JPS5934150B2 - 不定形耐火物の棒状補強材及びその製造法 - Google Patents
不定形耐火物の棒状補強材及びその製造法Info
- Publication number
- JPS5934150B2 JPS5934150B2 JP52044310A JP4431077A JPS5934150B2 JP S5934150 B2 JPS5934150 B2 JP S5934150B2 JP 52044310 A JP52044310 A JP 52044310A JP 4431077 A JP4431077 A JP 4431077A JP S5934150 B2 JPS5934150 B2 JP S5934150B2
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- JP
- Japan
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- rod
- weight
- shaped
- manufacturing
- shaped reinforcement
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- Ceramic Products (AREA)
- Furnace Housings, Linings, Walls, And Ceilings (AREA)
- Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、不定形耐火物の耐スポーリング性、機械的強
度等を改善させるための補強材及びその製造法に関する
ものである。
度等を改善させるための補強材及びその製造法に関する
ものである。
不定形耐火物は、その施工特性の利点から用途は拡大し
ているが、断続的な高温使用に際しては亀裂が入りやす
く、脱落等の問題点があった。
ているが、断続的な高温使用に際しては亀裂が入りやす
く、脱落等の問題点があった。
これらの欠点を解消するために、スチールファイバーを
混入する方法があり、不定形耐火物の1部が表面から脱
落を防止するのには効果が得られるが、スチールの耐熱
性が低いことと、酸化腐蝕、不定形耐火物中の成分との
反応による溶損などにより高温では効果が低下してくる
。
混入する方法があり、不定形耐火物の1部が表面から脱
落を防止するのには効果が得られるが、スチールの耐熱
性が低いことと、酸化腐蝕、不定形耐火物中の成分との
反応による溶損などにより高温では効果が低下してくる
。
また、セラミックファイバー等の高耐熱繊維を不定形耐
火物中に混入する方法は、これらの繊維が短繊維の集合
体であり、その単繊維の径は約3μであるので、混入に
際しからまりあい、低密度の粒状となること及び均一に
混合できないため、顕著な補強効果が認められない。
火物中に混入する方法は、これらの繊維が短繊維の集合
体であり、その単繊維の径は約3μであるので、混入に
際しからまりあい、低密度の粒状となること及び均一に
混合できないため、顕著な補強効果が認められない。
本発明は、上記事由にかんがみなされたものであり、充
分な機械的強度を有し、耐スポーリング性のすぐれた不
定形耐火物を得るための棒状補強材を提供することを目
的としている。
分な機械的強度を有し、耐スポーリング性のすぐれた不
定形耐火物を得るための棒状補強材を提供することを目
的としている。
ここでいう不定形耐火物とは、結合剤としてアルミナセ
メントまたはリン酸、酸性リン酸塩を使用し、骨材とし
てシャモット、アルミナ、ムライト、クローム鉱、ジル
コン等の耐火物を含み、場合によっては可塑粘土等の粘
結剤を加えたものであり、それらの量比にはよらないも
のを指す。
メントまたはリン酸、酸性リン酸塩を使用し、骨材とし
てシャモット、アルミナ、ムライト、クローム鉱、ジル
コン等の耐火物を含み、場合によっては可塑粘土等の粘
結剤を加えたものであり、それらの量比にはよらないも
のを指す。
本発明は、主成分がS t 0240〜60重量%、A
l20360〜40重量%で、酸化ナトリウム、ホウ酸
ナトリウム、ボリアの一種以上を微量含有し、径0.0
5 WLxをこえ1朋未満、長さ5〜30關である棒状
補強材である。
l20360〜40重量%で、酸化ナトリウム、ホウ酸
ナトリウム、ボリアの一種以上を微量含有し、径0.0
5 WLxをこえ1朋未満、長さ5〜30關である棒状
補強材である。
SiO2が40〜60重量%、Al2O3が60〜40
