JPS5935418B2 - 装飾部品用窒化チタン基硬質焼結合金の製造法 - Google Patents
装飾部品用窒化チタン基硬質焼結合金の製造法Info
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- JPS5935418B2 JPS5935418B2 JP54084608A JP8460879A JPS5935418B2 JP S5935418 B2 JPS5935418 B2 JP S5935418B2 JP 54084608 A JP54084608 A JP 54084608A JP 8460879 A JP8460879 A JP 8460879A JP S5935418 B2 JPS5935418 B2 JP S5935418B2
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- sintered alloy
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- Powder Metallurgy (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、装飾部品の製造に用いるのに適し。
かつ炭化タンタル（以下ＴａＣで示す）基硬質焼結合金
のもつレモン系の金色と同等の色調を有する窒化チタン
（以下ＴｉＮで示す）基硬質焼結合金の製造法に関する
ものである。
のもつレモン系の金色と同等の色調を有する窒化チタン
（以下ＴｉＮで示す）基硬質焼結合金の製造法に関する
ものである。
一般に、装飾部品に要求される主な性質としては、（１
）表面が美麗であること、（２）使用中に汗などで腐食
しないこと、（３）使用中に硬質物との接触により表面
に傷を生じないこと、などを挙げることができる。
）表面が美麗であること、（２）使用中に汗などで腐食
しないこと、（３）使用中に硬質物との接触により表面
に傷を生じないこと、などを挙げることができる。
従来１例えば時計側などの装飾部品の製造には。
多くの場合ステンレス鋼や、その表面に金などのメッキ
を施した材料が使用されているが、これらの材料は、上
記性刊１）および（２）を満足して備えるものの上記性
質（３）については満足するものではなかった。
を施した材料が使用されているが、これらの材料は、上
記性刊１）および（２）を満足して備えるものの上記性
質（３）については満足するものではなかった。
そこで、最近、傷のつきにくい装飾部品を製造するため
の材料として１周期律表の４ａおよび５ａ族の遷移金属
の炭化物および窒化物、並びに６ａ族の遷移金属の炭化
物からなる群のうちの１種または２種以上を主体とし、
これらをＣｏやＮｉなとの結合材を用いて焼結した硬質
焼結合金が提案され、実用に供されている。
の材料として１周期律表の４ａおよび５ａ族の遷移金属
の炭化物および窒化物、並びに６ａ族の遷移金属の炭化
物からなる群のうちの１種または２種以上を主体とし、
これらをＣｏやＮｉなとの結合材を用いて焼結した硬質
焼結合金が提案され、実用に供されている。
なかでもＴａＣを主体とする硬質焼結合金は、金メッキ
を施した材料には見られない深みのある淡いレモン系の
金色を呈するものであるため、高級装飾部品用材料とし
てきわめて価値の高いものである。
を施した材料には見られない深みのある淡いレモン系の
金色を呈するものであるため、高級装飾部品用材料とし
てきわめて価値の高いものである。
しかしながら、このＴａＣ基硬質焼結合金は。
Ｔａが資源的に枯渇状態ｌこあって、安定的原料入手が
困難であるなどの理由できわめて高価とならざるを得な
いものである。
困難であるなどの理由できわめて高価とならざるを得な
いものである。
したがって、ＴａＣの含有量を減らすか、あるいは全く
含有しない状態で１通常約９０重量％のＴａＣを含有す
るＴａＣ基硬質焼結合金のもつレモン系の金色と同等の
色調を有する硬質焼結合金を、入手容易な原料を用いて
、かつ安価に製造することが急務となっている。
含有しない状態で１通常約９０重量％のＴａＣを含有す
るＴａＣ基硬質焼結合金のもつレモン系の金色と同等の
色調を有する硬質焼結合金を、入手容易な原料を用いて
、かつ安価に製造することが急務となっている。
そこで１本発明者等は、）：述のような観点から。
上記従来ＴａＣ基硬質焼結合金のもつ深みのある淡いレ
モン系の金色と同等の色調を有する硬質焼結合金を、入
手容易な原料を使用してコスト安く製造すべく、特に金
色色調を有するが、この金色はやや赤黒つぼいオレンジ
