JPS5933471B2 - 管体のプラズマア−ク溶接方法 - Google Patents
管体のプラズマア−ク溶接方法Info
- Publication number
- JPS5933471B2 JPS5933471B2 JP51028774A JP2877476A JPS5933471B2 JP S5933471 B2 JPS5933471 B2 JP S5933471B2 JP 51028774 A JP51028774 A JP 51028774A JP 2877476 A JP2877476 A JP 2877476A JP S5933471 B2 JPS5933471 B2 JP S5933471B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- welding
- jigs
- welded
- plasma arc
- tubes
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- Arc Welding In General (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は仮付を行なわずに管体を突合せ溶接するプラ
ズマアーク溶接方法に関する。
ズマアーク溶接方法に関する。
一般に管体の突き合せ溶接では、管体を回転させながら
溶接を行なうためおよび管体の固定支持を回避して溶接
部の凝固時の収縮応力による歪を少なくするために仮付
溶接をすることが行なわれている。
溶接を行なうためおよび管体の固定支持を回避して溶接
部の凝固時の収縮応力による歪を少なくするために仮付
溶接をすることが行なわれている。
すなわち、第1図に示すように被溶接管体1、2を、仮
溶接部3で仮溶接した状態で回転駆動ローラ4と自由回
転ローラ5とにわたつて載せ、該管体1、2を駆動ロー
ラ4で回転させながら突き合せ部を本溶接する溶接方法
である。しかし、仮付を行なうと、その仮付の工程が増
加するだけでなく、本溶接を行なう際に、仮溶接部3に
一溶込不良等の欠陥が生じ易く、これを防止するために
は本溶接に先だつてグラインダ処理をするなどの必要が
生じる。特に、溶接棒を使わないキーホールタイプのプ
ラズマ溶接の場合、仮付による肉厚変化は溶接結果に大
きな影響を及ぼす。この発明は、少なくとも一方をばね
付に構成された1対の治具にて1対の被溶接管体をそれ
ぞれ把持し、溶接収縮力による被溶接管体の軸方向摺動
を少なくとも一方の管体で許しながら前記1対の治具を
同期して回転駆動することにより、仮付けなしに管体突
き合せ部のプラズマアーク溶接の実現を図つたものであ
る。以下この発明の一実施例を図面と共に説明する。
溶接部3で仮溶接した状態で回転駆動ローラ4と自由回
転ローラ5とにわたつて載せ、該管体1、2を駆動ロー
ラ4で回転させながら突き合せ部を本溶接する溶接方法
である。しかし、仮付を行なうと、その仮付の工程が増
加するだけでなく、本溶接を行なう際に、仮溶接部3に
一溶込不良等の欠陥が生じ易く、これを防止するために
は本溶接に先だつてグラインダ処理をするなどの必要が
生じる。特に、溶接棒を使わないキーホールタイプのプ
ラズマ溶接の場合、仮付による肉厚変化は溶接結果に大
きな影響を及ぼす。この発明は、少なくとも一方をばね
付に構成された1対の治具にて1対の被溶接管体をそれ
ぞれ把持し、溶接収縮力による被溶接管体の軸方向摺動
を少なくとも一方の管体で許しながら前記1対の治具を
同期して回転駆動することにより、仮付けなしに管体突
き合せ部のプラズマアーク溶接の実現を図つたものであ
る。以下この発明の一実施例を図面と共に説明する。
すなわち、第2図に示すように、モータ11に連結した
1本の回転軸12で駆動されるl対の治具13、14に
より被溶接管体1、2をそれぞれ把持し、両治具13、
14にそれぞれ回転軸12を介して力を与えて該両治具
13、14を同期回転させながら、管体突き合せ部15
に対向配置されたプラズマアーク発生トーチ16で該突
き合せ部15の全周を溶接する。また、上記治具13、
14にて管体1、2を把持するにあたつて、少なくとも
一方の治具13または14による把持ばね圧を介して行
ない、少なくとも一方の管体1または2が溶接部の凝固
時の収縮応力によつて軸方向へ摺動可能なようにしてお
く。このような方法によると、両治具13、14の同期
回転により管体1、2を仮付しなくても両管体1、2を
一体に回転させることができて溶接が可能になり、その
ため仮付けに伴う欠陥の発生が防止できるとともに、両
管体1、2を治具13、14にて把持するに際し、少な
くとも一方をばね圧を介して行なうことにより、溶接部
の凝固時の収縮応力が発生しても少なくとも一方の管体
を軸方向に摺動させることができ、そのため、同期回転
のために両管体1,2をそれぞれ治具に強固に固定して
プラズマアーク溶接を行なうことにより起る欠点、すな
わちビードに凹みが生じたり、さらにビード中央に縦割
れが発生したりする欠点を解消できる。
1本の回転軸12で駆動されるl対の治具13、14に
より被溶接管体1、2をそれぞれ把持し、両治具13、
14にそれぞれ回転軸12を介して力を与えて該両治具
13、14を同期回転させながら、管体突き合せ部15
に対向配置されたプラズマアーク発生トーチ16で該突
き合せ部15の全周を溶接する。また、上記治具13、
14にて管体1、2を把持するにあたつて、少なくとも
一方の治具13または14による把持ばね圧を介して行
ない、少なくとも一方の管体1または2が溶接部の凝固
