JPS5932830Y2 - シガレツトライタ - Google Patents
シガレツトライタInfo
- Publication number
- JPS5932830Y2 JPS5932830Y2 JP11609479U JP11609479U JPS5932830Y2 JP S5932830 Y2 JPS5932830 Y2 JP S5932830Y2 JP 11609479 U JP11609479 U JP 11609479U JP 11609479 U JP11609479 U JP 11609479U JP S5932830 Y2 JPS5932830 Y2 JP S5932830Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heating element
- ceramic
- ceramic heater
- cigarette lighter
- temperature
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Passenger Equipment (AREA)
- Resistance Heating (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は自動車の運転席に備えられるシガレットライタ
に関する。
に関する。
従来の此種のシガレットライタは、第1図に示すように
、ハウジング1の一端部内に、ニクロムヒータ2を備え
た構造となっている。
、ハウジング1の一端部内に、ニクロムヒータ2を備え
た構造となっている。
しかしニクロムヒータ2は、通電後着大温度に達するま
で、2〜3分間の時間遅れがあり、連応性に欠け、運転
の合間の極く短時間の間に機敏に使用したい自動車用の
シガレットライタとして不適当である。
で、2〜3分間の時間遅れがあり、連応性に欠け、運転
の合間の極く短時間の間に機敏に使用したい自動車用の
シガレットライタとして不適当である。
また通電時間が長くなるため、電力消費が大きくなる欠
点もある。
点もある。
本考案はこの欠点を除去し、連応性に富む省電力形の信
頼性の高いシガレットライタを提供することを目的とす
る。
頼性の高いシガレットライタを提供することを目的とす
る。
上記目的を達成するため、本考案に係るシガレットライ
タは、磁器基板上に抵抗発熱体を設は該抵抗発熱体を磁
器保護層で被覆したセラミックヒータを着火要素とし、
該セラミックヒータに正特性磁器発熱体を重ね合せて熱
結合させ、前記セラミックヒータと前記正特性磁器発熱
体とを電気的に並列に接続したことを特徴とする。
タは、磁器基板上に抵抗発熱体を設は該抵抗発熱体を磁
器保護層で被覆したセラミックヒータを着火要素とし、
該セラミックヒータに正特性磁器発熱体を重ね合せて熱
結合させ、前記セラミックヒータと前記正特性磁器発熱
体とを電気的に並列に接続したことを特徴とする。
以下実施例たる添付図面を参照し、本考案の内容を具体
的に詳説する。
的に詳説する。
第2図は本考案に係るシガレットライタの部分断面図で
、ノブ3等を備えた筒状のハウジング4内に、たとえば
円板状の正特性磁器発熱体5を固着し、該正特性磁器発
熱体5の一面上に、はぼ同形のセラミックヒータ6を重
ね合わせた構造となっている。
、ノブ3等を備えた筒状のハウジング4内に、たとえば
円板状の正特性磁器発熱体5を固着し、該正特性磁器発
熱体5の一面上に、はぼ同形のセラミックヒータ6を重
ね合わせた構造となっている。
正特性磁器発熱体5は正の抵抗温度係数を有するチタン
酸バリウム系半導体磁器発熱体より構成され、磁器素体
5aの両面に、オーム性もしくは非オーム性接触の電極
5b、5Cを設けた構造となっている。
酸バリウム系半導体磁器発熱体より構成され、磁器素体
5aの両面に、オーム性もしくは非オーム性接触の電極
5b、5Cを設けた構造となっている。
この正特性磁器発熱体5は、第3図のような抵抗温度特
性を示す。
性を示す。
すなわち温度がキュリ一温度Tcより低い範囲では抵抗
値が低く、大きな突入電流が流れ、急速に加熱されるの
で連応性が非常に高く、通電と殆んど同時に定常発熱温
度まで上昇する。
値が低く、大きな突入電流が流れ、急速に加熱されるの
で連応性が非常に高く、通電と殆んど同時に定常発熱温
度まで上昇する。
一方、発熱温度がキュリ一温度Tcを超えると電気抵抗
値が急激に増加し、電流制限作用、自己温度制御作用が
生ずるので、定常発熱動作時は電力消費の少ない定温度
発熱体として動作する。
