JPS593067Y2 - 自動車用ゲ−ト - Google Patents

自動車用ゲ−ト

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JPS593067Y2
JPS593067Y2 JP856379U JP856379U JPS593067Y2 JP S593067 Y2 JPS593067 Y2 JP S593067Y2 JP 856379 U JP856379 U JP 856379U JP 856379 U JP856379 U JP 856379U JP S593067 Y2 JPS593067 Y2 JP S593067Y2
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gate
open
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closure
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JP856379U
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千秋 高橋
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シ−・テイ・マシ−ナリ−株式会社
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  • Power-Operated Mechanisms For Wings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は自動車の特定出入口に設けられるゲートを対
象とし、とくに大規模な住宅団地などの管理人不在駐車
場に対して設置される無線遠隔または有線操作にて開閉
しうる閉鎖張架式ゲートに関するものである。
交通の便がよくない効外の住宅団地においては、その居
住者にマイカ−の利用者が多くなるため、適当な駐車場
としてのスペースが確保されるようになる一方、交通便
利な市街地の住宅団地においても、地下室もしくは1階
のかなりのスペースが駐車場に充当されるようになって
きた。
このような駐車場においては、十分なスペースがとれな
いため、特定の利用者以外その使用は通常禁止されてい
るが、管理人不在が常態であることから、自動車の進入
路に簡単な第1図に示すようなゲートを設置し、幹鎖1
をゲートの柱2,3間に掛は渡し、たとえば左端部を掛
けはずし自在とし、特定の利用者以外の進入を防止する
ため、車の出入時以外は幹鎖1の端部を柱2の環にとお
して、幹鎖同志を南京錠4などで施錠しているものが多
い。
この場合、特定の利用者がその車にてゲートを出入する
に当っては、各人が所持する合鍵にて、下車して施錠を
解き、幹鎖1を路上に横たえてから自動車を進入させ、
再び下車して施錠をしておくこととなる。
この方法によれば無断、駐車を防止することは可能であ
るが、運転者以外の2人が左右から幹鎖1を持ちあげる
ときは、施錠を解かずとも、自動車を幹鎖1の下方をく
ぐらせて進入させることができる場合も生ずるし、この
ような特例は別としても前記した解錠、施錠動作を車の
出入毎に行うことは、とくに雨天時、厳寒時には利用者
にとってかなりわずられしいことである。
幹鎖1の代りに、踏切に用いられる跳あげ式の遮断機を
利用し、その先端部の受は金にピンを挿し込み、それに
施錠する方法も行われているが、この場合には駐車後下
車した運転者ならびに一般歩行者の出入する通用口を別
個に設置しなくてはならない。
この考案は、閉鎖時においても歩行者は容易に出入しう
る前記開鎖張架式の特長をいかしながら、前記した従来
のこの方式における不都合な点の解消をはかったもので
、ゲートの一方の柱に幹鎖の一端を繋止し、その他端部
を他の一方の柱内に組みこまれた鎖車に係合し、かつ前
記鎖車による幹鎖の繰り出しのみを、ゲートから離れた
地点、たとえば車中から無線遠隔操作によってまたは守
衛詰所などからの有線操作によって行わせ、門鎖をして
開動作をなさしめ、閉鎖の開状態に達したときの前記鎖
