JPS593333A - 管の水圧試験方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、管の水圧試験方法に関するものである。従
来、管の水圧試験方法は、被試験管内に低圧水を充満さ
せた後、同一位置にて高圧水の導入（高圧送水）を行う
ため、水圧試験の１工程所要時間は、管内充水時間士高
圧送水時間十管の搬送時間であった。

したがって、従来の方法にはこの点に欠点があった。し
か奇に、被試験管の充水工程と水圧試験（高圧送水）工
程とを分離せしめ、予め完全なエアー抜き状態で充水さ
れた被試験管の両端を閉鎖蓋にて密閉したまま水圧試験
工程位置に送れば、水圧試験の１工程所要時間は高圧送
水時間＋管の搬送時間となり、従来の水圧試験方法に比
べ大巾な作業能率の向上が得られる。また、水圧試験中
に高圧導入を止めれば閉鎖蓋の主逆止弁の閉鎖により被
試験管内のみの水圧テストが可能となる。

この発明は、この点を目的とするものであるとともに公
知の発明（特公昭５６−３９４１１）（以下先願という
。）を改良したものである。したがって、この発明は先
願の発明を、具体的には閉鎖蓋、その保持工程、密封工
程、高圧水の導入工程、その圧力保持工程、水圧試験終
了後の減圧工程、閉鎖蓋の取りはずし工程、について改
良したものである。

次に、図面に基いてこの発明の詳細な説明する。第１図
は、この発明になる装置の側面図、第２図は第１図にお
ける横切断Ａ矢視図、第３図は第１図における横切断Ｂ
矢視図、第４図は第１図の右側面の詳細図、第５図は第
４図の詳細拡大図（矢印方向から視た状態）、第６図（
イ）は第１図の右側面の要部の拡大詳細図、第６図（ロ
）は同右側面の要部の正面図である。

（１１は被試験管Ｐを充水するための貯水槽であり、（
２）はヘッドストック、（３）はテールストックであり
、ともに水圧試験時に、被試験管Ｐの両管端に働くスラ
スト荷重を受けるための受圧装置である。

このヘッドストック（２）とテールストック（３）はテ
ンショ・ンロツド（４）で連結され、これによりスラス
ト荷重を支えている。なお、ヘッドストック（２）は、
基礎に固定されているが、テールストック（３）は基礎
中に固定された送行レール（１ｏ）上を被試験管Ｐの軸
方向に移動可能な移動台車となっている。これは、被試
験管Ｐの長さに対応するためである。

また、テンションロッド（４）には、各被試験管Ｐの長
さに対応させてテールストック（３）を固定するための
ロック溝（５）が施行されており、テールストックフレ
ーム（５２）に装備されたロック装置（６）によりその
ロック溝をロックし、水圧試験中に発生するスラスト荷
重を支える。

（力は、貯水槽（１）にて充水された被試験管Ｐを水圧
試験位置に上昇させるための本体リフタであり、ヘッド
ストックフレーム（５１）に固定されたものとテールス
トックフレーム（５２）に固定され、被試験管Ｐの長さ
に対応して移動可能なもの２台で構成され、その上下作
動はその各々に組込まれた油圧シリンダ（８）により行
う。

また、（９）は被試験管Ｐを搬入コンベヤ（１１）より
受取るための受入リフタであり、搬入コンベヤ（１１）
に設けられた跳出しレバー（１２）により被試験管Ｐを
受取るために上昇端で待機している。

このようにして、受入リフタ（９）の７台上に被試験管
Ｐは送り込まれる。なお、跳出しレバー（１２）は、油
圧シリンダ（１３）により作動する。

ヤーを自然放出させて管内に水が充満される。

（１４）は受入リフタ（９）の下降途中にて被試験管Ｐ
を次のステーションすなわち本体リフタ（力の７台上に
転送するためのスキッドである。

受入リフタ（９）よりスキッド（１４）を経て本体リフ
タ（力の下降位置すなわち被試験管Ｐの両端閉鎖工程位
置に乗った被試験管Ｐは、閉鎖蓋自動装着装置〔装着機
本体（１５）と閉鎖蓋ハンドリング用リフタ（１６）と
よりなる。〕に゛より両端を閉鎖蓋（１８）で同時に閉
鎖される。閉鎖蓋自動装着装置は、図示のようにヘッド
ストック（２）とテールストック（３）のフレーム（５
１’）　’、　（５２’）に各々取り付けられており、
被試験管Ｐの長さに対応できるようテールストック（３
）と−緒に移動できるよう考慮されている。

