JP2773295B2 - 偏向ヨーク - Google Patents
偏向ヨークInfo
- Publication number
- JP2773295B2 JP2773295B2 JP25271389A JP25271389A JP2773295B2 JP 2773295 B2 JP2773295 B2 JP 2773295B2 JP 25271389 A JP25271389 A JP 25271389A JP 25271389 A JP25271389 A JP 25271389A JP 2773295 B2 JP2773295 B2 JP 2773295B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bend
- deflection yoke
- horizontal deflection
- magnetic field
- deflection coil
- Prior art date
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はテレビジョン受像機等の陰極線管に設置する
偏向ヨークに関するものである。
偏向ヨークに関するものである。
従来の技術 従来より、偏向ヨークの水平偏向用コイルとしは第７
図に示されるような鞍型コイルを用いる事が多い。第７
図において、26および27は直線部、28は蛍光面側の大口
径部に設けられたベンドアップ部、29は電子銃側の小口
径部に設けられたベンドアップ部である。
図に示されるような鞍型コイルを用いる事が多い。第７
図において、26および27は直線部、28は蛍光面側の大口
径部に設けられたベンドアップ部、29は電子銃側の小口
径部に設けられたベンドアップ部である。
発明が解決しようとする課題 ところでこのような構成の鞍型水平偏向コイルを用い
たものでは、この偏向コイルによって生じる磁界の中の
一部のものが偏向ヨーク外部に漏れる事は避け難い。特
に第９図に示すように水平偏向コイルの大口径部付近に
おいて磁界が大きく外部へ飛び出す現象が生じる。しか
もその磁界は水平偏向コイルに流れるのこぎり波電流に
よって生じたものであり、短い時間内にその方向が反転
するというものであるため、磁界がいったん大きく飛び
出すと戻りきれず、それが電磁波として放出され、不要
輻射の発生につながってしまう。特に大型陰極線管用の
ものでは、その不要輻射は非常に強いものであった。
たものでは、この偏向コイルによって生じる磁界の中の
一部のものが偏向ヨーク外部に漏れる事は避け難い。特
に第９図に示すように水平偏向コイルの大口径部付近に
おいて磁界が大きく外部へ飛び出す現象が生じる。しか
もその磁界は水平偏向コイルに流れるのこぎり波電流に
よって生じたものであり、短い時間内にその方向が反転
するというものであるため、磁界がいったん大きく飛び
出すと戻りきれず、それが電磁波として放出され、不要
輻射の発生につながってしまう。特に大型陰極線管用の
ものでは、その不要輻射は非常に強いものであった。
本発明はこのような課題に鑑みて成されたものであ
り、非常に簡単な構成で漏れ磁界を抑え、不要輻射を低
減する事が出来る偏向ヨークを提供することを目的とす
る。
り、非常に簡単な構成で漏れ磁界を抑え、不要輻射を低
減する事が出来る偏向ヨークを提供することを目的とす
る。
課題を解決するための手段 本発明は以上の課題を解決するため、相対向する一対
の鞍型水平偏向コイルのそれぞれの大口径側ベンドアッ
プ部をともに蛍光面側へ倒した構成とした。
の鞍型水平偏向コイルのそれぞれの大口径側ベンドアッ
プ部をともに蛍光面側へ倒した構成とした。
作用 以上のように双方の鞍型水平偏向コイルの大口径側ベ
ンドアップを傾斜させた事により、これら双方のベンド
アップ部によって生じた磁界の方向は共に中心軸の方へ
向かうようになり、その磁界が偏向ヨークの大口径部か
ら外側へ飛び出そうとする磁界を抑える事となる。
ンドアップを傾斜させた事により、これら双方のベンド
アップ部によって生じた磁界の方向は共に中心軸の方へ
向かうようになり、その磁界が偏向ヨークの大口径部か
ら外側へ飛び出そうとする磁界を抑える事となる。
実施例 以下、図面に基づいて本発明の実施例について説明す
る。第１図は本実施例における偏向ヨークの斜視図であ
る。第１図において、１は絶縁枠、２は絶縁枠１の外側
に装着された磁性コア、３およびは絶縁枠１の内側に装
着された鞍型の水平偏向コイルである。５は鞍型の垂直
偏向コイルである。垂直偏向コイルは絶縁枠１とその外
側に装着された磁性コアとの間に挟まれるような状態に
なっている。
る。第１図は本実施例における偏向ヨークの斜視図であ
る。第１図において、１は絶縁枠、２は絶縁枠１の外側
に装着された磁性コア、３およびは絶縁枠１の内側に装
着された鞍型の水平偏向コイルである。５は鞍型の垂直
偏向コイルである。垂直偏向コイルは絶縁枠１とその外
