JPS5932244Y2 - 作業機の上昇速度制御装置 - Google Patents
作業機の上昇速度制御装置Info
- Publication number
- JPS5932244Y2 JPS5932244Y2 JP18306678U JP18306678U JPS5932244Y2 JP S5932244 Y2 JPS5932244 Y2 JP S5932244Y2 JP 18306678 U JP18306678 U JP 18306678U JP 18306678 U JP18306678 U JP 18306678U JP S5932244 Y2 JPS5932244 Y2 JP S5932244Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- circuit
- hydraulic
- hydraulic cylinder
- speed
- work equipment
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Lifting Devices For Agricultural Implements (AREA)
- Fluid-Pressure Circuits (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は作業機の上昇速度制御装置に関し、エンジン回
転速度に関係なく作業機の上昇速度を常に略一定に制御
し得るようにしたものである。
転速度に関係なく作業機の上昇速度を常に略一定に制御
し得るようにしたものである。
ギヤングモア等の作業機は、前後輪間でトラクタ車体の
両側に配置すると共に、前後方向の支軸廻りに昇降自在
とし、油圧シリンダにより昇降させるように構成してい
るが、この種の作業機の場合、上昇時に運転席に接近す
るので、上昇速度は運転者の安全を確保する上で緩やか
にすることが望ましい。
両側に配置すると共に、前後方向の支軸廻りに昇降自在
とし、油圧シリンダにより昇降させるように構成してい
るが、この種の作業機の場合、上昇時に運転席に接近す
るので、上昇速度は運転者の安全を確保する上で緩やか
にすることが望ましい。
しかし、エンジンによって駆動される油圧ポンプより油
圧シリンダに作動油を供給するようにしているため、実
際の昇降速度はエンジン回転数に比例するにも拘らず、
その上昇時にエンジン回転数を下げることは、馬力不足
その他の問題があって不可能である。
圧シリンダに作動油を供給するようにしているため、実
際の昇降速度はエンジン回転数に比例するにも拘らず、
その上昇時にエンジン回転数を下げることは、馬力不足
その他の問題があって不可能である。
そこで油圧シリンダのボアを大径にするか、或いは各油
圧シリンダ毎にチェック弁を設ける等の対策が考えられ
るが、これはコストが高騰すると共に、リリーフ弁の作
動等の問題がある。
圧シリンダ毎にチェック弁を設ける等の対策が考えられ
るが、これはコストが高騰すると共に、リリーフ弁の作
動等の問題がある。
本考案はこのような欠点を解消するようにしたものであ
って、その特徴とするところは、車体側部に配置した作
業機を昇降させる油圧シリンダを設け、この油圧シリン
ダに車体搭載のエンジンにより駆動される油圧ポンプか
ら圧油を供給するようにした作業機昇降装置において、
油圧シリンダを制御する油圧回路の高圧側に逃がし回路
を設け、この逃がし回路に流量調整弁を介装し、エンジ
ンの回転速度を検出する速度検出器を設け、作業機の上
昇速度が略一定となるように、速度検出器からの信号に
より流量調整弁を制御する制御回路を設けた点にある。
って、その特徴とするところは、車体側部に配置した作
業機を昇降させる油圧シリンダを設け、この油圧シリン
ダに車体搭載のエンジンにより駆動される油圧ポンプか
ら圧油を供給するようにした作業機昇降装置において、
油圧シリンダを制御する油圧回路の高圧側に逃がし回路
を設け、この逃がし回路に流量調整弁を介装し、エンジ
ンの回転速度を検出する速度検出器を設け、作業機の上
昇速度が略一定となるように、速度検出器からの信号に
より流量調整弁を制御する制御回路を設けた点にある。
以下、図示の実施例について本考案を詳述すると、第１
図及び第２図において、１はトラクタ車体、２はエンジ
ン、３は前輪、４は後輪である。