車の停止と一定の待ち時間後の前記鎖車による幹鎖の繰
り込み、停止による閉鎖の閉動作とからなるシーケンス
動作を、前記鎖車の駆動機構に連結した制御機構によっ
て行わせるとともに、閉鎖状態における閉鎖のほぼ中央
の幹鎖を、別の一定長の幹鎖を介して通路に埋設したア
ンカーボルトに整正し、閉鎖中央部の高さを一定の高さ
以内に拘束するようにしたものである。
以下、この考案にかかる実施例装置について図面を参照
しながら詳細に説明する。
第2図はこの装置の外観を示す正面図、第3図は外板の
一部をとりはずして示した閉鎖駆動装置の正面図、第4
図は小型携帯送信器の斜視図である。
図において、1はゲートに張架される閉鎖をなす幹鎖で
、その右端にゲートの一方の柱3に固定された環に整正
され、その左端部においては、ゲートの他方の柱2に組
込まれた鎖車5に係合され、さらに絞り車6にかけられ
て、柱2内の空所に垂れさげられ、その底に適当な長さ
分がとぐろ状に貯留されている。
1′は拘束幹鎖で、その上端において閉鎖時の閉鎖の略
中央の幹鎖1に、その下端部において通路に埋設された
アンカーボルト1″にそれぞれ整正され、閉鎖1の中央
部の高さHを一定の高さ以内に拘束するとともに、閉鎖
時に閉鎖1に誤ってなされる車の接触などによって作用
する水平方向の力によって、柱2,3に幹鎖1の整正点
を介して加えられる衝撃的な負荷を緩和する役をもなす
ようにされている。
拘束幹鎖1′の主目的は、閉鎖1の閉鎖時に、それを左
右から持ち上げて、その下方をくぐらせて自動車を進入
させることを防止するにあり、一方、閉鎖時の閉鎖1の
中央部を歩行者がまたいで1由に通行できるよう、その
高さを一定高さ以内に保っておくためでもある。
閉鎖1および拘束幹鎖1′はともに同一大きさの幹鎖か
らなるが、その幹鎖は、直径8mm程度の不銹鋼九棒を
楕円形に曲げ、端部を鍜接して楕円輪を作り、これをた
がいに連結した頑丈なものを使用する。
それは閉鎖1の開状態において、路上に横たえられた幹
鎖1が自動車の車輪によって踏みつけられても変形する
ことなく、鎖車5による幹鎖1の繰り出し、繰り込みに
際して、ピッチの狂いなどによって支障を生ずることの
ないようにするためであり、また外気や雨雪にさらされ
て、赤錆を生じ、それをまたいで通る歩行者の衣服が汚
染されることをさけるためでもある。
鎖車5は、幹鎖の曲げと滑りとを防ぐため、外周の溝に
幹鎖の形状に対応した凹凸が設けられ、幹鎖が正しくは
まりあうようにされているもので、これに係合される閉
鎖1の幹鎖は前記したように、その形状やピッチがつね
に正しく保持されていなければならない。
また鎖車5においては、幹鎖は少くとも半円周はかかっ
ていなけれは゛ならない。
とくに閉鎖1の整正に完全を期するためには鎖車5の周
りに幹鎖をさらに大きい角度にてかけておくことが望ま
しい。
そのために設けられているのが絞り車6で、実施例にお
いてはこれを用いることによって、前記角度αを240
°以上にされている。
鎖車5および絞り車6は、柱2に固定された台板7に取
付けられた各1対の軸受台(ピローブロック)8および
9を介して、片持ち式に回転自在に支承された軸10.
11のそれぞれ端部近傍もしくは端部に固定されている
12はスプロケットホイールで、軸10の端部に固定さ
れており、歯車減速機13の出力軸軸端に固定されたス
プロケットホイール14によって、エンドレスチェン1
5を介して回転駆動され、鎖車5が幹鎖の繰り出しおよ
び繰り込みを行うようにされている。
16は電磁ブレーキ付きモータで、その出力軸には駆動
■シー117が固定されており、歯車減速機13の入力
軸には被動Vシーブ18が固定されている。
そして■シーブ17,18の間には■ベルト19が掛は
渡されている。
したがってモータ16の回転は■ベルト19を介してほ
ぼ1/2に減速されて歯車減速機13に伝達され、ここ
でさらに1/30に減速されて、エンドレスチェン15
を介して軸10に伝達され、鎖車5が回転駆動されるこ
ととなる。
したがっていま、モータ16の回転速度が172Orp
mであるとすると、鎖車5は28 rpm程度にて回転
するようにされている。
モータ16の電磁ブレーキはそのコイルに通電がなされ
、励磁されているときにブレーキが作動するようにされ