側に装着された磁性コアとの間に挟まれるような状態に
なっている。
第２図は同偏向ヨークの水平偏向コイル３のみを取り
出した状態の斜視図である。第２図において、６は水平
偏向コイル３の小口径側のベンドアップ部、７は大口径
側のベンドアップ部である。
出した状態の斜視図である。第２図において、６は水平
偏向コイル３の小口径側のベンドアップ部、７は大口径
側のベンドアップ部である。
ベンドアップ部７は全体的に蛍光面側へ倒れるように
傾いている。13は本偏向ヨークの中心軸、14は中心軸13
に垂直な垂直軸、θはベンドアップ部７の傾斜すなわち
ベンドアップ部７の面が偏向ヨークの垂直軸14に対して
成す角度を表す。ところで第７図は従来の水平偏向コイ
ルであるが、従来はベンドアップ部28の面が偏向ヨーク
の中心軸13に対してほぼ垂直になっている。
傾いている。13は本偏向ヨークの中心軸、14は中心軸13
に垂直な垂直軸、θはベンドアップ部７の傾斜すなわち
ベンドアップ部７の面が偏向ヨークの垂直軸14に対して
成す角度を表す。ところで第７図は従来の水平偏向コイ
ルであるが、従来はベンドアップ部28の面が偏向ヨーク
の中心軸13に対してほぼ垂直になっている。
第３図は本実施例の偏向ヨークの水平偏向コイルのみ
を外に取り出して電流を流した時の磁界の様子を示す説
明図である。このように鞍型水平偏向コイル３の大口径
側ベンドアップ７を傾斜させた事により、Ａ部分におい
てはこのベンドアップ部７によって生じた磁界の方向は
共に中心軸の方へ向かうようになる。第８図は比較のた
めに従来の鞍型水平偏向コイルの磁界の状態を示したも
のであり、この例ではＡ部分においてはベンドアップ部
７によって生じた磁界はほぼ中心軸に平行な方向とな
る。従ってこのような構成で偏向ヨーク内部から飛び出
そうとする磁界を抑える作用は期待出来ない。
を外に取り出して電流を流した時の磁界の様子を示す説
明図である。このように鞍型水平偏向コイル３の大口径
側ベンドアップ７を傾斜させた事により、Ａ部分におい
てはこのベンドアップ部７によって生じた磁界の方向は
共に中心軸の方へ向かうようになる。第８図は比較のた
めに従来の鞍型水平偏向コイルの磁界の状態を示したも
のであり、この例ではＡ部分においてはベンドアップ部
７によって生じた磁界はほぼ中心軸に平行な方向とな
る。従ってこのような構成で偏向ヨーク内部から飛び出
そうとする磁界を抑える作用は期待出来ない。
第４図は本実施例の偏向ヨークの動作状態における水
平偏向磁界を示す説明図である。８は他方の水平偏向コ
イルすなわち水平偏向コイル４の大口径側のベンドアッ
プ部である。すなわち図に示すように、例えば磁性コア
２の上部から出て上方のベンドアップ部７を潜った磁界
Ｄはそれほど大きく外側へはみ出ないまま下側のベンド
アップ部８を潜って磁性コア２に戻る事となる。なお第
９図は従来の偏向ヨークの動作状態における水平偏向磁
界を示す説明図であり、このように従来は磁性コア22の
上部から出て上方のベンドアップ部28をくぐった磁界Ｅ
は大きく外側へはみ出る事となる。
平偏向磁界を示す説明図である。８は他方の水平偏向コ
イルすなわち水平偏向コイル４の大口径側のベンドアッ
プ部である。すなわち図に示すように、例えば磁性コア
２の上部から出て上方のベンドアップ部７を潜った磁界
Ｄはそれほど大きく外側へはみ出ないまま下側のベンド
アップ部８を潜って磁性コア２に戻る事となる。なお第
９図は従来の偏向ヨークの動作状態における水平偏向磁
界を示す説明図であり、このように従来は磁性コア22の
上部から出て上方のベンドアップ部28をくぐった磁界Ｅ
は大きく外側へはみ出る事となる。
第５図は本実施例の偏向ヨークにキャンセルコイルを
付加した例を示す斜視図であり、このようにキャンセル
コイルを付加すれば不要輻射を抑える効果がいっそう増
す事となる。
付加した例を示す斜視図であり、このようにキャンセル
コイルを付加すれば不要輻射を抑える効果がいっそう増
す事となる。
第６図は他の実施例における偏向ヨークの水平偏向コ
イルのみの斜視図である。本実施例では大口径側のベン
ドアップ部に屈曲部９および屈曲部10が形成されてお
り、この屈曲部9,10から上部のみが蛍光面側へ倒れてい
る。
イルのみの斜視図である。本実施例では大口径側のベン
ドアップ部に屈曲部９および屈曲部10が形成されてお
り、この屈曲部9,10から上部のみが蛍光面側へ倒れてい
る。
発明の効果 以上のように本発明は、鞍型水平偏向コイルの双方の
大口径側ベンドアップを傾斜させた事により、これら双
方のベンドアップ部によって生じた磁界の方向は共に中
心軸の方へ向かうようになり、その磁界が偏向ヨークの
大口径部から外側へ飛び出そうとする磁界を抑える事と
なる。従って非常に簡単な構成で水平偏向コイルによっ
て生じる漏れ磁界を抑える事が可能となり、不要輻射を
低減する事が出来、その効果には大なるものがある。
大口径側ベンドアップを傾斜させた事により、これら双
方のベンドアップ部によって生じた磁界の方向は共に中
