JPS5936574Y2 - 組立式間仕切壁 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は店舗等における陳列棚の機能を備えた組立式間
仕切壁に関するものである。

従来、この種の間仕切壁は躯体天井に上横桟が固定され
、該上横桟に相対向して下横桟が床に固定され、上横桟
と下横桟との間に、長さ方向に複数の係止孔が列設され
た支柱が適宜間隔をおいて設けられ、各々の支柱間に連
結桟がさし渡されると共にパネルがさし渡されていた。

しかしながら、かかる間仕切壁は躯体の床から天井まで
の高さに応じた各程良さの支柱を準備しておかなければ
組立てることができない欠点があった。

又支柱を固定するには必ず床に下横桟を７設けなげれば
ならず、床に何らかの加工が必要となり組立作業に手間
がかかる欠点があった。

本考案者はかかる従来の欠点に鑑み鋭意工夫の結果、上
述の欠点を解消した組立式間仕切壁を提供するものであ
る。

以下１図面を参照しながら本考案の一実施例について説
明する。

図面について、１は支柱であって、鉄、アルミニウム等
の金属から作製された長尺体であり、その長さ方向に複
数の係止孔１′、１′・・・が列設されている。

２は支柱補助材であって、鉄、アルミニウム等の金属か
ら作製されている。

該支柱補助材２は管、棒あるいは板状体となされ、支柱
１の上端部に支柱１の長さ方向に摺動可能となされて取
着されている。

たとえば第１〜２図の場合、該支柱補助材２ｉ１を板状
体となされ、その長さ方向に長孔２１が穿設され、該長
孔２１を介してボルト１７が支柱１に挿通され、支柱補
助材２が長孔２１を案内用として支柱１の長さ方向に摺
動可能となされている。

３は横桟であって、鉄、アルＳニウム等の金属から作製
された所定長さの管、棒状あるいは断面溝形の長尺体で
ある。

該横桟３は支柱１，１間にさし渡されて支柱１，１を連
結するためのものであり、その連結方法は特に限定する
ものではない。

又、たとえば第１図の場合、横桟３の両端部に形成され
た係止片３１．３１がそれぞれ支柱１，１に形成された
係止部１〃、Ｙに係止されるようになされている。

４Ｉ／′ｉステ一ジ脚であって、鉄、アルミニウム等の
金属から作製され、支柱１の下端部に支柱１とほぼ直角
方向に突設され、支柱１を支持するためのものである。

又、該ステージ脚４は一定長さとなされていてもよいが
、長さ方向に伸縮可能となされていると支柱１の係止孔
１′に係止される棚受１５の長さに合わせて支柱１から
の突出長さを調節でき好ましい。

又、第１〜２図の場合、ステージ脚４は基部４１に脚部
４２が摺動可能に挿入され、基部４１に穿設された透孔
４３と脚部４２に穿設された複数個の透孔４４，４４・
・・のうちの適宜透孔４４とが合致され、該透孔４３，
４４にボルト１８が挿通されるようになされている。

５は連結桟であって、鉄、アルミニウム等の金属から作
製された所定長さの長尺体であり、ステージ脚４，４間
にさし渡されステー釣却４，４を連結するものである。

６はステージ板、７は所定のパネル７′は調整パネルで
あって、それぞれ金属板、合成樹脂板、木板等の剛性を
備えたものであればよく特に限定するものではない。

又、パネル７は一定寸法の所定パネルとなされ、調整パ
ネル７′はパネル７に比べて小さいパネルとなされてい
る。

８ば上横桟であって、鉄、アルミニウム等の金属から作
製された長尺体である。

該上横桟８（ｄ通常断面溝形となされ、躯体天井１６に
取着されるものである。

９は廻り縁であって、鉄、アルミニウム等の金属から作
製された長尺体であり、支柱１，１の上端部間にさし渡
され、パネルγの上端部及びパネル７′）下端部を支持
するためのものである。

１０はパネル押えであって、鉄、アルミニウム等の金属
から作製された断面はぼＬ字状の長尺体である。

該パネル押え１０は支柱１の係止孔１′に係止されてパ
ネル７を保持するためのものであり、直接上述の係止孔
１′に係止されてもよいし、後述の隙間保持具１１を介
して係止孔１′に係止されてもよい。

１１は隙間保持具であって、鉄、アルミニウム等の金属
から作製された棚受１５とほぼ等しい厚みを有する板状
体である。

該隙間保持具１１は支柱１の係止孔１′に係止され、パ
ネル押え１０と後述のふれ止め材１２との間に棚受１５
を嵌挿するための隙間を保持するためのものである。

又、場合によっては該隙間保持具１１が棚受１５と同形
状であってもよい。

１２Ｉ／′ｉフレ止め材であって、鉄、アルミニウム等
の金属から作製された断面方形、溝形等の長尺体であり
、支柱１の長さ方向に沿って係止孔１′に係止しうるよ
うになされている。

