JPS5935078A - 膨張黒鉛成形体の製造法 - Google Patents
膨張黒鉛成形体の製造法Info
- Publication number
- JPS5935078A JPS5935078A JP57145779A JP14577982A JPS5935078A JP S5935078 A JPS5935078 A JP S5935078A JP 57145779 A JP57145779 A JP 57145779A JP 14577982 A JP14577982 A JP 14577982A JP S5935078 A JPS5935078 A JP S5935078A
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- Japan
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- expanded graphite
- graphite
- molded body
- sulfuric acid
- molded
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は膨張黒鉛を使用したシート状、板状等の成形体
の強度、靭性などの特性を改良する方法に関する。
の強度、靭性などの特性を改良する方法に関する。
黒鉛を酸処理し黒鉛層間に膨張剤を挿入し急速に加熱し
て黒鉛構造のC軸方向(炭素I−に垂直な方向)に膨張
した軽量の去状形の膨張黒鉛がえられること、さらに該
膨張黒鉛は圧縮成形性に富みしたがって単独−または他
の物質と混合して加圧することにより板状あるいは棒状
の成形体かえられることは公知である。そして上記成形
体は耐熱性、耐食性に優れかつ圧縮復元性がありさらに
ゾール特性も優れているのでガスケット、バッキング材
料として広く使用されている。しかしながら上記膨張黒
鉛を中、独で加圧成形したものはその機械的な絡み合い
のみが強度要因となっているために引張り強さ、圧縮強
さ、靭性々どの点で十分でなくこれが乍独成形体の用途
に制約を与えていた。なお、上記特性の改良方法として
適当な有機質結合剤例えばフェノール樹脂、酢酸セルロ
ーズなどの合成樹脂と混合圧縮する方法の提案もある。
て黒鉛構造のC軸方向(炭素I−に垂直な方向)に膨張
した軽量の去状形の膨張黒鉛がえられること、さらに該
膨張黒鉛は圧縮成形性に富みしたがって単独−または他
の物質と混合して加圧することにより板状あるいは棒状
の成形体かえられることは公知である。そして上記成形
体は耐熱性、耐食性に優れかつ圧縮復元性がありさらに
ゾール特性も優れているのでガスケット、バッキング材
料として広く使用されている。しかしながら上記膨張黒
鉛を中、独で加圧成形したものはその機械的な絡み合い
のみが強度要因となっているために引張り強さ、圧縮強
さ、靭性々どの点で十分でなくこれが乍独成形体の用途
に制約を与えていた。なお、上記特性の改良方法として
適当な有機質結合剤例えばフェノール樹脂、酢酸セルロ
ーズなどの合成樹脂と混合圧縮する方法の提案もある。
しかしながらこの方法は耐熱性、耐食性などに優れた黒
鉛の11能が犠牲となるので9了まI〜くlい。
鉛の11能が犠牲となるので9了まI〜くlい。
本発明は前述した問題点を解消する膨張黒鉛成形体の製
造法を提供する仁とを目的とする。
造法を提供する仁とを目的とする。
本発明者は膨張黒鉛成形体の改質につき種々検討を加え
た結果IM)張黒鉛成形体をさらに稀硫酸と酸化剤の混
液にV漬し、水洗、加熱後再成形することにより強度、
靭性が著しく改善されることを見出(7,この発明を完
成したものである。
た結果IM)張黒鉛成形体をさらに稀硫酸と酸化剤の混
液にV漬し、水洗、加熱後再成形することにより強度、
靭性が著しく改善されることを見出(7,この発明を完
成したものである。
本発明は、膨張黒鉛の一次成形体を稀硫酸と酸化剤の混
液に浸漬し、水洗及び熱処理をしたのち再成形すること
を特徴とする膨張黒鉛成形体の製造法に関する。
液に浸漬し、水洗及び熱処理をしたのち再成形すること
を特徴とする膨張黒鉛成形体の製造法に関する。
本発明における膨張黒鉛の一次成形体とは天然黒鉛粒子
を強酸で処理し黒鉛層間化合物を形成さWたあと水洗し
、高温で瞬間的にC軸方向に加熱膨張させた例えばカサ
密度が0.0055’/ rm”〜0.059− /c
mi穆度の膨張黒鉛をそのまま適当な型Vこ入れ板状そ
の他の形状に成形1−るかま/こ(rよロール間を通し
て一定厚みの、/−ト状に加圧成形したものである。該
成形体の密度は取扱い上などから0.5P/m”JJ上
であることが好−ましい。
