JPS593445B2 - カルバ−ト系殺虫済抵抗性ツマグロヨコバイ用の殺虫剤組成物 - Google Patents

カルバ−ト系殺虫済抵抗性ツマグロヨコバイ用の殺虫剤組成物

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JPS593445B2
JPS593445B2 JP9527175A JP9527175A JPS593445B2 JP S593445 B2 JPS593445 B2 JP S593445B2 JP 9527175 A JP9527175 A JP 9527175A JP 9527175 A JP9527175 A JP 9527175A JP S593445 B2 JPS593445 B2 JP S593445B2
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JP
Japan
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insecticide
test
parts
culvert
synergistic
Prior art date
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Expired
Application number
JP9527175A
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English (en)
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JPS5218826A (en
Inventor
敬一郎 小野
三夫 田原
篤行 田原
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SANKEI CHEMICALS
Original Assignee
SANKEI CHEMICALS
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は0・0−ジエチル0−(3−オキソ−2−フェ
ニル−2H−ピ+)ダジンー6−イル)ホスホロチオエ
ート(以下、ピリダフェンチオンと称t)と2−インプ
ロポキシフェニルN−メチルカルバメート(以下、PH
Cと称す)とを有効成分として含有する殺虫剤組成物に
関する。
近年、日本列島の西南方面の暖地ではツマグロヨコバイ
がカルバメート系殺虫剤に対して強い抵抗性を示すよう
になってきた。
従来からカルバメート系殺虫剤は我国では水田の主要害
虫であるウンカ、ツマグロヨコバイ類の防除に特効薬と
して重要な殺虫剤であり、多量に使用されている。
しかしながら、カルバメート系殺虫剤が多量に連用され
るについて、カルバメート系殺虫剤に対するウンカ、ツ
マグロヨコバイ類の耐性が強くなり、これら害虫Q発生
が増加拡大する傾向にあるので、これら害虫に対する耐
性を除いた有効な殺虫剤の開発が要望されている。
本発明者らは、従来からカルバメート系殺虫剤に耐性を
示していたツマグロヨコバイ類に対しても高い殺虫防除
効果を奏し得る殺虫剤組成物を開発するため種々研究し
た結果、ピリダフェンチオンとカルバメート系殺虫剤の
混合剤が、従来のカルバメート系殺虫剤に対して強い耐
性を有するツマグロヨコバイ類に対して高い殺虫防除効
果を発揮することを確認し、それらの中でもピリダフェ
ンチオンとPHCとの混合剤は特に有効であり極めて高
い相乗効果を有することを見出して本発明に到達した。
本発明の上記ピリダフェンチオンは次の構造式を有する
すなわちである。
また上記のPHCの構造式はすなわち であることは知られている。
本発明に係る殺虫剤の殺虫防除効果はそれぞれの有効成
分を単独で施用した場合の相加効果からは予想できない
程の大きな相乗効果を発揮し得るものである。
本発明に施ては相乗効果の表現として共力毒作用係数(
’ Co −toxicity coefficien
t、 S un andJ ohnson、 (196
0年)提案方法ニヨル〕ニヨッて示した。
次に本発明の殺虫剤組成物の実施例と試験例を若干示す
が、本発明はこれら実施例によって限定されるものでは
ない。
実施例 1 ピリダフェンチオンとPHCを1:1の割合に混合しア
セトンに溶解せしめて0.016.0.008゜0.0
04.0.002.0.001.0.00051?/m
1%濃度の溶液を得た。
実施例 2 ピリダフェンチオン2重量部(以下単に部と称す)、P
HC1,5部、PAP (イングロビルアシツドフオ
スフエート、日本化学工業株式会社、商品名)0.3部
、ホワイトカーボン1,0部、クレー95.2部を均一
に混合粉砕して粉剤を得る。
実施例 3 ピリダフェンチオン2部、PHC1,5部、PAPO0
3部、機械油0.5部、クレー5部を微粒珪石(65〜
250メツシユ)91部にコーディングして微粒剤Fを
得る。
試験例 1 (1)供試虫 カルバメート系殺虫剤に対する感受性が低下シタツマグ
ロヨコバイ(♀)の成虫(鹿児島県肝付郡吾平町産) (11)供試薬剤 前記実施例1の薬剤と、実施例における PHCO代りに次の成分を同じ濃度で配合した4種類の
比較例薬剤。
比較例 1 3・4−キシリルN−メチルカルバメート(MPMC) 比較例 2 メタトリルN−メチルカルバメート(MrMC)比較例