心軸の方へ向かうようになり、その磁界が偏向ヨークの
大口径部から外側へ飛び出そうとする磁界を抑える事と
なる。従って非常に簡単な構成で水平偏向コイルによっ
て生じる漏れ磁界を抑える事が可能となり、不要輻射を
低減する事が出来、その効果には大なるものがある。
第１図は本発明の実施例における偏向ヨークの斜視図、
第２図は同偏向ヨークの水平偏向コイルのみを取り出し
た状態の斜視図、第３図は同偏向ヨークの水平偏向コイ
ルを取り出して電流を流した時の磁界の様子を示す説明
図、第４図は同偏向ヨークの動作状態における水平偏向
磁界を示す説明図、第５図は本実施例の偏向ヨークにキ
ャンセルコイルを付加した例を示す斜視図、第６図は他
の実施例における偏向ヨークの水平偏向コイルのみを取
り出した状態の斜視図、第７図は従来の偏向ヨークの水
平偏向コイルのみを取り出した状態の斜視図、第８図は
従来の偏向ヨークの水平偏向コイルを取り出して電流を
流した時の磁界の様子を示す説明図、第９図は従来の偏
向ヨークの動作状態における水平偏向磁界を示す説明図
である。 １……絶縁枠、２……磁性コア 3,4……水平偏向コイル ５……垂直偏向コイル、６……ベンドアップ部 ７……ベンドアップ部
第２図は同偏向ヨークの水平偏向コイルのみを取り出し
た状態の斜視図、第３図は同偏向ヨークの水平偏向コイ
ルを取り出して電流を流した時の磁界の様子を示す説明
図、第４図は同偏向ヨークの動作状態における水平偏向
磁界を示す説明図、第５図は本実施例の偏向ヨークにキ
ャンセルコイルを付加した例を示す斜視図、第６図は他
の実施例における偏向ヨークの水平偏向コイルのみを取
り出した状態の斜視図、第７図は従来の偏向ヨークの水
平偏向コイルのみを取り出した状態の斜視図、第８図は
従来の偏向ヨークの水平偏向コイルを取り出して電流を
流した時の磁界の様子を示す説明図、第９図は従来の偏
向ヨークの動作状態における水平偏向磁界を示す説明図
である。 １……絶縁枠、２……磁性コア 3,4……水平偏向コイル ５……垂直偏向コイル、６……ベンドアップ部 ７……ベンドアップ部
Claims (1)
- 【請求項１】垂直偏向コイルと、 相対向する一対の鞍型の水平偏向コイルと、 上記水平偏向コイルおよび上記垂直偏向コイルを覆うよ
うに装着された環状の磁性コアと、 上記水平偏向コイルの双方の大口径側ベンドアップ部を
ともに蛍光面側へ倒すように傾けた事を特徴とする偏向
ヨーク。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25271389A JP2773295B2 (ja) | 1989-09-27 | 1989-09-27 | 偏向ヨーク |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25271389A JP2773295B2 (ja) | 1989-09-27 | 1989-09-27 | 偏向ヨーク |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03112038A JPH03112038A (ja) | 1991-05-13 |
| JP2773295B2 true JP2773295B2 (ja) | 1998-07-09 |
Family
ID=17241217
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25271389A Expired - Fee Related JP2773295B2 (ja) | 1989-09-27 | 1989-09-27 | 偏向ヨーク |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2773295B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7621822B2 (en) * | 2006-09-01 | 2009-11-24 | Acushnet Company | Iron golf club with improved mass properties and vibration damping |
| US8951144B2 (en) | 2006-09-01 | 2015-02-10 | Cobra Golf Incorporated | Colorized damping indicators for customized golf club heads |
-
1989
- 1989-09-27 JP JP25271389A patent/JP2773295B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03112038A (ja) | 1991-05-13 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |