JPS5931088Y2 - 磁気シ−ルド装置 - Google Patents

磁気シ−ルド装置

Info

Publication number
JPS5931088Y2
JPS5931088Y2 JP11816079U JP11816079U JPS5931088Y2 JP S5931088 Y2 JPS5931088 Y2 JP S5931088Y2 JP 11816079 U JP11816079 U JP 11816079U JP 11816079 U JP11816079 U JP 11816079U JP S5931088 Y2 JPS5931088 Y2 JP S5931088Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic
magnetic shield
magnetic shielding
cathode ray
ray tube
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP11816079U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5637590U (ja
Inventor
新司 幡地
秀二 数馬
「てる」雄 片岡
泰一 佐伯
Original Assignee
松下電器産業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 松下電器産業株式会社 filed Critical 松下電器産業株式会社
Priority to JP11816079U priority Critical patent/JPS5931088Y2/ja
Publication of JPS5637590U publication Critical patent/JPS5637590U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS5931088Y2 publication Critical patent/JPS5931088Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Video Image Reproduction Devices For Color Tv Systems (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はテレビジョン受像機などに用いられる陰極線管
への外部磁界を遮蔽するための磁気シールド装置に関し
、特に全ての方向の成分に対して遮蔽効果の大きい磁気
シールド装置を提供するものである。
第1図に一般のカラーテレビジョン受像機に用いられて
いる磁気シールド装置を示す。
この装置は陰極線管1のファンネル部に磁気シールド体
2を設けたものである。
なお3は偏向ヨーク、4はコンバーゼンセユニットであ
る。
この磁気シールド体2により電子ビームに対する地磁気
の影響を少なくし、色ずれや色純度の乱れを防止する。
しかし、地磁気のような直流成分の磁界だけではなく、
交流成分の外部磁界も存在している。
たとえば商用電源を送る高圧送電線の付近は50Hzま
たは60Hzの大きな交流磁界が発生する。
この交流磁界の場合はテレビ画面のゆれとなって現われ
る。
第1図に示す磁気シールド体2においては陰極線管1の
ファンネル部の磁気シールドであり、偏向ヨーク3、コ
ンバーゼンスユニット4等が装着したネック部の磁気シ
ールドは行なわれておらず、遮蔽効果は不十分であった
このため陰極線管のネック部にも磁気シールドを設けた
ものが考えられる。
この場合の磁気シールド装置の装着状態の断面図を第2
図に示す。
すなわち第1図の磁気シールド体2の他に円筒状の磁気
シールド体5を陰極線管のネック部に付加したものであ
る。
このような磁気シールド装置はキャラクタ−ディスプレ
イのような特殊なものには使用されている。
上記の構成において、陰極線管1の管軸方向を2方向、
水平走査方向をX方向、垂直走査方向をy方向とすると
、X方向とy方向の外部磁界に対しては良好な遮蔽効果
を得ることが出来るが、2方向の外部磁界に対しては十
分な遮蔽効果は得られていない。
またネック部に磁気シールド体5を設けるため偏向ヨー
ク3から発生する偏向磁界の損失が増加する。
このためテレビ画面の振幅が小さくなり、または画面振
幅の補償のために電力が増加する等の問題点があった。
本考案は上記問題を解決するものであり、簡単な構成で
あらゆる方向成分の外部磁界に対しても遮蔽効果の大き
い陰極線管の磁気シールド装置を提供するものである。
第3図に陰極線管に本考案の磁気シールド装置の一実施
例を装着した状態の断面図を示す。
第2図と同様に陰極線管1のファンネル部を被包する磁
気シールド体6と、ネック部を被包する筒状の磁気シー
ルド体7とより構成されている。
第2図のものと異なる点は、ファンネル部の磁気シール
ド体6のネック側の開口部の径φaをネック部の磁気シ
ールド体7のファンネル側の開口部の径φbより小さく
したところにある。
この構成において、X方向、y方向の外部磁界に対して
は第2図の場合と同様に良好な遮蔽効果がある。
次に2方向の外部磁界の場合、電子ビームが外部磁界の
影響を受けるのは偏向ヨーク3により偏向された後であ
る。
ネック部においては2方尚の外部交流磁界は磁気シール
ド体7に集中し、磁気シールド体7の両端は磁束密度が
高くなる。
この時のファンネル側の端の磁束を遮蔽してやれば、2
方向の外部交流磁界に対して良好な遮蔽効果が得られる
ことが実験により明らかとなった。
すなわち磁気シールド体6のネック側の開口部を磁気シ
ールドIのファンネル側の開口部ふりも小さくしである
ため磁気シールド体7に集中される2方尚の磁束は磁気
シールド体6を通ることとなり良好な遮蔽効果を得るこ
とができる。
このファンネル部の磁気シールド体6はテレビ受像機等
に装着する時、ある程度の強度が必要である。
このため磁気シールド体6に用いる磁性体はある程度の
厚みが必要である。
一方、ネック部の磁気シールド体7により前述の如く偏
向ヨーク3の偏向磁界の損失があり、画面振幅が小さく
なるが、外部磁界に対して同程度の遮蔽効果を持つ材料
であれば厚みの薄いものの方が画面振幅の小さくなる度
合が少なくなることが実験でわかった。
このことから、磁気シールド体7の厚さは磁気シールド
体6の厚さより薄く設定するのがよく、すなわち厚みが
薄く高い透磁率の材料が磁気シールド体7には必要であ
る。
そしてその材料として非晶質磁性体を使用すると有効で
ある。
非晶質磁性体は一般に鉄、ニッケル、コバルト等を高温
で溶解し、回転する鋼製のロール面にノズルから噴出さ
せて急速冷却するロール法によって得られる。
このロール法によって得られる非晶質磁性体は厚さが1
0μmから数10μm程度のテープ状に形成される。
そして特性として高い透磁率が得られる。
たとえば5万〜10万程度の値が容易に得られる。
これらは前述の磁気シールド体7に使用するのに最適で
ある。
Fe−Co系の非晶質磁性体厚み0.04mmのものと
、けい素鋼板厚み0.35mmのものとで比較した場合
、テレビ画面の垂直振幅の減少が前者が17.闘、後者
が34朋という実験結果が得られている。
この時外部磁界に対する遮蔽効果は同程度であった。
なおファンネル部の磁気シールド体6の偏向磁界への影
響は少ないため特に薄い磁性体を用いる必要はない。
以上の実施例からも明らかなように本考案は、陰極線管
のファンネル部に設ける磁気シールド体のネック側の開
口″部径を、ネック部に設ける磁気シールド体のファン
ネル部側の開口部径より小さくすることにより、簡単な
構成で2方向を含めて外部磁界の遮蔽を行なうことがで
き、あらゆる方向の外部磁界に対して良好な遮蔽効果を
実現できる。
さらにネック部の磁気シールド体の材料として、厚みの
薄い非晶質磁性体を用いることにより偏向磁界の損失を
少なくでき、画面振幅に及ばず影響等も防止でき、実用
性の高い磁気シールド装置を提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の磁気シールド装置の装着状態を示す側面
図、第2図は従来の他の磁気シールド装置を示す側面断
面図、第3図は本考案の一実施例を示す側面断面図であ
る。 1・・・・・・陰極線管、6,7・・・・・・シールド
体。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)陰極線管のファンネル部を被包する第1の磁気シ
    ールド体と、前記陰極線管のネック部を被包する筒状の
    第2の磁気シールド体とを備え、前記第1の磁気シール
    ド体のネック側の開口部径を前記第2の磁気シールド体
    のファンネル側の開口部径より小さくしたことを特徴と
    する磁気シールド装置。
  2. (2)前記第2の磁気シールド体は前記第1の磁気シー
    ルド体より厚みの薄い磁性体を用いることを特徴とする
    実用新案登録請求の範囲第1項記載の磁気シールド装置
  3. (3)@記第2の磁気シールド体として非晶質磁性体を
    用いることを特徴とする実用新案登録請求の範囲第2項
    記載の磁気シールド装置。
JP11816079U 1979-08-28 1979-08-28 磁気シ−ルド装置 Expired JPS5931088Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11816079U JPS5931088Y2 (ja) 1979-08-28 1979-08-28 磁気シ−ルド装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11816079U JPS5931088Y2 (ja) 1979-08-28 1979-08-28 磁気シ−ルド装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5637590U JPS5637590U (ja) 1981-04-09
JPS5931088Y2 true JPS5931088Y2 (ja) 1984-09-04

