JPS5935541Y2 - ガラス製品の連続熱処理炉 - Google Patents
ガラス製品の連続熱処理炉Info
- Publication number
- JPS5935541Y2 JPS5935541Y2 JP8651080U JP8651080U JPS5935541Y2 JP S5935541 Y2 JPS5935541 Y2 JP S5935541Y2 JP 8651080 U JP8651080 U JP 8651080U JP 8651080 U JP8651080 U JP 8651080U JP S5935541 Y2 JPS5935541 Y2 JP S5935541Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- zone
- heat treatment
- furnace
- treatment furnace
- continuous heat
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Re-Forming, After-Treatment, Cutting And Transporting Of Glass Products (AREA)
- Tunnel Furnaces (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、−炉内において、ブラウン管、ビン、化学用
ガラス器具等のガラス製品を搬送しながら順に加熱、均
熱、徐冷を行なう連続熱処理炉に関するものである。
ガラス器具等のガラス製品を搬送しながら順に加熱、均
熱、徐冷を行なう連続熱処理炉に関するものである。
従来、この種の熱処理炉は一炉内をゾーン分割して加熱
源を適宜配設し、炉内を搬送される材料に、第１図に示
すような材料温度変化を与えて加熱、均等、徐冷を行な
っている。
源を適宜配設し、炉内を搬送される材料に、第１図に示
すような材料温度変化を与えて加熱、均等、徐冷を行な
っている。
しかしながら、製品の性質上加熱から徐冷に至るまでの
炉内ゾーンコントロールが微妙であるため、特に徐冷帯
において、どのような温度勾配をもって材料を効率よく
徐冷するがか問題である。
炉内ゾーンコントロールが微妙であるため、特に徐冷帯
において、どのような温度勾配をもって材料を効率よく
徐冷するがか問題である。
すなわち、急激な冷却は製品に歪みや、割れを発生させ
、又長い時間をかけて徐冷すると歪みや割れは生じない
が、炉長が長くなるなどの難点があった。
、又長い時間をかけて徐冷すると歪みや割れは生じない
が、炉長が長くなるなどの難点があった。
したがって、現状では、処理材料及びその目的に応じて
許容される範囲内で、できるだけ徐冷帯を短かくするこ
とが望ましく、徐冷帯に冷却ファンを設けて外気を炉内
に導入して積極的に冷却する方法が広く行なわれている
が、炉内に強制吸引された空気が前ゾーンの均熱帯方向
に拡散して、均熱帯の温度分布を乱すおそれがあった。
許容される範囲内で、できるだけ徐冷帯を短かくするこ
とが望ましく、徐冷帯に冷却ファンを設けて外気を炉内
に導入して積極的に冷却する方法が広く行なわれている
が、炉内に強制吸引された空気が前ゾーンの均熱帯方向
に拡散して、均熱帯の温度分布を乱すおそれがあった。
本考案は、前記従来の外気を導入して徐冷効果を高める
方式の熱処理炉の欠点を排除するためになされたもので
、炉内に導入された外気が均熱帯に向って拡散し均熱帯
に流入する以前に炉外排出して、均熱帯の温度分布を乱
さずして徐冷効果を高めるとともに、炉外に排出された
加熱空気を、加熱源として用いられるラジアントチュー
ブの燃焼用空気として利用し、加熱効率を高める連続熱
処理炉を提供しようとするものである。
方式の熱処理炉の欠点を排除するためになされたもので
、炉内に導入された外気が均熱帯に向って拡散し均熱帯
に流入する以前に炉外排出して、均熱帯の温度分布を乱
さずして徐冷効果を高めるとともに、炉外に排出された
加熱空気を、加熱源として用いられるラジアントチュー
ブの燃焼用空気として利用し、加熱効率を高める連続熱
処理炉を提供しようとするものである。
次に本考案を、添付図面に示す連続熱処理炉を用いて説
明する。
明する。
第２図は、本考案のガラス製品連続熱処理炉Ｔを上面か
ら見た概要図で、第１図に示すように装入口１から抽出
口２に向けて、まず約５０°Ｃから約４５０°Ｃまで上
昇する温度勾配の加熱帯３が、次いで約４５０°Ｃの均
熱帯４が、そして抽出口２に至って約１００’ Ｃまで
なだらかに降温する徐冷帯５が設けられている。
ら見た概要図で、第１図に示すように装入口１から抽出
口２に向けて、まず約５０°Ｃから約４５０°Ｃまで上
昇する温度勾配の加熱帯３が、次いで約４５０°Ｃの均
熱帯４が、そして抽出口２に至って約１００’ Ｃまで
なだらかに降温する徐冷帯５が設けられている。
詳しくは、前記加熱帯３及び均熱帯４の全域には加熱源
として吸引式ラジアントチューブ６が多数配設されてお
り、該バーナ６の排気管７に設けられた、ゾーンコント
ロールダンパー８によって第１図炉温になるよう制御さ
れ、エキゾーストファン９の吸引によって排気される。
として吸引式ラジアントチューブ６が多数配設されてお
り、該バーナ６の排気管７に設けられた、ゾーンコント
ロールダンパー８によって第１図炉温になるよう制御さ
れ、エキゾーストファン９の吸引によって排気される。
前記徐冷帯５の炉天井部には冷却ファン１０が複数個設
けられて、外気を炉内に導入し材料に吹きつけるように
して材料に前記第１図の降温勾配を与えるようになって
いる。
けられて、外気を炉内に導入し材料に吹きつけるように
して材料に前記第１図の降温勾配を与えるようになって
いる。
そして、前記徐冷帯５の均熱帯４近傍の炉側部には前記
材料に吹きつけられた外気を吸引する多孔式吸込ダクト
１１が設けられ、熱風ダクト１２を介して、前記ラジア
ントチューブ６のバーナ口６ａに燃焼用空気として送入