3 2−セコンダIJ−7”F−ルフェニルーN−メー11
F−ルカルバメート(BPMC) 比較例 4 1−ナフチルN−メチル力ルバメー)(NAC)(11
1)試験方法 上記供試薬剤の夫々について、次の方法によりLC5o
1LD5oを求めた。
まず、ミクロシリンジにより供試虫体の胸部背面に供試
薬液0.5μl/♀を滴下処理した後、この処理虫をイ
ネの芽出しを入れたガラス製腰高シャーシに収容して飼
育した。
そして、前記処理後24時間における処理虫の生死を調
べ、薬量−死去率曲線からLC5o値、LD5o@を求
めた。
なお、処理虫体の生死は、処理後12時間の時点(第1
回目)および24時間の時点(第2回目)で測定した。
Ov) 試験結果の評価方法 前記実施例1および比較例1〜4の夫々の殺虫剤組成物
について、 上記得られたLC5o値から共力毒作用係数(Co −
toxity coeff 1cient ) を算
出し、有効成分間の共力作用乃至相剰効果を評価した。
この共力毒作用係数による判定法は、5unand J
ohnsonが1960年に提案したもので(Jour
nal of Economic Entomolog
y。
Vo153、A5、P887〜892)、多成分殺虫剤
組成物の効果判定にひろ(用いられている。
二成分系の配合剤についてその算出方法を説明すれば次
の通りである。
即ち、y%の単剤(A)とy%の単剤(B)とを配合し
た混合剤Mの共力毒作用係数は、次式で定義される。
ここで、Mの実際の毒性指数は、何れかの単剤、例えば
Aの毒性指数を100とした場合のMの相対的な毒性強
度で、次式により与えられる。
また、Mの理論上の毒性指数は、AとBに何等の共力作
用もないと仮定した場合に、Aの毒性指数を100とし
た相対的な毒性強度で、次式によって与えられる。
ここで、 である。
上記の説明から明らかなように、(3)式で定義される
共力毒作用係数が100以上であれば、MばAおよびB
の共力作用による相剰効果があることを示している。
なお、(3)、(4)、(5)、(6)式を整理すれば
、 となる。
ところで、前記実施例1および比較例1〜4の夫々につ
いて上記の共力毒作用係数を算出するに当っては、ピリ
ダフェンチオンを上記A剤とし、その毒性指数を100
とした。
また、共力毒作用係数の算出に必要な各成分単味剤のL
Cl。
値、LD5o値については、予め既述したlと同じ方法
により得られた第6表に示す値を用いた。
(v)試験成績 以下に比較例1〜4、並びに実施例1について得られた
試験成績を、夫々第1表〜第5表に示す。
(a) 比較例 1 (c)比較例 3 (d) 比較例 4 (e) 実施例 単剤のLC5oとLD、oを同一条件で測定し第6表を
得た。
このように毒性共力作用係数が100の場合単剤の合計
と同じ効果と判断されるものであるが、実施例はこの係
数が238.7であり、他の比較例1〜4の13炎、9
.132.1などと比較すると本発明の殺虫剤組成物は
その薬効が極めてすぐれていることがよ(判る。
試験例 2 (1)供試虫 試験例1で用いたと同じ、カルバメート系殺虫剤に対す
る感受性が低下したツマグロヨコバイ(♀)成虫 (11)供試薬剤 既述した実施例2の粉剤および実施例3の微粒剤F、並
びに次の二種類の比較例薬剤。
比較例 5 ピリダフェンチオン2.0%粉剤(三井東圧化学製 商
品名オフナック粉剤) 比較例 PHC2,0、PAP O,3部、ホワイトカーボン
1.0部、クレー96.7部(部数は何れも重量部)を
均一に混合粉砕して得た粉剤 (iii) 試験方法 上記夫々の供試薬剤について次の試験を行なった。
まずペルジャーダスターを使用してポット植の水稲に供
試薬剤を処理した。
この処理量は10アール当りの換算で3kgとなるよう
に調整した。
続いて、この処理された水稲に前記供試上を放生し、網
をかぶせて温室内で飼育した。
そして、放中後12時間、24時間の時点で生虫数、落
下虫数、および死去数を調べ、落下−死出率を算出した
(IV) 試験結果 上記第7表に示すように、実施例2の粉剤および実施例
3の微粒剤Fについても、実施例1の溶液剤に略対応す
る顕著な効果が得られた。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 10・0−ジエチル0−(3−オキソ−2−フェニル−
    2H−ピリダジン−6−イル)ホスホロチオエートと2
    −インプロポキシフェニルN−メチルカルバメートとを
    有効成分として含有することを特徴とするカルバメート
    系殺虫剤抵抗性ツマグロヨコバイ用の殺虫剤組成物。
JP9527175A 1975-08-05 1975-08-05 カルバ−ト系殺虫済抵抗性ツマグロヨコバイ用の殺虫剤組成物 Expired JPS593445B2 (ja)

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JPS5218826A JPS5218826A (en) 1977-02-12
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JPS5218826A (en) 1977-02-12

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