形材13に巻いて紐35で固縛し、又この保形
材13の外側面には半環状の引上げ通し部21を付け、
引上げ装置からの引上げ索16をtの引上げ通し部21
をくぐらせて下方に伸し、縁取枠12の上部に固定する
縁取枠12の内側面にカバー畳上げ具35を水平に固着
する。
尚、周面カバ一部すの下端は周溝15に水没させて気密
構造を形成する。
引上げ装置の駆動で引上げ索16を上方に引上げると、
縁取枠12が全周に亘って一様の速度で上昇し、周面カ
バ1部すはその裾部から順々にカバー畳上げ具35上に
積載支承され乍ら開放していく。
この場合、縁取枠12が全周四辺に亘って連結されてい
るので、カバー畳上ケ具65は水平状態を維持する。
本考案は上記のように構成されるので、次のような効果
を奏する。
(1)断熱カバーの周面カバ一部を蛇腹状に上下伸縮可
能にし、引上げ装置で開閉し得るように形成したので、
断熱カバーの周面カバ一部及び気密カバーの周面カバ一
部を同時若しくは別々に全周に亘って一様に安全に楽に
開閉し得る。
(2)円周面カバ一部を引上げて開放する場合に、円周
面カバ一部を積載支承するカバー畳上げ具を形成したの
で、円周面カバ一部が下方に垂れ落ちないから、柿容器
搬出人の作業の邪魔にならずしかも破損しなくなる。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の実施例を示し、第1図は要部縦断正面図、
第2図は周面カバー引上げ状態の第1図相当部分図、第
3図は第1図の部分拡大図、第4図は第1図のI−I線
断部分平面図、第5図は別実施例の第1図相当部分図、
第6図、第7図は他の別実施例を示し、第6図は第1図
相当部分図、第7図は第6図の部分拡大図である。 2・・・・・・脱渋室、4・・・・・・断熱カバー(4
a・・・・・・上面カバー、4b・・・・・・周面カバ
ー)、5・・・・・・気密カバー(5a・・・・・・上
面カバー、5b・・・・・・周面カバー)、6・・・・
・・床壁、20・・・・・・引上げ装置、20c・・・
・・・電動機、22・・・・・・断熱カバーのカバー畳
上げ具、24・・・・・・気密カバーのカバー畳上ケ具
、30,31・・・・・・気密膜、32・・・・・・断
熱材、a・・・・・・上面カバーb・・・・・・周面カ
バー。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)脱渋処理しようとする脱渋室2の上面及び周面を
    気密カバー5で、下口を床壁6で気密に取囲み、気密カ
    バー5の上面カバ一部5a及び周面カバ一部5bの外側
    を断熱カバー4の上面カバ一部4a及び周面カバ一部4
    bでそれぞれ覆い、気密周面カバ一部5bを柔軟に撓曲
    できる合成樹脂膜で形成し、断熱局面カバ一部4bを蛇
    腹状に上下伸縮可能に構成し、気密周面カバ一部5bを
    引上げ装置20で裾部からの引上げにより開放可能にす
    るとともに、その裾部近くにカバー畳上げ具24を付設
    し、渣た、断熱周面カバ一部4bを引上げ装置20で裾
    部からの引上げにより開放可能にするとともに、その裾
    部にカバー畳上げ具22を付設した事を特徴とする柿の
    脱渋装置。
  2. (2)実用新案登録請求の範囲第1項に記載した柿の脱
    渋装置において、内外二重の気密膜31゜300間に断
    熱材32を高さ方向に断続的に内装し、断熱材32が適
    当間隔毎に欠除する部分で両気密膜31.30同士を接
    合することにより、断熱周面カバ一部すを形成したもの
  3. (3)実用新案登録請求の範囲第1項又は第2項に記載
    した柿の脱渋装置において、断熱局面カバ一部4b及び
    気密局面カバ一部5bを一台のモーター20cで同時に
    開閉駆動するように構成したもの。
JP17695179U 1979-12-19 1979-12-19 柿の脱渋装置 Expired JPS5938160Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS5693194U JPS5693194U (ja) 1981-07-24
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