JP2511846Y2 - 電磁石装置 - Google Patents

電磁石装置

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JP2511846Y2
JP2511846Y2 JP1987011155U JP1115587U JP2511846Y2 JP 2511846 Y2 JP2511846 Y2 JP 2511846Y2 JP 1987011155 U JP1987011155 U JP 1987011155U JP 1115587 U JP1115587 U JP 1115587U JP 2511846 Y2 JP2511846 Y2 JP 2511846Y2
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plunger
yoke
solenoid
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coil bobbin
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洋志夫 高瀬
武 村岡
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔技術分野〕 この考案は電磁石装置に関する。
〔背景技術〕 電磁石装置は様々な種類があるが、その中に、いわゆ
るソレノイドなどに用いられる電磁石装置がある。
第3図および第4図は、それぞれ、従来のソレノイド
をあらわしたものである。
ソレノイド21では、コイル27の電磁力によりプランジ
ャー22が移動させられる。ふたつのヨーク片23、24から
なるヨークがコイル27外側を廻りその一端23aがプラン
ジャー22の周面に向かうように配され、固定鉄心25がコ
イルボビン26の筒部の下部に設けられている。図示の状
態でコイル27が励磁されると、プランジャー22が固定鉄
心25へ吸引されるようになっている。
ところで、このソレノイド21における磁気効率は、プ
ランジャー22とヨーク片23の一端23aの間の距離、すな
わちエアギャップの距離と深く結びついている。プラン
ジャー22とヨーク片23の一端23aの間の距離が短い程、
磁路の磁気抵抗が低くなり、一定励磁量でもって、プラ
ンジャー22に強い電磁力を作用させることができ、逆
に、距離が長くなる程、一定の電磁力を得るために必要
とされる励磁量が増加するからである。つまり、距離が
短い程、磁気効率が高くなるのである。
しかしながら、このソレノイド21では、プランジャー
22・ヨーク片23の一端23a間距離は、第3図における拡
大図示にみるように、ガイドパイプ28の厚みa′とプラ
ンジャー22・ガイドパイプ28間の摺動用ギャップgとを
合わせた長さがあり、この長さでは、十分な磁気効率が
得られないという問題がある。
ソレノイド21′は、ガイドパイプ28が設けられておら
ず、その代わりに、コイルボビン26の端に突出部26aが
形成されている。このソレノイド21′でも、プランジャ
ー22・ヨーク23の一端23a間距離は、第4図における拡
大図にみるように、コイルボビン突出部26aの厚みaと
プランジャー22・コイルボビン26間の摺動用ギャップg
とを合わせた長さがあり、この長さでは、やはり十分な
磁気効率が得られないという問題がある。
〔考案の目的〕
この考案は、前記の事情に鑑み、部品点数を増やさ
ず、しかも、装置の大型化を招来することなく、高い磁
気効率が得られる電磁石装置を提供することを目的とす
る。
〔考案の開示〕
前記目的を達成するため、この考案は、筒部の外周面
にコイルが巻回されたコイルボビンと、このボビンにそ
の軸方向への移動が可能なようにして通されたプランジ
ャーを備えるとともに、前記コイル外側を廻りその一端
がコイルボビンの筒部の一端においてプランジャーの周
面に向かうように配されたヨークを備え、前記コイルの
電磁力で前記プランジャーを移動させるようになってい
る電磁石装置において、前記コイルボビン筒部の一端内
側周面角部に切欠きが形成され、前記ヨークの一端に前
記切欠きに納る伸延部が形成されていることを特徴とす
る電磁石装置を要旨とする。
以下、この考案を、その一実施例をあらわす図面を参
照しながら詳しく説明する。
第1図は、この考案にかかる電磁石装置の一例である
ソレノイド(直流ソレノイド)の構造をあらわす。
このソレノイド1は、移動可能なプランジャー2と、
このプランジャー2を移動させるための電磁力発生用の
コイル7を備えている。プランジャー2は、コイルボビ
ン筒部6′にその軸方向への移動が可能なようにして通
されている。コイル7はコイルボビン筒部6′の外周面
に巻回されている。
ソレノイド1は、磁路用部材として、ふたつのヨーク
片3′、3″からなるヨーク3と固定鉄心5を備えてい
る。ヨーク3は、コイル7外側を廻りその一端3aがコイ
ルボビン筒部6′の一端6bにおいてプランジャー2の周
面に向かうように配されている。
このソレノイド1の磁路は、ヨーク片3′−ヨーク片
3″−固定鉄心5−プランジャー2−ヨーク片3′とい
う経路で形成されている。コイル7が励磁されると、プ
ランジャー2が固定鉄心5の方に移動する。プランジャ
