JPS5934097Y2 - トランス - Google Patents

トランス

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Publication number
JPS5934097Y2
JPS5934097Y2 JP5274079U JP5274079U JPS5934097Y2 JP S5934097 Y2 JPS5934097 Y2 JP S5934097Y2 JP 5274079 U JP5274079 U JP 5274079U JP 5274079 U JP5274079 U JP 5274079U JP S5934097 Y2 JPS5934097 Y2 JP S5934097Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil
winding
coil bobbin
wound
winding frame
Prior art date
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Expired
Application number
JP5274079U
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English (en)
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JPS55152030U (ja
Inventor
俊博 島本
明男 角川
Original Assignee
松下電器産業株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 松下電器産業株式会社 filed Critical 松下電器産業株式会社
Priority to JP5274079U priority Critical patent/JPS5934097Y2/ja
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  • Manufacturing Cores, Coils, And Magnets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はコイルを巻回した長形枠状のコイルボビンに巻
枠を介して薄い帯状の磁性金属板を巻回して構成される
トランスに係り、上記コイルボビンに改良を加えて磁性
金属板の巻回作業を向上させるとともに、コイルの巻線
スペースを大きくとれ、小形化を計ることを目的とする
ものである。
従来におけるトランスとしては、巻線を施したコイルボ
ビンにE、I形あるいはUU形などのフェライト磁心や
ラミネート鉄心、さらにはカットコアを組込んで構成さ
れていたが、これは鉄心としての突合せ部が存在するた
め鉄損が大きくトランスとしての効率が低下し、漏洩磁
束も多く、カットコアによるものは磁性体板をリング状
に巻回して接着固定後カットし、そのカット面をラッピ
ング研磨する必要があるため、鉄心製造工数が非常に多
くなり、単価が高くなるといった欠点があった。
このようなことから、従来では磁性体板をリング状に巻
回したノーカット鉄心を用い、このノーカット鉄心に両
端に鍔をもったコイルボビンを2分割して成形したもの
を分割部を利用して結合し、このコイルボビンを回転さ
せてコイルボビン上に巻線を施してトランスを構成する
ものも開発されている。
この構成のトランスは効率面や漏洩磁束面の向上や鉄心
の生産性の向上は計れるが、巻線作業、特に巻始め、巻
終り、中間タップなどの引出しに手間を要し作業能率を
大幅に低下させるといった欠点があった。
このような従来のトランスに対して、最近では第1図〜
第4図に示すようなトランスが開発されつつある。
すなわち、両端に鍔1,2を備えた長形枠状の1次側の
コイルボビン3に1次コイル4を巻回し、この1次コイ
ル4上に上記1次側のコイルボビンを2分割したような
構成の2次側のコイルボビン5.5′を組込んでこのコ
イルボビン5,5′上に2次コイル6を巻装してコイル
7を構威し、このコイル7の長辺に、両端に鍔8,9を
もった円筒状の巻枠10をあらかじめ2分割して成形し
たものを分割面で結合して組込み、この巻枠10を鍔8
,9を用いて回転させてケイ素鋼板や非晶質磁性合金板
などからなる帯状の薄い磁性金属板11を巻回して巻鉄
心12を形成してトランスとしたものである。
なお、図中15はコイルボビン3の外周に結合されたコ
字状の端子板で16はリード線である。
このような構成とすることによって巻鉄心12はノーカ
ットであるため鉄損や漏洩磁束が少なく、鉄心の製造も
容易で、コイル7としても一般的な巻線装置を用いた方
法によって製造されるため、引出線やタップの引出しも
容易となって作業性の点で著しく優れたものとすること
ができる。
しかしながら、コイルボビン3の部分断面は第4図に示
すように方形となっているため、巻枠10はコイルボビ
ン3の4つの角の頂点で内周面を支持されるため、巻枠
10を回転させるときにがなりの抵抗が発生して円滑な
磁性金属板11の巻回が行なえなかったり、この巻枠1
