JPH05174685A - 電磁開閉器 - Google Patents

電磁開閉器

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Publication number
JPH05174685A
JPH05174685A JP3341224A JP34122491A JPH05174685A JP H05174685 A JPH05174685 A JP H05174685A JP 3341224 A JP3341224 A JP 3341224A JP 34122491 A JP34122491 A JP 34122491A JP H05174685 A JPH05174685 A JP H05174685A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plunger
coil
gap
coils
plate portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3341224A
Other languages
English (en)
Inventor
Sadayoshi Kajino
梶野  定義
Atsumi Iida
篤臣 飯田
Hideo Itano
秀夫 板野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Publication date
Application filed by NipponDenso Co Ltd filed Critical NipponDenso Co Ltd
Priority to JP3341224A priority Critical patent/JPH05174685A/ja
Publication of JPH05174685A publication Critical patent/JPH05174685A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】体格重量や素材の増加を抑止しつつ磁気抵抗低
減が可能な電磁開閉器を提供する。 【構成】コイルケース(ヨーク)3及びプランジャ7は
その他の軟磁性部材とともにコイル51、52と鎖交す
る有ギャップ閉磁気回路を構成しており、コイル51、
52への通電によりプランジャ7は軸方向へ移動して軸
方向へ吸引される。コイルケース3の端板部31の内周
縁からコイル側へプランジャ7と同軸に延設された内筒
部32は、プランジャ7の外周面にギャップを介して対
面し、コイルケース3とプランジャ7との間のギャップ
の磁気抵抗を大幅削減する。その結果、コイル通電電流
やコイル断面積やコイル巻回数を削減して、電力消費や
素材の低減を図ることができる。また、内筒部32はコ
イルケース3のプレス加工で作製できるので、工数を増
加することがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電磁開閉器に関し、詳
しくはその磁気回路の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】実開昭57ー87451号公報はスター
タ用の電磁開閉器を開示している。図4により更に説明
すると、この電磁開閉器は、不図示の外筒部とこの外筒
部の一端に形成された端板部31aとを有する軟磁性の
コイルケース(ヨーク)3aを有し、このコイルケース
3aに円筒形状のコイル51a,52aが収容され、端
板部31aの中心孔100及びボビン5a内に黄銅から
なるスリーブ6aが嵌入され、スリーブ6aにプランジ
ャ7aが軸方向移動自在に配設され、コイル51a,5
2aへの通電によりプランジャ7aが軸方向へ吸引され
る構成となっている。
【0003】更に、プランジャ7aの外周にグリス溜溝
84aが凹設されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような電磁開閉器
では、閉磁気回路の磁気抵抗によりコイル通電電流の大
きさ、コイル巻回数及びコイル断面積が規定されるが、
有ギャップであるため特にギャップ部分の大きな磁気抵
抗が、コイル通電電流の低減やコイルなどの小型化の障
害となっていた。
【0005】例えば、コイルケース3aの端板部31a
の内周縁において磁束方向と直角な断面積は小さく、そ
のために端板部の内周縁とプランジャ7aとの間の空隙
の磁気抵抗は大きい。上記有ギャップ閉磁気回路の各部
を厚肉化したり、軟磁性部材を追加したりして閉磁気回
路の磁気抵抗を低減することは可能であるが、当然、体
格重量、素材の増加を招いてしまう。
【0006】特に、上記した公報の電磁開閉器のように
プランジャ7aにグリス溜溝84aを有するものでは、
このグリス溜溝84aが端板部31aの内周縁に近接し
た時に両者の間のギャップ長すなわち磁気抵抗が増大
し、必要電流が増大するという不具合があった。本発明
は上記問題点に鑑みなされたものであり、体格重量や素
材の増加を抑止しつつ磁気抵抗低減が可能な電磁開閉器
を提供することを、その目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の電磁開閉器は、
外板部と該外板部の一端を内側へ屈曲して形成された端
板部とを有し有ギャップ閉磁気回路の一部を構成する軟
