JPS5933534B2 - マンガンノジュ−ルの湿式処理法 - Google Patents
マンガンノジュ−ルの湿式処理法Info
- Publication number
- JPS5933534B2 JPS5933534B2 JP55016209A JP1620980A JPS5933534B2 JP S5933534 B2 JPS5933534 B2 JP S5933534B2 JP 55016209 A JP55016209 A JP 55016209A JP 1620980 A JP1620980 A JP 1620980A JP S5933534 B2 JPS5933534 B2 JP S5933534B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- manganese
- manganese nodules
- aqueous solution
- processing method
- wet processing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P10/00—Technologies related to metal processing
- Y02P10/20—Recycling
Landscapes
- Inorganic Compounds Of Heavy Metals (AREA)
- Manufacture And Refinement Of Metals (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
海洋底に無尽蔵に賦存するマンガンノジュールには、ニ
ッケル、コバルト、銅をはじめとして、各種の金属が含
有されている。
ッケル、コバルト、銅をはじめとして、各種の金属が含
有されている。
このマンガンノジュールからニッケル、コバルト、銅を
はじめとして有用な金属を採取する技術は、各方面で研
究されているが、未だ確立されていない。
はじめとして有用な金属を採取する技術は、各方面で研
究されているが、未だ確立されていない。
マンガンノジュールの処理法を乾式法と湿式法の2法に
大別することができるが、それぞれに対して各種の処理
方式が提案され、一部についてはパイロットプラント規
模による実験が続けられている。
大別することができるが、それぞれに対して各種の処理
方式が提案され、一部についてはパイロットプラント規
模による実験が続けられている。
マンガンノジュールを還元溶解する溶剤としては、亜硫
酸ナトリウム、亜硫酸、塩酸、蓚酸、過酸化水素等の水
溶液が知られており、実験の結果からは、それぞれに一
長一短があり、まだ実用化に至ってい/よい。
酸ナトリウム、亜硫酸、塩酸、蓚酸、過酸化水素等の水
溶液が知られており、実験の結果からは、それぞれに一
長一短があり、まだ実用化に至ってい/よい。
塩化第一鉄酸性水溶液による方法は、浸出液中の鉄イオ
ンが多くなるために、マンガンノジュールの処理に採用
されたという事例はまだみられていない。
ンが多くなるために、マンガンノジュールの処理に採用
されたという事例はまだみられていない。
本発明者は上記に鑑み、鋭意研究を重ねた結果、3級ア
ミンの溶媒抽出によりマンガンノジュールの浸出液から
第二鉄イオンをまえもって分離採取する方法と組合わせ
たことによって、はじめてマンガンノジュールを効率的
に湿式処理できる方法を開発したものである。
ミンの溶媒抽出によりマンガンノジュールの浸出液から
第二鉄イオンをまえもって分離採取する方法と組合わせ
たことによって、はじめてマンガンノジュールを効率的
に湿式処理できる方法を開発したものである。
すなわち、本発明によれば、マンガンノジュールに含ま
れる金属を塩化第一鉄酸性水溶液で酸浸出し、水溶液と
したのち、これに3級アミンを加えて第二鉄イオンを溶
媒抽出することを特徴とするマンガンノジュールの湿式
処理法が提供される。
れる金属を塩化第一鉄酸性水溶液で酸浸出し、水溶液と
したのち、これに3級アミンを加えて第二鉄イオンを溶
媒抽出することを特徴とするマンガンノジュールの湿式
処理法が提供される。
本発明において用いる3級アミンは市販されており、安
価に入手可能である。
価に入手可能である。
ジエネラルミルズ社のアラミン336、アシュランドケ
ミカル社のアドゲン368、花王石鹸株のファーミンT
O8等は、よ(知られた3級アミンである。
