JPS5929948B2 - 電気コネクタ - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は電気コネクタに関するもので、特に電気コネク
タの一部を形成する・・ウジング内の凹所に挿入するた
めの接触子に関するものである。

絶縁・・ウジング内の矩形断面の端の開いた凹所にぴつ
たわ合うように設計されている電気コネクタ用の多種類
のソケット接触子が公知である。そのようなコネクタは
、それぞれが別々の凹所に取付けられた１つ以上の接触
子を持つていることがある。種々の機構が接触子を・・
ウジングの中の所定の位置に保つために用いられる。こ
の目的のために設計された接触子の多くは、その形が・
・ウジングの凹所の３つまたは４つの側面にぴつたわは
まるように作られている接触子であつて、便宜的に「箱
」接触子ということがある。平らなストリップからその
ような接触子を作るには、いろいろな面で曲げなければ
ならないので、数回の曲げ作業が必要である。そのよう
な構成はまた接触面だけを金のような貴金属でめつきす
ることを困難にする。本発明の１つの目的は、上述の不
都合なことのない接触子をもつ電気コネクタを提供する
ことである。

本発明によれば協働するプラグ部材が挿入される穴が一
方の端にある矩形断面の１つ以上の細長い凹所を含むハ
ウジングと１つ以上の接触子とを具え、その接触子が・
・ウジングから外に伸びるように配置されている端子部
材と、その端子部材に一方の端が取り付いて訃り、他方
の端がウエブで結合されている１対の平行な間隔のあい
た支持部材と、その支持部材の間に支持部材と平行で一
直線上にあり、１つ１つが２つの支持部材の間の別別の
ブリツジから向い合つて伸びている１対の接触子とから
成つておう、前記接触子の形は、前記支持部材が前記ハ
ウジング内の凹所の前記一方の端および向き合つた２つ
の側面にぴつたりつき、前記接触子部材が自由端のとこ
ろで互いに近づく方向に偏位しているものになつている
電気コネクタが提供される。

接触子はウエブから伸びている舌を具え、その舌が前記
一方の端に向い合つた凹所の端と一致して端子部材との
電気的接触を良くするようになつているのが好ましい。

２つのブリツジは１つが端子部と一致し、１つがウエブ
と一致して、接触子部材が一方が端子部材から、他方が
ウエブから相互の方へ伸びるようになつていることが好
ましい。

複数の接触子は、共通の連結ストリツプに付けたまＸ同
時に形成することができる。

次に添付図面を参照して説明する。

第１図は接触子の形状だけでなく、それを作る１方法も
示している。

図面に示すように接触子を燐青銅のような材料のストリ
ツプから打抜き、各接触子を一端で切れ目のない連結ス
トリツプ１０についたまＸにしておく。第１図に示した
２つの接触子は、それぞれ最初は平らであつて、ストリ
ツプ１０から出ている一定の間隔をとつて平行になつた
１対の支持部材１１と１２を含んでいる。その２つの支
持部材はストリツプ１０に最も近い端でウエブ１３によ
つて結合され、ストリツプ１０から最も遠い端でピンま
たは支柱の形をした端子部材によつて結合されている。
１対の接触子部材１５と１６があつて、２つの支持部材
１１と１２の間に向き合つて伸びており、一方の接触子
部材はウエブ１３から伸び、他方の部材は端子部材１４
から伸びている。

舌１７もまたウエブ１３からストリツプ１０に向つて伸
びている。端子部材１４の基部には舌１７が圧力ばめで
その中に入／れられるような寸法の窓がある。

接触子を第１図のように形作る打抜作業に続いて接触子
部材１５と１６訃よび舌１７を第２図のような形に成形
する圧印加工（ＣＯｌｎｌｎｇ）作業を行なう。

２つの接触子部材を必要なばね定数特性を与える形に形
作り、一方接触子部材の自由端を接触面を与える形にす
る。

舌１７をウエブ１３に直角に曲げる。さらに端子部材を
支持部材の線からはずしてしかも平行になるように曲げ
て図示のような形にする。次に接触子部材１５と１６の
自由端を金のような貴金属でめつきする。圧印加工とめ
つき作業の後、しかしストリツプ１０に付けたまＸ１接
触子を第３図に示す形に折り曲げる。

