JPS5933793B2 - 流路切換え兼流量制御弁 - Google Patents

流路切換え兼流量制御弁

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JPS5933793B2
JPS5933793B2 JP2717977A JP2717977A JPS5933793B2 JP S5933793 B2 JPS5933793 B2 JP S5933793B2 JP 2717977 A JP2717977 A JP 2717977A JP 2717977 A JP2717977 A JP 2717977A JP S5933793 B2 JPS5933793 B2 JP S5933793B2
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oil
rotor
port
inlet port
control piston
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和彦 矢野
和彦 大槻
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KANZAKI KOKYU KOKI SEISAKUSHO KK
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Description

【発明の詳細な説明】 例えば舶用等の油圧クラッチへの作動油の供給を一定流
量で行なってクラッチ嵌入速度を一定化する場合とか、
工作機械の切削送り用油圧シリンダへの作動油の供給を
一定流量で行なって切削送りを一定化する場合等には、
油圧クラッチ或は油圧シリンダ等の油圧作動機器への作
動油供給流量をポンプ回転数の変動或は負荷変動に無関
係に一定化するための流量制御弁が用いられるが、この
発明は、複数油圧作動機器への作動油供給を切換え制御
する流路切換え制御弁に分流弁タイプの流量制御弁の機
能を併せ有せしめた、新規な流路切換え兼流量制御弁に
関するものである。
この発明に係る流路切換え兼流量制御弁を利用可能な油
圧回路例を第6図に図示して説明すると、同図において
4A、4Bは油圧作動機器であり、油タンク18から油
ポンプ2により該油圧作動機器4A、4B方向に作動油
を供給する給油回路50端には、流路切換え弁51が設
けられている。
この流路切換え弁51は、4ポート・3ポジシヨンのバ
ルブに構成されており、一次側の入口ポートには上記給
油回路50が接続され、また同一次側のタンクポートは
油タンク18へと接続され、さらに二次側の2個の出口
ポートは上記した2個の油圧作動機器4A、4Bへと接
続されている。
この流路切換え弁51は図示のように、両油圧作動機器
4A、4Bから油タンク18へと排油を行なわせ該両油
圧作動機器4A、4Bを非作動状態に保つ中立位置Nと
、給油回路50の油圧を油圧作動機器4Aに対し作用さ
せると共に油圧作動機器4Bから排油を行なわせ油圧作
動機器4Aのみを作動させる作用位置Iと、給油回路5
0の油圧を油圧作動機器4Bに対し作用させると共に油
圧作動機器4Aから排油を行なわせ油圧作動機器4Bの
みを作動させる他の作用位置■とを、備えている。
第6図において52は、各油圧作動機器4A、4Bに対
し作用せしめられる油圧を設定する調圧弁である。
流路切換え弁51を各作用位置I、IIにおいたときに
各油圧作動機器4A、4Bへと供給される作動油の流量
を一定に制御するためには、分流弁タイプの流量制御弁
53が設けられている。
この流量制御弁53は、給油回路50に挿入して設けた
絞り54と、給油回路50から油タンク18方向へと分
岐させである分流回路55に挿入して設けたIJ IJ
−フ弁56との、組合せから成る。
スプリング56aにより分流回路55をブロックする方
向に変位附勢されている上記IJ IJ−フ弁56に対
しては通例のように、該IJ IJ−フ弁56−次側の
