JPS5932622B2 - シ−ト・パイルを岩石層に打ち込む方法 - Google Patents

シ−ト・パイルを岩石層に打ち込む方法

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JPS5932622B2
JPS5932622B2 JP53132074A JP13207478A JPS5932622B2 JP S5932622 B2 JPS5932622 B2 JP S5932622B2 JP 53132074 A JP53132074 A JP 53132074A JP 13207478 A JP13207478 A JP 13207478A JP S5932622 B2 JPS5932622 B2 JP S5932622B2
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hole
rock
container
wall
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    • E02DFOUNDATIONS; EXCAVATIONS; EMBANKMENTS; UNDERGROUND OR UNDERWATER STRUCTURES
    • E02D5/00Bulkheads, piles, or other structural elements specially adapted to foundation engineering
    • E02D5/74Means for anchoring structural elements or bulkheads
    • E02D5/76Anchorings for bulkheads or sections thereof in as much as specially adapted therefor
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02DFOUNDATIONS; EXCAVATIONS; EMBANKMENTS; UNDERGROUND OR UNDERWATER STRUCTURES
    • E02D17/00Excavations; Bordering of excavations; Making embankments
    • E02D17/16Loosening of soil or rock, under water

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  • Structural Engineering (AREA)
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  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Environmental & Geological Engineering (AREA)
  • Bulkheads Adapted To Foundation Construction (AREA)
  • Placing Or Removing Of Piles Or Sheet Piles, Or Accessories Thereof (AREA)
  • Underground Structures, Protecting, Testing And Restoring Foundations (AREA)
  • Revetment (AREA)
  • Investigation Of Foundation Soil And Reinforcement Of Foundation Soil By Compacting Or Drainage (AREA)
  • Processing Of Solid Wastes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、例えば海底や河川工事に利用できるシート・
パイルを岩石層に打ち込む方法に関する。
内陸部並びに海岸部の港やその他の水路での工事では、
水位が時間や日によって大きく変動したり、船舶の大小
によって喫水線が上下したりするために、堤防等の錦地
を高く形成しなげればならない。
錦地用には通常シート・パイル・ウオールが使用され、
この場合該シート・パイル・ウオールは相互に連結した
個々のシート・パイルで構成されていて、しっかりと固