系の金色であり、しかし原料入手は容易で製造コストの
安い従来ＴｉＮ基硬質焼結合金、すなわち重量％で。
モン系の金色と同等の色調を有する硬質焼結合金を、入
手容易な原料を使用してコスト安く製造すべく、特に金
色色調を有するが、この金色はやや赤黒つぼいオレンジ
系の金色であり、しかし原料入手は容易で製造コストの
安い従来ＴｉＮ基硬質焼結合金、すなわち重量％で。
ＣＯおよびＮｉのうちの１種または２種＝３〜３０％。
Ｍｏ：１〜１５気
Ｃｒ：０．２〜６％。
炭化チタン（ＴｉＣ）、炭化ジルコニウム（ＺｒＣ）
。
。
炭化ハフニウム（ＨｆＣ）、炭化７＜ナジウム（ＶＣ）
。
。
炭化ニオブ（ＮｂＣ）、ＴａＣ，および炭化タングステ
ン（ＷＣ）、並びにこれらの２種以との固溶体からなる
群のうちの１種または２種以上：５〜５０飴。
ン（ＷＣ）、並びにこれらの２種以との固溶体からなる
群のうちの１種または２種以上：５〜５０飴。
窒化チタン（上記金属炭化物成分き固溶体の形でもよい
）および不可避不純物：残り。
）および不可避不純物：残り。
からなる成分組成を有する従来ＴｉＮ基硬質焼結合金に
着目し研究を行なった結果、以下に示す知見を得たので
ある。
着目し研究を行なった結果、以下に示す知見を得たので
ある。
すなわち、Ｌ記従来ＴｉＮ基硬質焼結合金の製造に際し
ては、できるだけ完全な結晶を用いた方がよいという観
点から、窒素の副格子中に欠陥の少ない、すなわち化学
成分式：ＴｉＮｘで表現すれば、ｘ＞０．９の窒化チタ
ンが用いられていた力ξこのＴ １Ｎｘ（ｘ＞ ０．９
）を有する窒化チタンに代って、窒素の副格子に空孔
を有する。
ては、できるだけ完全な結晶を用いた方がよいという観
点から、窒素の副格子中に欠陥の少ない、すなわち化学
成分式：ＴｉＮｘで表現すれば、ｘ＞０．９の窒化チタ
ンが用いられていた力ξこのＴ １Ｎｘ（ｘ＞ ０．９
）を有する窒化チタンに代って、窒素の副格子に空孔
を有する。
すなわちＴｉＮｘ（０，５≦Ｘ≦０．９）の化学成分式
をもった窒化チタンを用いると、上記従来斗＊ＴｉＮ基
硬質焼結合金がもっていたオレンジ系の金色がレモン系
の金色に色調変化するという知見を得たのである。
をもった窒化チタンを用いると、上記従来斗＊ＴｉＮ基
硬質焼結合金がもっていたオレンジ系の金色がレモン系
の金色に色調変化するという知見を得たのである。
この発明は、Ｊ：記知見にもとづいてなされたものであ
る力ξＴｉＮｘのＸ値を０．５≦Ｘ≦０゜９と限定した
のは、Ｘ値が０．５未満では色調が白っぽくなって金色
が薄れるようになり、一方Ｘ値が０．９を越えると、赤
思い色調が現われるようになるという理由にもとづくも
のである。
る力ξＴｉＮｘのＸ値を０．５≦Ｘ≦０゜９と限定した
のは、Ｘ値が０．５未満では色調が白っぽくなって金色
が薄れるようになり、一方Ｘ値が０．９を越えると、赤
思い色調が現われるようになるという理由にもとづくも
のである。
つぎに、この発明を実施例により具体的に説明する。
原料粉末として、平均粒径１．２μｍの’Ｉ’ ＩＮｏ
、Ｂ粉末、同１，３μｍのＮｉ粉粉末１Ｍ勝粉末および
ＶＣ粉末、同１．５μｎのＷＣ粉末およびＮｂＣ粉末、
同２．０μｍのＴａＣ粉末およびＣｒ粉末を用意し、こ
れら原料粉末を第４表に示される配合組成に配合し、湿
式ボールミルにて混合し、乾燥した後、圧粉体を成形し
、ついでこれらの圧粉体を。
、Ｂ粉末、同１，３μｍのＮｉ粉粉末１Ｍ勝粉末および
ＶＣ粉末、同１．５μｎのＷＣ粉末およびＮｂＣ粉末、
同２．０μｍのＴａＣ粉末およびＣｒ粉末を用意し、こ
れら原料粉末を第４表に示される配合組成に配合し、湿
式ボールミルにて混合し、乾燥した後、圧粉体を成形し
、ついでこれらの圧粉体を。
１００ ｔｏｒｒの窒素雰囲気中、温度１５００℃に１
時間保持して焼結することによって本発明合金１〜５を
それぞれ製造した。
時間保持して焼結することによって本発明合金１〜５を
それぞれ製造した。
また、比較の目的で、原料粉末として、 Ｔ ｉＮ）、
ｓ粉末に代って、平均粒径１，３μｍを有する’ｌ’ｉ
Ｎ。
ｓ粉末に代って、平均粒径１，３μｍを有する’ｌ’ｉ
Ｎ。
、０．粉末を使用する以外は、上記本発明合金１〜３の
製造条件と同一の条件で比較合金１〜３（いずれも従来
ＴｉＮ基硬質焼結合金に相当）をそれぞれ製造した。
製造条件と同一の条件で比較合金１〜３（いずれも従来
ＴｉＮ基硬質焼結合金に相当）をそれぞれ製造した。
この結果得られた本発明合金１〜５は、いずれも従来Ｔ
ａＣ基硬質焼結合金と同等の深みのある淡いレモン系の
金色を有するのに対して、比較合金１〜３は、いずれも