ミカル社のアドゲン368、花王石鹸株のファーミンT
O8等は、よ(知られた3級アミンである。
この3級アミンは通Lケロシンやベンゼン、キシレンの
ような炭化水素系溶媒により、濃度5〜20%に稀釈し
て用いられる。
ような炭化水素系溶媒により、濃度5〜20%に稀釈し
て用いられる。
本発明の方法を実施するには、マンガンノジュールを粉
砕し、これに塩化第一鉄を含む酸性水溶液を加えて、攪
拌しながら溶解する。
砕し、これに塩化第一鉄を含む酸性水溶液を加えて、攪
拌しながら溶解する。
常tAでもマンガンノジュールの溶解は十分な速さで進
行するが、浸出液と溶解残渣とのj5過分離性はあまり
かんばしくない。
行するが、浸出液と溶解残渣とのj5過分離性はあまり
かんばしくない。
液温な20〜100℃好ましくは80〜100℃に高め
ることによって、沢過性は十分改善される。
ることによって、沢過性は十分改善される。
塩化第一鉄酸性水溶液としては、金属の表面処理からの
ピックリング廃液等も積極的に活用することもできる。
ピックリング廃液等も積極的に活用することもできる。
マンガンノジュールの主成分は二酸化マンガンであるの
で、溶解反応は(1)式に示すように、第一鉄イオンが
第二鉄イオンに酸化されると同時に、遊離酸が減少する
。
で、溶解反応は(1)式に示すように、第一鉄イオンが
第二鉄イオンに酸化されると同時に、遊離酸が減少する
。
pHが2〜3まで進行すると、塩化第二鉄が加水分解し
はじめて、浸出残渣と浸出液との分離性は損われる。
はじめて、浸出残渣と浸出液との分離性は損われる。
そこで浸出液のpHは2以下がよい。
マンガンノジュールの主成分であるマンガンが全量溶解
すると同時に、マンガンノジュール中のニッケル、コバ
ルト、銅、鉄等もほとんど全量が1溶解してくる。
すると同時に、マンガンノジュール中のニッケル、コバ
ルト、銅、鉄等もほとんど全量が1溶解してくる。
次にこのようにして得た浸出液を残渣と沢別し、このP
別溶液に前記炭化水素系溶媒により稀釈した3級アミン
を加えて、溶媒抽出すると、塩化第二鉄は(2)式に従
って、水溶液から分離される。
別溶液に前記炭化水素系溶媒により稀釈した3級アミン
を加えて、溶媒抽出すると、塩化第二鉄は(2)式に従
って、水溶液から分離される。
(式中、RはC8”””CIOを示す。
)3級アミンに抽出された鉄は、水で逆抽出すれば、(
3)式に従って塩化第二鉄水溶液を得ることができる。
3)式に従って塩化第二鉄水溶液を得ることができる。
塩化第二鉄を分離した後のニッケル、コバルト等を含む
水溶液に対しては、すでに知られている方法で湿式処理
すれば、ニッケル、コバルト等も採取することができる
。
水溶液に対しては、すでに知られている方法で湿式処理
すれば、ニッケル、コバルト等も採取することができる
。
本発明は、廃酸の活用法であるとともに、各種硫化鉱を
塩化第二鉄で直接浸出して得られる第一鉄イオン含有中
間生成液も、ピックリング廃液と同様に、マンガンノジ
ュールの還元溶解に活用することが可能である。
塩化第二鉄で直接浸出して得られる第一鉄イオン含有中
間生成液も、ピックリング廃液と同様に、マンガンノジ
ュールの還元溶解に活用することが可能である。
次にこの実施例を示す。
ニッケル0.77%、コバル) 0.10%、銅0.6
0%、マンガン21.72%、鉄7.22%のマンガン
ノジュールを一28メツシュに粉砕し、この50f?に
鉄濃度70 ?/73 (鉄はほとんどが第一鉄イオン
である)、遊離塩酸濃度2Nの塩化第一鉄水溶液11を
加えて、液温90℃で溶解したところ、浸出速度は速(
、浸出時間1時間ではすでにほとんどが溶解し不溶解残
渣量は9.52であった。
0%、マンガン21.72%、鉄7.22%のマンガン
ノジュールを一28メツシュに粉砕し、この50f?に
鉄濃度70 ?/73 (鉄はほとんどが第一鉄イオン
である)、遊離塩酸濃度2Nの塩化第一鉄水溶液11を
加えて、液温90℃で溶解したところ、浸出速度は速(
、浸出時間1時間ではすでにほとんどが溶解し不溶解残
渣量は9.52であった。
沢過性は良好で、容易に浸出液と不溶解残渣と沢別する
ことができた。
ことができた。
溶液のpHは0.3である。各金属の溶解率はニッケル
99.8%、コバルト99.8%、銅99.4%、マン
ガン99.9%、鉄83.7%であった。
99.8%、コバルト99.8%、銅99.4%、マン
ガン99.9%、鉄83.7%であった。
残渣の成分は5in251.62%、アルミニウム7.