ているものである。
20は回転数制御用のリミットスイッチ装置で、減速機
18の入力軸の回転数がエンドレスチェン21を介して
、そのままリミットスイッチ装置20の入力軸にインプ
ットするようにされている。
リミットスイッチ装置20にはこの実施例ではつぎのよ
うな構造のものを用いている。
すなわち一定位置で回転するようにされたねし棒と、そ
れに螺合され、かつ回転を抑止され、ねじ棒の回転にと
もなって、ねじ棒上を軸方向に移動しうるようにされた
ナツトと、そのナツトに取付けられた接触子によって作
動する取付は位置の調整可能な1対のノミットスイッチ
と、エンドレスチェン21を介してインプットされる回
転を前記ねし棒に一定比にて減速伝達する歯車減速機構
とから構成されているものである。
歯車減速機13、モータ16およびリミットスイッチ装
置20はいずれも柱2に固定された合板7′に取付けら
れている。
22はアンテナ、23は警報灯(パトライト)である。
20は携帯用送信器で、その表面中央部にはアンテナ2
2へ信号電波を送信するための押釦25が設けられて高
周波、低周波およびパルス波の3種混合電波を押釦25
を押すことによって送信できるようにされている。
この電波の周波数はたとえば高周波を27 MHzバン
ドとし、低周波を1500 Hzに特定し、そしてパル
ス周波数を30Hzに特定する。
これによって遠隔操作の識別性をもたせるわけで、他の
駐車場に対しては、従来の装置においては、南京錠4を
異にし、それにあわせた別の合鍵を使用するようにされ
ているごとく、特定の周波数ならびにパルス周波数を変
えるようにすればよい。
26は制御配電面、27は無線受信器で、柱2内の上部
棚板上に並設されている。
制御配電面26には、サーマルリレーならびにその他の
リレー、電磁開閉器、各種タイマーなどが内蔵され、上
面には自動・手動切換スイッチおよび調整用押釦スイッ
チが取付けられている。
26′は電源からの引込線をはじめ、モータ16、リミ
ットスイッチ装置20、パトライト23および受信器2
7との各種接続線の導入口である。
ただし、図にはこれらの引込線、接続線はいずれも省略
しである。
受信器27には、高周波低周波およびパルス波の3種混
合電波の受信装置および時定数識別装置が内蔵されてい
る。
また、この装置を守衛詰所などからの有線装作によって
動作させるようにするには、無線遠隔操作のとき後記す
るように受信器がそれにキャッチされた送信波を処理し
、最後にそれを増幅して操作信号電流として送りだす制
御配電面26内のリレーに、スイッチを介して接続する
配線を導入口26″を介して前記詰所などから行い、前
記リレーを有線操作によって作動させられるようにして
おけばよい。
いまこの考案にかかる装置がたとえば50台の自動車の
駐車が可能な住宅団地の駐車場のゲートに設置されるも
のとすると、これら自動車のそれぞれ運転者すなわち、
特定の利用者には、この駐車場に対して特定された前記
混合電波のみが送信されるように調整された送信器24
が1個づつ交付され、収容可能な駐車台数と同数の50
個の送信器24によって遠隔操作群が構成されることと
なる。
つぎにこの装置における制御配電面26の上面の前記自
動・手動切換えスイッチを自動に切換えた場合の動作に
ついて説明する。
特定の利用者がこの装置が設置されたその利用駐車場に
駐車するため走行接近してき、車中から送信器24の押
釦25を押して、特定周波数の電波を発信したとすると
、その発信位置と利用駐車場のゲートとの間にとくに金
属遮蔽物がなく、かつその間の距離が100 m以内で
あれば、その送信電波はアンテナ22を介して受信器2
7の受信装置に受信される。
この受信装置は他の電波(ノイズ)による誤動作を未然
に防止すること、すなわち外来ノイズを完全にシャット
アウトするようにされている必要があり、たとえば2秒
間押釦25を押し続けることによって継続して送信され
る電波をうけてはじめて動作するようにされている。
高周波すなわち搬送波の周波数を27 MHz、その変
調低周波の周波数をたとえば特定の1500 Hz、さ
らにこの変調周波数をたとえば特定の30Hzのパルス
にする3種類の要素を含んだ混合電波として送信器24