２つの支持部材を中央で折や返して、２つの接植子部材
が接触子によつて形成された矩形の「箱」の向い合いの
側面で向き合うようにする。

折り方は舌１７が圧力ばめになる穴１８に入るようにす
る。２つの接触子部材１５と１６は図示のように互いに
触れ合つているのが好ましい。

この段階でもな訃接触子はストリツプにつけたままで、
接触子は、第１，２，｝よび３図の線１９に沿つている
ウエブ１３の下の支持部材を切りとつてストリツプから
離すことができる。切断を助けるために、ストリツブの
形作ジ作業の間に線１９に沿つてたがねきずをつけて弱
くしてもよい。第４および５図は・・ウジングに挿入さ
れた接触子を示している。ハウジングは電気絶縁材料の
２つのモールド品で構成されている。ハウジングの本体
部材４０には矩形断面の多数の凹所がある。各凹所には
協働プラグ部材を挿入する穴４２が一端にある。成形し
た接触子は凹所の形に従い、支持部材１１と１２は凹所
の両側と穴４２を持つている凹所の端とにぴつたり合つ
ている。舌１７は凹所の開いている端を横切つている。
接触子を本体部材４０に挿入したとき、それらを第４図
に示した協働面４４のような適当な機構によつて所定の
位置に保持される基部部材４３によつて所定の位置に保
つている。基部部材４３には端子部材１４が図示のよう
に通つている穴が作つてある。また第４卦よび５図には
ピン５１を支えているモールド品から成るプラグ５０が
示されており、ピンの１つ１つはソケツトの本体部材４
０にある別々の穴４２を通つて所定の位置に入る。第５
図に示してあるように、ピンは接触子部材１５と１６と
の間を通りその両方に接触している。舌１７が直接端子
部材１４から接触子部材１５へ電流を流すので、電流が
支持部材１１と１２に沿つて流れる必要はない。上述の
実施態様はウエブ１３と端子部材１４から伸びている２
つの接触子部材１５と１６をそれぞれ示している。

しかし、ウエブ１３と同じ形をしているが、支持部材の
中心に近づけて置いてウエブ１３と端子部材１４の役を
それぞれにさせる１対のブリツジによつて支持部材１１
と１２を結合し、これらのブリツジを接触子部材の支持
に用いることによつて接触子の形を変えることが可能で
ある。上述の２つの実施態様のいずれかに説明した形式
の接触子を，それらが本体部材４０に挿入されて、スト
リツプが接触子から切断されるときまでストリツプ１０
につけたまＸであるならば、機械的に組立てることがで
きる。

ストリツプについている間の接触子間の間隔は、この場
合、ハウジングにある凹所の間隔と同じでなければなら
ない。

【図面の簡単な説明】

第１図は連結ストリツプに付いている２つの接触子の平
面図、第２図は第１図の１つの接触子の側面図、第３図
は成形した接触子の側面図、第４図卦よび第５図は・・
ウジングに挿人した成形接触子の異なる断面図である。 １０・・・・・・ストリツプ、１１，１２・・・・・・
支持部材、１３・・・・・・ウェブ、１４・・・・・・
端子部材、１５，１６・・・・・・接触子部材、１７・
・・・・・舌、１８・・・・・・穴、４０・・・・・・
本体部材、４１・・・・・・凹所、４２・・・・・・穴
、４３・・・・・・基部部材、４４・・・・・・協働面
、５０・・・・・・プラグ、５１・・・・・・ピン。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 協働プラグ部材５１を挿入できる穴４２を一端にも
   つている矩形断面の細長い１つ以上の凹所４１を含むハ
   ウジングと、前記凹所に挿入するための１つ以上の電気
   接触子とを具備する電気コネクタにおいて、前記接触子
   が前記凹所の前記穴と反対側の端からハウジングの外へ
   伸びている端子部材１４と、前記端子部材から伸びて端
   がウェブによつて結合されている１対の間隔をあけて平
   行に並んだ支持部材１１、１２と、前記１対の支持部材
   の間に互いに一直線上に配置され、１つ１つが前記２つ
   の支持部材の間の別別のブリッジ部材から伸びている１
   対の接触子部材１５、１６と、前記ウェブから伸びてい
   る舌１７と、 前記端子部材に形成された前記舌と協働する穴１８と、
   からなり、前記接触子は、 前記１対の接触子部材がそれらの自由端を互いに近づく
   方向に偏位した状態で、前記支持部材が前記凹所の前記
   一端および２つの向い合つた側面にぴつたり沿つてはま
   り、前記舌が前記凹所の前記反対側の端にある穴を横切
   つて前記端子部材の前記穴に係合して、ウェブと端子部
   材の間に良好な電気的接触部を形成するように形作られ
   ている電気コネクタ。