定されるためには所定の深さだけ打ち込まれなげればな
らない。
しかしながら、土壌構造の極めて浅い所に岩石層が存在
して、それ以上の打ち込みを阻止するため、上記の如き
所定の打ち込み深さを得ることが出来ないことが多い。
たとえ柔い土壌条件に基づき理論的に計算された打ち込
み深さに達していないにしても、シート・パイルの下端
が岩石層に固定されて、適度な固定を十分に得られるの
であれば、岩石層で制限される上記の如き打ち込み深さ
は問題とならない。
パイルの下端は鋭くなっているから、岩石層が比較的柔
いのであれば、通常パイルの該下端は容易に十分な深さ
にまで打ち込まれて信頼性ある固定を得ることが出来る
しかしながら、岩石層が更に堅い場合、かかる単純な打
ち込みは最早不可能である。
何故なら、打ち込みを行おうとすると、パイルの下端が
めちゃめちゃになるかあるいは横に曲ってしまうからで
ある。
かかる難しい土壌条件用として、シート・パイルを打ち
込むのではなくて、岩石に爆破によってあげたみぞ内に
シート・パイルをセットし、水性コンクリートを使用し
てそこに固めるという方法が知られている。
この方法は極めて複雑で経費がかかる。
というのは一般に7字形のみぞを爆破であげる前に、岩
石層の上に存在するばらばらの粗石などをすべて除去し
なければならず、爆破後みぞが埋まらないようにするに
はばらばらの上側層に3:1という傾斜角を維持させる
ようにしなげればならないからである。
シート・パイルをV字形みぞにセットし、次いでコンク
リートで固める作業の後、完成したシート・パイル・ウ
オールの最終安定性を確実なものにするためには、極め
て苦労して除去した砂状物質を再び埋めこむことがしば
しば必要になる。
必要となる特別な作業は別にしても、シート・パイル・
ウオールのもつ真の利点、つまり打ち込み中老石層の圧
縮の結果シート・パイル・ウオールがしっかりと固定さ
れるという利点が完全に失われ、代わりに該シート・パ
イル・ウオールはフリー・スタンディング・ウオール(
freestanding wall )のやり方で
取り付けられることになる。
打ち込み不可能な岩石層が存在すると、シート・パイル
・ウオールの建設が困難になるばかりでなく、その後の
横方向の固定作業にも同じような困難が存在することに
なる。
シート・パイル・ウオールの建設後、つまり個々のシー
ト・パイルの打ち込み後、シート・パイル・ウオールの
上端は変位しないよう固定されることが必要であって、
これはシート・パイル・ウオールの上端から斜め下方に
ほぼ45度の角度で延びるアンカーを使用して通常行わ
れる。
かかる固定は一側に高い土壌圧をうけるシート・パイル
・ウオールや、その時の土壌構造の結果として打ち込ま
れた状態でその下端のみを支えられているシート・パイ
ル・ウオールに特に行われるものである。
これらの条件は堤防の補強の際や、水と土地とが出会う
位置に岩石層が存在する水路用として突堤構造物を建設
する際にみられることが極めて多い。
打ち込み不可能な岩石層の場合シート・パイル・ウオー
ルの陸地側にアンカーを取り付ける通常の方法は海側か
ら陸地側へと該ウオールの上端から斜め下方に延びる孔
をあげる手段と、スチール平板または山形スチールの形
をした単純なアンカーを該孔内にゆる(位置づける手段
と、からなる。
アンカーを収納した孔は次いでコンクリートで完全に埋
められ、該コンクリートが凝固後主にコンクリートと孔
の壁との間の摩擦接合による保持力をうみ出す。
打ち込み中に生じる土壌物質の圧縮が欠けるため、かか
る保持力は単位面積当り特に高いというわけにはいかず
、従って、コンクリートと孔の壁との間の摩擦面積を対
応するように大きくしなげればならない。
かかる理由からアンカーはしばしば極めて長くしなけれ
ばならず、結果的に孔あげ費用を急激に増大させること
になる。
上記固定法のもう一つの不利な点はもし接合摩擦が例え
ば打撃あるいは衝撃により一時的に失われると、すべり
摩擦のみが有効であって、これは良く知られているよう
に接合摩擦よりもはるかに低い保持力しかもたらさない
、という事実にある。
かかる衝撃は例えばシート・パイル・ウオール沿いに船
を不注意に停泊させたりすることからも生じ得るし、あ
るいはその他の振動例えば近くの道路からの振動でも生
じ得る。
シート・パイル・ウオールの近くで行われなくてはなら
ない爆破から生じる振動は特に危険である。
これはウオールに接する水路の有効喫水を太きくしなげ
ればならない時には常にそうであるし、岩石層のため爆
