JPS5934345B2 - のり剥離装置におけるのり「す」搬送機構 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 この発明はのり剥離装置におけるのり簀搬送機構に関す
るものである。

この発明では、のり付着簀を剥離装置にまで搬送するの
り簀搬送ベルトを直線方向に設け、同ベルトの進行作動
方向の直線上に剥離装置を設け、同剥離装置により分離
したのりと簀とを従前の搬送方向と同一直線方向に搬送
する搬送装置を設け、同搬送装置の終端において、左右
側方向に一定枚数集積したのりと簀とを送り出すのり送
り出し装置及び簀送り出し装置を設けたことにより、簀
より剥離されたのりと、簀とを適確に所要枚数毎に確保
でき、確実なのり剥離とその後の処理管理が充分に行え
るのり剥離装置におけるのり簀搬送機構を提供せんとす
るものである。

この発明の実施例を図面にもとづき詳説すれば、１はの
り簀搬送ベルトであり、簀にのりを抄いて乾燥したのり
付着簀をベルト間に挾持して搬送するものであり、上り
勾配に形成している。

２は剥離装置であり、のり簀搬送ベルト１の進行作動方
向の直線上に配設されており、機枠３に横架した三本の
溝付ローラ４−１，４−２．４−３に細帯状ベルト５を
多数一定間隙ｎを互いに保持して懸架しており、各ロー
ラの溝部分６に細帯状ベルト５を嵌着しており、多数の
細帯状ベルト５によって一定幅のベルトＶが形成され、
しかもベルトには細い間隙ｎが幾条にも形成された状態
となっており、ベルトＶの内側面にはエア吸着装置７が
設けられており、ベルト■の内側面より間隙ｎを通して
のりのエア吸着をすべく構成されているものであ；Ｅ）
。

８は、剥離装置２の終端に設けた簀折返しベルトで、縦
方向に懸架されており、のりが剥離された簀を、直角下
方に折返して送り出すものである。

９は簀折返しベルト８の下方に設けた爪付ドラムであり
、ドラム軸１０中夫に設けられており、ドラムに簀係止
用の爪１１を突設しており、簀折返しベルト８により直
角下方に送り出された簀か爪付ドラム９の周面で受ける
と共に同ドラム９の回転にともない爪１１にて簀を係止
し強制的にドラム回転方向へ送るものである。

１２はドラム軸１０の両端部分に設けた回転輪であり、
同回転輪１２はその下方に配設された簀搬送ベルト１３
表面に圧接しており、爪１１にて強制的に送られた簀の
両側縁部は、回転輪１２と、同回転輪１２が圧接した簀
搬送ベルト１３との間に挾持されて前方へまっすぐに送
られていく。

１４は簀搬送ベルト１３を懸架した１駆動プーリ、１５
は遊動プーリ、１６はテンションプーリである。

３０は簀搬送ベルト１３の終端手前部分の上方において
オーバーラツプ状態に設けた簀挾持ベルトであり、同ベ
ルトＩＴの下方には簀ガイド３１が設けらへ簀搬送ベル
ト１３以降は簀挾持ベルト１７と簀ガイド１８とにより
簀は搬送される。

１７は簀搬送ベルト１３の終端に連接して設けられた二
枚の左右の簀受は板であり、簀の両縁端を受は止めるべ
く左右二枚の長板が設けられており、しかも簀受は板１
７は互いに内側へ傾倒すべく構成されており、前搬送ベ
ルト１３により送られてきた簀を受止めた後、傾倒して
簀を下方へ落下せしめるものである。

１８は簀受は板１１の下方に設けた簀集積装置であり、
所要枚数の簀が集積された後自動的にその下方に設けた
前搬送ローラ１９上に落下せしめて横方向へ搬送するも
のであり、前搬送ローラ１９は前搬送ベルト１３と直角
に交わる横方向へ設けられており、従って簀は前搬送ベ
ルト１３の終端において直角方向へ搬送されることにな
る。