閉鎖蓋ハンドリング用リフタ（１６）は、閉鎖蓋（１８
）を装着機本体（１５）に受は渡すためのもので、油圧
シリンダ（１７）により上昇下降するようになされてい
る。このリフタ（１６）は上昇し、水圧試験を終了した
閉鎖蓋（１８）を本体送水ヘッド（３９）より受取ると
下降し、次に、水圧試験をする被試験管Ｐのセンタ位置
で停止する。

上記装着機本体（１５）は、装着ヘッド（２０）とこれ
を被試験管Ｐに押し込むための油圧シリンダ（１９）よ
りなり、装着ヘッド（２０）は閉鎖蓋′ノ・ンドリング
用リフタ（１６）によりセンタリングされた閉鎖蓋（１
８）に接する位置で停止し、装着ヘッド（２０）の表面
に内蔵されているマグネット（２０’）により閉鎖蓋（
１８）を装着ヘッド面に固定する。このよ７うに、閉鎖
蓋（１８）の受渡しが終了すると、装着ヘッド（２０）
は再び前進し、両端閉鎖工程にある被試験管Ｐの両端内
に閉鎖蓋（１８）を挿入する。

次に、第２図に基いて閉鎖蓋の構造とその閉鎖工程を説
明する。（第２図において中心線より上部は押圧してい
る状態、下部は押圧していない状態を示す。）　（２２
）はシールヘッド（閉鎖蓋ボデー）、（２３）はシール
ヘッド（２２）を被試験管Ｐの管端に保持させ、かつ管
内の充水を密封するためのシールパツキンで、パツキン
押え板（２４）とガイドリング（２５）にて保持されて
いる。

また、ガイドリング（２５）は、ネジによりシールヘッ
ド（２２）に固定されている。

（２６）は管内の充水を密封する働きと水圧試験工程に
おける高圧水導入を得るための主逆止弁で、シールヘッ
ド（２２）に固定されたバルブシート（２８）と一対を
なし、バルブガイド（３０）とスプリング押え（３１）
およびスプリング（３２）とより構成されている。

この主逆止弁（２６）には、プレシール用逆止弁（２７
）とそれを押えるスプリング（３３）が組込まれている
。

また、装着ヘッド（２０）には、プレシール用送水ヘッ
ド（２１）が内蔵されており、両管端内に閉鎖蓋（１８
）を挿入するとプレシール送水ヘッド（２１）が突き出
し、主逆止弁（２６）を押し付け（第２図）、プレシー
ル導入口より１０　ＫｇｌｏＪ　〜３０　Ｋｇ／ｃＪの
プレシール水を吐出する。このプレシール水の圧力によ
り主逆止弁（２６）に内蔵されているプレシール逆止弁
（２７）を開く。

これによりプレシール水は、主逆止弁（２６）に施行さ
れたボート（３５）とシールヘッド（２２）に施行すれ
たプレシールポート（２９）を経てシールパツキン室（
３６）に至る。シールパツキン（２３）は、シールパツ
キン室（３６）の圧力が５Ｋｇ／ｃｄ〜１０Ｋｇ／−に
なると、被試験管Ｐの内壁に向って半径方向に拡がり、
やがて被試験管Ｐの内壁に圧着される。

このシールパツキン（２３）の圧着力により、閉鎖蓋（
■８）は、完全に被試験管Ｐの両端に固定され、また同
時に管内の充水を密封する。

上記のプレシール送水作業完了後、プレシールを止める
と、プレシール逆止弁（２７）はスプリング（３３）に
よりバルブシー！−（２８）に押えつけられ、密封が構
成され、シールパツキン（３６）のプレシール圧力水を
保持することができる。