から発信された電波はそれを受けた受信装置においては
、搬送波が識別され増幅され、検波回路によって変調周
波数だけが取出され、その特定の1500 Hzの変調
周波数のみが検波され、さらに特定の30Hzのパルス
波がフィルタ回路をとおされ、パルス状の変調周波数で
コンテ゛ン・すが充電され、最後に直流増幅された信号
によって制御配電面26内のリレーが働かせられる。
このようにして特定の電波以外では絶対に動作しないよ
うにされて、モータ16に通電がなされ、電磁ブレーキ
が解放されるとともにモータ16が始動する。
そしてその回転が■ベルト19、減速機13およびエン
ドレスチェン15を介して軸10に伝達され、鎖車5が
時計方向に回転駆動され、柱2の内部底面にとぐろ状に
貯留されている幹鎖1が回転自在に支承されている絞り
車6をとおり、鎖車5から繰り出される。
その結果、ゲートに張架されている閉鎖1は自重によっ
て次第に垂れ下がり、ゲー1−の柱2,3の間において
、路上に第2図に2点鎖線にて示したように通路幅の約
65%にわたって横たわる。
この場合、閉鎖1の閉鎖時における幹鎖1の長さをLと
すると、第2図に2点鎖線にて示したその開状態におけ
る右半分の長さは、閉鎖状態において閉鎖1の中央が拘
束幹鎖1′によって整正されていることから、(旦+H
)以上の長さにはならなず、したがって図示のように対
称的な形状をした閉鎖1の開状態における鎖車5の繰り
出し口からの全長はL+2Hとなる。
すなわち開状態における最小限必要な鎖車5からの幹鎖
1の繰り出し長さは2Hとなるわけである。
これ以上の長さの幹鎖1が繰り出される場合には、閉鎖
1は柱2側により接近して垂れ下がり、アンカーボルト
1″より左側の走行者の通行可能幅が若干ますことにな
る。
この装置においては、若干余裕を見込んで2HX1.2
程度の幹鎖1の繰り出しがなされたときに、回転数制御
用リミットスイッチ装置20が作動してモーター6への
通電を遮断するとともに、電磁ブレーキが作動し、制動
をかけ、鎖車5が繰り出しを停止するようになされてい
る。
それには前記した幹鎖1の所要繰り出し長さ、すなわち
幹鎖1の所要繰り出しピッチに相等する鎖車5の所要回
転角度に対応した減速機13の入力軸の回転整がリミッ
トスイッチ装置20にインプットされたときに、前記し
たねし棒上を軸方向に移動するナツトに取付けられた接
触子が一方のノミットスイッチに接触してその接点を閉
じるようその取付は位置を予め調整しておけばよい。
さて閉鎖1が開状態におかれて鎖車5の駆動モーター6
が停止し、電磁ブレーキがかけられると同時に制御配電
面26内の開状態保持時間設定用タイマーが作動する。
この設定時間は5〜60秒の間で1由に設定できるよう
にされているが、たとえば20秒に設定しであるとする
と、閉鎖1は全開状態に20秒問おかれていることとな
るので、利用者は安心して車を駐車場にのりいれること
ができる。
前記タイマーの限時動作の終了信号によって、再びモー
タ16に通電がなされ、電磁ブレーキが解放され、モー
タ16の回転方向が反対となり、鎖車5が幹鎖1を繰り
込み始め、閉鎖1の閉動作が開始される。
この場合、制御配電面26内の別のパ1へライト用タイ
マーを前記の開状態保持時間設定用タイマーよりその設
定時間を幾分短くしておく。
たとえばその時間を15秒に設定しておくと、閉鎖1が
閉動作を開始する5秒前からパトライト23が点滅し、
閉鎖1か゛閉状態となり、その閉動作か゛停止されるま
で点滅を継続する。
これは1駐車場利用者に対して閉鎖1の閉まり始める警
告を出すとともに、閉鎖1が閉動作中であることの警告
を与えるためである。
閉鎖1の幹鎖が鎖車5によって繰り込まれ、閉状態すな
わち拘束幹鎖1′がほぼ緊張状態にもってこられると、
前記したリミットスイッチ装置20の他方のリミットス
イッチが作動して、モータ16への通電が遮断されると
ともに、パトライト23の点滅が停止し、同時に電磁ブ
レーキが作動し、モータ16の回転が停止され、閉状態
におかれた閉鎖1は人手でひっばっても鎖車5からひき
だすことができないようにされる。
閉状態におかれた閉鎖1はその中央部を一定長の拘束幹
鎖1′を介してアンカーボルト1″に拘束されているか