値が急激に増加し、電流制限作用、自己温度制御作用が
生ずるので、定常発熱動作時は電力消費の少ない定温度
発熱体として動作する。
したがって、正特性磁器発熱体5によって、連応性に富
む省電力形の定温発熱体が構成できる。
む省電力形の定温発熱体が構成できる。
しかし正特性磁器発熱体5の発熱温度は、最高でも30
0℃程度であり、シガレットライタとして要求される7
00℃前後の発熱温度が得られない。
0℃程度であり、シガレットライタとして要求される7
00℃前後の発熱温度が得られない。
そこで本考案では、この正特性磁器発熱体5とセラミッ
クヒータ6とを重ね合わせて熱結合させ正特性磁器発熱
体5の連応性を利用してセラミックヒータ6を急速に加
熱できるようにしである。
クヒータ6とを重ね合わせて熱結合させ正特性磁器発熱
体5の連応性を利用してセラミックヒータ6を急速に加
熱できるようにしである。
前記セラミックヒータ6は、第4図にも示すように、ア
ルミナ等により戊る磁器基板6aの面上に抵抗発熱体6
bをプリントし、その上にアルミナ等の磁器保護層6C
をコーティングした構造となっており、通常は磁器基板
6a、抵抗発熱体6bおよび磁器保護層6Cを同時に一
体焼結して構成される。
ルミナ等により戊る磁器基板6aの面上に抵抗発熱体6
bをプリントし、その上にアルミナ等の磁器保護層6C
をコーティングした構造となっており、通常は磁器基板
6a、抵抗発熱体6bおよび磁器保護層6Cを同時に一
体焼結して構成される。
このセラミックヒータ6は抵抗発熱体6bが完全に外気
から遮断されること、放熱面が磁器保護層6Cとなるこ
とから、機械的強度が大きく、電気絶縁性、熱伝導性、
耐薬品性、耐摩耗性に優れたヒータが実現できる。
から遮断されること、放熱面が磁器保護層6Cとなるこ
とから、機械的強度が大きく、電気絶縁性、熱伝導性、
耐薬品性、耐摩耗性に優れたヒータが実現できる。
したがって、該セラミックヒータ6を、第2図に示す如
くハウジング4内にマウントし、タバコ7に対する着火
要素とした場合には、タバコ7の繰返し接触に対する耐
久性が非常に高い高信頼性のシガレットライタが実現で
きる。
くハウジング4内にマウントし、タバコ7に対する着火
要素とした場合には、タバコ7の繰返し接触に対する耐
久性が非常に高い高信頼性のシガレットライタが実現で
きる。
しかも前述する如く、該セラミックヒータ6には連応性
の優れた正特性磁器発熱体5を熱結合させてあり、セラ
ミックヒータ6の温度上昇速度が著るしく促進されるか
ら、連応性に富むシガレットライタを実現できる。
の優れた正特性磁器発熱体5を熱結合させてあり、セラ
ミックヒータ6の温度上昇速度が著るしく促進されるか
ら、連応性に富むシガレットライタを実現できる。
第5図は本考案に係るシガレットライタと、セラミック
ヒータおよびニクロムヒータをそれぞれ単独で用いた場
合のシガレットライタの温度上昇特性図を示し、曲線L
1は本考案に係るシガレットライタの温度上昇曲線、L
2.L3はそれぞれセラミックヒータ、ニクロムヒータ
を単独で用いたシガレットライタの温度上昇曲線を示し
ている。
ヒータおよびニクロムヒータをそれぞれ単独で用いた場
合のシガレットライタの温度上昇特性図を示し、曲線L
1は本考案に係るシガレットライタの温度上昇曲線、L
2.L3はそれぞれセラミックヒータ、ニクロムヒータ
を単独で用いたシガレットライタの温度上昇曲線を示し
ている。
図から明らかなように、ニクロムヒータやセラミックヒ
ータを単独で用いた場合には、800℃に達するのに2
分以上の時間を要するが、本考案の場合は1分前後あれ
ばよく、連応性が著るしく改善されている。
ータを単独で用いた場合には、800℃に達するのに2
分以上の時間を要するが、本考案の場合は1分前後あれ
ばよく、連応性が著るしく改善されている。
したがって本考案によれば、消費電力を従来の÷程度ま
で低減でき、省電力に顕著な効果がある。
で低減でき、省電力に顕著な効果がある。
また、正特性磁器発熱体5およびセラミックヒータ6は
、別回路によって駆動することもできるが、第6図に示
すように、両者を並列接続する構成が望ましい。
、別回路によって駆動することもできるが、第6図に示
すように、両者を並列接続する構成が望ましい。
このような回路構成であると、回路構成が簡単になるこ
と、始動初期の段階では初期抵抗の低い正特性磁器発熱
体5が発熱動作を負担してセラミックヒータ6を急速に
加熱し得ること、正特性磁器発熱体5の温度が上昇しそ
の抵抗値が高くなるにつれてセラミックヒータ6に流れ
る電流が増加し、両者の熱分担動作が非常に円滑に行な
