JPS5930991B2 - 復水器 - Google Patents

復水器

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Publication number
JPS5930991B2
JPS5930991B2 JP248977A JP248977A JPS5930991B2 JP S5930991 B2 JPS5930991 B2 JP S5930991B2 JP 248977 A JP248977 A JP 248977A JP 248977 A JP248977 A JP 248977A JP S5930991 B2 JPS5930991 B2 JP S5930991B2
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JP
Japan
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condensate
seawater
condenser
steam chamber
pipe
Prior art date
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Expired
Application number
JP248977A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5388402A (en
Inventor
亮 新村
武 石倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Nippon Genshiryoku Jigyo KK
Original Assignee
Nippon Genshiryoku Jigyo KK
Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Genshiryoku Jigyo KK, Tokyo Shibaura Electric Co Ltd filed Critical Nippon Genshiryoku Jigyo KK
Priority to JP248977A priority Critical patent/JPS5930991B2/ja
Publication of JPS5388402A publication Critical patent/JPS5388402A/ja
Publication of JPS5930991B2 publication Critical patent/JPS5930991B2/ja
Expired legal-status Critical Current

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  • Examining Or Testing Airtightness (AREA)
  • Treatment Of Water By Ion Exchange (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は原子力発電所で蒸気タービンの排気蒸気を凝縮
させる冷却水に海水を使用した復水器に関する。
〔発明の技術的背景とその問題点〕
一般に復水器は箱形の復水器胴とよばれる部分と、蒸気
を冷却するための冷却水を通す冷却管および蒸気が凝縮
した復水を一時的に受けて溜める復水溜とからなってい
る。
従来の復水器では冷却管が破損して復水器胴内に海水が
漏入した場合、その漏入海水は復水と共炉復水溜に流れ
込み、さらに復水管、給水管を通って原子炉まで到達す
る。
このように海水冷却のプラントでは、海水が直接原子炉
へ流入することを防止し、漏入海水を除去するために、
イオン除去容量の大きい粒状樹脂を用いる混床式復水脱
塩装置が不可欠とされている。
復水器における海水の漏洩は復水溜に設けられている検
出装置により検出されるので、発電所の運転員は海水漏
洩が発生した冷却管の属する冷却管束への海水を止める
ことが出来る。
しかしながら従来においては、復水器へ漏入した海水が
、復水と共に復水管の方向へ流れ込むのを止めることは
出来なかった。
〔発明の目的〕
本発明は以上の事情に鑑みてなされたもので、その目的
は漏入海水が混入した復水を復水器内にとどめ、復水管
方向へ流れるのを防ぐことによって海水冷却プラントの
復水浄化装置として粒状樹脂の混床式脱塩装置の代わり
に淡水冷却プラント用に従来多用されているイオン除去
容量がやや小さい粉末樹脂プリコートによるろ渦式脱塩
装置を使用することのできる復水器を得ることにある。
〔発明の実施例〕
以下図面を参照して本発明の一実施例を説明する。
第1図および第2図の復水器1において、復水器胴9内
に設けられている復水溜4の上部と冷却管束2の間には
蒸気室隔壁21が設けられており、この蒸気室隔壁21
によって一方の冷却管束2側で漏入した海水が、他方の
冷却管束2束の復水溜4へ流れ込まないようにしている
漏入した海水は、蒸気が凝縮した復水と共に復水溜4上
部の一隅に設けられた復水落下口8から復水溜4に流れ
込む。
この復水溜4には蒸気室隔壁21に対応して復水溜隔壁
5を設け、さらに復水溜出口6には復水出口隔壁22を
設けることによって、海水が混入した復水をその復水溜
出口6において他方の清浄な復水と混合しないようにし
ている。
復水溜出口6と、復水ポンプ吸込母管12との間には連
絡管11が接続されている。
この連絡管11には、各復水溜4ごとに設けられている
海水漏洩検出器13と検出装置14から海水漏洩時に発
する信号で閉鎖する弁23が設けられ、海水が混入して
いる復水が復水ポンプ吸込母管12において他の清浄な
復水と混じらないようにしている。
前記各復水溜4毎には連通管のための枝管24が設けら
れ、この枝管24を1本の復水溜連通管25で連結する
ことによって、復水溜水位のバランスをとるようにして
いる。
この枝管24には、各々の復水溜4ごとに設けられてい
る海水漏洩検出器13と海水漏洩検出装置14から海水
漏洩時に発する信号で閉鎖される弁26が設けられてい
る。
海水の漏洩が検出された場合には、ただちに該当する弁
26を閉鎖して隣接する復水器の復水溜4間の連通管を
通じて、海水が混入している復水が他へ流れるのを防ぐ
機構になっている。
また、この枝管24には、各復水溜4毎に設けられてい
る水位検出器15と制御器16から水位のバランスが崩
れた場合に発する信号で作動する調整弁27が設けられ
ている。
この調整弁27を開閉することによって復水溜連通管2
5を通じて補給水が送られ通常運転時の復水溜4の水位
の低下を補っている。