を強酸で処理し黒鉛層間化合物を形成さWたあと水洗し
、高温で瞬間的にC軸方向に加熱膨張させた例えばカサ
密度が0.0055’/ rm”〜0.059− /c
mi穆度の膨張黒鉛をそのまま適当な型Vこ入れ板状そ
の他の形状に成形1−るかま/こ(rよロール間を通し
て一定厚みの、/−ト状に加圧成形したものである。該
成形体の密度は取扱い上などから0.5P/m”JJ上
であることが好−ましい。
ト記成形体の処理液としては層間化合物を形成すること
ができる強酸化性の溶液たとえば発煙硫酸又ν、を濃硫
酸と硝酸、過塩素酸、過酸化水素、過マンガン酸カリウ
ム、塩素酸カリウムなどの各種酸化剤との組合せが考え
られるが2発明者は経済性、処理時間その後の効率を検
討して稀硫酸と酸化剤との組合せとした。即ち稀硫酸で
も膨張黒鉛の一次成形体の再膨張が可能であり、濃硫酸
に比較(〜で取扱いが容易であり。
ができる強酸化性の溶液たとえば発煙硫酸又ν、を濃硫
酸と硝酸、過塩素酸、過酸化水素、過マンガン酸カリウ
ム、塩素酸カリウムなどの各種酸化剤との組合せが考え
られるが2発明者は経済性、処理時間その後の効率を検
討して稀硫酸と酸化剤との組合せとした。即ち稀硫酸で
も膨張黒鉛の一次成形体の再膨張が可能であり、濃硫酸
に比較(〜で取扱いが容易であり。
水洗及び熱処理作業の負担も軽減される。稀硫酸の濃度
は50〜80重lt係の範囲が好ましい。
は50〜80重lt係の範囲が好ましい。
80重府係を越えると前記した取扱い易さなどの利点が
減少1〜.50重i%未満では、成形体の再膨張が不十
分となる。稀硫酸と酸化剤の好ましい組合せは濃度50
〜80 iK−&t %の稀硫酸と濃度20〜30重量
係の過酸化水素水または濃度60爪M係の過塩素酸とを
用うることである。成形体シ」、前記処理液中に通常数
分から数十分間浸漬され、その後成形体の表面に付着し
た処理′o、f水洸l水代1〜次例えば60(1’(J
!J上の温度で数分加熱される。この場合成形体の表面
にシよ新たに生成した層間化合物が加熱膨張さiし。
減少1〜.50重i%未満では、成形体の再膨張が不十
分となる。稀硫酸と酸化剤の好ましい組合せは濃度50
〜80 iK−&t %の稀硫酸と濃度20〜30重量
係の過酸化水素水または濃度60爪M係の過塩素酸とを
用うることである。成形体シ」、前記処理液中に通常数
分から数十分間浸漬され、その後成形体の表面に付着し
た処理′o、f水洸l水代1〜次例えば60(1’(J
!J上の温度で数分加熱される。この場合成形体の表面
にシよ新たに生成した層間化合物が加熱膨張さiし。
膨張黒鉛がイ;」着したような状態となり体積も膨張す
る。これを型で成形するか捷たはロール間を通過させて
再成形する。該成形体は、外観が処理前の成形体と非常
によく似ているが強度的には1.2〜2.0倍程度に増
大し、また靭性面の改善効果も著しい。
る。これを型で成形するか捷たはロール間を通過させて
再成形する。該成形体は、外観が処理前の成形体と非常
によく似ているが強度的には1.2〜2.0倍程度に増
大し、また靭性面の改善効果も著しい。
上記効果を生ずる理由として、再処理品は熱処理し7た
場合に体積が膨潤し表面に膨張黒鉛が出現することから
最初の成形体中における未反応の黒鉛結晶層間が新たに
処理を受けて膨張黒鉛となったためと考えられる。さら
に比較的弱い酸化処理液でも効果がみられるのは既に最
初に酸処理をされでいるために層間化合物が容易に形成
されやすいためと思われる。
場合に体積が膨潤し表面に膨張黒鉛が出現することから
最初の成形体中における未反応の黒鉛結晶層間が新たに
処理を受けて膨張黒鉛となったためと考えられる。さら
に比較的弱い酸化処理液でも効果がみられるのは既に最
初に酸処理をされでいるために層間化合物が容易に形成
されやすいためと思われる。
Jソド有施例により本発明を説明する。
実施例1
力“す密度0.02’t / ram”の膨張黒鉛を金
型を用いて板厚Q、 5 mm 、密度1.0 y/
cm”のものに成形した。
型を用いて板厚Q、 5 mm 、密度1.0 y/
cm”のものに成形した。
この−次成形体を50X100fiの大きさ妬切断し、
50爪14チ稀硫酸100爪績部と60重隋チの過塩素
酸5爪量部との混液に5分間浸漬した。
50爪14チ稀硫酸100爪績部と60重隋チの過塩素
酸5爪量部との混液に5分間浸漬した。
次いで混液から取出し水洗後炉中で1000℃で2分間
加熱処理した。上記処理品は厚み方向で約3倍に膨潤し
7表面に新たな膨張黒鉛が出現した。
加熱処理した。上記処理品は厚み方向で約3倍に膨潤し
7表面に新たな膨張黒鉛が出現した。
上記処理品を金型に入れ板厚0,5馴となるように再成
