JPS593099B2 - 変圧器保護継電方式 - Google Patents
変圧器保護継電方式Info
- Publication number
- JPS593099B2 JPS593099B2 JP50041286A JP4128675A JPS593099B2 JP S593099 B2 JPS593099 B2 JP S593099B2 JP 50041286 A JP50041286 A JP 50041286A JP 4128675 A JP4128675 A JP 4128675A JP S593099 B2 JPS593099 B2 JP S593099B2
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- JP
- Japan
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- transformer
- current
- phase
- voltage
- signal
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は3相用変圧器に係り、特に励磁突入電流を検出
するに好適な第2高調波抑制機能を備えた変圧器保護継
電方式に関する。
するに好適な第2高調波抑制機能を備えた変圧器保護継
電方式に関する。
変圧器励磁時に発生する励磁突入電流の大きさ、含有高
調波成分は、励磁時の電源電圧位相、変圧器鉄心の残留
磁束密度の大きさ、方向などにより種々異なった様相を
示すのは周知の通りである。
調波成分は、励磁時の電源電圧位相、変圧器鉄心の残留
磁束密度の大きさ、方向などにより種々異なった様相を
示すのは周知の通りである。
また変圧器巻線短絡などによる事故電流は正弦波に近く
、その第2高調波成分は基本波成分の10カ以下と言わ
れており、一方変圧器励磁時の励磁突入電流中の第2高
調波成分は、従来基本波成分の20%以上と言われてい
る。
、その第2高調波成分は基本波成分の10カ以下と言わ
れており、一方変圧器励磁時の励磁突入電流中の第2高
調波成分は、従来基本波成分の20%以上と言われてい
る。
これを利用し、事故電流と励磁突入電流を判定するのに
、従来では前2者の中間の値、例えば電流中の第2高調
波成分が基本波成分の15%以上の場合は励磁突入電流
と判定して、遮断器の引外し指令を阻止する機能を継電
器に持たせている。
、従来では前2者の中間の値、例えば電流中の第2高調
波成分が基本波成分の15%以上の場合は励磁突入電流
と判定して、遮断器の引外し指令を阻止する機能を継電
器に持たせている。
しかし、励磁突入電流でも第2高調波成分が前記設定値
15%以下になる場合があり、継電器の誤動作の一因と
なっている。
15%以下になる場合があり、継電器の誤動作の一因と
なっている。
以下計算例によって説明を加える。第1図において1は
変圧器Y巻線、2は変圧器3巻線を示す。
変圧器Y巻線、2は変圧器3巻線を示す。
IU+”V+iW および1.、IV。1wはそれぞ
れ3巻線側から電圧を印加したときのU、V、W各相の
相電流および線電流を示す。
れ3巻線側から電圧を印加したときのU、V、W各相の
相電流および線電流を示す。
第2図は第1図においてU相の電圧位相θUが0度のと
きに電圧を印加した場合、電源インピーダンス、巻線抵
抗などを無視し変圧器鉄心中の磁束密度と各相の電流の
関係を模擬的に示した図で、BU、By、Bw はそれ
ぞれ各相鉄心内の磁束密度、BRU、BRV、BRwは
それぞれ電圧印加時の各相鉄心内の残留磁束密度、Bs
は飽和磁束密度を示す。
きに電圧を印加した場合、電源インピーダンス、巻線抵
抗などを無視し変圧器鉄心中の磁束密度と各相の電流の
関係を模擬的に示した図で、BU、By、Bw はそれ
ぞれ各相鉄心内の磁束密度、BRU、BRV、BRwは
それぞれ電圧印加時の各相鉄心内の残留磁束密度、Bs
は飽和磁束密度を示す。
第2図中の電流を示す記号は第1図中のものと同一であ
る。
る。
鉄心的磁束密度が飽和磁束密度Bs以下の場合に励磁電
流がゼロとすると、iUlivyiwはBU、BV、B
wがBsを越えている期間のみ流れる。
流がゼロとすると、iUlivyiwはBU、BV、B
wがBsを越えている期間のみ流れる。
また第1図から線路電流はIU=iU 1w
1ii ・・・・・匂)IW
−=iW iy であるから、IU、IV、1w は第2図中に示すよう
な波形となる。
−=iW iy であるから、IU、IV、1w は第2図中に示すよう
な波形となる。