80%、マグネシウム1.28%、カルシウム0.59
%、鉄6.08%、マンガン0.06%、ニッケル0.
006%、コバルト0.001%、銅0.02%である
。
80%、マグネシウム1.28%、カルシウム0.59
%、鉄6.08%、マンガン0.06%、ニッケル0.
006%、コバルト0.001%、銅0.02%である
。
この残渣を沢別したのちの浸出液1.Olに対して、有
機溶媒アラミン336(ジエネラルミルズ社製3級アミ
ンで、これをキシレンで稀釈した5%溶液)5.Olを
加えて、10m1yt振とうし、溶媒抽出したところ、
塩化第二鉄は有機相に抽出された。
機溶媒アラミン336(ジエネラルミルズ社製3級アミ
ンで、これをキシレンで稀釈した5%溶液)5.Olを
加えて、10m1yt振とうし、溶媒抽出したところ、
塩化第二鉄は有機相に抽出された。
しかし、1回だけの抽出では、水相にまだ第二鉄イオン
が残存していたので、この水相にまた新しいアラミン3
36を51加えて、同様に溶媒抽出した。
が残存していたので、この水相にまた新しいアラミン3
36を51加えて、同様に溶媒抽出した。
これをもう一度繰り返したところ、前記浸出液の第二イ
オンは、はとんど全量が溶媒抽出された。
オンは、はとんど全量が溶媒抽出された。
分相性はよく、有機相と水相は容易に分離した。
有機相を水により逆抽出したところ、塩化第二鉄は容易
に水相に移すことができた。
に水相に移すことができた。
逆抽出後の有機相は循環使用することができる。
これにより、3級アミンによる溶媒抽出で、マンガンノ
ジュールの浸出液から、第二鉄イオンを全量分離するこ
とができる。
ジュールの浸出液から、第二鉄イオンを全量分離するこ
とができる。
第二鉄イオンを分離した後のニッケル、コバルト等を含
む水溶液からは、公知の方法により、ニッケル、コバル
トを分離することができた。
む水溶液からは、公知の方法により、ニッケル、コバル
トを分離することができた。
Claims (1)
- 1 マンガンノジュールに含まれる金属を塩化第一鉄酸
性水溶液で酸浸出し、浸出液に3級アミンを加えて、第
二鉄イオンを溶媒抽出することを特徴とするマンガンノ
ジュールの湿式処理法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP55016209A JPS5933534B2 (ja) | 1980-02-13 | 1980-02-13 | マンガンノジュ−ルの湿式処理法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP55016209A JPS5933534B2 (ja) | 1980-02-13 | 1980-02-13 | マンガンノジュ−ルの湿式処理法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS56114832A JPS56114832A (en) | 1981-09-09 |
JPS5933534B2 true JPS5933534B2 (ja) | 1984-08-16 |
Family
ID=11910119
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP55016209A Expired JPS5933534B2 (ja) | 1980-02-13 | 1980-02-13 | マンガンノジュ−ルの湿式処理法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5933534B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6119831U (ja) * | 1984-07-10 | 1986-02-05 | セイコーエプソン株式会社 | 電子機器 |
US4660840A (en) * | 1984-12-28 | 1987-04-28 | Mizoguchi Iron Works & Co., Ltd. | Needle-roller type chuck |
-
1980
- 1980-02-13 JP JP55016209A patent/JPS5933534B2/ja not_active Expired
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6119831U (ja) * | 1984-07-10 | 1986-02-05 | セイコーエプソン株式会社 | 電子機器 |
US4660840A (en) * | 1984-12-28 | 1987-04-28 | Mizoguchi Iron Works & Co., Ltd. | Needle-roller type chuck |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS56114832A (en) | 1981-09-09 |
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