形した。該成形体の引張り強さは46Kq/Cr119
で、処理前の成形体の値32Kq/rフn”の1.43
倍でありまた靭性も大幅に改善された。
形した。該成形体の引張り強さは46Kq/Cr119
で、処理前の成形体の値32Kq/rフn”の1.43
倍でありまた靭性も大幅に改善された。
実施例2
実施例1と同じ膨張黒鉛成形体を70*I%の硫酸10
0重量部中に浸漬しこの酸液に25重隈チ過酸化水素水
5重着部を添加し攪拌しながら30分処理した。水洗後
炉中で1000℃で2分間加熱処理した。これを実施例
1と同様に再成形した。該成形体の引張り強さは43K
g/cm”で1,34倍の改善が認められた。
0重量部中に浸漬しこの酸液に25重隈チ過酸化水素水
5重着部を添加し攪拌しながら30分処理した。水洗後
炉中で1000℃で2分間加熱処理した。これを実施例
1と同様に再成形した。該成形体の引張り強さは43K
g/cm”で1,34倍の改善が認められた。
このように本発明によると、従来法で製造した膨張黒鉛
の一次成形体をさらに稀硫酸と酸化剤の混液にV潰し、
水洗、熱処理、再成形を行なうことにより、耐熱性、耐
食性に優れかつ強度、靭性が大幅f向−卜した膨張黒鉛
成形体を経済的に製造しうるなどの効果がある。
の一次成形体をさらに稀硫酸と酸化剤の混液にV潰し、
水洗、熱処理、再成形を行なうことにより、耐熱性、耐
食性に優れかつ強度、靭性が大幅f向−卜した膨張黒鉛
成形体を経済的に製造しうるなどの効果がある。
Claims (1)
- 1、膨張黒鉛の一次成形体を稀硫酸と酸化剤の混液に浸
漬し、水洗及び熱処理をしたのち再成形することを特徴
とする膨張黒鉛成形体の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57145779A JPS5935078A (ja) | 1982-08-23 | 1982-08-23 | 膨張黒鉛成形体の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57145779A JPS5935078A (ja) | 1982-08-23 | 1982-08-23 | 膨張黒鉛成形体の製造法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5935078A true JPS5935078A (ja) | 1984-02-25 |
Family
ID=15392968
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP57145779A Pending JPS5935078A (ja) | 1982-08-23 | 1982-08-23 | 膨張黒鉛成形体の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5935078A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63156091A (ja) * | 1986-05-27 | 1988-06-29 | Toyo Tanso Kk | 黒鉛ルツボの保護方法 |
JPH02184585A (ja) * | 1989-01-11 | 1990-07-19 | Inax Corp | 塩基・シリカ反応を抑制したセラミック製品 |
JP2022507625A (ja) * | 2018-11-15 | 2022-01-18 | ログ 9 マテリアルズ サイエンティフィック プライベート リミテッド | バインダーを使用せずにグラフェンフェルトを合成する方法 |
-
1982
- 1982-08-23 JP JP57145779A patent/JPS5935078A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63156091A (ja) * | 1986-05-27 | 1988-06-29 | Toyo Tanso Kk | 黒鉛ルツボの保護方法 |
JPH02184585A (ja) * | 1989-01-11 | 1990-07-19 | Inax Corp | 塩基・シリカ反応を抑制したセラミック製品 |
JP2022507625A (ja) * | 2018-11-15 | 2022-01-18 | ログ 9 マテリアルズ サイエンティフィック プライベート リミテッド | バインダーを使用せずにグラフェンフェルトを合成する方法 |
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