第2図に示した例のようにBR,Vとf3gwが等しい
場合、IUとIVの含有高調波成分はほぼ等しい。
場合、IUとIVの含有高調波成分はほぼ等しい。
次に、電源インピーダンス、変圧器巻線抵抗などを考慮
した厳密計算式を用い150MVA3相変圧器を例にと
って、残留磁束密度BRU、BRV。
した厳密計算式を用い150MVA3相変圧器を例にと
って、残留磁束密度BRU、BRV。
BRwを種々変えた場合の変圧器励磁突入電流の含有高
調波分を計算した結果を第3図〜第6図に示す。
調波分を計算した結果を第3図〜第6図に示す。
電源電圧投入位相、残留磁束密度などの条件は第2図と
同一である。
同一である。
第3図〜第6図において、各相の残留磁束密度BRU、
BRv、BRwは定格磁束密度に対するパーセントで表
わしている。
BRv、BRwは定格磁束密度に対するパーセントで表
わしている。
本計算例ではBRv=BR,W−30%の場合、V、W
相の鉄心磁束密度は飽和磁束密度Bsに達しないためI
W=Oである。
相の鉄心磁束密度は飽和磁束密度Bsに達しないためI
W=Oである。
第3図、第4図はそれぞれBRUを60%、90%に固
定した場合で、横軸にBRV 、BRWを示す。
定した場合で、横軸にBRV 、BRWを示す。
縦軸は励磁突入電流lU。IV、1w中の基本波成分と
第2高調波成分の定格電流波高値に対する倍率を示す。
第2高調波成分の定格電流波高値に対する倍率を示す。
l gl + I y 151w1 は夫々各相の基本
波の倍率、’U211V2 +IW2 は第2高調波
の倍率である。
波の倍率、’U211V2 +IW2 は第2高調波
の倍率である。
第5図、第6図はそれぞれBユ。
か60 % + 90%の場合で、各相の励磁突入電流
■。
■。
、IV、1wの基本波成分に対する第2高調波成分の含
有パーセントを示す。
有パーセントを示す。
第5図、第6図から第2高調波成分の基本波成分に対す
る割合は、残留磁束密度によって異なるが、一般的に励
磁突入電流が犬であるほど第2高調波成分の割合は小と
なる。
る割合は、残留磁束密度によって異なるが、一般的に励
磁突入電流が犬であるほど第2高調波成分の割合は小と
なる。
本計算例では第2図に示すように、U相の相電流iUが
他の2相に比して犬であるため、(1)式からiUの影
響を強く受けるTJ、V相の線路電流IU、IVは、1
wに比して犬でありlU、Iyの第2高調波成分の割合
は1wに比して小となっている。
他の2相に比して犬であるため、(1)式からiUの影
響を強く受けるTJ、V相の線路電流IU、IVは、1
wに比して犬でありlU、Iyの第2高調波成分の割合
は1wに比して小となっている。
更にU相の残留磁束密度BRUが犬となるほど、iUが
犬となるため■。
犬となるため■。
。lyの第2高調波成分の割合は小である。
即ち本計算例では、第6図に示すようにBR,U=90
%うの場合、■o、■vの第2高調波成分は基本波の1
5%以下きなり、従来方式の継電器では誤動作を避けら
れない。
%うの場合、■o、■vの第2高調波成分は基本波の1
5%以下きなり、従来方式の継電器では誤動作を避けら
れない。
本発明の目的は従来方式の欠点をなくし、3相用変圧器
における励磁突入電流と事故電流を正確に判別し得る3
相用変圧器保護継電方式を提供するにある。
における励磁突入電流と事故電流を正確に判別し得る3
相用変圧器保護継電方式を提供するにある。
本発明は要するに基本波成分と第2高調波成分の比較を
1相毎ではく3相一括して行なうようにしたもので、具
体的には各相基本波の和を許容電圧とし、各相第2高調
波成分のうちで絶対値の最大のものを抑制電圧として使
用するものである。
1相毎ではく3相一括して行なうようにしたもので、具
体的には各相基本波の和を許容電圧とし、各相第2高調
波成分のうちで絶対値の最大のものを抑制電圧として使
用するものである。
今、各相の電流電圧変換器の入力電流基本波成分の絶対
値+1U11.IIVll、11w11とし、第2高調
波成分の絶対値をl 1U21 、 l IV21 。
値+1U11.IIVll、11w11とし、第2高調
波成分の絶対値をl 1U21 、 l IV21 。
1■w21とすると従来方式では励磁突入電流と事故電
流の判別を各相での基本波成分に対する第2高調波成分
の割合の最小値、即ち 11 III Ill + 0”n(□・□・□ズ為してG・た。
流の判別を各相での基本波成分に対する第2高調波成分
の割合の最小値、即ち 11 III Ill + 0”n(□・□・□ズ為してG・た。
+1U11 flyll 11w11これは従来方