図及び第２図において、１はトラクタ車体、２はエンジ
ン、３は前輪、４は後輪である。
５は作業機昇降用の油圧装置で、トラクタ車体１上に搭
載され、かつこの油圧装置５上に運転席６が設けられて
いる。
載され、かつこの油圧装置５上に運転席６が設けられて
いる。
７はトラクタ車体１の後方に配置された後部作業機、８
はトラクタ車体１の両側に配置された側部作業機であっ
て、これらは例えば横軸６廻りに回転自在とされた回転
軸と、その回転軸に螺旋状に設けられた刈刃体とを備え
たギヤングモア等である。
はトラクタ車体１の両側に配置された側部作業機であっ
て、これらは例えば横軸６廻りに回転自在とされた回転
軸と、その回転軸に螺旋状に設けられた刈刃体とを備え
たギヤングモア等である。
後部作業機７は三点リンク機構を介してトラクタ車体１
に装着され、油圧装置５により昇降可能とされている。
に装着され、油圧装置５により昇降可能とされている。
側部作業機８は昇降アーム９の先端部に枢着され、また
その昇降アーム９はトラクタ車体１両側に装着された取
付台１０の外端部に支軸１１により枢支されると共に、
油圧シリンダ１２は左右の取付台１０を連結する連結枠
１３に軸着されている。
その昇降アーム９はトラクタ車体１両側に装着された取
付台１０の外端部に支軸１１により枢支されると共に、
油圧シリンダ１２は左右の取付台１０を連結する連結枠
１３に軸着されている。
第３図は油圧シリンダ１２に作動油を供給する油圧回路
を示し、１４は油圧ポンプで、エンジン２により直結駆
動される。
を示し、１４は油圧ポンプで、エンジン２により直結駆
動される。
１５はリリーフ弁である。
１６は油圧取出ブロックで、例えば油圧装置５の側部等
に付設されており、該油圧装置５以外に作動油を取出す
際に、これにカップリングを接続するようになっている
。
に付設されており、該油圧装置５以外に作動油を取出す
際に、これにカップリングを接続するようになっている
。
１７は各油圧シリンダ１２を各別に制御するための制御
弁で、操作レバー１８を有し、この制御弁１７は高圧回
路１９と低圧回路２０とを介して油圧取出ブロック１６
に接続されている。
弁で、操作レバー１８を有し、この制御弁１７は高圧回
路１９と低圧回路２０とを介して油圧取出ブロック１６
に接続されている。
なおこの制御弁１７には従来キャリーオーバータイムの
ものが使われていたが、これに限定されるものではない
。
ものが使われていたが、これに限定されるものではない
。
２１は高圧回路１９と低圧回路２０とを結ぶバイパス回
路（逃し回路）で、このバイパス回路２１中には、流量
調整弁２２が介装される。
路（逃し回路）で、このバイパス回路２１中には、流量
調整弁２２が介装される。
流量調整弁２２は電磁駆動型とし、第４図に示す如く速
度検出器２５の検出信号に従って制御回路２６により制
御される。
度検出器２５の検出信号に従って制御回路２６により制
御される。
即ち、速度検出器２５はエンジン２の回転速度を検出す
るものであり、また制御回路２６は速度検出器２５から
の検出信号により、作業機８の上昇速度が略一定となる
ように流量調整弁２２を制御するように構成されている
。
るものであり、また制御回路２６は速度検出器２５から
の検出信号により、作業機８の上昇速度が略一定となる
ように流量調整弁２２を制御するように構成されている
。
２３は制御弁１７のドレン回路で、チェック弁２４を有
する。
する。
次に作用を説明する。
ゴルフ場の芝刈作業に際しては、第１図及び第２図に示
す如く各作業機Ｔ。
す如く各作業機Ｔ。
８を地面に降しで追従させながら走行する。
この場合、制御弁１７の各操作レバー１８は中立位置に
セットしており、作動油は高圧回路１９から制御弁１７
を通り低圧回路２０側に戻されるだけである。
セットしており、作動油は高圧回路１９から制御弁１７
を通り低圧回路２０側に戻されるだけである。
側部作業機８を上昇させる際には、制御弁１７の操作レ
バー１８を上昇位置に操作する。
バー１８を上昇位置に操作する。
すると高圧回路１９からの作動油は、制御弁１７を経て
各油圧シリンダ１２へと供給されるので、油圧シリンダ
１２が伸長動作し、昇降アーム９が支軸１１廻りに上昇
回動じ、側部作業機８を第２図仮想線の如く起立状態に
持上げる。
各油圧シリンダ１２へと供給されるので、油圧シリンダ
１２が伸長動作し、昇降アーム９が支軸１１廻りに上昇
