JPS592986Y2 - 自動車用バンパのオ−バライダ - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は自動車用バンパにおいてランプ類を内蔵する
ようにしたオーバライダに関するものである。

自動車のランプとしては、ヘッドランプのほかにフォグ
ランプ、ターンシグナルランプ、クリアランスランプな
どが取付けられ、車体後部にはテールランプ、ストップ
ランプなどのコンビネーションランプが取付けられる。

これらのランプは一般に車体に嵌め込むようにして設置
されるが、時には実開昭５３−３４７４１号公報の考案
に示すように、バンパ本体に嵌め込むようにして設置さ
れることもある。

これに対して本考案は、各種のランプのうちの適宜のも
のを、バンパのオーバライダに内蔵設置するようにした
ものであって、その構造を第１図ないし第３図に示す実
施例について説明すると、次のようになっている。

第１図はその外観を示すものであって、バンパ本体１に
オーバライダ２を取付け、その主体部２ａの下方に形成
した延長部２ｂの正面部２Ｃに、ランプ３を内蔵設置す
るようになっている。

第２図はこの実施例の詳細な構造を示すものであって、
オーバライダ２は硬質ゴム材などからなり、主体部２ａ
の内側のボス部２ｄに、取付ボルト４の頭部を埋め込み
成形によって固着しである。

そして取付ボルト４をバンパ本体１の正面部１ａに設け
た取付孔１ｂに挿通し、内側からナツト５をかけて、オ
ーバライダ２をバンパ本体１に固定する。

オーバライダ２において延長部２ｂの正面部２Ｃは、バ
ンパ本体１の正面部１ａよりも後退させて形成しである
。

従ってランプ３はバンパ本体１の正面部１ａより後退し
た位置に設置される。

ランプ３はレンズ６とリフレクタ７を備えていて、リフ
レクタ７はレンズ６を取付けるナツト８とともに、オー
バライダ２の正面部２Ｃに埋め込み成形により固着され
ている。

レンズ６はその取付孔に取付ボルト９を挿通してナツト
８にねじ込むことによって、リフレクタ７の正面に取付
けられる。

なおリフし・フタ７の奥部にソケット１０が取付けてあ
り、これにバルブ１１を嵌着するようになっている。

第３図は第２図の実施例に対しランプ３の取付構造を異
にする別の実施例を示すものである。

すなわちレンズ６とリフレックス１２を備えていて、こ
れらを取付けるナツト１３はオーバライダ２の正面部２
Ｃに埋め込み成形により固着されている。

レンズ６とリフレクタ１２とを重ね合せ、それぞれの取
付孔に挿通した取付ボルト１４をナツト１３にねし込む
ことによって、レンズ６とリフレクタ１２とは、オーバ
ライダ２の正面部２Ｃに共締め固定される。

最近の自動車は、ヘッドランプの形状がいろいろ変化し
、これに合わせるようにそのほかの各種ランプも、それ
ぞれ独自の形状からなる専用化したものになり勝ちであ
るが、本考案のようにオーバライダの内にランプを設置
することにより、これらのランプを共用化したものにす
ることができる。

またヘッドランプの配置に合わせて、バンパに各種ラン
プを設置しなければならない場合、オーバライダにラン
プを設置することにより、バンパ本体は車種によって形
状を変えることなく共用のもので構成することができる
。

さらに本考案は、ランプを設置しであるオーバライダの
正面部を、バンパ本体の正面部より後退形威しであるか
ら、衝突などの際に、ランプの損傷を防止することがで
きる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の実施例を示すオーバライダまわりの斜
視図、第２図は第１図Ａ−Ａ線の拡大断面図、第３図は
第２図Ｂ部の実施例を示す断面図である。 １・・・・・・バンパ本体、１ａ・・・・・・正面部、
１ｂ・・・・・・取付孔、２・・・・・・オーバライダ
、２ａ・・・・・・主体部、２ｂ・・・・・・延長部、
２Ｃ・・・・・・正面部、２ｄ・・・・・・ボス部、３
・・・・・・ランプ、４・・・・・・取付ボルト、５・
・・・・・ナツト、６・・・・・・レンズ、７・・・・
・・リフレクタ、８・・・・・・ナツト、９・・・・・
・取付ボルト、１０・・・・・・ソケット、１１・・・
・・・バルブ、１２・・・・・・リフレクタ、１３・・
・・・・ナツト、１４・・・・・・取付ボルト。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. バンパ本体に取付けるオーバライダを下方へ延長し、こ
   の延長した部分の正面部を該バンパ本体の正面部より後
   退形威し、該オーバライダの正面部にランプを内蔵設置
   したことを特徴とする自動車用バンパのオーバライダ。