JPS6114262Y2 - - Google Patents

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JPS6114262Y2
JPS6114262Y2 JP18756980U JP18756980U JPS6114262Y2 JP S6114262 Y2 JPS6114262 Y2 JP S6114262Y2 JP 18756980 U JP18756980 U JP 18756980U JP 18756980 U JP18756980 U JP 18756980U JP S6114262 Y2 JPS6114262 Y2 JP S6114262Y2
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JP
Japan
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electric wire
sealing device
fireproof plate
hole
circumferential surface
Prior art date
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JP18756980U
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JPS57111015U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】
この考案は建造物の壁、天井、床などの固定部
材を貫通したケーブルのような電線のシール装置
の改良に関するものである。 前記のようなシール装置として第1図、第2図
に示す従来例のものが既に提案されている。この
従来例のシール装置は、建造物の壁1の孔2に挿
通したケーブルのような電線3の外周面と前記孔
2の周面との間に耐火断熱材としてロツクウール
4が充填され、ロツクウール4の両端面外側に例
えば珪酸カルシウムのような材料からなりかつ電
線3の長手方向に沿つて2つ割した耐火板5が密
接され、これらの耐火板5が前記壁1の両面にそ
れぞれ固定され、耐火板5とこれらを貫通する電
線3の外周面との間には例えばダンシールP(古
河電工)(株)製、商品名)などの耐炎封口材6が充
填されている。 また、従来、第3図、第4図に示す他のシール
装置が知られている。この従来例のシール装置
は、壁1の孔2に挿通した電線3の外周面と前記
孔2の周面との間に例えば3−6548シリコーン
RTVフオーム(ダウコウニング社製、商品名)
のようなシリコーン発泡体7が発泡充填され、こ
の発泡体7の両端面外側に例えばセラミツクフア
イバのような耐火断熱材8が密接され、耐火断熱
材8に電線3が貫通され、さらに耐火断熱材8が
前記孔2に嵌着されているものである。 そして、第1図、第2図に示す従来例のもので
は、JIS−A−1304の標準火災曲線第11図参照
による2時間1010℃の耐火テストで、壁1の一側
方を火災側とした場合に壁1の他側方への延焼を
防止でき、かつ火災側に最も近いシール装置表面
部の電線表面温度が340℃を越えてはならないと
いう規定を満足させることはできるが、壁1の両
側の気密性を要求される例えば原子力発電所内や
有毒または引火性ガスが発生する工場では、通常
要求される大気圧より0.1〜0.2Kg/cm2高に圧力に
対して気密性を十分に満足させることができない
という問題があつた。 また、第3図、第4図に示す従来例のもので
は、壁1の両側の気密性を保持でき、かつJIS−
A−1304の標準火災曲線による延焼を防止するこ
ともできるが、火災側に最も近いシール装置表面
部の電線表面温度が340℃を越えてはならないと
いう規定を満足できない上に、機械的強度が十不
分であるという問題があつた。 この考案は、前述した従来例のものの問題を解
決しようとするもので、従来例のロツクウールに
代えてシリコーン発泡体を電線と孔の周面との間
発泡充填させることにより、火災時の延焼防止、
火災側のシール装置表面部における電線表面温度
についてのJIS−A−1304の規定を満足させるこ
とができ、しかも気密性の保持および機械的強度
も十分な電線のシール装置を提供することを目的
とするものである。 以下、この考案の実施例につき図面を参照して
説明する。 第5図、第6図は、この考案の一実施例による
シール装置を示す。このシール装置は、建造物の
壁1の孔2の挿通したケーブルからなる電線3の
外周面と前記孔2の周面との間に、発泡硬化後の
比重が0.9g/c.c.以下となる3−6548シリコーン
RTVフオーム(ダウコウニング社製商品名)な
どのシリコーン系室温硬化型樹脂を注入して発泡
硬化させたシリコーン発泡体7が充填され、この
発泡体7の一部がケーブルの間隙内にも充填され
て硬化されている。前記発泡体7の両端面外側に
は珪酸カルシウムなどの不燃性材料からなりかつ
電線3の長手方向に沿つて左・右(または上・
下)に2つ割した耐火板5が密接され、これらの
耐火板5はダンシールP(古河電工製、商品名)
などの耐火板パテからなるシール材6aを介して
ボルトのような固定具9により壁1の両面にそれ
ぞれ固定されている。前記耐火板5の内周面とこ
れらを貫通する電線3の外周面との間には前記シ
ール材6aと同様な耐火性パテからなる耐炎封口
材6がそれぞれ充填され、耐炎封口材6の一部は
耐火板5の内周面から外側にほぼ円錐台状に盛上
げられている。 前述のようなシール装置は、壁1の一側に耐火
板5をシール材6aを介して固定し、耐炎封口材
6の充填を行なつた後、壁1の他側から孔2内に
前記室温硬化型樹脂を注入して発泡硬化させ、壁
1の他側の耐火板5をシール材6aを介して固定
し、耐炎封口材6を充填することによつて得られ