上記のように、充水および閉鎖工程が完了した被試験管
Ｐは、両端に閉鎖蓋（１８）をつけたまま本体リフタ（
力により水圧試験位置に上昇する。

水圧試験位置には、前記のヘッドストック（２）とテー
ルストック（３）があり、各々に被試験管Ｐの両端を押
え込むためのロック装置付油圧シリンダ（３８）と被試
験管Ｐ内に閉鎮蓋（１８）を通って高圧水を導入するた
めの本体送水ヘッド（３９）が装備されている。

水圧試験位置に運ばれた被試験管Ｐは、両端を油圧シリ
ンダ（３８）の作動により本体送水ヘッド（３９）によ
り押しはさまれる。油圧シリンダ（３８）は、る。

次に、第３図により高圧水導入工程を説明する。

被試験管Ｐが、両端を本体送水ヘッド（３９）により固
定されると、ポート（４ｏ）を経て高圧水の導入が始ま
る。

本体送水ヘッド（３９）には、シールパツキン（４１）
が装備され、本体送水ヘッド（３９）と閉鎖蓋（１８）
との接触面をシールし、高圧水を外部に洩らさないよう
考慮されている。高圧水導入が始まると、高圧水は閉鎖
蓋（１８）内に内蔵された主逆止弁（２６）を押し開け
、ボート（３４）　、　（３７）　　［シールヘッド（
２２）に設けられている。〕を通して被試験管Ｐ内に流
れ込む。これにより昇圧した管内圧力は、プレシール逆
比弁（２７）を押し開き、シールパツキン室（３６）に
入り、パツキン室内の圧力すなわちシール圧力を試験圧
と同一の圧力まで上昇せしめ、シールパツキン（２３）
のシール力を増し、より確実なシール性能を生せしめる
。

所定の水圧まで管内圧力が昇圧すると、高圧水導入を止
める。

これにより閉鎖蓋（１８）〔シールへ・）ｌ’　（２２
）　）　ニ内蔵された主逆止弁（２６）とプレシール逆
止弁（２７）がスプリング（３２）　、　（３３）と差
圧により自動的に閉鎖され、被試験管Ｐのみの完全耐圧
試験か可能となる。

所定の水圧試験が完了すると、ただちに被試験管Ｐ内の
圧力を抜き、大気圧まで減圧させるため本体送水ヘッド
（３９）に接続されている減圧弁（４２）を開放する。

また、同時に本体送水へ・ンド（３９）に内蔵されてい
る弁突棒（４３）を作動させ、管筒端に保持された閉鎖
蓋（１８）の主逆止弁（２６）とプレシール逆止弁（２
７）を開き、被試験管Ｐ内の圧力水およびシールパツキ
ン室（３６）内のプレシール圧水を減圧弁（４２）より
大気に開放させる。

これにより被試験管Ｐ内の圧力は、大気圧に戻り、また
シールパツキン室（３６）のプレシール圧力も大気圧ま
で下る。シールパツキン室（３６）内の圧力が下ると、
シールパツキン（２３）は自分自身の弾性力によりもと
の寸法に復元する。

上記の減圧工程か完了すると、被試験管Ｐの両端に保持
されていた閉鎖蓋（１８）は被試験管Ｐより開放され、
本体送水ヘッド（３９）に組み込まれたマグネッ）　（
４４）により本体送水ヘッド（３９）に吸いつけられ、
油圧シリンダ（３８）の後退により被試験管Ｐより抜き
取られる。

抜き取られた閉鎖蓋（１８）は、本体送水ヘッド（３９
）のマグネッｌ−（４４）に保持されたまま本体送水ヘ
ッド（３９）の後退限で停止する。（第６図）この位置
は、第６図に示すように閉鎖蓋ハンドリング用リフタ（
１６）の停止位置であり、このリフタ（１６）が上昇し
、閉鎖蓋（１８）を受取るとマグネット（４４）が切れ
、受渡が完了する。閉鎖蓋ハンドリング用リフタ（１６
）に受取られた閉鎖蓋（１８）は、このリフタ（１６）
の下降により次の被試験管Ｐの閉鎖蓋（■８）として使
用される。