破が不可避である時も常にそうである。
またシート・パイル・ウオールが爆破直後に極めて大き
な長さにわたってそのアンカーの保持力を失い、土壌圧
で倒されてしまうという危険がある。
以上のことを全体的に考えると、打ち込み不可能な岩石
層が存在する場合、パイルの下端を簡単に打ち込んでシ
ート・パイル・ウオールを建設し、必要ならばアンカー
を簡単に打ち込んでこれらシート・パイル・ウオールを
横方向に固定することはこれまで不可能であった。
従って、他の方法、つまり打ち込み工程が含まれておら
ず、その他の不利な点に加えて、岩石層の圧縮の結果パ
イルを打ち込むことから生じる極めて高い保持力の達成
されることのないことも容認しなげればならない他の方
法を採ることがこれまでは必要であった。
本発明の目的は堅(て本当に打ち込み不可能な岩石層が
存在する場所でもシート・パイルの下端を打ち込んで安
定したシート・パイル・ウオールを建設出来かつまたか
かるシート・パイル・ウオール用の横方向アンカーを打
ち込みによって固定出来る方法を提供することである。
シート・パイル・ウオールを建設するため、本発明は、
目的のウオールに沿って所定間隔を置き多分存在するだ
ろう上側層を通って岩石層内へと 孔をあげること、
爆発物を収納した防水容器が各孔内に挿入され、該爆発
物の量は該容器の体積に比べて小さいこと、少なくとも
2個の隣接孔の爆発物が同時に爆発させられること、次
いでシート・パイルが内部構造を破かいされてトマいる
が外形的には殆んど損傷をうげてない両孔間の岩石層内
に打ち込まれること、をその特徴としている。
従って、本発明の原理は、爆発によって岩石層が打ち込
み可能にされる結果として、本当に打ち込み不可能な岩
石層にシート・パイル・ウオールを構成する個々のシー
ト・パイルを打ち込むことが出来ることからなる。
この爆発は通常の意味での爆破ではなくて、本発明にな
る爆発物を使用して行われかつまたある程度まで岩石層
を「柔化」させる一種の破かい爆発である。
次いで個々のシート・パイルが、特殊な困難もなくかつ
また該パイルの下端をつぶしたり、あるいは曲げたりす
る危険もなく、上述した如き処理のされた岩石層に連続
的に打ち込まれ、該パイルの打ち込み中変位させられる
岩石物質は爆発で「柔化」された岩石層に圧縮を生じさ
せ、その結果シート・パイル・ウオールを岩石層内にし
っかりと強固に固定させることになる。
通常の如(爆発物を導入して例えば岩石を爆破するのと
は対照的に、本発明では該爆発物は容器で形成される膨
張チャンバ内に収納され、該チャンバが爆発後の第1膨
張空間として機能する。
この膨張チャンバの周辺域から圧力波が拡がり、これら
圧力波は極めて堅い岩石であってもその内部構造を破か
い出来るが、なんら認められる程の位置変化を生じさせ
ることはな℃・ことが解った。
かかる効果は圧力波源の周囲のあらゆる方向に生じ、2
個の爆発物を所定の方向に向けて配することにより、衝
撃の圧力波は互いに重なり、爆発効果が増す。
もし該間隔が正確に選択される(孔直径の約10倍、通
常60センチメートルから150センチメートルである
)と、両孔間に位置する岩石構造全体は孔直径の少なく
とも3倍という幅にわたって破かいされ、シート・パイ
ル・ウオールは約25回から40回の打撃で10センチ
メートル打ち込まれるようになる。
爆発物の周囲に膨張チャンバを形成する容器はプラスチ
ック類であることが好ましく、いずれの場合にも金属製
であってはならない。
容器の破片が爆発物の爆発後あとでシート・パイル・ウ
オールが打ち込まれることになる領域内に残っていたと
しても、プラスチックであれば場所的移動を妨げること
は決してないのに、金属片だと相当な妨げとなり得るだ
ろうからである。
最も簡単な容器作成法は連続PVCチューブを所定長さ
に切断し、切断したものの両端を適当なキャンプで閉じ
るというやり方である。
この種チューブは排水パイプとして適当な値段で入手可
能である。
通常、爆発物を容器内の中心位置に位置づけるにはなん
ら特別なやり方は不要である。
というのは、通常コードの形状をした爆発物が容器の壁
にくっついているか、あるいはその中央にあるかどうか
は説明した如き膨張効果にとってなんら重要ではないか
らである。
しかしながら、もしなんらかの理由で中心位置に位置づ
けることが望ましい一場合には、適当なスペーサを使用
すればよい。
ただ重要なことは容器の内部に十分に大きな気体空間を
設け、膨張体積として機能させなげればならないという
ことである。