磁性のヨークと、該ヨークの内側に収容された磁束発生
用のコイルと、前記端板部の中心孔を貫通して前記コイ
ル内へ軸方向移動自在に配設されるとともに前記有ギャ
ップ閉磁気回路の可動部を構成する軟磁性のプランジャ
とを備える電磁開閉器において、前記ヨークは、前記端
板部と一体に形成され前記端板部の前記内周縁から前記
コイルの内へ向けて前記プランジャと同軸に延設された
内筒部を有することを特徴としている。
【0008】
【作用】ヨーク及びプランジャはその他の軟磁性部材と
ともにコイルと鎖交する有ギャップ閉磁気回路を構成し
ており、コイルへの通電によりプランジャは軸方向へ吸
引される。ヨークの端板部の内周縁からコイル側へプラ
ンジャと同軸に延設された内筒部は、プランジャの外周
面に対面し、ヨークとプランジャとの間のギャップの磁
気抵抗を大幅削減する。
【0009】
【発明の効果】以上説明したように本発明の電磁開閉器
では、ヨークの端板部の内周縁からコイル内へ向けてプ
ランジャと同軸に内筒部を延設したので、端板部とプラ
ンジャとの間の磁気抵抗が大幅に削減され、その分、コ
イル通電電流やコイル断面積やコイル巻回数を削減し
て、電力消費や素材・体格の低減を図ることができる。
【0010】また、上記内筒部はヨークのプレス加工な
どにより作製できるので工数を増加することがなく、内
筒部は従来の内抜き部位を利用して作製できるので素材
必要量が増加することもない。またこの内筒部は、通
常、ボビンに巻装された各コイルをボビンと共に保持す
るスリーブの端部を支持するが、本発明の内筒部は、従
来の端板部の内周縁に比べて格段に広面積で上記スリー
ブの端部を支持するので、電磁開閉器装着機器より受け
るプランジャ軸と直角方向の振動に対し、面圧低減によ
り上記スリーブ支持端部の磨耗を軽減することができ
る。
【0011】
【実施例】
(第1実施例)本発明の電磁開閉器(以下、マグネット
スイッチともいう)の一実施例を図1に示し、その要部
拡大断面を図2に示す。なお、図1の左方を前側、図1
の右方を後側とする。
【0012】図1はマグネットスイッチ内蔵のスタータ
であって、スタータ1の上部には不図示のスタータモー
タが内蔵され、その駆動トルクは不図示の減速ギヤ及び
クラッチを通じてピニオン軸11に伝達可能となってい
る。スタータ1のハウジング10は、ピニオン軸11の
反対側の位置に後端開口の円筒部10aを有し、円筒部
10aには本実施例のマグネットスイッチ2が収容され
ている。
【0013】マグネットスイッチ2は、前端開口の軟鉄
円筒からなるコイルケース(本発明でいうヨーク)3を
有し、コイルケース3は外筒部30、端板部31及び内
筒部32から構成されていて、外筒部30の前端は、軟
鉄輪板からなるグランドプレート4を挟んで円筒部10
aの前端に位置する部位においてハウジング10にかし
められている。
【0014】内筒部32は輪板形状の端板部31の内周
縁(すなわち中心孔の縁)から前方へコイルケース3と
同軸に延設されている。これらコイルケース3及びグラ
ンドプレート4は有ギャップ閉磁気回路の静止部を構成
しており、ボビン5に巻装された吸引コイル51及び保
持コイル52がコイルケース3の内部に収容されてい
る。ボビン5の右端部はコイルケース3の内筒部32の
外周面及び端板部31の前面に接しており、ボビン5の
残部の内周面及び内筒部32の内周面は同径に形成され
て、これらの内部に黄銅からなるスリーブ6が嵌入され
ている。
【0015】スリーブ6には軟鉄からなる略円筒形状の
プランジャ7が上記有ギャップ閉磁気回路の可動部とし
て前後摺動自在に挿通されており、プランジャ7の内孔
はその前端から所定深さの位置にて隔壁71で仕切られ
ており、隔壁71には径小な摺動孔72が前後に貫孔さ
れている。摺動孔72にはロッド73の後部が前後摺動
自在に挿通されており、ロッド73はピニオン軸11と
同軸となっていて前動時にピニオン軸11を前方に押し
込み可能となっている。
【0016】ロッド73にはプランジャスプリング74
が巻装されており、プランジャスプリング74の前端は
ハウジング10に、その後端はプランジャ7の隔壁71
に係止されてプランジャ7を後方へ付勢している。ま
た、プランジャ7の内孔の後側部分にはドライブスプリ
ング75が収容されており、ドライブスプリング75の
後端はプランジャ7の後端に固定されたストッパ板76
に係止され、その前端はロッド73の大径後端部を前方
に付勢している。
【0017】プランジャ7の外周面の前後方向中央部に
は段差があり、プランジャ7の後半部はその前半部より
僅かに径小となっている。プランジャ7の後半部の外周
面には樹脂からなる可動接点支持リング77及び接点ス
プリング78が嵌着されており、接点スプリング78の
後端はストッパ板76に係止され、その前端は可動接点
支持リング77の後端を前方へ付勢している。可動接点
支持リング77の前面部には可動接点板79が垂直に固
定されており、更に樹脂リングからなる絶縁ワッシャ8
5(図2参照)が可動接点板79の絶縁のためにプラン
ジャ7に嵌着されている。
【0018】一方、ハウジング1の円筒部10aには端
板部31に隣接して固定接点板80が配設されており、
固定接点板80はハウジング1の円筒部10a及び端板
部31から絶縁されている。固定接点板80にはターミ
ナル81が固定され、円筒部10aの後端開口には防塵
