JPS5936884Y2 - 電磁マグネツト - Google Patents

電磁マグネツト

Info

Publication number
JPS5936884Y2
JPS5936884Y2 JP10497575U JP10497575U JPS5936884Y2 JP S5936884 Y2 JPS5936884 Y2 JP S5936884Y2 JP 10497575 U JP10497575 U JP 10497575U JP 10497575 U JP10497575 U JP 10497575U JP S5936884 Y2 JPS5936884 Y2 JP S5936884Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
iron core
leg
movable iron
magnetic pole
area
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP10497575U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5218952U (ja
Inventor
一博 合田
Original Assignee
富士通株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 富士通株式会社 filed Critical 富士通株式会社
Priority to JP10497575U priority Critical patent/JPS5936884Y2/ja
Publication of JPS5218952U publication Critical patent/JPS5218952U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS5936884Y2 publication Critical patent/JPS5936884Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electromagnets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は電磁マグネツ1へ、特に励磁電力を小さくする
ことができる電磁マグネッI・に関するものである。
ラインプリンタ等に於ける電磁マグネットは、動作時間
の正確さと、繰返し動作時間の短いことが要求されるも
のであり、又多数の電磁マグネットが配置される関係上
、励磁電力が小さいことも要望される。
従来ラインプリンタ等に用いられる電磁マグネットは、
例えば第1図に示す構成を有するものであり、はぼU字
状の鉄心1の磁極1a。
1bにコイル4a、4bが設けられ、磁極1a。
1bに吸引される可動鉄心2は支持片5に固定され、こ
の支持片5と鉄心1に固定した腕片1Cとをピン3で枢
着し、支持片5の右端にハンマ(図示せず)が形成され
ているものである。
このように鉄心1と可動鉄心2との対向間隙は2個所で
あり、その対向面積が同一であれば磁気吸引力も同じも
のとなるが、この吸引力を回動トルクに変換し、回動ス
トロークとの積として外部にエネルギが取出される。
この場合、磁極1a。1bの吸引力をFl 、F2 、
枢着点がら吸引中心までの距離をrl、F2とすると、
トルクTはT=r1F1+r2F2 となり、又この吸引力を発生させる為の磁束Φは、起磁
力をUとすると、 となる。
なおΣRは、鉄心1と可動鉄心2との磁気抵抗Rf及び
対向間隙δ1,62の磁気抵抗R,,R2の1総和であ
り、それぞれの面積をS。
、Sl、S2、鉄心の透磁率をμ、対向間隙の透磁率を
μgとすると、次のように表わされる。
通常各部の面積S。
、Sl、S2はそれぞれ同一の面積Sであり、又対向間
隙全体の磁気抵抗を特徴とする特許 となり、吸引力F1.F2を発生させることについて、
対向間隙δ1.δ2は等価であるか゛、トルクとして外
部に取出す場合、モーメントの腕の長さrl。
r2によって重み付けされ、腕の長さの長い外側の方の
比重が大きくなる。
このようなことは、吸引力を角加速度として、可動鉄心
2の等価質量を加速する場合、磁気側からみて等価の吸
引力がトルクに変換されたとき、異なる重み付けによっ
て出力側の特性が低下することになる。
本考案は、モーメントの腕の長い部分での吸引力を大に
し、且つ磁気抵抗を低下させて励磁電力を小にし得るよ
うにすることを目的とするものである。
以下実施例について詳細に説明する。第2図は、本考案
の一実施例の側面図であり、鉄心11は、コイル14を
設けてその一端を磁極11aとした一方の脚部と、磁極
11 bと枢着部11 Cとを形成した他方の脚部と、
それらの脚部を連結する連結脚部とにより、はぼU字形
に形成されている。
又可動鉄心12は、ピン13により枢着部11Cに回動
可能に支持されており、この枢着部11 Cに於ける対
向面積S3も磁気回路の一部を形成しているものである
枢着部11 Cに回動可能に支持された可動鉄心12に
作用する力は、支持片15を介して図示を省略したハン
マの駆動力等になる。
又回動可能に支持された可動鉄心12と対向する磁極1
1 aの面積S1よりも磁極11 bの面積S2を大き
くシ、且つ磁極11 aを一端に形成した脚部の断面積
よりも、磁極11 b及びそれに近接して枢着部11
Cを形成した脚部の断面積を大きくしたものである。
即ち、可動鉄心12の枢着点から遠い位置にある磁極1
1 aの面積S1より、枢着点に近い位置にある磁極1
1 bの面積S2を大きくし、このような面積の関係と
同様に、枢着点から遠い位置にある脚部の断面積より、
枢着点に近い位置にある脚部の断面積を大きくして、枢
着点に近い位置にある脚部側の磁気抵抗を小さくするも
のである。
脚部の断面積の関係と対向面積との関係はほは゛同様の
ものとなるので、以下対向面積をもとに説明する。
磁極11 aの磁束Φ1は、コイル14のアンペアター
ンをNIとし、可動鉄心12と磁極11 a、 11b
、枢着部11 Cとの対向面積及び対向間隙をそれぞれ
Sl、S2.S3.δ1.δ2.δ3とすると、となり
、又対向間隙δ2.δ3を通る磁束をΦ2.Φ3とし、
漏洩磁束がないと仮定すると、 Φ1=Φ2+Φ3 ・・・・・・(2
)で゛あって、トルクTは吸引力Fとモーメントの腕Φ の長さrとの積であり、吸引力はF=gであるから、 形状パラメータとして を用いて(1)。
(3)式を書替えると、 電磁マグネットの励磁初期に於いて、可動鉄心12が吸
引され始めたときは、対向間隙の磁気抵抗Rgが鉄心1