式が基本波成分と第2高調波成分の比較を1相毎に行な
っているため抑制電圧として上記両成分の割合の最小値
をとらざるを得なかったものである。
式が基本波成分と第2高調波成分の比較を1相毎に行な
っているため抑制電圧として上記両成分の割合の最小値
をとらざるを得なかったものである。
しかし本発明では第2高調波成分の絶対値IIU21
、IIV21.IIW21の最大値max(IIU21
.11y2 l 、IIW21) と各相基本波成分の
和とを比較することで事故電流か励磁突入電流かを高精
度判別することが可能となったのである。
、IIV21.IIW21の最大値max(IIU21
.11y2 l 、IIW21) と各相基本波成分の
和とを比較することで事故電流か励磁突入電流かを高精
度判別することが可能となったのである。
数式で示せば本発明ではmax(llU21.11y2
1,11w21)−一一一一一一一一一一一一一一一一
となり分母(l 1U11+l Iv□l+l iwt
l)/3が百になっているが、これは従来方式のもの
と基準を合わせるためのものである。
1,11w21)−一一一一一一一一一一一一一一一一
となり分母(l 1U11+l Iv□l+l iwt
l)/3が百になっているが、これは従来方式のもの
と基準を合わせるためのものである。
具体的には電流電圧変換器の巻数を適当に選定すること
によって任意の定数を乗除してよい。
によって任意の定数を乗除してよい。
比率差動継電器の組み合わせた場合の本発明の一実施例
を第7図に示す。
を第7図に示す。
第7図において変圧器Y巻線1、Δ巻線2に接続された
線路を流れる電流は変流器3,4を介して比率差動継電
器5に流れ込む、変圧器に励磁突入電流が生じている場
合もしくは変圧器内部事故かあった場合は、アンペアタ
ーンの差電流分が差動電流変流器7を通って変流器4に
戻る。
線路を流れる電流は変流器3,4を介して比率差動継電
器5に流れ込む、変圧器に励磁突入電流が生じている場
合もしくは変圧器内部事故かあった場合は、アンペアタ
ーンの差電流分が差動電流変流器7を通って変流器4に
戻る。
前記差電流が所定値以上になった場合は比率差動継電器
5の接点6が閉じる。
5の接点6が閉じる。
又差動電流変流器7を流れる電流は変換されて阻止継電
器8内の電流電圧変換器9に流れ込む。
器8内の電流電圧変換器9に流れ込む。
この電流は電流電圧変換器9により電圧に変換され、各
相の抑制電圧部13、許容電圧部14の入力電圧となる
。
相の抑制電圧部13、許容電圧部14の入力電圧となる
。
抑制電圧部13の入力電圧は第2高調波フイルタ10を
介して全波整流器12を経ることにより、各相の入力電
圧の第2高調波成分を全波整流した直流電圧が、各相の
抑制電圧部の出力電圧KV R,U、 K、V □V
、 K、V Rw(!l−なる。
介して全波整流器12を経ることにより、各相の入力電
圧の第2高調波成分を全波整流した直流電圧が、各相の
抑制電圧部の出力電圧KV R,U、 K、V □V
、 K、V Rw(!l−なる。
許容電圧部14の入力電圧は基本波フィルタ11、全波
整流器12を経ることにより各相の入力電圧の基本波成
分を全波整流した直流電圧が、各相の許容電圧部の出力
電圧VoU、■ov、Vowとなる。
整流器12を経ることにより各相の入力電圧の基本波成
分を全波整流した直流電圧が、各相の許容電圧部の出力
電圧VoU、■ov、Vowとなる。
各相の抑制電圧部の出力側を、第7図中の十−の符号に
従って+は十同志、−は−同志並列接続することによっ
て得られる電圧は、各相の抑制電圧部の出力電圧のうち
最大のものKV B=m a x (KV RU。
従って+は十同志、−は−同志並列接続することによっ
て得られる電圧は、各相の抑制電圧部の出力電圧のうち
最大のものKV B=m a x (KV RU。
KV RV 、’に、V R,W )であり、この電圧
が抑制電圧となる。
が抑制電圧となる。
各相の許容電圧部の出力側を、各相の出力電圧が互いに
加わり合うように直列接続して得られる電圧vo=vo
U+Vov+■oWが許容電圧となる。
加わり合うように直列接続して得られる電圧vo=vo
U+Vov+■oWが許容電圧となる。
抑制電圧KVRと許容電圧voが互いに打ち消し合うよ
うに直列接続して得られる両者の差電圧は、検出部15
の入力電圧となる。
うに直列接続して得られる両者の差電圧は、検出部15
の入力電圧となる。
検出部では許容電圧に対する抑制電圧の割合を判定し、
この割合が所定値以下のとき接点を閉じ、比率差動継電
器接点6とのAND条件が満たされると、事故と判定し