油圧を一次圧作用回路58により分流回路55のブロッ
クを解除する方向において作用させであると共に、上記
絞り54二次側の給油回路50の油圧を背圧作用回路5
9によりスプリング57作用方向と同一方向において作
用させである。
流量制御弁53は周知のように、そのリリーフ弁56が
IJ IJ−フ動作して給油回路50を流れる油の一部
を分流回路55を通し油タンク18へと分流排出させ、
絞り54の一次側と二次側との間の油圧差が変動すると
IJ IJ−フ弁56が、絞り54二次側の油圧が相対
的に高められたときは該IJ IJ−フ弁56を介して
の油分流割合が高められるように、逆に絞り54二次側
の油圧が相対的に低められたときは該IJ IJ−フ弁
56を介しての油分流割合が低められるように、それぞ
れ変位せしめられるといった作用により、油圧作動機器
4A、4B方向に供給される油流量を一定に制御する。
第6図に図示し以上に説明したように油圧回路構造を採
るとき従来は、流路切換え弁51と流量制御弁53とを
各別に設け、その間を油圧配管により接続する構造が、
採られて来ている。
この発明の目的とするところは、第6図に図示のような
流路切換え弁と分流弁タイプの流量制御弁とを、流路切
換え弁中に流量制御弁をコンパクトに組込んで一つにま
とめ、もって流路切換え弁と流量制御弁とを各別に配置
していた従来の場合と比較し、バルブ構造を簡単化しで
あると共に流路切換え弁と流量制御弁間の油圧配管を省
略させるものとしである、新規な流路切換え兼流量制御
弁を、提供するにある。
この課題の下に開発された、この発明に係る流路切換え
兼流量制御弁の構成を、実施例について説明すると、第
1,2図に示す第1の実施例において、1は弁ケースで
あり、この弁ケース1には、油圧ポンプ2に接続される
1個の入口ポート3と、それぞれ油圧シリンダ等の油圧
作動機器4A、4Bに接続される複数個(図示の場合は
2個)の出口ポート5A、5Bとを、形成しである。
そしてこの弁ケース1内には、ローター軸6aに接続さ
れる操作レバー等の操作手段(図示せず)により回転変
位せしめられるローター6であって後端開放の中空のも
のとされたローター6を、嵌挿しである。
このローター6には、該ローター6の長さ方向で入口ポ
ート3に合致する位置において、ロータ−6回転変位に
より選択的に入口ポート3に連通せしめ得る複数個の絞
り油入7A、7Bを、適宜に位相をずらして形成してあ
り、これらの各絞り油入7A、7Bを介してロータ−6
中空部を入口ポート3に選択的に連通せしめ得るように
なされている。
またローター6には、該ローター6の長さ°方向で出口
ポート5A、5Bに合致する位置において、複数個の油
入8A、8Bを、適宜に位相をずらして形成してあって
、ロータ−6回転変位で、絞り油入7Aが入口ポート3
に対面せしめられるときは、ロータ−6中空部内が油入
8Aを介して出口ポート5Aに連通せしめられ、絞り油
入7Bが入口ポート3に対面せしめられるときは、ロー
タ−6中空部内が油入8Bを介して出口ポート5Bに連
通せしめられるように、なされている。
さらにローター6の周面には、該ローター6の長さ方向
において出口ポート5A、5Bに合致する位置において
、複数個の凹溝9A、9Bを適宜の位相で、且つ、円周
方向の一定中にわたって、形成してあり、このうち凹溝
9Aは、入口ポート3がローター6にてブロックされる
図示の中立位置Nと、入口ポート3が絞り油入7B、ロ
ーター6中空部及び油入8Bを介し出口ポート5Bに連
通せしめられる第2の作用位置■との間で、常に出口ポ
ート5Aに連通しているものとされ、また凹溝9Bは、
上記の中立位置Nと、入口ポート3が絞り油入7A、ロ
ーター6中空部及び油入8Aを介し出口ポート5Aに連
通せしめられる第1の作用位置Iとの間で、常に出口ポ
ー)5Bに連通しているものとされている。
そして該凹溝9A、9Bは、常に油タンクへと連通せし
められているのであるが、この点については後述する。
次に、中空ローター6の中空部内には、第1゜2図に示