われること、さらに正特性磁器発熱体5が熱平衡した後
は、これに流れる電流が非常に小さくなり、省電力形と
なること等の利点がある。
と、始動初期の段階では初期抵抗の低い正特性磁器発熱
体5が発熱動作を負担してセラミックヒータ6を急速に
加熱し得ること、正特性磁器発熱体5の温度が上昇しそ
の抵抗値が高くなるにつれてセラミックヒータ6に流れ
る電流が増加し、両者の熱分担動作が非常に円滑に行な
われること、さらに正特性磁器発熱体5が熱平衡した後
は、これに流れる電流が非常に小さくなり、省電力形と
なること等の利点がある。
以上述べたように、本考案に係るシガレットライタは、
磁器基板上に抵抗発熱体を設は該抵抗発熱体を磁器保護
層で被覆したセラミックヒータを着火要素とし、該セラ
ミックヒータに正特性磁器発熱体を重ね合せて熱結合さ
せ、前記セラミックヒータと前記正特性磁器発熱体とを
電気的に並列に接続したことを特徴とするから、連応性
に富む省電力形の信頼性の高いシガレットライタを提供
することができる。
磁器基板上に抵抗発熱体を設は該抵抗発熱体を磁器保護
層で被覆したセラミックヒータを着火要素とし、該セラ
ミックヒータに正特性磁器発熱体を重ね合せて熱結合さ
せ、前記セラミックヒータと前記正特性磁器発熱体とを
電気的に並列に接続したことを特徴とするから、連応性
に富む省電力形の信頼性の高いシガレットライタを提供
することができる。
第1図は従来のシガレットライタの部分断面図、第2図
は本考案に係るシガレットライタの部分断面図、第3図
は正特性磁器発熱体の抵抗温度特性図、第4図はセラミ
ックヒータの部分欠損断面図、第5図は本考案に係るシ
ガレットライタの効果を説明するための温度上昇特性図
、第6図は同じくその電気回路図である。 5・・・・・・正特性磁器発熱体、6・・・・・・セラ
ミックヒータ。
は本考案に係るシガレットライタの部分断面図、第3図
は正特性磁器発熱体の抵抗温度特性図、第4図はセラミ
ックヒータの部分欠損断面図、第5図は本考案に係るシ
ガレットライタの効果を説明するための温度上昇特性図
、第6図は同じくその電気回路図である。 5・・・・・・正特性磁器発熱体、6・・・・・・セラ
ミックヒータ。
Claims (1)
- 磁器基板上に抵抗発熱体を設は該抵抗発熱体を磁器保護
層で被覆したセラミックヒータを着火要素とし、該セラ
ミックヒータに正特性磁器発熱体と重ね合せて熱結合さ
せ、前記セラミックヒータと前記正特性磁器発熱体とを
電気的に並列に接続したことを特徴とするシガレットラ
イタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11609479U JPS5932830Y2 (ja) | 1979-08-23 | 1979-08-23 | シガレツトライタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11609479U JPS5932830Y2 (ja) | 1979-08-23 | 1979-08-23 | シガレツトライタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5633465U JPS5633465U (ja) | 1981-04-01 |
JPS5932830Y2 true JPS5932830Y2 (ja) | 1984-09-13 |
Family
ID=29348320
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11609479U Expired JPS5932830Y2 (ja) | 1979-08-23 | 1979-08-23 | シガレツトライタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5932830Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62217098A (ja) * | 1986-03-18 | 1987-09-24 | Rinnai Corp | 熱交換器 |
-
1979
- 1979-08-23 JP JP11609479U patent/JPS5932830Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5633465U (ja) | 1981-04-01 |
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