水圧試験が完了された被試験管Ｐは、送り出しコンベヤ
（４５）に設けられた受取り用１台（４６）により受は
取られ、送り出しコンベヤ（４５）に乗せられ、この試
験機より搬出される。これにより１サイクルが完了する
。（第５図） 上記のように、この発明になる管の水圧試験方法による
と、従来の方法に比して大巾な作業能率の向」二が得ら
れる。また、水圧試験中に高圧導入を止めれば閉鎖蓋の
主逆止弁の閉鎖により被試験管内のみの水圧テストが可
能となる。

【図面の簡単な説明】

図面はこの発明の一実施例を示し、第１図は側面図、第
２図は第１図における横切断Ａ矢視図、第３図は第１図
における横切断Ｂ矢視図、第４図は第１図の右側面の詳
細図、第５図は第４図の詳細拡大図、第６図（イ）は第
１図の右側面の要部の拡大詳細図、第６図仲）は同右側
面の要部の正面図である。 （１）は貯水槽、（２）はヘッドストック、（３）はテ
ールストック、（４）はテンションロッドであり、（５
）はロック溝、（６）はロック装置、（力は本体リフタ
、（８）は作動シリンダ、（９）は受入リフタ、（１０
）は送行レール、（１１）は搬入コンベヤ、（１２）は
跳出しレバー、（１３）は作動シリンダ、（１４）はス
キッド、（１５）は装着機本体、（１６）は閉鎖蓋ハン
ドリング用リフタ、「（１７）は作動シリンダ、（１８
）は閉鎖蓋、（１９）は作動シリンダ、（２０）は装着
ヘッド、（２０’）はマグネット、（２１）ハフレシー
ル送水ヘッド、（２２）　ハシールヘッド、　　（２３
）はシールパツキン、　　（２４）はパツキン押え板、
（２５）はガイドリング、（２６）は主逆止弁、（２７
）ハフレシール逆止弁、　（２８）はバルブシート、（
２９）はプレシールポート、（３０）はバルブガイド、
（３１）はスプリング押え、（３２）はスプリング、（
３３）はスプリング、（３４）はポート、（３５）はポ
ート、（３６）はシールパツキン室、（３７）はポート
、（３８）はロック装置付油圧シリンダ、（３９）は本
体送水ヘッド、　、（４０）は高圧水送水ポート、（４
１）はシールパツキン、（４２）は減圧弁、（４３）は
弁突棒、（４４）はマグネット、（４５）は送り出しコ
ンベヤ、（４６）は受取り用１台であり、（５１）はヘ
ッドストックフレーム、（５２）はテ−ル各ドックフレ
ームである。 特許出願人 株式会社　山水水圧工業所 代理人 弁理士南部直冨

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、管の水圧試験方法において、被試験管の充水工程と
   水圧試験工程とを分離させ、予め完全なエアー抜き状態
   で充水された前記被試験管の両端を閉鎖蓋の使用により
   密閉する工程と前記被試験管の両端を密閉したままで水
   圧試験工程位置に送るための前記閉鎖蓋の保持工程と管
   内充水を洩らさないための密封工程と水圧試験工程にお
   いて前記閉鎖蓋を装着したままで高圧水を導入する工程
   とその圧力保持工程と水圧試験完了後、前記閉鎖蓋を介
   して前記被試験管内を減圧せしめる減圧工程と前記閉鎖
   蓋の水圧試験完了後の取りはずし工程とからなることを
   特徴とする管の水圧試験方法。 ２　被試験管の管端に挿嵌せしめるように形成したシー
   ルヘッド、該シールヘラドラ管端に保持せしめるととも
   に管内の充水を密封せしめるために、前記シールヘッド
   のシールパツキン室にシールパツキンを装着せしめ、該
   シールツク・ノキンをパツキン押え板とガイド、リング
   にて保持せしめ、前記シールヘッドの中心部にプレシー
   ル逆比弁を組込んだ主逆止弁を前記シールへ・ノドに固
   定されたバルブシートと一対にかつノクルブガイドを介
   して内蔵せしめ、該主逆止弁のポートを前記シールヘッ
   ドに設けたプレシールポートを介して前記シールパツキ
   ン室に連′通せしめるとともに前記主逆止弁のポートを
   前記被試験管に高圧水を導入せしめる高圧水導入用ポー
   トに連通せしめた閉鎖蓋を使用することを特徴とする特
   許請求の範囲第１項記載の管の水圧試験方法。