JPS5930513A - 回転多面鏡体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 必要な範囲にわたり走査させる、少なくともコ面のミラ
ー面を持つ多角柱状の回転多面鏡に関するものである。

情報処理技術の飛躍的な進歩、及びこれに伴う情報処理
速度の飛躍的な増大によりコンピューター、ワードプロ
セッサー等の文字出力、或は画像出力の高速かつ高画質
な記録に対する需要が次第に増している。一般に対象と
される画像を高速度で形成する方式に走査方式があるが
上記の要求を満足させ、かつノンインパクトな記録方式
として走査方式に期待が持たれ、その媒体としてレーザ
が広く用いられる様になっている。この方式を電子写真
方式に転用しこの機能を高めたレーザビームプリンター
（ＬＢＰ）等はこの一例である。

デジタル信号からプリントを得る画像記録装置（ＬＢＰ
　、デジタルコピア等）に於ける光学系としては一般的
には第１図に示す様なレーザ走査光学系が用いられてい
る。

この光学系はデジタル信号により発光、停止を行うレー
ザユニットざととのレーザ光を外周に感光体を唐詩する
感光ドラム乙の軸７の軸方向に偏光，走査する回転軸重
を中心に回転する回転多面鏡（ポリゴン）／、及びレン
ズ系デから成り、レーザ走査光により感光体上に描かれ
た潜像は一般に知られているカールソン法、ＰＩＦ法等
の電子写真機のプロセスに従い、現像、転写、定着が行
われ複写が成される。

この様な機構に於いてレーザの走査を行なうに際して光
測素子は当然不可欠な存在であり、レーザの走査角とし
て成る程度以上の角度が要求される事を考慮に入れれば
機械的な偏向素子が最も有効な手法であると言える。

このメカニカルな光偏向素子の中でも、より高速化を可
能ならしめる方式として広く用いられている方式が、側
面に少なくとも二面のミラー面を持ち、回転により光の
走査を行なう多角柱状の形状をした回転多面鏡であり多
くの場合走査後のレーザを目標位置に結像させる為の光
学系を持つ。

この様な光学系に於いて、多くの場合光偏向素子のミラ
ー面より結像点に至るまでの距離が長い。かつ先述の如
き高品位の画像を実現させるべく高密度の画像を高精度
で形成させねばならず走査線の走査位置精度にかなり市
い精度が要求される事を考え合わせると、理想光軸に対
する走査光路の傾きにはかなり高精度である必要が生じ
る。従って光測素子の各ミラー面の回転中心軸に対する
傾きは極めて高精度におさめねばならない。この拘束を
緩和する目的で倒れ補正光学系を用いてミラー面の傾き
に対する補正光学系後の光路の傾きを数十分の−に減少
させるという手法を用いるのは広（行なわれているが、
この倒れ補正光学系を設けた状態に於いてさえ尚、各ミ
ラー面の傾きをかなり高打１度におさめねばならない。

第２図は従来例の縦断面図であって回転＠−に嵌入する
回転多面鏡／、押え板３、フランシダを当接させこれら
を等配した複数の小ねじ＋ａにて固定したもので、フラ
ンシダは回転軸−に圧入又は接着固定されている。従っ
て高精度の要求を満たず為回転多面鏡／の外周／ａのミ
ラー面を超高精度で加工し、更にこれを回転軸に取り付
ける際に第２図の様にこれまた超高精度に仕上げたフラ
ンシダを介して小ねじ＋ａにより取り付けるという構成
をせざるを得ない状態である。この様な方式に於いては
、部品点数が増える。組立ての際、各ねじ穴の穴位置合
わせ数本のねじ締付等工程が多い他、６小ねじ間の締付
トルクのバラツキが回転多面鏡／の而の倒れを変化させ
る。及び嵌合ガタによる偏心等の問題を拘えている。

第３図は他の従来例の縦断面図である。回転多面鏡ｌに
はボス／ｅを設け、ボス／ｅの中心孔が回転軸−に静合
嵌入し、ボス／θの半径方向のめねじに小ねじＳをねじ
込んで小ねじ５により回転軸コに設けた凹部コｂを押圧
し、回転軸コに回転多面鏡／を取付けたものである。

第３図の方法によれば上記の構成により生じる加工、組
立ての労力の無駄がビス穴を設は止めねじのみで回転多
面鏡を回転軸コに取り付けるという簡便な構成によりな
くなる。この方式は加工、組立て共に前記フランジ方式
に比較してかなり簡単化されており、かつ信頼性も非常
に高い方式であるがこの方式に於いては小ねじ５を締め
付ける際小ねじ５の締め付はトルクにより回転多面鏡全
体が回転中心軸に対して大きく傾くと言う現象が生じ精
度的な要求を満足し得るものではなかった。