するようになっている。
材料に吹きつけられた外気を吸引する多孔式吸込ダクト
１１が設けられ、熱風ダクト１２を介して、前記ラジア
ントチューブ６のバーナ口６ａに燃焼用空気として送入
するようになっている。
なお、１３は材料搬送用ベルトコンベアである。したが
って、前記構造の炉において、冷却ファン１０により外
気を徐冷帯５に導入して材料に吹きつけ冷却効果を高め
ても外気は均熱帯４に流入する以前に吸込ダクト１１を
もって炉外に排出されるので、均熱帯４の温度分布を乱
すことなく安定な均熱温度を維持し、第１図の温度変化
に沿って材料は理想的に加熱、均熱、徐冷が行なわれる
。
って、前記構造の炉において、冷却ファン１０により外
気を徐冷帯５に導入して材料に吹きつけ冷却効果を高め
ても外気は均熱帯４に流入する以前に吸込ダクト１１を
もって炉外に排出されるので、均熱帯４の温度分布を乱
すことなく安定な均熱温度を維持し、第１図の温度変化
に沿って材料は理想的に加熱、均熱、徐冷が行なわれる
。
そしてこの排出加熱空気は燃焼に充分な酸素を含むため
、ラジアントチューブ６の燃焼用空気として用いられ、
その熱量を有効に利用され熱効率が向上する。
、ラジアントチューブ６の燃焼用空気として用いられ、
その熱量を有効に利用され熱効率が向上する。
以上の説明で明らかなように本考案によれば、徐冷帯に
排気用吸込ダクトを設け、徐冷帯に導入された外気を循
環後句熱帯に流入する前に排出するようにしたので安定
な均熱帯域を維持しながら、徐冷効果を高めることがで
きる。
排気用吸込ダクトを設け、徐冷帯に導入された外気を循
環後句熱帯に流入する前に排出するようにしたので安定
な均熱帯域を維持しながら、徐冷効果を高めることがで
きる。
したがって、炉長の短かい炉でガラス製品等の温度制御
の難しい熱処理を迅速に行なうことができる。
の難しい熱処理を迅速に行なうことができる。
また、前記徐冷帯より排出された加熱空気をラジアント
チューブの燃焼用空気として用いるので従来に比して燃
料を１０〜１５％節約１５％とができ経済的である。
チューブの燃焼用空気として用いるので従来に比して燃
料を１０〜１５％節約１５％とができ経済的である。
なお、実施例において徐冷帯に冷却ファンを設けた場合
について述べたが、本考案はこれに限られるものではな
く徐冷帯に冷却ファンを設けない炉において、徐冷帯の
加熱空気をラジアントチューブバーナに燃焼用空気とし
て利用する場合も勿論有効に働くものである。
について述べたが、本考案はこれに限られるものではな
く徐冷帯に冷却ファンを設けない炉において、徐冷帯の
加熱空気をラジアントチューブバーナに燃焼用空気とし
て利用する場合も勿論有効に働くものである。
第１図は、炉内におけるガラス製品の理想的な温度変化
を表わすグラフ、第２図は本考案を実施するための連続
熱処理炉である。 Ｔ・・・連続熱処理炉、３・・・加熱炉、４・・・均熱
帯、５・・・徐冷帯、６・・・ラジアントチューブ、９
．・・・エキゾーストファン、１０・・・冷却ファン、
１１・・・吸込ダクト、１２・・・熱風ダクト。
を表わすグラフ、第２図は本考案を実施するための連続
熱処理炉である。 Ｔ・・・連続熱処理炉、３・・・加熱炉、４・・・均熱
帯、５・・・徐冷帯、６・・・ラジアントチューブ、９
．・・・エキゾーストファン、１０・・・冷却ファン、
１１・・・吸込ダクト、１２・・・熱風ダクト。
Claims (1)
- 加熱帯、均熱帯、外気導入式徐冷帯とを連設するガラス
製品の連続熱処理炉において、前記加熱、均熱帯にラジ
アントチューブを配置する一方、前記外気導入式徐冷帯
の均熱帯近傍の両側壁に吸気用開口部を設けるとともに
、該吸気用開口部とラジアントチューブの燃焼用供給口
とを連通させ、かつ、ラジアントチューブの排気口に接
続する排気管にエキゾーストファンを設けたことを特徴
とするガラス製品の連続熱処理炉。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8651080U JPS5935541Y2 (ja) | 1980-06-19 | 1980-06-19 | ガラス製品の連続熱処理炉 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8651080U JPS5935541Y2 (ja) | 1980-06-19 | 1980-06-19 | ガラス製品の連続熱処理炉 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS563247U JPS563247U (ja) | 1981-01-13 |
| JPS5935541Y2 true JPS5935541Y2 (ja) | 1984-10-01 |
Family
ID=29319757
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8651080U Expired JPS5935541Y2 (ja) | 1980-06-19 | 1980-06-19 | ガラス製品の連続熱処理炉 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5935541Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3005220U (ja) * | 1994-06-14 | 1994-12-13 | 日本フルハーフ株式会社 | バン型車両に於ける側壁のパネル結合構造 |
-
1980
- 1980-06-19 JP JP8651080U patent/JPS5935541Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS563247U (ja) | 1981-01-13 |
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