回動じ、側部作業機８を第２図仮想線の如く起立状態に
持上げる。
この時の側部作業機８の上昇速度は油圧シリンダ１２の
伸長速度、即ち作動油の供給量に比例しており、エンジ
ン回転数が犬の場合には、油圧ポンプ１４からの作動油
吐出量が犬であるので、速度検出器２５からの信号によ
り制御回路２６を介して流量調整弁２２を適当量だけ開
放し、高圧回路１９の作動油を一部バイパス回路２１を
経て低圧回路２０側に戻す。
伸長速度、即ち作動油の供給量に比例しており、エンジ
ン回転数が犬の場合には、油圧ポンプ１４からの作動油
吐出量が犬であるので、速度検出器２５からの信号によ
り制御回路２６を介して流量調整弁２２を適当量だけ開
放し、高圧回路１９の作動油を一部バイパス回路２１を
経て低圧回路２０側に戻す。
従って、制御弁１７から油圧シリンダ１２へと供給され
る作動油量はエンジン２の回転速度に関係なく一定し、
これによって側部作業機８の上昇速度を略一定に調整で
きる。
る作動油量はエンジン２の回転速度に関係なく一定し、
これによって側部作業機８の上昇速度を略一定に調整で
きる。
側部作業機８を降す時は、制御弁１７を下降にセットし
、高圧回路１９からの作動油を制御弁１７を経て低圧回
路２０側に戻すと共に、油圧シリンダ１２からの作動油
を制御弁１７を経てドレン回路２３に戻せば良い。
、高圧回路１９からの作動油を制御弁１７を経て低圧回
路２０側に戻すと共に、油圧シリンダ１２からの作動油
を制御弁１７を経てドレン回路２３に戻せば良い。
なお逃し回路は油圧取出ブロック１６と制御弁１７との
間に限定されるものではなく、例えば油圧取出ブロック
１６の前段、油圧シリンダ１２の前段等であっても良い
。
間に限定されるものではなく、例えば油圧取出ブロック
１６の前段、油圧シリンダ１２の前段等であっても良い
。
以上実施例に詳述したように本考案では、油圧シリンダ
を制御する油圧回路の高圧側に逃がし回路を設け、この
逃がし回路に流量調整弁を介装し、エンジンの回転速度
を検出する速度検出器を設は作業機の上昇速度が略一定
となるように、速度検出器からの信号により流量調整弁
を制御する制御回路を設けているので、エンジンにより
駆動される油圧ポンプから油圧シリンダに圧油を供給す
るようにしているにも拘らず、作業機の上昇速度をエン
ジン回転速度に関係なく自動的１こ略一定に制御するこ
とができ、安全性が著しく向上する。
を制御する油圧回路の高圧側に逃がし回路を設け、この
逃がし回路に流量調整弁を介装し、エンジンの回転速度
を検出する速度検出器を設は作業機の上昇速度が略一定
となるように、速度検出器からの信号により流量調整弁
を制御する制御回路を設けているので、エンジンにより
駆動される油圧ポンプから油圧シリンダに圧油を供給す
るようにしているにも拘らず、作業機の上昇速度をエン
ジン回転速度に関係なく自動的１こ略一定に制御するこ
とができ、安全性が著しく向上する。
更にチェック弁を油圧シリンダ毎に設けた場合のように
ＩＪ ＩＪ−フ弁が常に作動することがないので、作業
が静かであり、また不要な油温の上昇を防止できる。
ＩＪ ＩＪ−フ弁が常に作動することがないので、作業
が静かであり、また不要な油温の上昇を防止できる。
図面は本考案の実施例を示し、第１図は概略平面図、第
２図は要部の縦断正面図、第３図は油圧回路図、第４図
はブロック図である。 １・・・・・・トラクタ車体、８・・・・・・側部作業
機、１２・・・・・・油圧シリンダ、１４・・・・・・
油圧ポンプ、１６・・・・・・油圧取出ブロック、 １７・・・・・・制御弁、 ２１・・・・・・ バイパス回路（逃し回路）、 ２２・・・・・・流量調整弁。
２図は要部の縦断正面図、第３図は油圧回路図、第４図
はブロック図である。 １・・・・・・トラクタ車体、８・・・・・・側部作業
機、１２・・・・・・油圧シリンダ、１４・・・・・・
油圧ポンプ、１６・・・・・・油圧取出ブロック、 １７・・・・・・制御弁、 ２１・・・・・・ バイパス回路（逃し回路）、 ２２・・・・・・流量調整弁。
Claims (1)
- 車体側部に配置した作業機を昇降させる油圧シリンダを
設け、この油圧シリンダに車体搭載のエンジンにより駆
動される油圧ポンプから油圧を供給するようにした作業
機昇降装置において、油圧シリンダを制御する油圧回路
の高圧側に逃がし回路を設け、この逃がし回路に流量調