本発明はかかる従来の欠点を除去しミラー面の回転中心
軸に対する傾きを使用上問題の生じない様な精度内にお
さめながら前述のフランジを用いた取り付は法に比べ非
常に簡単な構成とし、加工組立に関してより安価に回転
多面鏡を回転軸こと取り付ける方法を提供することを目
的とする。

以下、本発明の実施例を図面に従って説明する。第ｑ図
は本発明に依る回転多面鏡の斜視図であり／ｌはミラー
面である。

第３図は第ダ図の回転多面鏡を回転軸コに取り付けた状
態での軸心を含む縦断面図であり、回転多面鏡／はボス
／ｅの半径方向の貫通孔にめねじが刻設せられ、該めね
じにねじ込んだ／ＪＳねじＳにより取り付けられており
この小ねじＳを案内する為のめねじ１３に直交する形で
回転多面鏡／の軸方向に穴／２が回転多面鏡／を貫通し
ている。

めねじ／３は軸方向の穴／２とめねじ／３を刻設する半
径方向の穴と又又する点と回転軸コが嵌入する六／ｂの
間にあればよい。このめねじ／３にねじ込む小ねじ３は
第５図に示すように穴／ｂ、／、２間と凹部２ｂの深さ
のねじ先が必要である。そしてめねじ／３のある穴と軸
方向の六／コの交叉する点からボス／ｅの外周までは小
ねじＳが通過できる形状、寸法であればよし）。実施例
はめねじ１３と同じくめねじを備えるが、小ねじ５の外
径よりも大きい円孔としてもよい。

先述の如く小ねじで回転多面鏡を軸に固定する方式に於
いては小ねじ締付はトルクにより回転多面鏡全体が傾く
という現象が生じるが、この逃げ穴／：１を設ける事に
より小ねじ３により引き起こされる回転多面鏡自身の変
形をこの穴／コの部分で弾性変形させ押さえる事が可能
となる。また回転多面鏡の動バランスを考慮して穴ｌコ
と軸対称位置にも同様の穴７．２１を設けである。この
コつの穴／コ及び／コ１はミラー而加工の際工作機械に
取り付ける為の穴として利用する事が可能である。

実際の測定結果によると、小ねじＳの締付はトルク１ｌ
Ｋ９！−によりｐ−ｐ値でｙ、ｏ”乃至６０”程度の各
面の傾き変動を生じていた回転多面鏡に対し上記穴加工
対策を施したところ４１　Ｋｇ・副のトルクによる傾き
変動はほとんどなくなった。

前記実施例に於いては穴／２は回転多面鏡を軸方向に貫
通しているとしたが、ネジ穴と直交するという条件さえ
満たせば必ずしも貫通という形に拘泥されるものではな
い。

また回転多面鏡ｌの材質として多角柱状部にガラスを用
いる際には第６図の如く回転多面鏡／にボス１５を嵌入
し、押え板／ダを当接して小ねじ１６により回転多面鏡
ｌをボス／Ｓに固定して分割する事でボス／ｊに穴／２
、めねじ／３を設けて同様の構成の回転多面鏡を得る事
が出来る。従って回転多面鏡に如何なる材質を用いても
構わない。また小ねじＳの使用個数も７個に限定するも
のでなく、複数個使用しても構わない。

以上の如く、回転多面鏡の軸方向に貝く穴を開けるとい
うごく簡単な加工により小ねじの締め付は力による回転
多面鏡の傾き変動は防止され、回転多面鏡を小ねじで軸
に固定するとＧ）う簡便な構成でも、璧求される高精度
を満足できる様になった。従ってこの発明により始めて
上記セットビスによる固定法に実用性が生じたものと言
える。

【図面の簡単な説明】

第１図はレーザ走査光学系の説明図、第２図はフランジ
により回転多面体を固定する方法の断面図、第３図はね
じ止めの従来例の縦断面図、第１図は本発明による回転
多面体の斜視図、第Ｓ図は第ダ図の多面体を取り付けた
際の縦断面図、第６図は本発明の変形例の断面図である
。 ｌ・・回転多面鏡　コ・・回転軸　Ｓ・・小ねじ　／コ
・・穴。 特許出願人　キャノン株式会社 代理人　新　井　−部

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ｌ　回転軸に嵌入する取付穴を中心に備え該取付穴に平
   行して軸方向に孔を設け、該軸方向の孔に直交して半径
   方向に貫通孔を設け、該半径方向の貫通孔は前記軸方向
   の孔と交叉する部分から取付穴までの間において取付ね
   じと係合するめねじが刻設ぜられ、且つ、前記軸方向の
   孔と前記半径方向の貫通孔の交叉する部分から外径方向
   は取付ねじの通過ができる形状大きさを有する回転多面
   鏡と、回転多面鏡のめねじにねじ込まれる取例ねじき、
   回転軸とからなる回転多面鏡体。