すように、制御ピストン10を嵌挿してあり、この制御
ピストン10によりロータ−6中空部内に前後の油室1
1,12が画成されている。
そして前記の油入7A、8A間及び油入7B 、 8B
間は、前方側の油室11を介して連通せしめられた関係
とされており、各作用位置I、Ifにおいては、油室1
1が絞り部を有しない連通路8A、8Bを介して各出口
ポー1−5A、5Bに連通せしめられることがら該油室
11に各出口ポート5A、5Bの油圧が作用し、このた
め制御ピストン10の前面には各出口ポート5A、5B
の油圧が作用せしめられることとされている。
またこの前方側の油室11内には圧縮スプリング13を
、ロータ−6前壁内面と制御ピストン10前面とにバネ
端を当てて、配設してあり、したがって制御ピストン1
0は、各作用位置■、■においては、各出口ポート5A
、5Bの油圧と圧縮スプリング13のバネ力とによって
、後退方向に摺動附勢されている。
また後方側の油室12は、弁ケース1に形成せる油路1
4を介して入口ポート3に連通させてあり、これにより
制御ピストン10の背面には入口ポート3の油圧が作用
せしめられ、この油圧で制御ピストン10が前進方向に
摺動附勢せしめられている。
したがって、ローター6を何れかの作用位置■。
■に回転変位させた状態で、入口ポート3の油圧による
制御ピストン10前進附勢力が、その状態で前方側油室
11に連通せしめられている何れかの出口ポー1−5A
、5Bの油圧と圧縮スプリング13のバネ力とによる制
御ピストン10後退附勢力にうちかつと、制御ピストン
10は、第1図に図示の最後退位置から前進方向に摺動
変位せしめられることとなるが、制御ピストン10の最
後退位置では該ピストン10によりブロックされ、制御
ピストン10が若干量前進せしめられると開放される油
入15が、ローター6に形成されており、この油入15
は、ローター6周面に形成せる環状溝16を介し、弁ケ
ース1に形成せるタンクポート17へと連通せしめられ
ていて、このタンクポート17は、第1図に図示のよう
に油タンク18へと接続されるものとされている。
そして前記の凹溝9A、9Bはそれぞれ、ローター6周
面に該ローター6長さ方向に沿い形成さる溝穴19A、
19Bを介し上記の環状溝16へと連通せしめられてお
り、したがって中立位置Nでは出口ポート5A、5B、
凹溝9A、9B、環状溝16及びタンクポート17を介
し油圧作動機器4A、4Bから油タンク18へと油がド
レーンされると共に、同様の径路を介して作用位置Iで
は油圧作動機器4Bから、作用位置■では油圧作動機器
4Aから、それぞれ油が油タンク18へとドレーンされ
るものである。
第1図において20は、ローター6を各位置N、I、I
Iにおいてクリックストップするために、弁ケース1と
ロータ−6前端面間に配したクリックストップ手段であ
る。
第1,2図に図示の流路切換え兼流量制御弁は、上記の
ように構成されているから、図示の中立位置Nからロー
ター6を何れかの作用位置I或は■に回転変位させると
きは、入口ポート3が、絞り油入7A或は7B、前方側
の油室11及び油入8A或は8Bを介し、出口ポート5
A或は5Bへと連通せしめられて、油圧作動機器4A或
は4Bへと作動油が、絞り油入8A或は8Bによる油通
路絞り度に応じた割合で供給され、他方の油圧作動機器
4B或は4Aからは、出口ポート5B或は5A、凹溝9
B或は9A、溝穴19B或は19A1環状溝16及び他
の出口ポート17を介して油タンク18へと油がドレー
ンされ、したがって所定の流路切換えが達成されるもの
であるが、この作用位置■或は■において、ポンプ2回
転数の変動或は油圧作動機器4側での負荷変動により作
動油供給流量が変化する場合は、その変化が次のように
補償されて、流量の一定化が達成されるものである。
すなわち、各作用位置I、IIにおいては、各絞り油入
7A、7Bによる、入口ポート3と出口ポート5A或は
5B間の油通路の絞りに相当して、前方側の油室11内
の油圧が入口ポート3の油圧、したがって、後方側の油