Family

ID=29350374

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11816079U Expired JPS5931088Y2 (ja) 1979-08-28 1979-08-28 磁気シ−ルド装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5931088Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62100264A (ja) * 1985-10-25 1987-05-09 Bibun Corp 水産練製品の加熱成型装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5637590U (ja) 1981-04-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US2513929A (en) Beam centering device for cathode-ray tubes
US4246560A (en) Self-converging deflection yoke
US4670726A (en) Convergence device for electron beams in color picture tube
JPS5931088Y2 (ja) 磁気シ−ルド装置
WO2002009139A1 (fr) Tube cathodique
US2563525A (en) Image size control device for
JP2773295B2 (ja) 偏向ヨーク
US3192452A (en) Magnetic beam positioning device
US2900544A (en) Compensation means for cathode ray tubes
JPS6012384Y2 (ja) 不要磁気防止装置
KR0123345Y1 (ko) 편향요크
JPH0740473B2 (ja) インライン型カラー偏向ヨーク装置
KR950003513B1 (ko) 편향장치
JP3402073B2 (ja) 受像管装置
JP2000011920A (ja) カラ―陰極線管のネック部用地磁界遮蔽テ―プ
JP2568549B2 (ja) 低漏洩磁気回路
KR0137180Y1 (ko) 편향요크의 정전기 방지구조
KR0123605Y1 (ko) 브라운관의 편향요크구조
GB691164A (en) Improvements in or relating to cathode-ray tubes
JPH02142033A (ja) 偏向ヨーク
JPH01209890A (ja) 映像管の消磁方法、その消磁装置、カラーテレビジョン受像機およびカラー受像管の試験方法
JPH0638366Y2 (ja) 磁気シールドした陰極線管
JPH0525162Y2 (ja)
JPH0454675Y2 (ja)
JPS63108651A (ja) 陰極線管の偏向装置