やや赤黒つぼいオレンジ系の金色を呈するものであった
。
ａＣ基硬質焼結合金と同等の深みのある淡いレモン系の
金色を有するのに対して、比較合金１〜３は、いずれも
やや赤黒つぼいオレンジ系の金色を呈するものであった
。
なお、ｌ５Ｏ（国際標準化機構）規格に則した人口汗（
ｐＨ４，７）を腐食液として使用し、温度４０’Ｃ±２
℃に保持した人口汗中に、研磨面を２４時間浸漬する耐
食性試験において、これら本発明合金１〜５および比較
合金１〜３とも、くもりの発生が見られず、すぐれた耐
食性を示すものであった。
ｐＨ４，７）を腐食液として使用し、温度４０’Ｃ±２
℃に保持した人口汗中に、研磨面を２４時間浸漬する耐
食性試験において、これら本発明合金１〜５および比較
合金１〜３とも、くもりの発生が見られず、すぐれた耐
食性を示すものであった。
上述のように、この発明によれば、従来ＴａＣ基硬質焼
結合金と同等のレモン系の金色を有するＴｉＮ基硬質焼
結合金をコスト安く製造することができ、したがって、
この結果得られたこの発明のＴｉＮ基硬質焼結合金は、
従来ＴａＣ基硬質焼結合金の代替材料として１例えば時
計側などの装飾部品の製造に用いることができるのであ
る。
結合金と同等のレモン系の金色を有するＴｉＮ基硬質焼
結合金をコスト安く製造することができ、したがって、
この結果得られたこの発明のＴｉＮ基硬質焼結合金は、
従来ＴａＣ基硬質焼結合金の代替材料として１例えば時
計側などの装飾部品の製造に用いることができるのであ
る。
Claims (1)
- １ オレンジ系の金色を有する窒化チタン基硬質焼結合
金の製造に際して、主成分たる窒化チタンを、化学成分
式： ＴｉＮｘ（０，５≦Ｘ≦０．９）をもった窒化チ
タンで構成することによって、オレンジ系の金色をレモ
ン系の金色に色調変化させることを特徴とする装飾部品
用窒化チタン基硬質焼結合金の製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP54084608A JPS5935418B2 (ja) | 1979-07-04 | 1979-07-04 | 装飾部品用窒化チタン基硬質焼結合金の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP54084608A JPS5935418B2 (ja) | 1979-07-04 | 1979-07-04 | 装飾部品用窒化チタン基硬質焼結合金の製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS569343A JPS569343A (en) | 1981-01-30 |
| JPS5935418B2 true JPS5935418B2 (ja) | 1984-08-28 |
Family
ID=13835398
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP54084608A Expired JPS5935418B2 (ja) | 1979-07-04 | 1979-07-04 | 装飾部品用窒化チタン基硬質焼結合金の製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5935418B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61180209U (ja) * | 1985-04-19 | 1986-11-10 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP2298948B1 (en) * | 2008-05-28 | 2019-05-01 | Kyocera Corporation | Ceramic for decorative part and decorative part comprising the same |
-
1979
- 1979-07-04 JP JP54084608A patent/JPS5935418B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61180209U (ja) * | 1985-04-19 | 1986-11-10 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS569343A (en) | 1981-01-30 |
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