JPS5935303Y2 - 長尺材料のガイド構造 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は長尺材料のガイド構造に関するものである。

従来のガイド構造は、第１図に示すように、ガイドピン
１が、グイ２に固着し、材料外し用のガイドリフター３
がパンチ４に固着している場合、または第２図の如く、
ガイドピン６がパンチ側に配設されているストリッパー
７に、ガイドリフター８がグイ９にそれぞれ固着してい
る場合の２通りがある。

第１図の欠点は、金型パンチ４の上下動により長尺材料
５が金型パンチ４に追従し、送りピンチ狂いが生じる。

第２図の場合は、ガイドピン６が固着されているストリ
ンパ−７自身がコイルバネ１０を介して上下動する。

よって嵌合のすきま分だけアオられ、正確な位置精度が
出ない。

特に順送り型は困難である。

本考案は上記欠点を除去するため、ガイドピンおよびガ
イドリフターを共にグイ側に位置させ、長尺材料の上下
動を極少にし、かつガイドリフターを可動にし、ガイド
ピンからの材料外しも可能にすることを目的としたもの
である。

以下本考案を第３図、第４図で詳細に説明すも第３図は
金型の側面図であり、第４図は第３図のＡ−Ａ′断面図
である。

第３図で示すように、グイ１７側に複数のガイドリフタ
ー１３およびガイドピン１４を設け、ガイドリフター１
３の上端には長尺材料厚味プラスαした溝部１９を形成
し、その間を長尺材料１２が、機械サイクルと同調し、
一定のピンチで断続的に流れる。

ガイドリフタ−１３下部は、グイ溝部２０に設置したコ
イルバネ、ウレタンゴム等の弾性材料１５により支持さ
れている。

つぎに作動について説明すると（可動ラムが上でラム側
に金型のパンチ１６側がセントされたと想定）第４図Ａ
−に断断図より、ラム下降によりパンチ１６側のストリ
ンパ−１１がガイドリフター１３の頭部に当ると、弾性
材料１５で支持されているガイドリフター１３が下降す
る。

これにともない溝部１９内の長尺材料１２のガイド穴１
８が、ガイドピン１４の先端でさぐられ、位置決めと同
時にグイ１７上面とストリッパー１１でサンドインチさ
れ長尺材料１２はパンチングされる。

更にラムが下死点から死点へ移動する間に、ガイドリフ
ター１３の溝部１９によって、ガイドピン１４より長尺
材料１２が外され、ガイドリフター１３は襟元し長尺材
料１２は水平移動が自由になる。

上記の如く本考案は長尺材料の上下動を極少にすること
により、省力化、合理化に不可欠な順送り型、ライン型
等を使用する場合また１台の機械で複数型を搭載する場
合に大きな効果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図、第２図は従来型のガイド構造で、長尺材料セッ
ト状態の側面図、第３図は本考案の側面図、第４図は第
３図のＡ−に断簡図であり、パンチ側金型が下降し、ガ
イドリフター頭部に当った状態図である。 １１・・・ストリッパー、１２・・・長尺材料、１３・
・・ガイドリフター １４・・・ガイドピン、１５・・
・弾性材料、１６・・・パンチ、１７・・・グイ、１８
・・・ガイド穴、１９・・・溝部、２０・・・グイ溝部
。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. グイおよびパンチを備えた金型の長尺材料のガイド構造
   において、前記タ゛イ側にガイドリフターとガイドピン
   を設け、前記ガイドリフターをグイ溝部の弾性材料で支
   持するとともに、上端に長尺材料を案内する溝部を形成
   し、パンチ側のストリッパーにより上下動可能にしたこ
   とを特徴とする長尺材料のガイド構造。