１３は中本であって、支柱１，１の下端部間にさし渡さ
れるものである。

１４はアジャスタボルトであって、床と支柱１の下端部
、床とステージ脚４との間隔を調節するためのものであ
る。

次に本考案間仕切壁の組立てについて説明すると、支柱
１，１を滴定間隔をおいて設け、該支柱１．１間に複数
本の横枝３，３・・・を適宜間隔をおいてさし渡し、各
々の支柱１，１の下端部に相対向してステージ脚４．４
’＆突設し、ステージ脚４゜４間に連結桟５をさし渡す
。

次いで、躯体天井１６に横枝３と平行に上横桟８を取着
し、支柱１゜１の上端部の支柱補助材２，２を上方に摺
動させてその上端部を上横桟８に嵌合固定する。

次いで支柱１，１間にパネル７をさし渡し、パネル７の
下端部を最下部の横枝３上に載置すると共にパネル７の
背面を他の横枝３に当接し、第３図の如く、パネル７の
側端部をパネル押え１０により支持し、予め支柱１の係
止孔１′に係止したふれ止め材１２とパネル押え１０と
の間に隙間保持具１１を嵌挿する。

次いで、パネルＩの上端部から上横桟８までの寸法に合
わせて切断した調整パネル７′を支柱補助材２，２間に
さし渡し、調整パネル７／の上、端・部を上横桟８によ
り支持し、支柱１，１の上端部間に廻り縁９をさし渡し
、パネル７の上端部及び調整パネル７′の下端部を支持
する。

次いで、ステージ脚４，４間にステージ板６を載置し、
必要に応じて係止孔１′に棚受１５を係止すればよい。

以上詳述した如く、本考案間仕切壁は各々の支柱の上端
部にそれぞれ支柱の長さ方向に摺動可能な支柱補助材が
取着されているので、躯体の床から天井までの高さが変
わっても１種類の支柱を準備するだけで間仕切壁を組立
てることができる又、各々の支柱の下端部に相対向して
ステージ脚が突設されているので、従来の如く支柱を固
定するために床に下横桟を設ける必要がなく床に何ら加
工する必要がない。

さらに、支柱間に所定のパネルがさし渡され、支柱上端
部の支柱補助材間に調整パネルがさし渡すしているので
、躯体の床から天井までの高さが変化しても所定のパネ
ルは一定寸法のものを準備しておけばそのまま使用でき
、調整パネルのみ適宜寸法に切断して使用すればよく、
組立作業性が良く組立てやすい。

さらに又、支柱上端部に長孔を有スる支柱補助材がその
長孔を介してボルトによう取着されているので、ボルト
をゆるめたり、締付けたりするだけで支柱補助材を確実
容易に摺動、固定でき、躯体天井の高さに合わせて支柱
の長さを確実かつ容易に調整できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案間仕切壁の一実施例を示す分解斜視図、
第２図は本考案間仕切壁の一実施例を示す断面図、第３
図はパネルの取着状態を示す斜視図、第４図は本考案間
仕切壁の組立状態を示す斜視図である。 。１・・・・・・支柱、１′・・・・・・係止孔、２・
・・・・・支柱補助材、２１・・・・・・長孔、３・・
・・・・横枝、４・・・・・・ステージ脚、５・・・・
・・連結桟、６・・・・・・ステージ板、７・・・・・
・所定のパネル、７′・・・・・・調整パネル、８・・
・・・・上横桟、９・・・・・・廻り縁、１０・・・・
・・パネル押え、１１・・・・・・隙間保持具、１２・
・・・・・ふれ止め材、１３・・・・・沖木、１４・・
・・・・アジャスタボルト、１５・・・・・・棚受、１
６・・・・・・躯体天井。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 長さ方向に複数個の係止孔１′、１′・・φ（列設され
   た支柱１，１が所定間隔をおいて設けられ、該支柱１，
   １間に複数本の横桟３，３・・・がさし渡され、各々の
   支柱１，１の下端部に相対向してステージ脚４，４が突
   設され、ステージ脚４，４間に連結桟５がさし渡される
   と共にステージ板６が載置され、各々の支柱１，１の上
   端部にそれぞれ長孔２１．２１を有する支柱補助材２，
   ２が上記長孔２１．２１を介してボルト１７．１７によ
   り取着され支柱補助材２，２が上記長孔２１，２１を案
   内用として支柱１，１の長さ方向に摺動可能となされ、
   支柱補助材２，２の上端部が躯体天井１６に取着された
   上横桟８に固定され、支柱１゜１間に所定のパネルＴが
   さし渡され、パネル１の下端部が最下部の横桟３により
   支持されると共にパネル７の背面が他の横桟３に当接さ
   れ、パネル７上端部から上横桟８までの支柱補助材２，
   ２間に調整パネルγ′がさし渡されてなる組立式間仕切
   壁。