室12内の油圧より低下し、前方側の油室11内の油圧
と圧縮スプリング13のバネ力とが後方側の油室12内
の油圧にバランスする、第1図に想像線で図示のような
位置にまで制御ピストン10が前進せしめられ、制御ピ
ストン10と油入15間の間隙δから若干の油が油タン
ク18へと逃がされつつ、油圧作動機器4A或は4Bに
作動油が供給されることとなる。
そして、油圧ポンプ2の回転数の低下或は油圧作動機器
4側での負荷の増大によって、油圧作動機器への供給油
量の低下が生じた場合は、両油室11.12間の油圧差
が小となるから、制御ピストン10が後退せしめられて
、間隙δをせばめ油タンク18方向への逃がし油量を減
少させ、逆に油圧ポンプ2の回転数の増加或は油圧作動
機器4側での負荷低下によって、油圧作動機器への供給
油量の増加が生じた場合は、両油室11,12間の油圧
差が大となるから、制御ピストン10が前進せしめられ
て、間隙δを拡大し油タンク18方向への逃がし油量を
増加させるもので、以上よりして、ポンプ2回転数或は
負荷の変動に応じ制御ピストン10が振動的に前後摺動
して、他の出口ポート17を介しての入口ポート3から
の逃がし油量を増減し、もって入口ポート3から出口ポ
ート5A或は5Bへの油量通量を一定とするように調節
するのである。
以上のようであるから、ポンプ2回転数の変動或は負荷
変動に関係なく、油圧作動機器4への作動油供給流量が
、制御ピストン10により一定化されるものである。
以上の実施例は、入口ポート3を選択された1個の出口
ポート5A或は5Bに連通させる油通路の途中に配して
、ローター6に形成せる絞り部7A、7Bを、固定絞り
とした例であるが、このような絞り部はこれを、可変絞
りとすることもできるものである。
第3−5図は、そのように構成された一変形例を示すも
ので、この変形例の流路切換え兼流量制御弁においては
、ローター6の長さ方向において入口ポート3に位置を
合致する部分で該ローター6の周面に、油入21A、2
1Bを介しロータ−6中空部内に連通せしめられた複数
個(2個)の切欠き溝22A、22Bを形成し、この各
切欠き溝22A、22Bをして第4,5図に示すように
円周方向に沿い断面積を変化させた形状のものとし、一
定のローター6回転中範囲内に各作用位置I、Itを設
定して、該巾範囲でのロータ−6回転変位で各切欠き溝
22A、22Bによる油通路絞り度を変更調節し得るよ
うにされており、ロータ−6中空部ないし油室11は、
上記のように一定中を有する各作用位置I、IIで各出
口ポート5A、5Bに連通せしめられるローター6周面
の溝穴23と、この溝穴23を油室11に連通させる油
入24とでもって、各作用位置I。
■において各出口ポート5A、5Bに連通せしめられる
ようにされている。
なおローター6と弁ケース1とには、図示の中立位置N
で油室11内から油をドレーンするための油入25,2
6を形成してあり、また第3−5図に図示の制御弁の他
の部分は、第1,2図に図示の制御弁の相当部分に類似
させて構成されている。
以上のようであるから、第3−5図の制御弁は、今や説
明するまでもなく明らかなように第1,2図の制御弁と
同様の作用を達成する他、各作用位置I、IIにおいて
入口ポート3に対する切欠き溝22A、22Bの相対的
位置をロータ−6回転変位で変更することで、入口ポー
ト3と各出口ポート5A、5B間の油通路の絞り度を変
更し、各油圧作動機器4A、4Bへの油供給流量の変更
調節を行なうことを、可能ならしめるものである。
以上の説明から明らかなように、この発明の流路切換え
兼流量制御弁は、油圧ポンプ2に接続される入口ポート
3とそれぞれ油圧作動機器4A。
4Bに接続される複数個の出口ポー1−5A、5Bと油
タンク18に接続されるタンクポート17と・ を備え
た弁ケース1内に、前端側に設けられた操作手段による
回転変位操作で、全ての出口ポート5A、5Bをタンク
ポート17へと連通させる中立位置から入口ポート3を
選択された1個の出口ポート5A或は5Bへ連通させる
