JPS5931109Y2 - 動電スピ−カ用磁気回路 - Google Patents

動電スピ−カ用磁気回路

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JPS5931109Y2
JPS5931109Y2 JP17374179U JP17374179U JPS5931109Y2 JP S5931109 Y2 JPS5931109 Y2 JP S5931109Y2 JP 17374179 U JP17374179 U JP 17374179U JP 17374179 U JP17374179 U JP 17374179U JP S5931109 Y2 JPS5931109 Y2 JP S5931109Y2
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magnetic
magnetic circuit
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magnet
circuit
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JP17374179U
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JPS5690095U (ja
Inventor
宏明 松久
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パイオニア株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、動電スピーカ用磁気回路に関し、特にその電
流ひずみを軽減する手段に係る。
この種の磁気回路は、一般に駆動力にひずみを生じる。
その一つの電流のひずみの原因は、磁気回路の鉄材料の
ヒステリシスによる。
つまりボイスコイルに音声電流が流れると、磁気回路部
分が磁化され、このときの磁化曲線がいわゆるマイナー
ループを描くからである。
このため動作点は、常に変化することとなる。
この反作用によりボイスコイルに流れる電流がひずむこ
とになる。
そしてこのひずみは、第3高調波を多く含む。
このようなひずみは、ボイスコイルからの交流磁束で誘
導電流を発生し、この誘導電流の磁束で交流磁束を相殺
すれば軽減できる。
その相殺手段は、通常ポールピースまたはトッププレー
トの磁気ギャップ側に良導体のキャップまたは短絡還を
嵌合するため、磁気抵抗の増大をもたらす。
したがって従来の一般的な解決手段は、有効なものでな
かった。
ここに本考案は、上記の従来例の欠点を解決するもので
あり、その目的は、磁気ギャップを狭くすることのない
ような手段を開発し、かつショートリングに相当する短
絡導体の抵抗を小さくしショートリングとしての効果を
高める点にある。
この目的のため本考案は、環状のマグネット部分を複数
に分割し、この分割部分ごとに短絡導体を相互に独立し
た状態で配設するような手段を講じている。
以下、本考案を図に示す一実施例にもとづいて具体的に
説明する。
本考案の前提となる動電スピーカ用磁気回路は、第1図
に示すようにポールピース1と環状のトッププレート2
の間に例えばフェライト磁石などの環状のマグネット3
を挟持し、上記ポールピース1の外周面と上記トッププ
レート2の内周面とで直流磁界の磁気ギャップ4を形成
して構成しである。
そして本考案は、第2図に示すように、マグネット3を
複数例えば4つに分割し、この4つの分割部分ごとに良
導電体の短絡導体5を相互に独立した状態で嵌合して構
成しである。
ここで短絡導体5は、扇状の各マグネット3の外周面に
そって環状に囲むようにしている。
またこの4つの短絡導体は、それぞれ独立させるため隣
接する位置において適当な間隔をとるか、またはその間
隔の部分に絶縁体6を介在させて分離するようにしてい
る。
さて動作時において、ボイスコイル7の部分に音声電流
が流れると、その電流による交流磁界が磁気回路の一部
、特にその磁気キャップ4の内周面の部分を磁化しよう
とする。
しかしこのときそれぞれの短絡導体5に誘導電流が発生
し、この誘導電流の誘導磁束は、交流磁界を打ち消すよ
うに作用するため、磁気回路のヒステリシス特性による
動作点の変化は低減することになる。
特にこの場合、複数の短絡導体5が独立しているため、
各短絡導体5に流れる誘導電流の抵抗は、環状の磁気ギ
ャップ4の全体の長さとなっている従来のショートリン
グに比べて小さくなっている。
このため誘導電流は、短絡導体5ごとに確実に発生し、
交流磁束を有効に打ち消すことになる。
またこの短絡導体5は、磁気ギャップ4から離れた位置
のマグネット3に挿入しであるから、磁気ギャップ4の
間隙は短絡導体5の存在によってせばめられることもな
い。
したがって磁気ギャップ4の直流磁束が有効に利用でき
ることになる。
上記の環状導体5は、第3図のように環状扇状とし、同
図Aのように内外周面をくり抜いたもの。
あるいは同図Bのようにくり抜かないものとして構成し
である。
また環状導体5は薄い板状体で構成すれば有利であるが
、コイル状のもので構成してもよい。
本考案によれば、短絡導体が複数のものに分割されてい
るため、個々の短絡導体の電流抵抗が小さく、したがっ
て誘導電流が確実に発生し、交流磁束を有効に打ち消す
ことになり、また短絡導体が全体的に磁気ギャップの部
分を横切ることもないから、磁気ギャップがとくに挟く
ならず、また磁気ギャップの磁気抵抗が低下することも
ない。
そして特に上記効果は、ロングボイスコイルのときの第
2次高調波ひずみの低減に有効である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の動電スピーカ用磁気回路の断面図、第
2図はマグネット短絡導体の平面図、第3図A、Bは短
絡導体の斜面図である。 1・・・・・・ポールピース、2・・・・・・トッププ
レート、3・・・・・・マグネット、4・・・・・・磁
気ギャップ、5・・・・・・短絡導体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ポールピースと環状のトッププレートとの間にマグネッ
    トを介在させるとともに上記ポールピースの外周面と上
    記トッププレートの内周面とで直流磁界の磁気ギャップ
    を形成した電動スピーカ用磁気回路において、上記マグ
    ネットを複数に分割し、この分割したマグネットの外周
    に環状の短絡導体を独立に配設したことを特徴とする動
    電スピーカ用磁気回路。
JP17374179U 1979-12-14 1979-12-14 動電スピ−カ用磁気回路 Expired JPS5931109Y2 (ja)

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JPS5690095U JPS5690095U (ja) 1981-07-18
JPS5931109Y2 true JPS5931109Y2 (ja) 1984-09-04

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US8571252B2 (en) * 2011-12-23 2013-10-29 Ggec America, Inc. Driver assembly for loudspeakers

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JPS5690095U (ja) 1981-07-18

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