る。 なお、この実施例において耐火板5を上下に2
つ割した場合には下方の耐火板5の電線3が通る
開口の幅を上方のものより広くしてもよい。 また、第7図はこの考案の他の実施例を示し、
この実施例では、建造物の床10に設けた孔2に
電線3を挿通したもので、第5図、第6図に示す
実施例のものが横型であるのを縦型にした以外
は、これと同様であるから、第5図、第6図の部
分と対応する部分に同一符号を第7図につけて説
明を省略する。なお、建造物の天井にも第7図と
同様にしてこの考案のシール装置を設けることが
できる。 第8図、第9図はこの考案のさらに他の実施例
を示す。この実施例では固定部材であるダクト1
1に内周面に下方の取付部材12を固定し、この
取付部材12上に下方の耐火板5を設置し、この
耐火板5上に盛上げた下方の耐炎封口材6で耐火
板5と電線3との間をシールすると共に、ダクト
11の孔2内にシリコーン系室温硬化型樹脂を注
入して発泡硬化させ、上方の耐火板5を上方の取
付部材12に固定し、さらに上方の耐炎封口材6
で耐火板5と電線3との間をシールしたものであ
る。なお、この実施例の前述した以外の構成は第
7図のものと同様であるから説明を省略する。 この考案において、シリコーン発泡体は、壁、
床の厚さとほぼ等しい長さにすることが好まし
く、また耐火板を壁、床に固定した後に、これと
電線との間から室温硬化型樹脂を注入し発泡硬化
させて形成してもよい。 前述した第1図、第2図に示す従来例、第3
図、第4図に示す従来例、および第5図、第6図
に示すこの考案の一実施例のものを、第10図に
示す試験装置を用いて、試験を行なつた結果は下
表の通りであつた。
【表】 第10図の試験装置は、下部を加熱側とし、上
部に気密チヤンバー13を設け、上下部を仕切る
壁14に各試料として2つの従来例、この考案の
一実施例のもの16を取付け、チヤンバー13内
を1〜10Kg/m2の負圧とし熱線風量計15で各負
圧毎の通気量を読んだものである。尚図において
17は圧力変換器、18は記録計、19は排気部
のベンチユリ管、20は送風機、21はSOR圧
力制御部である。 以上説明したように、この考案による電線のシ
ール装置は、固定部材の孔に挿通した電線の外周
面と前記孔の周面との間に発泡充填させたシリコ
ーン発泡体と、前記固定部材に電線を貫通させて
固定しかつ前記シリコーン発泡体の両端面外側に
密接する珪酸カルシウムのような材料の耐火板
と、電線の外周面と前記耐火板との間に充填した
耐炎封口材とを備えているので、火災時にシール
装置の一側方から他側方への延焼を防止でき、火
災側のシール装置表面部における電線表面温度を
十分に低くできると共に、火災前およびその後の
シール装置の気密性が確保され、さらに機械的強
度も十分であるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例のシール装置を示す側断面図、
第2図は第1図の−線に沿う断面図、第3図
は他の従来例のシール装置を示す側断面図、第4
図は第3図の−線に沿う断面図、第5図はこ
の考案の一実施例によるシール装置を示す側断面
図、第6図は第5図の−線に沿う断面図、第
7図は他の実施例のシール装置を示す側断面図、
第8図はさらに他の実施例のシール装置を示す側
断面図、第9図は第8図の−線に沿う断面
図、第10図は通気性および耐火性試験装置の概
略説明図、第11図はJIS−A−1304による標準
火災曲線である。 1……壁(固定部材)、2……孔、3……電
線、5……耐火板、6……耐炎封口材、7……シ
リコーン発泡体、10……床(固定部材)、11
……ダクト(固定部材)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 固定部材の孔に挿通した電線の外周面と前記孔
    の周面との間に発泡充填させたシリコーン発泡体
    と、前記固定部材に電線を貫通させて固定しかつ
    前記シリコーン発泡体の両端面外側に密接する珪
    酸カルシウムのような材料の耐火板と、電線の外
    周面と前記耐火板との間に充填した耐炎封口材と
    を備えたことを特徴とする固定部材を貫通した電
    線のシール装置。
JP18756980U 1980-12-27 1980-12-27 Expired JPS6114262Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18756980U JPS6114262Y2 (ja) 1980-12-27 1980-12-27

Applications Claiming Priority (1)

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JP18756980U JPS6114262Y2 (ja) 1980-12-27 1980-12-27

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57111015U JPS57111015U (ja) 1982-07-09
JPS6114262Y2 true JPS6114262Y2 (ja) 1986-05-02

Family

ID=29990485

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JP18756980U Expired JPS6114262Y2 (ja) 1980-12-27 1980-12-27

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JPS57111015U (ja) 1982-07-09

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