と共に他の出口1 ポートをタンクポート17へ連通さ
せる複数個の作用位置へと選択的に変位せしめられるロ
ーター6であって後端を開放しである中空のローター6
を嵌挿し、このローター6の中空部に制御ピストン10
を嵌挿して該ローター中空部内に、この制御ピストン1
0の前方に位置する第1の油室11と後方に位置する第
2の油室12とを画成し、上記第1の油室11内に上記
制御ピストン10を後退方向に移動附勢するスプリング
13を配設すると共に、上記したローター6の各作用位
置において入口ポート3と各出口ポート5A、5B間を
上記第1の油室11内を介し連通させるように構成して
、該冬作用位置で入口ポート3と各出口ポート5A 、
5B間の連通路を第1の油室11よりも入口ポート3側
で絞る複数個の絞り部7A、7B或は22A、22Bを
上記ローター6に形成し、また上記第2の油室12を入
口ポート3に連通させる油通路14を弁ケース1に形成
すると共に、上記第2の油室12をタンクポート17に
連通させるための油ドレーン通路15,16を上記ロー
ター6に、上記制御ピストン10の最後退位置では該制
御ピストン10によりブロックされ該制御ピストン10
が若干量前進せしめられるとそのブロックが解除される
ように配して形成したことを、特徴としてなる構成のも
ので、次のような長所を備えている。
すなわちこの発明の流路切換え兼流量制御弁は、上記の
ようにポート3,5A、5B、17間を選択的に連通さ
せるローター10によって流路切換え弁を構成している
のであるが、上記した絞り部7A、7B或は22A、2
2Bによっては第6図に図示の絞り54に相当する絞り
が、また上記した制御ピストン10によっては第6図に
図示のリリーフ弁56相当のIJ IJ−フ弁が、それ
ぞれ構成されて、その組合せにより分流弁タイプの流量
制御弁が構成されているものとなっている。
すなわち先ず絞り部7A、7B或は22A、22Bは、
ローター10の各作用位置において各出口ポート5A、
5B方向に流される油量を絞るものであることから、第
6図に図示の絞り54と同機能のものとなっている。
また制御ピストン10は、最後退位置から若干量前進せ
しめられると入口ポート3、弁ケース1内の油通路14
及び第2の油室12、油ドレーン通路15,16及びタ
ンクポート17の順で油を分流させるものであり、且つ
、該制御ピストン10は、上記のように第2の油室12
が入口ポート3に連通させであることで一端に入口ポー
ト3側、つまり一次側の油圧を作用させてあり、また第
6図に図示のスペリング56a相当のスプリング13を
他端に作用させであると共に、ローター6の各作用位置
で入口ボート3と各出口ポート5A、5B間が第1の油
室11内を介し連通せしめられることとされ該第1の油
室11よりも入口ポート3側に上記絞り部7A、7B或
は22A、22Bが配置されていることから上記他端に
絞り部7A、7B或は22A、22B二次側の油圧を作
用させであるものとなっており、以上よりして制御ピス
トン10は、第6図に図示のIJ IJ−フ弁56と同
様に作用するものとなっている。
したがって絞り部7A、7B或は22A。22Bと制御
ピストン10との組合せにより、第6図に図示の流量制
御弁53と同様に機能する流量制御弁が提供されている
このようにこの発明の流路切換え兼流量制御弁は、従来
は各別に設けられていた流路切換え弁と分流弁タイプの
流量制御弁とを一つにまとめたものであり、しかも流路
切換え弁を構成するローター6を後退開放の中空状に形
成し、このローター6の中空部内に流量制御弁のIJ
IJ−フ弁を構成する制御ピストン10とその附勢用ス
プリング13とを組込んでいることから、流路切換え弁
と流量制御弁とを各別に設置していた従来の場合と比較
して、バルブ構造をコンパクト且つ簡単化したものとな
っており、且つ、流路切換え弁と流量制御弁間の油圧配
管を省略させるものとなっている。
なおこの発明の一実施態様に従って、前記した各絞り部
