JPS5930566Y2 - 電線貫通孔の防火構造 - Google Patents
電線貫通孔の防火構造Info
- Publication number
- JPS5930566Y2 JPS5930566Y2 JP1975086096U JP8609675U JPS5930566Y2 JP S5930566 Y2 JPS5930566 Y2 JP S5930566Y2 JP 1975086096 U JP1975086096 U JP 1975086096U JP 8609675 U JP8609675 U JP 8609675U JP S5930566 Y2 JPS5930566 Y2 JP S5930566Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electric wire
- putty
- container
- wire
- hole
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Installation Of Indoor Wiring (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は防煙、防火性に優れた実用新案登録請求の範囲
に記載の電線貫通孔の防火構造を提案するものである。
に記載の電線貫通孔の防火構造を提案するものである。
以下、本考案を図面により詳細に説明する。
第1図は、本考案の実施例の断面図であって1は電線貫
通孔2を有する壁、3は該電線貫通孔を貫通する電線、
4は該電線を支持固定する半割形の支持体、41は該支
持体の鍔部、42は該支持体の設置固定用突起、5は該
発泡性防火パテ6を充填するための収容器であり、該収
容器の底面7には電線3が貫通する口8が設けである。
通孔2を有する壁、3は該電線貫通孔を貫通する電線、
4は該電線を支持固定する半割形の支持体、41は該支
持体の鍔部、42は該支持体の設置固定用突起、5は該
発泡性防火パテ6を充填するための収容器であり、該収
容器の底面7には電線3が貫通する口8が設けである。
電線8は口8を気密に通過する。
支持体4、パテ収容器5等は金属、不燃性又は難燃性の
プラスチック等で構成されたものが用いられる。
プラスチック等で構成されたものが用いられる。
パテ収容器5を用いる壁、床等の上面より電線貫通孔2
内に確実にパテ6を充填できるほか、パテの表面積を限
定し得てそれにより火災時のパテの発泡を効果的に、か
つ長時間にわたって徐々に発泡消費させ得る作用をなす
。
内に確実にパテ6を充填できるほか、パテの表面積を限
定し得てそれにより火災時のパテの発泡を効果的に、か
つ長時間にわたって徐々に発泡消費させ得る作用をなす
。
支持体4による電線3の支持は、電線に損傷を与えるこ
となく支持固定し得る限り、各種の方法機構のものが採
用し得る。
となく支持固定し得る限り、各種の方法機構のものが採
用し得る。
なお、支持体4の鍔部41とパテ収容器5およびパテ収
容器と壁1との隙間の閉塞はできる限り気密に行える方
が好ましい。
容器と壁1との隙間の閉塞はできる限り気密に行える方
が好ましい。
支持体4を用いることなく電線がパテ収容器5のみで各
階の床等に設置、固定された場合は、該パテ収容器5の
みを用いる設置、固定の力が弱い場合でも、火災時の高
温度により電線が各階固定間で熱膨張にもとを、彎曲を
生じることが屡々ある。
階の床等に設置、固定された場合は、該パテ収容器5の
みを用いる設置、固定の力が弱い場合でも、火災時の高
温度により電線が各階固定間で熱膨張にもとを、彎曲を
生じることが屡々ある。
この彎曲によって収容器内の発泡性防火パテと電線との
間に隙間が生じ、これが煙道となり、而して火災により
発生した有毒ガスの伝播路となる。
間に隙間が生じ、これが煙道となり、而して火災により
発生した有毒ガスの伝播路となる。
しかしながら、上記支持体4の存在により、収容器内の
電線部分と発泡性防火パテは一体的に固定されるので、
たとえn階とn +1階の間で電線の彎曲が生じたとし
ても発泡性防火パテと電線との間には隙間は生じること
はない。
電線部分と発泡性防火パテは一体的に固定されるので、
たとえn階とn +1階の間で電線の彎曲が生じたとし
ても発泡性防火パテと電線との間には隙間は生じること
はない。
従ってパテ収容器5の開口部に設定された支持体4は、
上記した煙道の発生防止に顕著な効果を奏する。
上記した煙道の発生防止に顕著な効果を奏する。
本考案で用いる発泡性防火パテ6とは、高温時に熱せら
れると自ら発泡し、耐火性、断熱性に優れたスポンジ状
炭化層を形成する機能を有するものである。
れると自ら発泡し、耐火性、断熱性に優れたスポンジ状
炭化層を形成する機能を有するものである。
かかる機能を有する発泡防火性パテの例としては、次の
様なものがある。
様なものがある。
(1) (a)ペンタエリスリトール、トリエチレン
グリコール、ソルビトール等の多価アルコール類と(b
)メラミン、トリメチロールメラミン、ジシアンジアミ
ド等の加熱分解してN2.CO,CO2゜NH3等の不
活性ガスを放出する発泡剤と、(c)ポリリン酸アンモ
ニウム、メラミンモノホスフェート、ウレアホスフェー
ト等の上記多価アルコール類に含まれているヒドロキシ
ル基と反応して発泡炭化膜を生成する機能を有する難燃
性脱水剤と、(d) 1000Fの粘度が1OOcst
〜100.0OOcstの液状有機物質たとえばポリブ
テン、流動パラフィン、ジオクチルフタレート、ポリア
ルキレングリコール、液状ブタジェンコムの混合物であ
って、かつ(a)〜(c)成分の混合物100重量部と
(a)成分70〜570重量部からなるものであって、
かツa)〜(c)成分の混合物中の(a)成分、(b)
成分、又は(c)成分のそれぞれは少くとも10重量係
、好ましくは少くとも20重量係音束れるもの。
グリコール、ソルビトール等の多価アルコール類と(b
)メラミン、トリメチロールメラミン、ジシアンジアミ