時の収縮応力によつて軸方向へ摺動可能なようにしてお
く。このような方法によると、両治具13、14の同期
回転により管体1、2を仮付しなくても両管体1、2を
一体に回転させることができて溶接が可能になり、その
ため仮付けに伴う欠陥の発生が防止できるとともに、両
管体1、2を治具13、14にて把持するに際し、少な
くとも一方をばね圧を介して行なうことにより、溶接部
の凝固時の収縮応力が発生しても少なくとも一方の管体
を軸方向に摺動させることができ、そのため、同期回転
のために両管体1,2をそれぞれ治具に強固に固定して
プラズマアーク溶接を行なうことにより起る欠点、すな
わちビードに凹みが生じたり、さらにビード中央に縦割
れが発生したりする欠点を解消できる。
つぎに、この発明方法を実施する具体的装置を説明する
。
。
第3図、第4図において、17は1対の治具13,14
をそれぞれ支持する支持枠18,19を備えた基台で、
支持枠18,19の4個所に配設された支持ローラ20
に、治具13,14を固定した治具固定筒21が回転自
在に支持されている。治具13,14は治具固定筒21
に固定された固定リング22の傘歯車機構23により同
時に該リング22の半径方向に移動する3個のチヤツク
用部材24を有し、該チヤツク用部材24は皿ばね25
のばね圧を介して管体1,2に当接するように構成され
ている。26は治具支持筒21を回転させる回転駆動機
構で、基台17中央のモータ11の駆動力を、クラツチ
27、減速機28を介して該減速機28の歯車29から
主軸30の大歯車31に伝達し、さらに主軸30の両端
の小歯車32からそれぞれ治具支持筒21の外周の歯車
部33と噛合する中間歯車34に伝達するように構成さ
れでいる。
をそれぞれ支持する支持枠18,19を備えた基台で、
支持枠18,19の4個所に配設された支持ローラ20
に、治具13,14を固定した治具固定筒21が回転自
在に支持されている。治具13,14は治具固定筒21
に固定された固定リング22の傘歯車機構23により同
時に該リング22の半径方向に移動する3個のチヤツク
用部材24を有し、該チヤツク用部材24は皿ばね25
のばね圧を介して管体1,2に当接するように構成され
ている。26は治具支持筒21を回転させる回転駆動機
構で、基台17中央のモータ11の駆動力を、クラツチ
27、減速機28を介して該減速機28の歯車29から
主軸30の大歯車31に伝達し、さらに主軸30の両端
の小歯車32からそれぞれ治具支持筒21の外周の歯車
部33と噛合する中間歯車34に伝達するように構成さ
れでいる。
35はプラズマ発生トーチ16の支持機構で、第3図上
左方の支持枠18のレール36に移動可能に取り付けら
れた移動台37に進退軸38を螺着し、該進退軸38に
トーチ16を昇降可能に支持するように構成されている
。
左方の支持枠18のレール36に移動可能に取り付けら
れた移動台37に進退軸38を螺着し、該進退軸38に
トーチ16を昇降可能に支持するように構成されている
。
39は管体1,2の挿脱用の固定案内ローラ、40は支
持枠18,19に昇降可能に支持された昇降案内ローラ
である。
持枠18,19に昇降可能に支持された昇降案内ローラ
である。
次の動作について説明する。
被溶接管体1,2は昇降案内ローラ40が下降位置にあ
るときに、固定案内ローラ39上に載せて治具固定筒2
1および治具13,14内に挿入し、ついで昇降案内ロ
ーラ40によりほぼ治具13,14の把持軸心と一致す
るまで上昇させて突き合せ状態にした後、治具13,1
4のチヤツク用部材24により皿ばね25を介して把持
する。この把持力は管体1,2が治具13,14により
回転可能であるとともに、管体1,2が溶接部の凝固時
の収縮応力によつて軸方向に摺動可能な程度に調整され
る。なおこの調整は皿ばね25の弾力のために容易に行
なえる。そしてこのように管体1,2の把持を行なつた
後、両治具13,14を同期回転駆動させながら管体1
,2の突き合せ部15を溶接する。かかる溶接方法を肉
厚が71Jmの管体につき、つぎの溶接条件で実施した
ところ、管体の収縮および変形はほとんど認められなか
つた。この時の溶接条件は、電流;150A1電圧;3
5V1溶接速度;150mν霜1n1シールドガス;1
5b痛1n1プラズマガス:1.71/Minlバツク
ガス;101/Minlノズル孔梶;2.4詣φであつ
た。この発明は以上詳述したように、少なくとも一方を
ばね付に構成された1対の治具にて1対の被溶接管体を
それぞれ把持し、溶接収縮力による被溶接管体の軸方向
摺動を少なくとも一方の管体で許しながら前記1対の治
具を同期回転駆動して両管体をその軸心を中心として回
転させ、両管体の突き合せ部を溶接するので、仮付工程
が短縮されるとともに仮付けに起因する欠陥の発生を防
止でき、さらに両管体を同期回転させるために両管体を
それぞれの治具に固定してプラズマアーク溶接を行なう
ことにより起る問題、すなわちビード凹みや縦割れの発
生等の問題を解消できるものである。
るときに、固定案内ローラ39上に載せて治具固定筒2
1および治具13,14内に挿入し、ついで昇降案内ロ
ーラ40によりほぼ治具13,14の把持軸心と一致す
るまで上昇させて突き合せ状態にした後、治具13,1
4のチヤツク用部材24により皿ばね25を介して把持
する。この把持力は管体1,2が治具13,14により
回転可能であるとともに、管体1,2が溶接部の凝固時
の収縮応力によつて軸方向に摺動可能な程度に調整され
る。なおこの調整は皿ばね25の弾力のために容易に行
なえる。そしてこのように管体1,2の把持を行なつた
後、両治具13,14を同期回転駆動させながら管体1
