JPS5932371Y2 - カ−テンレ−ル用ブラケツト - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はカーテンレールをワンタッチで支持することが
できるカーテンレール用ブラケットに関するものである
。

従来、カーテンレールの取付作業は高所において行うた
め、安全、且容易な手段としてワンタッチで支持するこ
とができるカーテンレール用ブラケットが種々研究され
ているが、それらは完全固定が難しく信頼性に欠け、使
用時に離脱することが多く、また、その構造が複雑であ
るため安価に提供することができない等の欠点を有して
いる。

本考案は斯る点に鑑みてなされたものであり、その詳細
を図面に示す実施例について説明する。

１は本考案のカーテンレール用ブラケットにより支持さ
れるカーテンレールであり、一方の側面に端面クサビ形
であるブラケットへの嵌合部２を突設すると共にカーテ
ンレールの両側壁下部を内側に屈曲させて水平軌条３
ａ 、３ ｂおよび透孔４を形成している。

５はブラケット本体であり中央に透孔６を穿設した取付
板７に連続して屈曲形成された上板８の両側に垂設され
た側板９ ａ 、９ ｂの前方下端部に前記カーテンレ
ール１のブラケットへの嵌合部２の下端を支持する爪１
０ａ、１０ｂを形成すると共に該爪１０ ａ 、１０
ｂに連続してカーテンレール１の嵌合部２を内側に嵌装
するための上縁が上向傾斜の突縁１１ａ、ｌｌｂにした
凹部１２ａ、１２ｂ中央端縁に近接して内側面に突起１
３ ａ 、１３ ｂを対向突設する構造であり所要形状
に裁断された金属板をプレス加工して成るものである。

１４は金属製の作動板であり前記カーテンレール１のブ
ラケットへの嵌合部２の上端に嵌合する鉤部１５を形成
すると共に下部両側縁に側板１６ａ、１７ｂを屈曲形威
し、且板面を突起１３ ａ 、１３ ｂに支承させて側
板１６ ａ 、１６ ｂにおいて回動可能に軸１７によ
りブラケット本体５内に支持される。

１８は鉄形バネであり中央リング部１９を通じて前記軸
１７に嵌合し、その一端部２０をブラケット本体１の両
側板９ａ、９ｂの後端を屈曲させて形成した後板２１の
内側に、他端部２２を作動板１３の背面２３にそれぞれ
当接させて弾圧的に装着される。

本考案によるカーテンレールの取付は、ますカーテンレ
ール用ブラケ・外の複数組を取付板７の中央透孔６を利
用して窓の上框など（図示せず）に木ネジ２４などで所
定の位置に取付け、ついでカーテンレール１のクサビ形
のブラケットへの取付部２をその下端の凹部をブラケッ
ト１の爪１０ ａ 、１０ ｂに引掛けてカーテンレー
ルを回転させる。

その際、作動板１４が鉤部１５においてカーテンレール
のブラケットの支持部で押圧されて軸１７を中心に回動
し、ついには取付部２の上縁凹部に前記鉤部１５が嵌合
してカーテンレール１を支持する。

支持されたカーテンレールは取付部７がブラケットの凹
部１２ａ、１２ｂに嵌合し、その際作動板１４が鋏みバ
ネ１８の弾力によって押圧されているので鉤部１５が取
付部２の凹部から外れることはなく強固に支持し得る、
且取付作業はワンタッチで行えるので作業が容易であり
、またカーテンレールを取外す場合には平板の先端を有
するドライバー等の工具で作動板１４の先端を内側に押
圧してカーテンレール１を外方向に回転すれば良く、更
には構成が極めて簡単であり、各部が金属性であるため
壊れる心配は全く無い等の諸効果を有するものである。

【図面の簡単な説明】

図は本考案の実施例を示すものであり、第１図は側面図
、第２図は正面図、第３図は背面図、第４図は第２図の
Ａ−Ａ線断面図、第５図は側面に透孔を形成して戒るカ
ーテンレールを用いた場合の実施例を示す側面図である
。 １・・・・・・カーテンレール、２・・・・・・嵌合部
、３ ａ 、３ ｂ・・・・・・水平軌条、４・・・・
・・透孔、５・・・・・・ブラケット本体、６・・・・
・・透孔、７・・・・・・取付板、８・・・・・・上板
、９ ａ 、９ ｂ・・・・・・側板、１０ ａ 、１
０ ｂ・・・・・・爪、１１ ａ、１１ ｂ・・・・・
・突縁、１２ ａ 、１２ ｂ・・・・・・凹部、１３
ａ 、１３ ｂ・・・・・・突起、１４・・・・・・
作動板、１５・・・・・・鉤部、１６ ａ 、１６ ｂ
・・・・・・側板、１７・・・・・・軸、１８・・・・
・・鉄形バネ、１９・・・・・・中央リング部、２０・
・・・・・端部、２１・・・・・・後板、２２・・・・
・・端部、２３・・・・・・背面、２４・・・・・・木
ネジ。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 一方の側面に端面をクサビ形に形成したブラケットの嵌
   合部２を突設して成るカーテンレール１に使用するブラ
   ケットであって、取付板７に連続して水平方向に屈曲形
   威した上板８の両側に側板９ ａ 、９ ｂを垂設して
   該両側板の前方下端部から上端部にかけて、下端部には
   前記カーテンレール１のブラケットへの嵌合部２の下縁
   を支持するための爪１０ａ、１０ｂを形成すると共に上
   端部には上端が上向傾斜の突縁１１ ａ、１１ ｂとし
   た凹部１２ａ、１２ｂに形成し、且該凹部中央端縁に近
   接して内側面に突起１３ ａ 、１３ ｂを対向突設し
   て成るブラケット本体に、上部にカーテンレール１のブ
   ラケットへの嵌合部２の上縁に嵌合する鉤部１４を形成
   すると共に下部両側縁に側板１６ ａ 、１６ ｂを屈
   曲形威した作動板をその中央部前面を前記突起１３ａ、
   １３ｂに支承させて側板１６ ａ 、１６ ｂ ニおい
   て回動可能に軸１７により支持させ、該軸１７に鉄形バ
   ネ１８を中央リング部を通じて嵌合し、その一端を前記
   ブラケット本体１の両側板９ ａ 、９ ｂの後端を屈
   曲させて形成した後板２１の内側に他端を前記作動板１
   ４の背面２３にそれぞれ当接させて弾圧的に装着して戒
   ることを特徴とするカーテンレール用ブラケット。