遮断器列外し信号を出す。
この割合が所定値以下のとき接点を閉じ、比率差動継電
器接点6とのAND条件が満たされると、事故と判定し
遮断器列外し信号を出す。
しかし前記割合が所定値以上のときは励磁突入電流と判
定し、接点を閉じないのである。
定し、接点を閉じないのである。
なお上記差電圧は、検出感度をαとすると動作式はvo
−kVR>αと表わされ、αの値を非常に小さく ((
X+=O)するとv。
−kVR>αと表わされ、αの値を非常に小さく ((
X+=O)するとv。
−KVR>01つまりR1
〈−となる。
すなわち−一〇、15の時は実質vo K
K 的にト工が15%より小さい場合に継電器が動作O することになる。
K 的にト工が15%より小さい場合に継電器が動作O することになる。
ちなみに本発明及び従来方法による基本波に対する第2
高調波の割合を数学的に比較すると次の+1U21
11V21 ようになる。
高調波の割合を数学的に比較すると次の+1U21
11V21 ようになる。
まず□=k U =k VllUll
11V11 + 1w21 −kwとし、仮に1■U21≧l IV21. I 1
w211w11 及びkv≦kU、kwの場合を想定する。
11V11 + 1w21 −kwとし、仮に1■U21≧l IV21. I 1
w211w11 及びkv≦kU、kwの場合を想定する。
この条件に従うと第2高調波成分の割合は、従来方式で
は11 Ill Ill 1 m i n (−、−、−) =k V−−−−・(2
)l IUI l 11y1i IIWI +となり、
上記の本発明実施例では となる(2)式と(3)式の比をとると、となることは
前記条件から明らかである。
は11 Ill Ill 1 m i n (−、−、−) =k V−−−−・(2
)l IUI l 11y1i IIWI +となり、
上記の本発明実施例では となる(2)式と(3)式の比をとると、となることは
前記条件から明らかである。
即ち、本発明における第2高調波成分の割合は従来方式
より犬であり、同様にしてl IU21 、l IV2
1 。
より犬であり、同様にしてl IU21 、l IV2
1 。
+1w21およびkU、kv、kwの大小関係が異なっ
ても本発明における第2高調波成分の割合が従来方式に
比して常に犬であることを証明できる。
ても本発明における第2高調波成分の割合が従来方式に
比して常に犬であることを証明できる。
第7図で本発明の1つの実施例を示したが、従来方式に
比してどの程度効果があるかを計算したものを第8図、
第9図に示す。
比してどの程度効果があるかを計算したものを第8図、
第9図に示す。
第8図、第9図は第3図〜第6図と同一変圧器、同一条
件で計算したものである。
件で計算したものである。
第8図、第9図はそれぞれB]l(、Uが60%、90
%の場合に検出される第2高調波成分の割合を示したも
のであり、実線は従来方式、一点鎖線は第7図に示す本
発明の実施例に相当する。
%の場合に検出される第2高調波成分の割合を示したも
のであり、実線は従来方式、一点鎖線は第7図に示す本
発明の実施例に相当する。
また第7図に示した本発明の実施例において、許容電圧
部14は基本波成分のみを取り出すように示したが、本
発明はこれに限定されるものではなく、例えば基本波成
分と第3高調波成分のように幾つかの高調波成分を含ま
せるようにしても、本発明の効果を妨げるものではない
。
部14は基本波成分のみを取り出すように示したが、本
発明はこれに限定されるものではなく、例えば基本波成
分と第3高調波成分のように幾つかの高調波成分を含ま
せるようにしても、本発明の効果を妨げるものではない
。
一方、今まで述べてきたのは、変圧器のΔ巻線側投入時
の線路電流に関してであったが、Y巻線側投入時の線路
電流を利用する場合でも、本発明は効果がある。
の線路電流に関してであったが、Y巻線側投入時の線路
電流を利用する場合でも、本発明は効果がある。
Y巻線投入時の線路電流に関し、第8図、第9図と同様
に計算した結果を第10図、第11図に示す。
に計算した結果を第10図、第11図に示す。
第10図、第11図はそれぞれBRUが60%、90%
の場合に検出される第2高調波成分の割合を示したもの
であり、本発明においては従来方式に比して第2高調波
成分の割合が大巾に大きくなることがわかる。
の場合に検出される第2高調波成分の割合を示したもの
であり、本発明においては従来方式に比して第2高調波
成分の割合が大巾に大きくなることがわかる。
本発明によれば、特に検出部15が1組でよく回路構成