,2の突き合せ部15を溶接する。かかる溶接方法を肉
厚が71Jmの管体につき、つぎの溶接条件で実施した
ところ、管体の収縮および変形はほとんど認められなか
つた。この時の溶接条件は、電流;150A1電圧;3
5V1溶接速度;150mν霜1n1シールドガス;1
5b痛1n1プラズマガス:1.71/Minlバツク
ガス;101/Minlノズル孔梶;2.4詣φであつ
た。この発明は以上詳述したように、少なくとも一方を
ばね付に構成された1対の治具にて1対の被溶接管体を
それぞれ把持し、溶接収縮力による被溶接管体の軸方向
摺動を少なくとも一方の管体で許しながら前記1対の治
具を同期回転駆動して両管体をその軸心を中心として回
転させ、両管体の突き合せ部を溶接するので、仮付工程
が短縮されるとともに仮付けに起因する欠陥の発生を防
止でき、さらに両管体を同期回転させるために両管体を
それぞれの治具に固定してプラズマアーク溶接を行なう
ことにより起る問題、すなわちビード凹みや縦割れの発
生等の問題を解消できるものである。
第1図は従来の溶接方法の説明図、第2図はこの発明方
法の説明図、第3図はこの発明方法を実施する装置の一
例を示す部分断面正面図、第4図は第3図の−l線を断
面で示した側面図である。 1,2・・・・・・被溶接管体、15・・・・・・突き
合せ部、13,14・・・・・・治具、16・・・・・
・プラズマアーク発生トーチ、24・・・・・・チヤツ
ク用部材、25・・・・・・皿ばね。
法の説明図、第3図はこの発明方法を実施する装置の一
例を示す部分断面正面図、第4図は第3図の−l線を断
面で示した側面図である。 1,2・・・・・・被溶接管体、15・・・・・・突き
合せ部、13,14・・・・・・治具、16・・・・・
・プラズマアーク発生トーチ、24・・・・・・チヤツ
ク用部材、25・・・・・・皿ばね。
Claims (1)
- 1 少なくとも一方をばね付に構成された1対の治具に
て1対の被溶接管体をそれぞれ把持し、溶接収縮力によ
る被溶接管体の軸方向摺動を少なくとも一方の管体で許
しながら前記1対の治具を同期回転駆動して両管体をそ
の軸心を中心として回転させ、両管体の突き合せ部を溶
接することを特徴とする管体のプラズマアーク溶接方法
。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP51028774A JPS5933471B2 (ja) | 1976-03-16 | 1976-03-16 | 管体のプラズマア−ク溶接方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP51028774A JPS5933471B2 (ja) | 1976-03-16 | 1976-03-16 | 管体のプラズマア−ク溶接方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS52111441A JPS52111441A (en) | 1977-09-19 |
JPS5933471B2 true JPS5933471B2 (ja) | 1984-08-16 |
Family
ID=12257745
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP51028774A Expired JPS5933471B2 (ja) | 1976-03-16 | 1976-03-16 | 管体のプラズマア−ク溶接方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5933471B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6063384U (ja) * | 1983-10-07 | 1985-05-04 | 有限会社栃木製作所 | 簡易ライン引き具 |
JPS60192863U (ja) * | 1984-05-30 | 1985-12-21 | 株式会社 サンラツキ− | ライン引き具 |
JPH0519093Y2 (ja) * | 1986-05-02 | 1993-05-20 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4869748A (ja) * | 1971-12-23 | 1973-09-21 |
-
1976
- 1976-03-16 JP JP51028774A patent/JPS5933471B2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4869748A (ja) * | 1971-12-23 | 1973-09-21 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6063384U (ja) * | 1983-10-07 | 1985-05-04 | 有限会社栃木製作所 | 簡易ライン引き具 |
JPS60192863U (ja) * | 1984-05-30 | 1985-12-21 | 株式会社 サンラツキ− | ライン引き具 |
JPH0519093Y2 (ja) * | 1986-05-02 | 1993-05-20 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS52111441A (en) | 1977-09-19 |
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