前述の剥離装置２によりのりと簀とが分離された後のの
りの搬送径路を説明すると、剥離装置２の終端にベルト
■と相対したのり搬送ベルト２０がオーバーラツプ状態
で設けられており、同のり搬送ベルト２０の終端におい
ては同じく同のり搬送ベルト２０とオーバーラツプ状態
で最終のり搬送ベルト２１が設けられ、同最終のり搬送
ベルト２１の下方にはのりガイド２２が設けられている
。

２３は、上記のり搬送ベルト２０、最終のり搬送ベルト
２１、のりガイド２２により搬送されてきたのりを下方
より押圧して下方へ落下せしめる落下装置であり、角状
枠体２４が一定のカム機構２５により下方へ降下自在と
なり、のり表面を押圧して、のりガイド２２上に搬送さ
れてきたのりをその下方に位置するのり排出ベルト２６
上に落下せしめる。

のり排出ベルト２６はのりガイド２２と直交する状態で
、前搬送ローラ１９と反対側の横方向へ駆動すべく構成
されており、しかものり排出ベルト２６はのり集積装置
も重ねて一定枚数ののりが同ベルト上に集積した後に駆
動すべく構成されており、一定枚数ののりが集積したら
駆動して横方向へのりを排出すべく作動ずン２７は同の
り排出ベルト２６の終端に連設したのり立て搬送装置で
あり、のり排出ベルト２６の進行方向すなわちのりガイ
ド２２と直交する方向に設けられており、チェーン２８
に所要間隔毎に枠体２９を取付け、同枠体２９の間に所
要枚数ののりを挾んで立てた状態で搬送し、その終端に
て下方へ自動的に落下せしめるものである。

なお、簀折返しベルト８の近傍にはリミットスイッチＳ
を設けており、同スイッチにより電磁クラッチを利用し
て爪付ドラム９の作動、簀集積装置１８の作動、落下装
置の作動等を行わしめている。

図中、ｎはのり、Ｎは簀、Ｍはのり付着簀を示すもので
ある。

この発明にによれば、上記構成よりなり、のり付層の簀
は剥離装置によりのりと簀に分離され、のりも簀も同一
進行方向にそのまま搬送された後、のりと簀が別々に左
右横方向へ搬送され次の処理段階へといくものであるた
め、のりの処理、簀の整理工程等が簡便に行いうる効果
を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明におけるのりの搬送径路を示す機構の断
面側面図、第２図は同平面図、第３図は本発明における
簀の搬送径路を示す機構の断面側面図、第４図は同平面
図。 １：のり前搬送ベルト、２：剥離装置、３：機枠、４：
溝付ローラ、５：細帯状ベルト、６：溝部分、７：エア
吸着装置、８：簀折返しベルト、９：爪付ドラム、１０
： ドラム軸、１１ ：爪、１２：回転輪、１３：前搬
送ベルト、１４：駆動ブーＩへ １５：遊動プーリ、１
６：テンシヨンブ１−リ、１７：簀受は板、１８：簀集
積装置、１９：前搬送ローラ、２０：のり搬送ベルト、
２１：最終のり搬送ベルト、２２：のりガイド、２３：
落下装置、２４：角状枠体、２５：カム機構、２６：の
り排出ベルト、２７：のり立て搬送装置、２８：チェー
ン、２９：枠体。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ のり付着簀を剥離装置にまで搬送するのり簀搬送ベ
   ルトを直線方向に向け、同ベルトの進行作動方向の直線
   上に剥離装置を設け、同剥離装置により分離したのり簀
   とを従前の搬送方向と同一直線方向に搬送する搬送装置
   を設け、同搬送装置の終端において、左右側方向に一定
   枚数集積したのりと簀とを送り出すのり送り出し装置及
   び簀送り出し装置を設けたことを特徴とするのり剥離装
   置におけるのり簀搬送機構。