が簡単でよいという効果がある。
が簡単でよいという効果がある。
以上の説明のように、本発明によれば、励磁突入電流と
事故電流とを正確に判別することができ、継電器の誤動
作を最小限にとどめることができる。
事故電流とを正確に判別することができ、継電器の誤動
作を最小限にとどめることができる。
第1図はY−Δ3相変圧器を示す図、第2図は変圧器の
励磁突入電流と鉄心磁束密度の関係を説明するための図
、第3図〜第6図は変圧器励磁突入電流の含有高調液分
を計算により求めた図、第7図は本発明の実施例を示す
概略結線図、第8図〜第11図は本発明の効果を従来方
式と比較するために計算した図である。 9・・・・・・電流電圧変換器、10・・・・・・第2
高調波フイルタ、12・・・・・・全波整流器、13・
・・・・・抑制電圧部、14・・・・・・許容電圧部、
15・・・・・・検出部。
励磁突入電流と鉄心磁束密度の関係を説明するための図
、第3図〜第6図は変圧器励磁突入電流の含有高調液分
を計算により求めた図、第7図は本発明の実施例を示す
概略結線図、第8図〜第11図は本発明の効果を従来方
式と比較するために計算した図である。 9・・・・・・電流電圧変換器、10・・・・・・第2
高調波フイルタ、12・・・・・・全波整流器、13・
・・・・・抑制電圧部、14・・・・・・許容電圧部、
15・・・・・・検出部。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 13相変圧器各端の電流差に応じて変圧器内部事故を検
出する差動継電器が電流差を検出し、変圧器流入電流が
励磁突入電流であることを検出する阻止継電器が励磁突
入電流を検出しないとき前記3相変圧器を送電線から開
放する変圧器保護継電方式において、前記阻止継電器は
3相変圧器各相の電流差より第1の信号として基本波成
分信号の絶対値の総和を求め、また3相変圧器各相の電
流差より第2の信号として第2高調波成分の最大値を求
め、第1の信号と第2の信号の比又は差によって励磁突
入電流が否かを判定することを特徴とする変圧器保護継
電方式。 23相変圧器各端の電流差に応じて変圧器内部事故を検
出する差動継電器が電流差を検出し、変圧器流入電流が
励磁突入電流であることを検出する阻止継電器が励磁突
入電流を検出しないとき前記3相変圧器を送電線から開
放する変圧器保護継電方式において、前記阻止継電器は
3相変圧器各相の電流値より第1の信号として基本波成
分と第3高調波成分との合成信号の絶対値の総和を、ま
たは基本波成分と第3高調波以上の高調波成分との合成
信号の絶対値の総和を求め、また3相変圧器各相の電流
差より第2の信号として第2高調波成分の最大値を求め
、第1の信号と第2の信号の比又は差によって励磁突入
電流か否かを判定することを特徴とする変圧器保護継電
方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP50041286A JPS593099B2 (ja) | 1975-04-07 | 1975-04-07 | 変圧器保護継電方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP50041286A JPS593099B2 (ja) | 1975-04-07 | 1975-04-07 | 変圧器保護継電方式 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS51116957A JPS51116957A (en) | 1976-10-14 |
JPS593099B2 true JPS593099B2 (ja) | 1984-01-23 |
Family
ID=12604193
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP50041286A Expired JPS593099B2 (ja) | 1975-04-07 | 1975-04-07 | 変圧器保護継電方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS593099B2 (ja) |
-
1975
- 1975-04-07 JP JP50041286A patent/JPS593099B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS51116957A (en) | 1976-10-14 |
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