を、前記ローター6の外周面に形成され該ローター6の
前記各作用位置で入口ポート3に連通せしめられる切欠
き溝22A、22Bであってローター6の円周方向に沿
い断面積を変化させた形状の切欠き溝22A、22Bに
て、構成するときは、ローター6の各作用位置方向への
回転変位置に応じ入口ポート3と上記各切欠き溝22A
22B間の連通面積が変更されることから、第6図に図
示の絞り54を可変絞りに構成しである、制御流量可変
型の流量制御弁が提供され、そのような流量制御弁の流
量調節操作が流路切換え弁の操作によって行なわれるこ
ととなるから、操作系統の構造が簡単化され、且つ、操
作も容易となる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例の従断面図、第2図は第1
図の■−■線に沿う断面図、第3図は同上実施例の変形
例の縦断面図、第4図は第3図のIV−IV線に沿う断
面図、第5図は同上変形例の要部の部材を取出して示し
た正面部分図、第6図はこの発明に係る流路切換え兼流
量制壽弁を利用可能な油圧回路例を示す回路図である。 111000.弁ケース、2・・・・・・油圧ポンプ、
3・・・・・・入口ポー)、4A、4B・・・・・・油
圧作動機器、5A。 5B・・・・・・出口ポート、6・・・・・・ローター
、7A、7B・・・・・・絞り油入、10,10’・・
・・・・制御ピストン、11゜12・・・・・・油室、
13・・・・・・圧縮スプリング、22A。 22B・・・・・・切欠き溝。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 油圧ポンプに接続される入口ボートとそれぞれ油圧
    作動機器に接続される複数個の出口ポートと油タンクに
    接続されるタンクポートとを備えた弁ケース内に、前端
    側に設けられた操作手段による回転変位操作で、全ての
    出口ポートをタンクポートへと連通させる中立位置から
    入口ポートを選択された1個の出口ポートへ連通させる
    と共に他の出口ポートをタンクポートへ連通させる複数
    個の作用位置へと選択的に変位せしめられるローターで
    あって後端を開放しである中空のローターを嵌挿し、こ
    のローターの中空部に制御ピストンを嵌挿して該ロータ
    ー中空部内に、この制御ピストンの前方に位置する第1
    の油室と後方に位置する第2の油室とを画成し、上記第
    1の油室内に上記制御ピストンを後退方向に移動附勢す
    るスプリングを配設すると共に、上記したローターの各
    作用位置において入口ポートと各出口ポート間を上記第
    1の油室内を介し連通させるように構成して、該冬作用
    位置で入口ポートと各出口ポート間の連通路を第1の油
    室よりも入口ポート側で絞る複数個の絞り部を上記ロー
    ターに形成し、また上記第2の油室を入口ポートに連通
    させる油通路を弁ケースに形成すると共に、上記第2の
    油室をタンクポートに連通させるための油ドレーン通路
    を上記ローターに、上記制御ピストンの最後退位置では
    該制御ピストンによりブロックされ該制御ピストンが若
    干量前進せしめられるとそのブロックが解除されるよう
    に配して形成したことを、特徴としてなる流路切換え兼
    流量制御弁。 2 前記した各絞り部を、前記ローターの外周面に形成
    され該ローターの前記各作用位置で入口ポートに連通せ
    しめられる切欠き溝であってローターの円周方向に沿い
    断面積を変化させた形状の切欠き溝にて、構成したこと
    を特徴としてなる、特許請求の範囲第1項に記載の流路
    切換え兼流量制御弁。
JP2717977A 1977-03-11 1977-03-11 流路切換え兼流量制御弁 Expired JPS5933793B2 (ja)

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