0内におけるコイル4.6の占める面積が小さくなって
大形化してしまうといった欠点があった。
本考案は以上のような欠点を除去しようとするものであ
る。
すなわち、本考案は、第1図〜第4図に示したものにお
いて、コイルボビン3,5に改良を加えたものである。
第5図〜第7図に示すように、コイルボビン3は長形枠
状で樋状体によって構成されている。
すなわち、半円筒状体を長形枠状に形成し、上下端に係
合段部13を設けて構成されている。
また、2つに分割されたコイルボビン5,5′は、上下
端の内周にコイルボビン3の係合段部13にはまり合う
係合突片14をもち、上下の端面は円弧状で、上記コイ
ルボビン3に結合したとき、円筒状をなすような形状に
構成されている。
このようなコイルボビン3,5.5’を用いると、第7
図に示すようにコイルボビン3,5.5’の円筒状の外
周に巻枠10がはまりこんで構成されることになる。
したがって、巻枠10の鍔8,9を利用して巻枠10を
回転させ、第3図に示すように薄い磁性金属板11を巻
回する場合にこのコイルボビン3,5.5’を軸として
回転するためその動作は円滑に行なえて、作業性の大幅
な向上が計れる。
さらに、このようにコイルボビン3,5.5’を円間状
にすることによって1次コイル4,2次コイル6の巻線
占積率を高めることができ、その分コイルボビン3,5
.5’や巻枠10の小形化が計れ、全体の小形化も計れ
ることになる。
以上のように本考案のトランスは構成されるため、巻鉄
心用の巻枠の回転がきわめて円滑に行なえて巻回作業の
能率が向上し、しかもコイルの占積率を20〜30%近
く高めることができ、全体の小形化を計ることもできる
などの利点をもち、実用的価値と大なるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は最近開発されたトランスの斜視図、第2図は同
コイルボビン、巻枠の分解斜視図、第3図は同巻鉄心の
巻回時の斜視図、第4図は同要部の断面図、第5図a−
c、第6図a−cは本考案のトランスの一実施例におけ
るコイルボビンの上面図、半断面正面図および半断面側
面図、第7図は同要部の断面図である。 3.5.5’・・・・・・コイルボビン、4,6・・・
・・・コイル、7・・・・・・コイル、8,9・・・・
・・鍔、10・・・・・・巻枠、11・・・・・・磁性
金属板、12・・・・・・巻鉄心、13・・・・・・係
合段部、14・・・・・・係合突片。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 枠状のコイルボビンに巻線を施してコイルを構成し、こ
    のコイルの一部外周に巻枠を介して、この巻枠の回転に
    よって帯状の磁性金属板を巻回して構威した巻鉄心を装
    着してなるトランスにおいて、上記コイルボビンの外形
    を巻枠の円孔にはまり合う円筒状としてなるトランス。
JP5274079U 1979-04-18 1979-04-18 トランス Expired JPS5934097Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5274079U JPS5934097Y2 (ja) 1979-04-18 1979-04-18 トランス

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5274079U JPS5934097Y2 (ja) 1979-04-18 1979-04-18 トランス

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Publication Number Publication Date
JPS55152030U JPS55152030U (ja) 1980-11-01
JPS5934097Y2 true JPS5934097Y2 (ja) 1984-09-21

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ID=28944489

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JP5274079U Expired JPS5934097Y2 (ja) 1979-04-18 1979-04-18 トランス

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6713406B2 (ja) * 2016-11-17 2020-06-24 株式会社ダイヘン コイルボビン、および変圧器
JP6716432B2 (ja) * 2016-11-17 2020-07-01 株式会社ダイヘン コイルボビン、および変圧器
JP7165543B2 (ja) * 2018-09-19 2022-11-04 株式会社ダイヘン 変成器、コイルボビン、及び変成器の製造方法

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JPS55152030U (ja) 1980-11-01

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