重量%でその他微量成分としてソーダ灰、ホウ酸ソーダ
、ボリアの一種以上を含む原料混合物を電気炉で溶融し
、溶融物の一定量を湯出しノズルから流出させ、その中
心部から水が噴出し、かつその中心と端の中間から端に
向って突起がもうけられ、高速で回転している円盤上に
落下させる。
重量%でその他微量成分としてソーダ灰、ホウ酸ソーダ
、ボリアの一種以上を含む原料混合物を電気炉で溶融し
、溶融物の一定量を湯出しノズルから流出させ、その中
心部から水が噴出し、かつその中心と端の中間から端に
向って突起がもうけられ、高速で回転している円盤上に
落下させる。
この回転円盤上から振り飛ばされて繊維状あるいは棒状
または粒状物になるが、このとき水の噴出量、供給溶融
物量、円盤の回転速度、突起の大きさにより得られる棒
状物の直径、長さが調節できる。
または粒状物になるが、このとき水の噴出量、供給溶融
物量、円盤の回転速度、突起の大きさにより得られる棒
状物の直径、長さが調節できる。
通常円板の回転速度としては1000〜3000rpm
、水圧としてはlky/d以上が用いられる。
、水圧としてはlky/d以上が用いられる。
本発明の棒状物の直径は、細すぎるとおたがいにからま
り合い不定形耐火物と非常に混合しにくくなる。
り合い不定形耐火物と非常に混合しにくくなる。
また、直径が太すぎると混合に際し棒状物が折損しアス
ペクト比(長さ/直径)が小さくなり補強効果が小さく
なる。
ペクト比(長さ/直径)が小さくなり補強効果が小さく
なる。
かかる見地から棒状物の径が0.05 mmをこえ1朋
未満のものが好適である。
未満のものが好適である。
さらに棒状物が長すぎると混合の際に折損する量が増大
し、短かすぎるとアスペクト比が小さくなり補強効果が
小さくなる。
し、短かすぎるとアスペクト比が小さくなり補強効果が
小さくなる。
従って棒状物の長さはその径との関係もあるが5〜3Q
mtrが好適である。
mtrが好適である。
本発明の棒状補強材の不定形耐火物への混合割合は3〜
70重量%が好適であり混合割合が3重量%未満の場合
には補強効果はあまり認められない。
70重量%が好適であり混合割合が3重量%未満の場合
には補強効果はあまり認められない。
又、70重量%を越えると混合が困難になると同時に強
度が低下してくる。
度が低下してくる。
棒状補強材の混合方法は予め混合してもよいし、施工直
前に混合してもよいが、棒状体の折損を避ける方法を選
ぶ必要がある。
前に混合してもよいが、棒状体の折損を避ける方法を選
ぶ必要がある。
本発明の棒状補強材を含む不定形耐火物は、一般の不定
形耐火物の1300℃以上の高温曲げ強度が2〜3に9
/cr/lになるのに対し、その10倍以上の曲げ強度
を有し酸素−アセチレン焔をこより強制的に熱し多数の
亀裂を生じさせた場合でも脱落等は起こらなかった。
形耐火物の1300℃以上の高温曲げ強度が2〜3に9
/cr/lになるのに対し、その10倍以上の曲げ強度
を有し酸素−アセチレン焔をこより強制的に熱し多数の
亀裂を生じさせた場合でも脱落等は起こらなかった。
ついで実施例を用いて本発明を説明する。
実施例 1
補強材の製造
電気炉にSiO2とA l 203とが重量%で5〇二
49の割合とし、残部がNa2O,CaO及びその他不
純物である原料を入れ鈍度約1900℃に加熱溶融し、
流口から溶融物を流出させ、これを回転速度2ooor
pmの凸部を設けた円板の上に落下させると共にその円
板の中心部から水圧1,5殿〆一の水を円板に噴出させ
、径0.05〜0.5朋、長さが5〜30+u+の棒状
補強材を製造した。
49の割合とし、残部がNa2O,CaO及びその他不
純物である原料を入れ鈍度約1900℃に加熱溶融し、
流口から溶融物を流出させ、これを回転速度2ooor
pmの凸部を設けた円板の上に落下させると共にその円
板の中心部から水圧1,5殿〆一の水を円板に噴出させ
、径0.05〜0.5朋、長さが5〜30+u+の棒状
補強材を製造した。
比較のために回転円板の速度をi5oorpmと水量を
変えて径1〜2關、長さ5〜30朋の棒状補強材を製造
した。
変えて径1〜2關、長さ5〜30朋の棒状補強材を製造
した。
物性試験
重量割合で5i0250%、AA’20349%。
N a 200.3%、Ca00.2%、その他不純物
0.5%の組成を有する直径0.05〜0.5朋、長さ
5〜30mmの棒状補強材及び直径1〜2mm、長さ5
〜30關の棒状補強材をそれぞれ第1表の割合で水−ア
ルミナセメント比0.15のセメントペースト中に入れ