ド等の加熱分解してN2.CO,CO2゜NH3等の不
活性ガスを放出する発泡剤と、(c)ポリリン酸アンモ
ニウム、メラミンモノホスフェート、ウレアホスフェー
ト等の上記多価アルコール類に含まれているヒドロキシ
ル基と反応して発泡炭化膜を生成する機能を有する難燃
性脱水剤と、(d) 1000Fの粘度が1OOcst
〜100.0OOcstの液状有機物質たとえばポリブ
テン、流動パラフィン、ジオクチルフタレート、ポリア
ルキレングリコール、液状ブタジェンコムの混合物であ
って、かつ(a)〜(c)成分の混合物100重量部と
(a)成分70〜570重量部からなるものであって、
かツa)〜(c)成分の混合物中の(a)成分、(b)
成分、又は(c)成分のそれぞれは少くとも10重量係
、好ましくは少くとも20重量係音束れるもの。
(2)上記(1)に示した(a)〜(d)成分と、(e
)石けん系グリース、非石けん系グリース等のグリース
類の混合物であって、(e)成分100重量部と(a)
〜(c)成分の混合物200〜800重量部と(a)成
分20〜100重量部とからなるもの。
)石けん系グリース、非石けん系グリース等のグリース
類の混合物であって、(e)成分100重量部と(a)
〜(c)成分の混合物200〜800重量部と(a)成
分20〜100重量部とからなるもの。
(3)上記(1)に示した(a)〜(c)成分と、(f
)亜麻仁油、桐油、麻実油等の乾性油又は綿実油、ナタ
ネ油等の半乾性油の混合物である。
)亜麻仁油、桐油、麻実油等の乾性油又は綿実油、ナタ
ネ油等の半乾性油の混合物である。
(f)成分100重量部と(a)〜(c)成分の混合物
190〜670重量部とからなるもの。
190〜670重量部とからなるもの。
(4)上記(1)に示した(a)〜(c)成分と、(g
)エポキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂等の常温硬化
型樹脂と、その硬化剤から成る成分の混合物であって、
(g)成分100重量部と(a)〜(c)成分の混合物
190〜670重量部とからなるもの。
)エポキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂等の常温硬化
型樹脂と、その硬化剤から成る成分の混合物であって、
(g)成分100重量部と(a)〜(c)成分の混合物
190〜670重量部とからなるもの。
本考案においては、第1図に示すパテ6はその一部をロ
ックウール、アスベスト等の無機質の繊維材で置換して
もよい。
ックウール、アスベスト等の無機質の繊維材で置換して
もよい。
本考案は従来の防火塗料を用いた防火構造の様に防火塗
料の乾燥によって生じる体積収縮にもとずく隙間の発生
等の問題がなく、かつとりつけが極めて簡単でしかも高
度の防火性能を有するので、特に垂直の各所の電線貫通
孔に適応して顕著な効果がある。
料の乾燥によって生じる体積収縮にもとずく隙間の発生
等の問題がなく、かつとりつけが極めて簡単でしかも高
度の防火性能を有するので、特に垂直の各所の電線貫通
孔に適応して顕著な効果がある。
第1図は本考案の実施例の断面図であって、1は電線貫
通孔2を有する壁、3は電線、4は電線の支持体、5は
パテ収容器、6は発泡性防火パテである。
通孔2を有する壁、3は電線、4は電線の支持体、5は
パテ収容器、6は発泡性防火パテである。
Claims (1)
- 壁、床等に設けられた垂直又は斜の電線貫通孔に底面に
該貫通孔を貫通する電線が貫通する口を有する発泡性防
火パテ収容器が上記貫通孔の側壁に気密に固定されてお
り、かつ該収容器には発泡性防火パテが充填されおり、
また該電線は、上記収容器の開口部に設置された支持体
により上記電線貫通孔に固定されてなることを特徴とす
る電線貫通孔の防火構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1975086096U JPS5930566Y2 (ja) | 1975-06-20 | 1975-06-20 | 電線貫通孔の防火構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1975086096U JPS5930566Y2 (ja) | 1975-06-20 | 1975-06-20 | 電線貫通孔の防火構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS52694U JPS52694U (ja) | 1977-01-06 |
JPS5930566Y2 true JPS5930566Y2 (ja) | 1984-08-31 |
Family
ID=28568496
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1975086096U Expired JPS5930566Y2 (ja) | 1975-06-20 | 1975-06-20 | 電線貫通孔の防火構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5930566Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5728490Y2 (ja) * | 1977-07-22 | 1982-06-22 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5434231Y2 (ja) * | 1974-05-20 | 1979-10-19 |
-
1975
- 1975-06-20 JP JP1975086096U patent/JPS5930566Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS52694U (ja) | 1977-01-06 |
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