この膨張体積が小さげれば小さいほど、ますます爆発物
は変位傾向を見せる、つまり岩石の位置を変化させるこ
とになり、もし膨張体積が完全に欠けると、この変位効
果が生じる唯一の効果である。
シート・パイル・ウオール用の横方向アンカーを固定す
るというもう一つの面については、本発明はウオールの
上端から斜下方に岩石層内へと延びる孔を設けるという
公知のやり方をその出発点とする。
本発明によると、シート・パイルがアンカーとして使用
され、孔の直径はシート・パイルの最大幅よりも小さく
してあり、爆発物を収納した防水容器が各孔内に挿入さ
れ、該爆発物の量は、爆発物の爆発後、6孔の近辺の岩
石構造が破かいしたため関連シート・パイルの打ち込み
を可能とするように、かつまた孔がわずかに大きさの増
した孔になるように、容器の体積に対して選択され、シ
ート・パイルはその中心軸が孔の軸にほぼ沿うように打
ち込まれる。
従って、本発明の基本概念の更にもう一つの重要な実施
例では、シート・パイル・ウオールの横方向アンカーを
固定するのに破かい爆発を利用して元々は打ち込み不可
能な岩石層を「柔化する」という原理が再び利用される
ここでもまた爆発物が膨張空間を形成する容器内に収納
され、該容器の周辺域から岩石構造を破かいする圧力波
がなんら認められる程の位置変化を生じさせることな;
く拡がる。
元の孔がわずかに膨張して別な孔になることによる位置
のわずかな変化は、膨張チャンバのサイズを適当にデザ
インすることで簡単に調整され得る。
従って、爆発は、周囲岩石の岩石構造の破かいが生じか
つまた変位のための第1段階の爆発が効果をあられすよ
うに、行われるが、後者の変位のための第1段階の爆発
は、その結果が孔を拡げて別な孔になることであって、
該孔を形成する壁を変位させようとするものではない程
に軽い形のもの→ある。
この点で爆発物と容器との間の体積比は前取って明確に
決定出来ないが、それぞれの場合アンカーが形成される
ことになる岩石のタイプに左右されよう。
かなり柔い岩石層の場合変位のだめの第1段階爆発がそ
の効果において特に堅い岩石の場合よりも小さくなげれ
ばならないことは明らかである。
爆発によって生じる岩石構造の破かい、従ってそのゆる
みは岩石への打ち込みを行うため基本的に必要である。
しかしながら、シート・パイル・ウオールの横方向固定
の場合孔にはまり込むスチール平板または山形材の代り
に、膨張して別な孔となる孔の寸法よりも大きい寸法Q
通常のシート・パイルを使用することが必要である。
そのシート・パイル導入の際には、孔は該シート・パイ
ルニヨって変位させられる物質用の変位チャンバとして
機能する。
孔によって形成されるこの変化体積はシート・パイルの
体積に必要な変位体積よりも小さく、従って爆発によっ
てゆるんだ周囲岩石層の圧縮がシート・パイルの導入に
よって生じるという結果となる。
このため打ち込まれたアンカーに対する保持力は極めて
高くなり、従ってアンカーの固定はしっかりとした信頼
のおけるものとなる。
爆発前孔は約32−65 ミ+)メートルの直径を有す
る。
予備的な試験爆発から得られる経験にその寸法が左右さ
れることになる爆発物の爆発後、孔の周囲でその軸に沿
ったほぼ500ミリメートル直径の領域が通常爆発によ
って変えられる。
つまりその構造を破かいされる。
孔の外径から変化した領域の縁のほうへと岩石の圧縮は
パイル打ち込み中発展的に弱くなる。
シート・パイルはその中心域が孔のほぼ中心にあるよう
に打ち込まれ、従って2つの長手方向縁が爆発によって
ゆるんだ岩石層内に打ち込まれる。
かなり大きなシート・パイルの場合、あるいは土壌条件
が適当な場合、相互に並んだ2個の孔を同じシート・パ
イル用に掘ることもまた可能であり、その場合打ち込み
中これら孔の中心はほぼシート・パイルの外縁の領域内
に位置づけられる。
本発明の方法に従ってシート・パイル・ウオールを固定
する場合、シート・パイル・ウオールに同じ安定性をも
たらすのにアンカーを少なくしてもよいし、あるいはア
ンカーを短くしてもよい。
従って、予備作業はそれ相応にコスト安となり、その結
果本発明になる方法は信頼性ある固定を可能にするばか
りでなく、これまでよりも経費のかからない固定をも可
能にする。
アンカーの保持力への要求が異常に高い場合、土壌条件
が相応に好ましくない筈であるから、幾分長いアンカー
、従って大きな長さの孔が必要である。
この場合1個の容器の代りに、数個の容器を順次連続し
て装填し、岩石への同様な変化が孔の軸に沿ったあらゆ
る深さで生じるようにしてもよい。