1の磁気抵抗Rfより大きく、そのときの磁束Φ1oは 又可動鉄心12が吸引されたときには、対向間隙δ1,
62が零になり、そのときの磁束Φ11は従って吸引開
始のときのトルクT。
と吸引終了時のトルクT1とは、 で表わされる。
形状による特性変化は()内の形状パラメータによる部
分の比較によって判ることになり、rl、Sl、δ1.
NI、 Rfを一定とすると、従来例の第1図に示す
構成及び本考案の実施例の第2図に示す構成に於いて、
対向面積S1.S2の関係及び枢着部11 Cの対向面
積S3に応じて()内は次表に示すものとなる。
即ち、A、Bは枢着部11 Cの対向面積S3が零の従
来例、C,Dは枢着部11 Cの対向面積S3が形成さ
れたものであり、又B、 CはSl〈S2関係の構成に
ついてのものである。
従ってSl〈S2の関係の構成にすることにより、可動
鉄心が吸引開始される時点のトルク5l−52の関係の
構成のものより大きくなり、又S3が付加されることに
よって更にトルクが増加する。
本考案は、単一のコイルでもって、前述の如く鉄心の面
積をSl〈S2の関係とすると共に枢着部11 Cに可
動鉄心12との対向面積S3が形成される構成としたも
のであって、励磁条件等を従来例と等しくした場合、可
動鉄心12の吸引開始初期のトルクを大きくすることが
できる。
又吸引終了時点のトルクは、鉄心の磁気抵抗Rfが一定
とすれば、Sl〈S2の関係とすることによりトルクが
小さくなるが、実際には、コイル14を設けた脚部の断
面積より磁極i1 b及び枢着部11 Cを形成した脚
部の断面積を大きくしたことによって、従来例より磁気
抵抗Rfが小さくなり、従って同一起磁力で磁束が増大
しているので、(9)式の()俳′ 内が小さくなったとしても、 の項が大きくなる
から、トルクT1は従来例より大きくなる。
前述の如く、トルクを大にすることができるものである
から、従来例と同一のトルクとするには、励磁電力をそ
れだけ小さくすることができるものとなる。
又コイル14が単一であるから、製作が容易になる利点
がある。
又ラインプリンタの電磁マグネットの如く動作時間の正
確さを要求される場合には、可動鉄心の吸引開始初期の
トルクが大きいことは、加速度が大きくなって動作時間
が短くなり、又変動を少なくする点で非常に有効である
第3図及び第4図は鉄心11と可動鉄心12との概略斜
視図を示し、鉄心11の対向面積の小さい磁極11 a
にコイルが設けられ、枢着部11 Cの孔と可動鉄心1
2に固着した支授片15の孔とにピンを挿入して、可動
鉄心12がそのピンを中心として磁極11 a、 11
bに吸引されるように組立てるものである。
第5図は本考案の他の実施例の斜視図であり、11Aは
鉄心、12Aは可動鉄心、14Aはコイル、16はスト
ッパ、17は可動鉄心12Aを回動可能に支持する為の
支持板であり、この支持板17の近傍に於いて、可動鉄
心12Aと鉄心11Aとの対向間隙が一定となる円弧面
の部分が形成されている。
以上説明したように、本考案は、コイル14.14Aを
巻回しその一端を磁極11 aとした一方の脚部と、一
端を磁極11 bとすると共にそれに近接して枢着部1
1 Cを形成した他方の脚部と、それらの脚部を連結す
る連結脚部とにより、はぼU字形の鉄心11.IIAを
構威し、コイル14.14Aを巻回した一方の脚部の断
面積よりも、枢着部11 Cと磁極11 bとを形成し
た他方の脚部の断面積を大きくすると共に、可動鉄心1
2,12Aと対向する磁極11 aの対向面積S1より
も磁極11 bの対向面積S2を大きくし、又枢着部1
1 Cと可動鉄心12.12Aとの対向間隙を、可動鉄
心の回動範囲内で一定となるように構成したものであり
、コイル14.14Aを巻回した一方の脚部の断面積は
、コイル14゜14Aとの関係で成る制約があるが、他
方の脚部の断面積は制約がなく、磁極11 bの対向面
積S2と枢着部11 Cの対向面積S3とに対応した大
きさの脚部の断面積とすることができるので、磁気抵抗
を小さくする上で有効となる。
なお対向面積だけを大きくして脚部の断面積を小さくし
た場合は、磁気抵抗を小さくすることができないと共に
、断面積の小さい脚部に於いて磁気飽和が生じるから、
所望の磁束密度を得ることができないものとなる。
又枢着部11 Cより遠い位置の磁極11 aによる可
動鉄心12,12Aの吸引力が大きくなり、モーメント
の腕が長いことにより、可動鉄心12,12Aの吸引力
が大きくなり、モーメントの腕が長いことにより、可動
鉄心12.12Aによるトルクを大きくすることができ
る。
従って所望のトルクを得る為の励磁電力を小さくするこ
とができる。
なお可動鉄心から外部にトルクを取出す構成としては、
第2図に示す支持片15を介して取出すか、第5図に示
すように可動鉄心12Aの枢着部分から遠い先端から取
出すことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の電磁マグネットの側面図、第2図は本考
案の一実施例の側面図、第3図及び第4図は、鉄心及び
可動鉄心の概略斜視図、第5図は本考案の他の実施例の
斜視図である。 11、IIAは鉄心、12,12Aは可動鉄心、11a
。 11 bは磁極、11 Cは枢着部である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 可動鉄心と、コイルと、はぼU字形の鉄心とを有し、該
    鉄心は、前記コイルを巻回しその一端を前記可動鉄心に
    対向する磁極とした一方の脚部と、一端を前記可動鉄心
    に対向する磁極として且つ該磁極に近接して接して前記
    可動鉄心を枢着する枢着部を形成した他方の脚部と、前
    記一方の脚部と他方の脚部との他端を連結する連結脚部
    とから成り、前記枢着部と前記可動鉄心との対向間隙を
    前記可動鉄心の回動範囲内で一定どし、且つ前記一方の
    脚部の断面積よりも前記他方の脚部の断面積を大きくす
    ると共に、前記可動鉄心と対向する前記一方の脚部の磁
    極の対向面積よりも、前記可動鉄心と対向する前記他方
    の脚部の磁極の対向面積を大きくしたことを特徴とする
    電磁マグネット。
JP10497575U 1975-07-28 1975-07-28 電磁マグネツト Expired JPS5936884Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10497575U JPS5936884Y2 (ja) 1975-07-28 1975-07-28 電磁マグネツト