一方、復水器胴9の側面に設けられた給水加熱器ドレン
フラッシュボックス7によって図示しない給水加熱器よ
り流れてくるドレンをうけ、このドレンは復水器胴9内
を貫通するドレン分配管28によって蒸気室3に導びか
れている。
このドレン分配管28は復水器の外部に設けられており
、復水器1の各蒸室3に接続している。
このドレン分配管28と各蒸気室3の途中には弁29を
設け、復水溜4に設けられた海水漏洩検出装置14の信
号により、該当する弁29を閉鎖し、ドレンの流入を閉
鎖する構成になっている。
次に本発明の復水器の作用の説明をする。
本発明の復水器1の冷却管束2において、海水漏洩が発
生すると、該当する復水溜4の海水漏洩検出器13によ
り検出し、海水漏洩検出装置14からの信号によって復
水出口連絡管11の弁23及び復水連通管枝管24の弁
26を閉鎖する。
さらに、給水加熱器ドレン分配管28の弁29も同時に
閉鎖する。
蒸気室隔壁21によって、漏入海水は隣りの区域に流入
されるのが防止される。
さらに復水溜出口隔壁22及び復水溜隔壁5によって各
復水溜出口6及び各復水溜4相互間の復水の流れもなく
、漏入海水が混入した復水は復水器内にとじ込められる
〇 一方、海水が漏洩した場合海水漏洩検出器13と海水漏
洩検出装置14からの信号によって該当する冷却管束2
へ流れる海水は、復水器氷室の図示しない海水出入口弁
を閉鎖することによって、流れを止めることが出来、さ
らには図示しない海水の排水管によって、冷却管束2内
の海水は外部に排出される。
復水溜4内に閉じ込められた海水混入の復水は、復水溜
4に設けられている図示しない排水管により復水器外に
排出される。
〔発明の効果〕
斯して本発明によれば、復水器胴内に漏入した海水は殆
んど復水管中に流れ込むことがない。
したがって、海水が原子炉内に到達して、原子炉に悪影
響を与えることもない。
また、海水冷却プラントの復水浄化装置として用いられ
ている混床式脱塩装置の代りにろ過式脱塩装置を使用す
ることが出来、原子力発電所の設備の節減と設備の信頼
性に寄与するものである。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明にかかる復水器の一実施例を一部線図的
に示す横断面図、第2図は第1図のA−A矢視断面図で
ある。 1・・・・・・復水器、3・・・・・・蒸気室、4・・
・・・・復水溜、5・・・・・・復水溜隔壁、6・・・
・・・復水溜出口、7・・・・・・給水加熱器ドレンフ
ラッシュボックス、9・・・・・・復水器胴、13・・
・・・・海水漏洩検出器、15・・・・・・水位検出器
、21・・・・・・蒸気室隔壁、22・・・・・・復水
溜出口隔壁、23・・・・・・弁、24・・・・・・枝
管、25・・・・・・復水溜連通管、26・・・・・・
弁、27・・・・・・調整弁、28・・・・・・ドレン
分配管、29・・・・・・弁。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 蒸気タービンの排気蒸気を凝縮させるために冷却水
    として海水を使用する復水器において、復水器胴内に設
    けられ冷却管束を収容し蒸気を凝縮させる蒸気室と、こ
    の蒸気室内に収容された各々の冷却管束に対応して蒸気
    室内で凝縮された復水を隔離する蒸気室隔壁と、前記復
    水を溜め前記蒸気室の下方に設けられた復水溜と、この
    復水溜に前記蒸気室隔壁と対応して設けられた復水溜隔
    壁と、前記復水溜の出口部に設けられた復水溜出口と、
    この復水溜出口に前記蒸気室隔壁と対応して設けられた
    復水出口隔壁と、前記蒸気室内に設けられ海水漏洩時に
    信号を発生する海水漏洩検出器と、前記復水溜出口と復
    水ポンプ吸込母管の連絡管に設けられ前記海水漏洩検出
    器から発生する海水漏洩検出信号によって作動する弁と
    、前記各復水溜を連絡する復水溜連通管と、前記各復水
    溜に設けられ各復水溜の水位のバランスが崩れた場合に
    信号を発生する水位検出器と、前記復水溜連通管の枝管
    に設けられ前記水位検出器より発生する信号で作動する
    弁と、前記枝管に設けられ前記海水漏洩検出器から発生
    する海水漏洩検出信号で作動する弁と、前記復水器胴の
    側面に設けられた給水加熱器ドレンフラッシュボックス
    と、この給水加熱器ドレンフラッシュボックスと前記各
    復水器胴とを連絡するドレン分配管と、このドレン分配
    管に設けられ前記海水漏洩検出器から発生する海水漏洩
    信号で作動する弁とから構成されていることを特徴とす
    る復水器。
JP248977A 1977-01-14 1977-01-14 復水器 Expired JPS5930991B2 (ja)

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JP248977A JPS5930991B2 (ja) 1977-01-14 1977-01-14 復水器

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JP248977A JPS5930991B2 (ja) 1977-01-14 1977-01-14 復水器

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Publication Number Publication Date
JPS5388402A JPS5388402A (en) 1978-08-03
JPS5930991B2 true JPS5930991B2 (ja) 1984-07-30

Family

ID=11530764

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0659716B2 (ja) * 1985-06-11 1994-08-10 アンステイテイ フランセ−ズ ド ペトロ−ル 流体の輸送に使用し、輸送する流体の滲出を抑制できる導管

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0659716B2 (ja) * 1985-06-11 1994-08-10 アンステイテイ フランセ−ズ ド ペトロ−ル 流体の輸送に使用し、輸送する流体の滲出を抑制できる導管

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JPS5388402A (en) 1978-08-03

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