あるいはまた、体積という点で諸条件に合わせた多数個
の爆発物が順次連続して装填されている1個の長い容器
を使用してもよい。
その構成とは無関係に、1個の孔に関連する爆発物はす
べて常に同時に爆発させられる。
シート・パイル・ウオールが建設中であるかどうか、あ
るいは横方向アンカーがシート・パイル・ウオール用に
固定中であるかどうかにかかわらず、本発明になる方法
は陸地の岩石用にもまた水面下の岩石用にも有効であっ
て、岩石層の上に存在するかもしれない打ち込み可能な
上側層もなんら不利益をもたらさない。
孔内への容器の導入はチューブを使って極めて簡単に行
われる。
つまりチューブが孔あけ中孔あけ工具に追従して導入さ
れ、従って、新しい孔が埋ったりするのを防止する。
容器がこれらチューブを通して挿入されてしまうと、チ
ューブは直ちに撤去される。
この隙孔が埋った状態になったとしても、これは爆発の
効果をなんら阻害しない。
本発明のその他の目的並びに利点を図面に示す2つの実
施例を参照しながら以下に詳細に説明する。
第1図、第2図はシート・パイル・ウオールを建てる方
法を概略的に示す。
シート・パイル・ウオール自体は図示してないが、第1
図には点線1でその位置が示しである。
この点線1に沿って多数個の孔が掘ってあり、該孔2の
深さ並びに水位3は第2図に示す通りである。
6孔2は上側層が存在する場合には該上側層4を通って
岩石層6の上層内にまで延びる。
シート・パイル・ウオールを固定するためには、そのシ
ート・パイルを岩石層6内に打込まねばならないが、そ
の打込みの深さは岩石層6内の孔2の深さにほぼ等しい
(例えば30センチメータ)。
6孔2は最初はチューブ8で裏打ちされているから、砂
状物質が上側層4から新しい孔内に落ち込むことはない
孔あけ完了後、容器10がチューブ8内を通して孔のほ
ぼ底のところにまで押し込められる。
この容器はその両端をキャップで閉じた1個のPVCチ
ューブで構成されることが好ましい。
一方のキャップには容器内に収納された爆発物12を爆
発させるための防水通路(図示せず)が設けである。
各容器10の下端には浮上防止ブレーキ14が取り付け
てあって、該ブレーキは容器10が孔2内に押し込まれ
る際には該容器10に押し付けられているが、孔の口の
ほうへ移動しようとすると外方に拡がって容器を孔内に
とどめる。
各容器が押し込められてしまうと、チューブ8は孔2か
ら引き抜かれて、上側層の砂状物質が容器のはいった孔
を再びおおう。
これは上側層が円錐状の傾斜をなす砂状物質からなる場
合にのみ言えることであることは勿論である。
上側層4がもつと安定した物質からなる場合、孔は殆ん
ど変わることはないが、このことは本発明になる方法を
実施するのに大切なことではない。
第2図のものとは違って、上側層4からの砂状物質が孔
2と容器10の外面との間の中間間隙内にもなんら不利
な効果を与えることなく落ち込む場合もある。
いづれの場合にも、容器10内には爆発物12の爆発後
の一次膨張用として十分に大きな膨張体積が残しである
建てられることになるシート・パイル・ウオールの長さ
並びにその周囲状況に応じて爆発物12は部分的にかあ
るいは全部同時に爆発させられて、孔2内の岩石構造を
所望の程度にまで破かいする。
爆発の効果並びに孔の深さは試験的な孔で試験的な爆発
を行うというテストを通常二・三度繰り返すことで経験
的に前取って決定されてしまうから、爆発の結果は極め
て高い成功率をあげる。
孔2から出される圧力波は特に第1図に一点鎖線5で概
略的に示す円錐形内で岩石層6を最も強烈に破かいする
わけで、これはほぼ6,000メ一トル/秒という速度
で相互に出会う2個の孔2からの圧力波が相互にカリま
た岩石層6内に新らしく形成された亀裂に反射し、相互
に増幅・偏向しあって、しかして岩石を吹きとばすこと
がないという事実に主として帰因する。
この場合上側層の一部が上方に加速されるが、上方の水
の層で妨げられるから、次の瞬間にはほぼ垂直に下方へ
と沈降する。
爆発物12の一部あるいは全部の爆発後、土壌構造には
殆んどなんらの変化も生じなかった。
前述したように、上側層は多分に可変性の高い厚みをも
って岩石層6をおおっており、該岩石層6は外面的には
殆んど変化しなかったが、いまや打ち込み可能な状態に
ある。
岩石層6内に残る容器の残留物はいづれも後のパイル打
ち込みに逆効果をおよぼさない。
というのはこれら残留物はシート・パイルの下端で破砕
されるかあるいは一方の側に押しやられるからである。