カバ−82が被着されている。このマグネットスイッチ
の組付けについて説明すると、外側に吸引コイル51
が、内側に保持コイル52が巻装されたボビン5をコイ
ルケース3に嵌入し、スリーブ6を嵌入した後、プラン
ジャ7などの可動部を組み付け、コイルケース3をグラ
ンドプレート4を挟んでハウジング10の円筒部10a
内にかしめ、固定接点板80及びターミナル81を固定
する。
【0019】マグネットスイッチの動作を説明すると、
車両の始動スイッチ(図示せず)の閉成により吸引コイ
ル51及び保持コイル52に通電され、上記有ギャップ
閉磁気回路の磁束によりプランジャ7及びロッド73が
前動し、プランジャ7はグランドプレート4に近接乃至
接触し、可動接点板79が固定接点板80と接触すると
接点スプリング75が圧縮されて接点圧が維持されると
ともに、吸引コイル51の短絡により保持コイル52に
のみ通電される。ロッド73の前動によりピニオン軸1
1が前動するとともに、ドライブスプリング75がロッ
ド73を前方へ押し付ける。上記始動スイッチを開く
と、保持コイル52への通電も遮断され、プランジャス
プリング74によりプランジャ7及びロッド73が後退
する。
【0020】以下、この実施例の要部を更に図2を参照
して説明する。なお、図2では接点閉成状態となってい
る。コイルケース3の端板部31及び内筒部32はプレ
ス加工により一挙に作製される。また、プランジャ7の
中央部の外周面には段差面83に隣接してグリス溜溝8
4が凹設されており、このグリス溜溝84は端板部31
の内周縁に近接して位置している。したがって端板部3
1とプランジャ7との間の磁気抵抗はこのグリス溜溝8
4の存在により高くなっており、もし内筒部32が無け
れば通電電流を増加するかまたは巻数を増加する必要が
あった。
【0021】この実施例では、内筒部32が存在するた
め、内筒部32とプランジャ7との間の磁気抵抗が小さ
く、そのために必要な通電電流の大幅削減又は吸引、吸
着力の増加(実験例によれば吸着力で約8%の増加)が
可能となる。特に、この通電電流の削減は、グランドプ
レート4とプランジャ7との間に存在する可変ギャップ
が縮小乃至解消されるところの保持コイル52のみ通電
時(吸着時)に特に有効となる。更に、保持コイル52
の巻回数又は巻線断面積の削減により保持コイル52の
小型化も実現できる。
【0022】次に、この種のマグネットスイッチでは装
着の機器よりプランジャ7の軸心と直角な方向に振動を
受ける場合があるが、この振動が大きいと従来は端板部
の内周縁に支持されるスリーブ端部が異常磨耗する場合
があったが、この実施例では振動による力は内筒部32
の内周面全体に掛かるので面圧が低下し、スリーブ6の
支持端部(端板部31に隣接する部位)が異常磨耗する
ことがない。 (第2実施例)他の実施例のヨーク2の半断面図を図3
に示す。
【0023】このヨーク2は、コイルケース3と同じく
有ギャップ閉磁気回路の一部を構成するものでコイルケ
ース3と同一位置に配設される。21はコイルケース3
の外筒部と同じ機能を果たす外板部であり、22は端板
部であり、端板部22の内周縁22aから内筒部23が
延設されている。このヨーク2においても、内筒部23
は第1実施例の場合と同一の作用効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電磁開閉器の一実施例を示す断面図、
【図2】図1の要部断面図、
【図3】他の実施例のヨークの半断面図、
【図4】従来の電磁開閉器の要部断面図、
【符号の説明】
3…コイルケース(ヨーク) 7…プランジャ 30…外筒部(外板部) 31…端板部 31…内筒部 51…吸引コイル(コイル) 52…保持コイル(コイル)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外板部と該外板部の一端を内側へ屈曲して
    形成された端板部とを有し有ギャップ閉磁気回路の一部
    を構成する軟磁性のヨークと、該ヨークの内側に収容さ
    れた磁束発生用のコイルと、前記端板部の中心孔を貫通
    して前記コイル内へ軸方向移動自在に配設されるととも
    に前記有ギャップ閉磁気回路の可動部を構成する軟磁性
    のプランジャとを備える電磁開閉器において、 前記ヨークは、前記端板部と一体に形成され前記端板部
    の前記内周縁から前記コイルの内へ向けて前記プランジ
    ャと同軸に延設された内筒部を有することを特徴とする
    電磁開閉器。
JP3341224A 1991-12-24 1991-12-24 電磁開閉器 Pending JPH05174685A (ja)

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JP3341224A JPH05174685A (ja) 1991-12-24 1991-12-24 電磁開閉器

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Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5120463Y1 (ja) * 1970-05-20 1976-05-28
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