ー2と固定鉄心5の間の距離は、プランジャー2が固定
鉄心5に近づくにつれて短くなり最終的に0となるが、
プランジャー2とヨーク片3′の一端3aの間の距離は変
わらない。したがって、このプランジャー2・ヨーク片
3′の一端3aの間のエアギャップが磁路の磁気抵抗、す
なわち磁気効率に深く結びついている。
このソレノイド1では、磁路の磁気抵抗が従来よりも
低くなるようにエアギャップまわりが改良されており、
磁気効率が向上している。
コイルボビン筒部6′の一端内側周面角部に切欠き6a
が形成され、この切欠き6aにヨーク片3′の一端3aに形
成された伸延部3bが納まっている。そのため、第1図に
おいて拡大図示したように、一端3aの厚みt′が、手前
の個所の厚みtよりも厚くなっており、エアギャップに
おいて、プランジャー2とヨーク片3′の一端3aの間の
対向面積が従来よりも増加している。磁気抵抗は対向面
積に逆比例するので、このエアギャップにおける対向面
積の増加は、磁路の磁気抵抗を従来よりも低くめること
になる。
ヨーク片3′における伸延部3bの形成は、例えば、一
端3aをカウンターシンク(押圧加工による面拡大加工方
法)することにより行う。
ソレノイド1は、上記のようにエアギャップにおける
対向面積が増えるだけでなく、ギャップの距離が従来よ
りも短くなっている。プランジャー2・ヨーク片3′の
一端3a間距離は、第1図における拡大図示にみるよう
に、摺動用のギャップgとギャップbを合わせたもので
あり、このうちのギャップbが、コイルボビン筒部6′
の極一部の厚み長さであって、第3図や第4図のソレノ
イドにおける各厚みa、a′よりも短いからである。ギ
ャップbは加工精度を上げれば限りなく短くできるの
で、事実上、エアギャップの距離を摺動用のギャップg
のみとすることができる。
この実施例では、ヨーク3が2つのヨーク片3′、
3″からなる分割ヨークであるから、内側に向く伸延部
3bがあっても、各ヨーク片3′、3″を別々にコイルボ
ビン6に取り付け、その後、両ヨーク片3′、3″同士
を固定するようにすれば簡単にヨーク3とコイルボビン
6の組みつけが行える。
このように、ソレノイド1では、プランジャー2・ヨ
ーク片3′の一端3aの間のエアギャップにおいて、従来
よりも、対向面積が増え、ギャップ間の距離が短くなる
ので、磁気効率が向上する。しかも、この磁気効率の向
上が、部品の点数を増加させることなく達成されている
というだけでなく、伸延部が内側に向かって形成されて
いるので、ソレノイド1全体の形状が大きくなることも
ない。
第2図は、他の実施例のソレノイドの構造をあらわ
す。
ソレノイド1′は、ヨーク4を構成するふたつのヨー
ク片4′、4″のうち、伸延部4bが形成されているヨー
ク片4′の方がL型であるという以外はソレノイド1と
全く同様である。
なお、ソレノイド1、1′のプランジャー2として
は、例えば鉄心が用いられる。ソレノイドでは、通常、
プランジャーが、コイルの励磁がなくなると、自動的に
元の位置に復帰するようにばね部材(図示省略)で付勢
されている。もちろん、このような自動復帰の構成がな
くてもよい。
この考案の電磁石装置は、上記の実施例に限らない。
図示の構造と異なる構造のソレノイドであってもよい。
電磁石装置が、交流ソレノイドであってもよいし、ソレ
ノイド以外に用いられるものであってもよい。
〔考案の効果〕
この考案にかかる電磁石装置は、以上に述べたような
構成となっている。そのため、部品点数を増加させた
り、装置形状を大型化させることなく、磁気効率を高め
ることができた。
【図面の簡単な説明】
第1図、および、第2図は、それぞれ、この考案にかか
る電磁石装置の一実施例であるソレノイドの構造をあら
わす断面図、第3図、および、第4図は、それぞれ、従
来のソレノイドの構造をあらわす断面図である。 1……ソレノイド(電磁石装置)、2……プランジャ
ー、3、4……ヨーク、3b、4b……伸延部、5……固定
鉄心、6……コイルボビン、6a……切欠き、7……コイ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】筒部の外周面にコイルが巻回されたコイル
    ボビンと、このボビンにその軸方向への移動が可能なよ
    うにして通されたプランジャーを備えるとともに、前記
    コイル外側を廻りその一端がコイルボビンの筒部の一端
    においてプランジャーの周面に向かうように配されたヨ
    ークを備え、前記コイルの電磁力で前記プランジャーを
    移動させるようになっている電磁石装置において、前記
    コイルボビン筒部の一端内側周面角部に切欠きが形成さ
    れ、前記ヨークの一端に前記切欠きに納る伸延部が形成
    されていることを特徴とする電磁石装置。
JP1987011155U 1987-01-27 1987-01-27 電磁石装置 Expired - Lifetime JP2511846Y2 (ja)

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JPS63119208U JPS63119208U (ja) 1988-08-02
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