更に、通常のシート・パイルをその構造の破かいされた
岩石層6内に10センチメートル打ち込むには20から
40、最高50回という打撃を与えればよいことが解っ
た。
本発明になるシート・パイルを打ち込む方法を岩石層6
の上に上側層4が存在し更にその上に水の層が存在する
土壌条件で説明した。
本発明になる方法が上記上側層4のないむき出しの岩石
層6を打ち込み可能にするのにも利用され得ることは勿
論である。
しかしながら、このように極め工単純な土壌条件には滅
多に出会えないから、通常の場合には上側層が存在する
ものと考えたほうがよい。
本発明になるシート・パイルを打ち込む方法はこれらい
ろいろな条件下で利用出来て特殊な利点があるし、経費
節約の実をあげることも出来る。
本発明によれば水層下の岩石層へのシート・パイル・ウ
オール用アンカーの固定がどのように行われるかを第3
図、第4図を参照しながら以下に説明する。
第3図はシート・パイル・ウオール11により安定化さ
れかつ高さ決めされた代表的な堤防地形部分の概略断面
図である。
ウオール110個々のパイル16は前述した方法を使用
して打ち込み可能な上側層4を抜けて岩石層6内に打ち
込まれる。
ウオール110個々のシート・パイル16の上端は上部
閉じ部材としてのウェーリング(wailing)18
で連結されている。
シート・パイル・ウオール11の右側部分、図面ではい
まだ水がいっばいはいっているが、この右側部分は堤防
部分を仕上げし、安定化させ、高さ決めしだ後再び水で
一杯にされるから、左方のシート・パイル・ウオール1
1に作用する地圧が存在する。
これはウオール11に曲げモーメントとせん断力とを与
え、これらはシート・パイル・ウォール11自体では抵
抗不可能である。
従って、好ましくはウオール11に沿って均一な間隔で
固定を行わねばならず、かかる固定は通常アンカー20
を堤防側の地中にシート・パイル・ウオールの頂部から
ほぼ45度という角度で下方に延ばす形で行われる。
これらアンカー20は従来山形状または平らな形状をし
ていたが、本発明ではパイル16と同じタイプのシート
・パイル・ウオールがアンカーとしても使用される。
これらアンカー・シート・パイル20を取付けるために
は、直径32−65ミリメートルの少なくとも1個の孔
22をアンカー20が結果的に位置づけられる角度をも
たせて上側層4を抜けて岩石層6内へとあげる。
孔あけ作業と同時的にチューブ(図示せず)が導入され
る結果、ドリルが撤去されても、孔22内に物質の落ち
込むことはない。
爆発物を収納した1個あるいはそれ以上の防水容器が次
いでこのチューブを通して孔22内に導入され、浮上し
ないように固定される。
次いでチューブが引き抜かれるが、その結果孔22内に
物質が完全にあるいは部分的に落ち込むにしてもそれは
たいしたことではない。
その時の土壌条件に応じて、各固定シート・パイル20
用の孔22は1個だけで十分な場合もあるが、相互に並
んだ形で2個の孔22を掘り、これらの孔に適当な量の
爆発物を収納した防水容器をそれぞれ取付けることが必
要な場合もある。
一般に、孔毎に爆発物を収納した1個の容器を装填する
だけで十分であるが、特に長い孔に爆発物を収納した容
器を1個だけ装填する場合、該孔を取り巻く岩石構造の
適当な均一変化が該孔の軸に沿って所望の形に達成され
ない時には、数個の容器を順次連続した形に装填するこ
とがより好ましいということになることもある。
選択される孔並びに容器の個数とは無関係に、結果的に
打ち込まれることになるアンカー・シート・パイル20
と関連するすべての爆発物が同時に爆発させられるわけ
であるが、爆発物の爆発力並びに容器内の関連する膨張
チャンバは、孔を取り巻く物質がその構造を破かいされ
るようにかつまた合孔が直径のわずかに大きくなった不
整形孔22′に変化するように、選択されている。
かかることが第4A図には孔の1個の場合として示して
あり、第4B図にはアンカー・シート・パイル20用孔
の2個の場合として示しである。
アンカー・シート・パイル20を孔22′内に打ち込む
際には、周囲の岩石が圧縮されることになり、従ってシ
ート・パイルが打ち込まれてしまうと特にしっかりとし
た着座が保証され、特に極めて高い保持力が保証される
ことになる。
周囲物質の孔22休の変化はほぼ直径500ミリメート
ルにわたり、第3図に一点鎖線24で概略的に示す通り
である。
打ち込み作業中アンカー・シート・パイル20はこの領
域内にとどまるから、打ち込み出来るかどうかは打ち込
みが進展するにつれてパイル20と岩石6との間の摩擦