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10497575U JPS5936884Y2 (ja) 1975-07-28 1975-07-28 電磁マグネツト

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5218952U JPS5218952U (ja) 1977-02-10
JPS5936884Y2 true JPS5936884Y2 (ja) 1984-10-12

Family

ID=28586293

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10497575U Expired JPS5936884Y2 (ja) 1975-07-28 1975-07-28 電磁マグネツト

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5936884Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5218952U (ja) 1977-02-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2607275B2 (ja) 三次元ダブルエアギャップソレノイド
JPS5936884Y2 (ja) 電磁マグネツト
JPS5844576Y2 (ja) 磁気保持電磁石
JPH0119373Y2 (ja)
JPS60169813U (ja) 自己保持型電磁石駆動装置
JP2511846Y2 (ja) 電磁石装置
JPH0226004A (ja) 有極電磁石装置
JPS59739Y2 (ja) 有極電磁装置
JPS6114120Y2 (ja)
JPS648461B2 (ja)
JPS5937714U (ja) 有極電磁石
JPH0343735B2 (ja)
JPS6238292Y2 (ja)
JPH0447924Y2 (ja)
JPS6025112U (ja) 自己保持ソレノイド
JPS6066007U (ja) 有極電磁石装置
JPS6073207U (ja) 比例ソレノイド
JPH036579U (ja)
JPS60153507U (ja) 磁気保持型ソレノイド
JPH01100405U (ja)
JPS61125018U (ja)
JPS5870653U (ja) 電磁スイツチ装置
JPH01113306U (ja)
JPS60109246U (ja) 電磁継電器
JPS60103808U (ja) クラツパ−形直流電磁石