ら、特定の利用者以外が、閉鎖1を左右からもちあげ、
その下方をくぐらせて車を進入させようとしてもできな
いようにされ、無断駐車を完全に防止することができる
また、駐車場利用者が駐車後、車から降りて、ゲートか
ら出るとき、または乗車のためにゲートに入るときには
閉鎖1の中央部をまたいでゲートを自由に出入すること
ができる。
また一般歩行者の出入に対しても全く同様であり、別に
通用門を設ける必要はない。
ところで、さきに駐車場利用者の1人によって閉鎖1が
全開状態とされ、その状態が保持されているところへつ
ぎの駐車場利用者が来合わせ、閉鎖1を開くための送信
を送信器24によって行ったとすると、開状態保持時間
設定用タイマーはそれまでのカウントをとりやめ、あら
ためてゼロからカウントし始めるようにされている。
したがってさきの駐車場利用者の車につづいてあわせて
ゲートを出入したり、もしくは閉鎖1が一旦完全に閉状
態となるまで待ってあらためて開鎖1を開いたりするこ
とを要しない。
またパトライト23が点滅し、開鎖1が閉まりつつある
ときに来合わせた場合においても、送信器24の押釦2
5を押すと、受信器27はその送信を確認し、制御配電
内26に信号を出し、リレーが働いてただちにモータ1
6への通電が遮断されると同時に、ブレーキが作動して
、鎖車5の開鎖1の繰り込みが停止され、途中から開鎖
1の繰り出し動作が行われる。
そして開鎖1が全開状態にもどされて停止すると、前記
開状態保持時間設定用タイマーがカランl−を開始し、
たとえば設定時間の20秒が経過すると、開鎖1は自動
的に閉まり始める。
万一、回転数制御用のリミットスイッチ装置20が故障
し、開鎖1が閉状態になっても鎖車5が鞄類1を繰り込
み続ける場合には、当然閉鎖1に大きい張力が生ずるこ
ととなり、モータ16に過負荷がかかる。
その結果生ずるモータ16の焼損事故に備えて制御配電
内26内のサーマルリレーが作動して、モータ16への
通電を遮断するようにされている。
またリミットスイッチ装置20の故障によって前記とは
反対に開鎖1が開状態になっても引続いて鎖車5が鞄類
1を繰り出す場合には、柱2の内部底面に貯留されてい
る鞄類1まで引き出しきることとなるが、モータ16に
は前記したような過負荷が作用することはない。
しかし、鎖車5や絞り車6に再び鞄類1を掛は直す面倒
を省くため、柱2の底面をばねにて支承させた上げ底と
しておき、その上面に貯留されている鞄類1が一定量以
上引き出されると、ば゛ねの弾発力によってもちあげら
れる上げ底により、柱2内の下方の適当な位置に取付け
たリミットスイッチを作動させて、モータ16を停止さ
せるようにしてもよい。
仮に停電がおきた場合には、この装置の全機能は停止す
る。
ただし、前記したようにモータ16に付加されている電
磁ブレーキは、そのコイルに通電がなされ、励磁されて
いるときにブレーキが作動するようにされていることか
ら、停電時にはブレーキは当然解放されるので、開鎖1
を手で引っばれば、鎖車5から鞄類1を繰り出すことが
でき、開鎖1を手動にて開状態にさせることができる。
ただし、この場合、開鎖1を手動にて閉状態にもどして
おくことは容易ではないが、そのためには図示されてい
ないが、軸10の端面に手まわしクランクがはめこめる
角穴を施すとともに、柱2の外板に手動クランク挿入口
を設け、かつ予め手まわしクランクを柱2内に格納して
おけば、それを用いて手動にて鎖車5を反時計方向にま
わして、開鎖1を閉状態にもどしておくことができる。
前記動作説明においては主として無線遠隔操作によって
この装置を作動させる場合についてのべた。
それは有線操作による場合制御配電面26内の前記リレ
ーに操作信号電流が送りこまれれば、その後においては
全く同様に作動がなされるからである。
そして前記操作信号電流の前記リレーへの送出に対して
は、たとえば前記守衛詰所の係員が運転者を確認してか
ら、詰所のスイッチを押す方法、あるいは運転者が交付
されている特定カード(IDカードなど)を前記詰所な
どに備付けられたカードリーダの挿入口に差込むと、光
学的もしくは磁気的手段によって識別確認がなされると
同時にスイッチが入れられる方法などがとられるが、そ
の方法の如何をとわずすべてこの装置の有線操作式に含