面の長さが増大するかどうかにのみかかつてくることに
なる。
従って、打ち込み作業の完了時には、シート・パイル2
0は岩石層6に打ち込まれたその全長にわたってしっか
りと握持され、孔22′はシート・パイル20による物
質の変位によって初めに説明したような形で再び密に埋
ってしまう。
従来普通に使用されたアンカーにはこのような意味での
握持は存在しなかったが、孔内に押し込まれたアンカー
は孔内に残る中間間隙に注入された充填材(例えばコン
クリート)を介して岩石と接触し、両者間には予応力(
prestress−ing)はなんら存在せず、重力
から生じるわずかな軸受圧力が存在するにすぎなかった
従来公知のアンカーの高い不安定性は従って本発明にな
る固定法で事実上なくなる。
固定後の振動は従って、これら振動がシート・パイル・
ウオールに対する衝撃によるものであれ、周囲の振動、
例えば水路内での爆破によるものであれ、固定の安定性
になんら影響を及ぼさない。
【図面の簡単な説明】
第1図はシート・パイル・ウオールを建てるための孔の
列の概略平面図であり、第2図は第1図1 の孔の列の
概略側面断面図であり、第3図はシート・パイル・ウオ
ールとその関連するアンカーとの概略断面図であり、第
4A図並びに第4B図は幾分違った形の実施例における
アンカーの打ち込み方向での概略平面図である。 2・・・・・・孔、3・・・・・・水位、4・・・・・
・上側層、6・・・・・・岩石層、8・・・・・・チュ
ーブ、10・・・・・・容器、12・・・・・・爆発物
、14・・・・・・浮上防止ブレーキ、11・・・・・
・シート、パイル、ウオール、16・・・・・・シート
・パイル、20・・・・・・アンカー・シート・パイル
、22・・・・・・孔、22′・・・・・・不整形孔。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 目的のシート・パイル・ウオール1に沿って所定の
    間隔で、上側層4を通って岩石層6内に孔2を形成する
    工程と、各孔2内に爆発物12を収納した防水容器10
    を該爆発物12の量が容器100体積に対して小さい状
    態で挿入する工程と、少なくとも2個の隣接孔2の爆発
    物を同時に爆発させる工程と、シート・パイルをその内
    部構造を破かいされてはいるが外形的には殆んど損傷を
    うけてない両孔2間の岩石層6に打ち込む工程とを具備
    したことを特徴としたシート・パイル・ウオールを建て
    る目的でシート・パイルの下端を岩石層に打ち込む方法
JP53132074A 1977-10-26 1978-10-26 シ−ト・パイルを岩石層に打ち込む方法 Expired JPS5932622B2 (ja)

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DE000P27479374 1977-10-26
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DE19782809098 DE2809098C2 (de) 1978-03-03 1978-03-03 Verfahren zum Einrammen des unteren Endes einer Spundwandbohle in einen nicht rammbaren Gesteinuntergrund
DE000P28090984 1978-03-03

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CH (1) CH634369A5 (ja)
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FR (1) FR2407297A1 (ja)
GB (1) GB2008653B (ja)
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HU (1) HU178951B (ja)
MY (1) MY8300214A (ja)
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RO (1) RO81057A (ja)
SE (1) SE432001B (ja)
SG (1) SG49082G (ja)
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