整弁を介装し、エンジンの回転速度を検出する速度検出
器を設け、作業機の上昇速度が略一定となるように、速
度検出器からの信号により流量調整弁を制御する制御回
路を設けたことを特徴とする作業機の上昇速度制御装置
。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18306678U JPS5932244Y2 (ja) | 1978-12-29 | 1978-12-29 | 作業機の上昇速度制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18306678U JPS5932244Y2 (ja) | 1978-12-29 | 1978-12-29 | 作業機の上昇速度制御装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5599606U JPS5599606U (ja) | 1980-07-11 |
| JPS5932244Y2 true JPS5932244Y2 (ja) | 1984-09-10 |
Family
ID=29194726
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18306678U Expired JPS5932244Y2 (ja) | 1978-12-29 | 1978-12-29 | 作業機の上昇速度制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5932244Y2 (ja) |
-
1978
- 1978-12-29 JP JP18306678U patent/JPS5932244Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5599606U (ja) | 1980-07-11 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US9699961B2 (en) | Mowing vehicle including arrangement for raising/lowering height of a mower unit | |
| US6431231B1 (en) | Hydraulically controlled stump grinder | |
| JPS5932244Y2 (ja) | 作業機の上昇速度制御装置 | |
| JP7196785B2 (ja) | 作業車 | |
| JP3654989B2 (ja) | 移動農機のｐｔｏ低回転設定装置 | |
| JP2520997Y2 (ja) | 移動農機のエンジンコントロール装置 | |
| JPH0314411Y2 (ja) | ||
| EP4193821A1 (en) | A method and an apparatus for controlling a hitch of a work vehicle | |
| JP3498474B2 (ja) | トラクタの負荷制御装置 | |
| JPH0437974Y2 (ja) | ||
| US3990723A (en) | Hydraulic lift system for garden tractors | |
| JP3295410B2 (ja) | 農用トラクタのガバナ装置 | |
| JP2593655B2 (ja) | トラクタの耕耘装置 | |
| JPH0139127Y2 (ja) | ||
| JP3167622B2 (ja) | 芝刈り機 | |
| JPH0536325Y2 (ja) | ||
| JP4001216B2 (ja) | 田植機 | |
| JPH0524259Y2 (ja) | ||
| JPS5914709A (ja) | トラクタにおける旋回時制御装置 | |
| JPS6345122Y2 (ja) | ||
| JP3142161B2 (ja) | 水田作業機 | |
| JPH07114568B2 (ja) | 対地作業機の油圧昇降制御装置 | |
| JPS5920015Y2 (ja) | 刈取機における刈高制御装置 | |
| JP3077225B2 (ja) | 作業機の後退上昇制御装置 | |
| JP2571172Y2 (ja) | 農用トラクタのリフトコントロール装置 |