3日放置後、1400℃4時間加熱処理し、熱間曲げ強
度を測定した。
0.5%の組成を有する直径0.05〜0.5朋、長さ
5〜30mmの棒状補強材及び直径1〜2mm、長さ5
〜30關の棒状補強材をそれぞれ第1表の割合で水−ア
ルミナセメント比0.15のセメントペースト中に入れ
3日放置後、1400℃4時間加熱処理し、熱間曲げ強
度を測定した。
結果を第1表に示す。
実施例 2
原料混合物中の微量成分をホウ酸ナトリウム又はボリア
に変えた以外は実施例1と同様に行った。
に変えた以外は実施例1と同様に行った。
その結果は実施例1と同様であった。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 SiO2及びA I 203を主成分とし、その割
合がそれぞれ40〜60重量%及び60〜40重量%で
ある溶融物を急冷したものからなり、しかもその径が0
.05絹をこえ1 vtts未満であり、かつその長さ
が5〜30+u+である不定形耐火物の棒状補強材。 2 SiO□40〜60重量%、Al20360〜40
重量%、微量成分としてソーダ灰、ホウ酸ソーダ、ボリ
アの1種以上を含む原料混合物を電気炉により溶融し、
その溶融物をノズルから流出させると共に中心部から水
が噴出し、その表面の中心部と端部との中間に凸起を設
けた高速で回転する円板上に落下させることを特徴とす
る不定形耐火物の棒状補強材の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP52044310A JPS5934150B2 (ja) | 1977-04-18 | 1977-04-18 | 不定形耐火物の棒状補強材及びその製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP52044310A JPS5934150B2 (ja) | 1977-04-18 | 1977-04-18 | 不定形耐火物の棒状補強材及びその製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS53129208A JPS53129208A (en) | 1978-11-11 |
JPS5934150B2 true JPS5934150B2 (ja) | 1984-08-20 |
Family
ID=12687910
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP52044310A Expired JPS5934150B2 (ja) | 1977-04-18 | 1977-04-18 | 不定形耐火物の棒状補強材及びその製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5934150B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63149471A (ja) * | 1986-12-12 | 1988-06-22 | Honda Motor Co Ltd | 油圧式動力伝達装置 |
JPH01261555A (ja) * | 1988-04-06 | 1989-10-18 | Kubota Ltd | 無段変速装置の給油構造 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6051671A (ja) * | 1983-08-26 | 1985-03-23 | 川崎炉材株式会社 | キヤスタブル耐火物 |
-
1977
- 1977-04-18 JP JP52044310A patent/JPS5934150B2/ja not_active Expired
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS63149471A (ja) * | 1986-12-12 | 1988-06-22 | Honda Motor Co Ltd | 油圧式動力伝達装置 |
JPH01261555A (ja) * | 1988-04-06 | 1989-10-18 | Kubota Ltd | 無段変速装置の給油構造 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS53129208A (en) | 1978-11-11 |
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