まれるものであることはいうまでもない また、この装置はその操作方式において無線遠隔操作単
独式、無線遠隔操作ならびに有線操作複合式、有線操作
単独式の3方式が可能であり、いずれの方式のものも容
易に構成することができる。
以上の説明によって明らかなように、この考案にかかる
自動車用ゲートにおいては、従来の開鎖ゲートの柱間に
張架し、掛けはずし自在とされた開鎖の一端を柱に対し
て施錠する方式の装置に比して、駐車場利用者の自動車
による出入が格段に便利であり、また開鎖の中央部が通
路に埋設されたアンカーボルトに拘束鞄類を介して整正
され、一定の高さ以内に拘束されていることから、開鎖
を左右から持ち上げ、その下方をくぐらせて、車を進入
させるといった無断駐車を管理人不在のままで防止する
ことができる。
この装置においては跳上げ式遮断機を利用した装置の場
合のように、駐車後の運転者や、一般歩行者のための出
入用通用口を別に設ける必要もなく、また門扉方式のも
のと比較すると構造がきわめて簡単であり、住宅団地な
どのあまり規模の大きくない駐車場の無人管理装置とし
て好適であるばかりでなく、自動車の特定出入口近傍に
守衛詰所などがあるときは有線操作式とし、運転者を確
認する手段を併用することによって手数をできるだけ省
略した管理が可能な自動車用ゲートを提供しえたもので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の自動車駐車場の施錠式開鎖の1例の正面
図、第2図はこの考案にかかる自動車駐車場ゲート開閉
装置の外観を示す正面図、第3図は外板の一部をとりは
ずして示した開鎖駆動装置の正面図、第4図は小型携帯
送信器の斜視図である。 1・・・・・・開鎖(鞄類)、1′・・・・・・拘束鞄
類、1“・・・・・・アンカーボルト、2,3・・・・
・・ゲートの柱、4・・・・・・南京錠、5・・・・・
・鎖車、6・・・・・・絞り車、12・・・・・・スプ
ロケットホイール、13・・・・・・歯車減速機、14
・・・・・・スプロケットホイール、15・・・・・・
エンドレスチェン、16・・・・・・電磁ブレーキ付き
モータ、17,18・・・・・・■シーブ、19・・・
・・・■ベルト、20・・・・・・回転数制御用リミッ
トスイッチ装置、21・・・・・・エンドレスチェン、
22・・・・・・アンテナ、23・・・・・・警報灯(
パトライ) )、24・・・・・・送信器、25・・・
・・・押釦、26・・・・・・制御配電面、27・・・
・・・受信器。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 無線遠隔または有線操作式の自動車ゲートにおいて、ゲ
    ートを開鎖張架式のものとしてなり、この開鎖機構を、
    鎖の一端が前記無線遠隔または有線操作によって回転駆
    動される鎖車に係合されて、その繰出し、繰込みが行わ
    れるようにするとともに、開鎖の中央部において一端を
    地面に固定した別の一定長の拘束類を付加したものとし
    てなる自動車用ゲート。
JP856379U 1979-01-24 1979-01-24 自動車用ゲ−ト Expired JPS593067Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP856379U JPS593067Y2 (ja) 1979-01-24 1979-01-24 自動車用ゲ−ト

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JPS55108146U JPS55108146U (ja) 1980-07-29
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JP2006299684A (ja) * 2005-04-22 2006-11-02 Takano Co Ltd 電動跳ね上げ式門扉
KR100721735B1 (ko) 2006-07-27 2007-05-28 (주)대호테크 주차라인 내에서의 무단주차 방지장치

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