JPS592965B2 - ジキテイコウハクマクヘツドノ セイゾウホウホウ - Google Patents

ジキテイコウハクマクヘツドノ セイゾウホウホウ

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JPS592965B2
JPS592965B2 JP15041875A JP15041875A JPS592965B2 JP S592965 B2 JPS592965 B2 JP S592965B2 JP 15041875 A JP15041875 A JP 15041875A JP 15041875 A JP15041875 A JP 15041875A JP S592965 B2 JPS592965 B2 JP S592965B2
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JP
Japan
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film
thin film
magnetoresistive thin
magnetoresistive
etching
Prior art date
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Expired
Application number
JP15041875A
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JPS5273713A (en
Inventor
修朗 安田
孝士 三原
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Toshiba Corp
Original Assignee
Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は超小型化、高密度化を可能とする磁気抵抗薄
膜ヘッドの製造方法に関する。
磁気記録の高密度化、大容量化に伴つて、記録5 媒体
の改良と共に、記録用ヘッドもフェライトを主体とした
ものから薄膜へツドヘと移行しつつある。
しかし、現在の誘導形磁気ヘッドを超小型化した場合、
書込みは可能であるが読出し出力がヘッドのトラック幅
に比例して減小するため、小型10化には限界がある。
この解決策として誘導検出に代つて磁気抵抗素子または
ホール素子を超小型再生出力素子として使用する方式が
提案され、現在開発段階にある。ただ、ホール素子は4
端子であるのに対して磁気抵抗素子は2端子であること
、15またインピーダンス整合について磁気抵抗素子の
方がとり易いこと等から、磁気抵抗素子の方が有望視さ
れている。磁気抵抗素子は垂直型と水平型とがあるが、
実用的な垂直型の構造を模式的に示すと第1図のよ20
うになる。
1は絶縁性基板であり、この基板1上の絶縁部に短冊状
の磁気抵抗薄膜2を形成し、その両端に電極導体膜31
、32を被着して構成される。
4は磁気テープ等の記録媒体であり、この媒体4からの
磁束が磁気抵抗薄膜2の抵抗変化ΔR■5 となり、電
極導体膜31、32間に電流Iを流すとV=ΔR×Iの
出力が得られるものである。
この構造を再生ヘッドとして使用する場合、短冊状の磁
気抵抗薄膜2の長辺が記録トラックのトラック幅に対応
し、短辺は記録波長に依存する。■0 従つて高密度記
録用ヘッドとしては、長辺が20μm以下、短辺が数μ
m以下の寸法としなければならない。更に、電極導体膜
31、32の先端部の磁気抵抗薄膜2と接触する部分の
幅は極力小さくし、かつ同様の磁気抵抗薄膜を多数個並
列に配列35してトラック毎に対応させる、いわゆる固
定ヘッド方式の方が高密度化には適しており、そのため
には電極導体膜31、32と磁気抵抗薄膜2との接フR
−続部の寸法も数μm以下としなければならない。
これを実現する技術は未だ開発されておらず、従来は磁
気抵抗薄膜の長辺が200μm1短辺が20Itm程度
の単体の磁気抵抗ヘツドが作られているにすぎない。そ
の理由は主に次のような点にある。(1)磁気抵抗薄膜
2として、Ni−Fe薄膜が多く用いられ、またそのパ
ターニングには化学エチングが利用されるが、このよう
な磁性膜を化学エツチングにより数μm幅に形成するこ
とは不可能である。
(2)電極導体膜31,32としては一般にAuまたは
Cu膜とその接着剤的役目を果すTi.Cr、MO膜か
らなる二層膜が用いられるが、二層膜のエツチングに際
して、Ti..Cr,.MO膜のオーバエツチングを防
ぐ手段がなく、その分だけ導体膜幅を余分に必要とする
(3) Ti.Cr.MO等のエツナング液はNiFe
膜をもエツチングする場合が多く、従つて小型化すると
非常に接触不良をおこし易い。
この発明は上記した点に鑑みてなされたもので、超小型
化、高密度化を可能とする磁気抵抗ヘツドの製造方法を
提供するものである。この発明の方法は、絶縁性基板上
に磁気抵抗薄膜を被着する工程と、前記磁気抵抗薄膜上
に第1の絶縁膜からなるマスクを被覆しスパツタエツチ
ングにより前記基板上の縁端部に短冊状の磁気抵抗薄膜
を残す工程と、残された短冊状の第1の絶縁膜および磁
気抵抗薄膜を覆うように第2の絶縁膜を被覆する工程と
、前記第1、第2の絶縁膜にコンタクト穴あけを行つて
前記短冊状の磁気抵抗薄膜の両端部に接触する電極導体
膜を被着形成する工程とを備えたことを特徴としている
以下この発明の詳細を製造工程順に従つて説明する。
まず、磁気抵抗薄膜の微細加工法について述べる。膜の
加工技術としてはホトレジスト膜をマスクとして化学エ
ツチングする方法が広く用いられており、簡単でもある
が、磁気抵抗薄膜として例えば200〜300λのNi
−Fe合金膜を使用し、これを塩化第二鉄または塩化第
二鉄と硝酸の混合液でエツチングすると、レジスト膜か
らのオーバエツチングが大きく、エツチングラインがき
れいな直線状にならず、ぎざぎざしたラインになつてし
まう。この状態を第2図に示した。この状態は磁気抵抗
薄膜素子にとつて反磁界の増大、再現性の劣化となつて
現われ、好ましくない。これを解決するには、化学エツ
チングでは不可能であり、ドライエツチングを用いざる
を得ない。しかしながら、レジスト膜をマスク材として
プラズマエツチング等を行つても、レジスト膜の除去液
に磁気抵抗薄膜が溶け易く、やはり良好な磁気抵抗薄膜
素子が得られないので、金属膜または絶縁膜をマスク材
とし、しかもそのエツチング液が磁気抵抗薄膜をエツチ
ングすることがないような組合せでドライエツチングを
するしかない。その一例として、Au膜をマスク材とし
て磁気抵抗薄膜をスバツタエツチングする方法が発表さ
れているが、Au膜を完全に除去することが難しく、少
しでも残つていると抵抗のばらつきとなるので好ましく
ない。そこで、本発明者らは種々検討を重ねた結果、マ
スク材を除去することなく積極的に残しておき、その波
及的効果が大であり、しかも磁気抵抗薄膜を微細加工で
きるマスク材として、SiO2膜が非常に優れているこ
とを見出した。
即ち、絶縁性基板上にまず磁気抵抗薄膜を蒸着、スバツ
タ等により被着し、続いて全面にSiO2膜を蒸着、ス
パツタ等により被着した後、ホトレジストを用いて所望
の短冊状パターンにSiO2膜をエツチングし、ホトレ
ジストを除去した後、スパツタエツチングにより磁気抵
抗薄膜をその上にSiO2膜が残るように短冊状パター
ニングする。この場合、SiO2膜もスパツタエツチン
グされるので、SiO2膜の膜厚は磁気抵抗薄膜の膜厚
に応じて厚い必要がある。
例えば300λの磁気抵抗薄膜に対しては500λのS
iO2膜があれば十分である。このような方法によれば
、SiO2膜はレジストのパターンどおりにオーバエツ
チングなしにエツチングされ、しかも磁気抵抗薄膜はレ
ジスト除去液に接することなく、またSiO2膜を保護
膜としてそのまま残すので、磁気抵抗薄膜の薬品による
劣化は絶無となり、かつ磁気抵抗薄膜の熱酸化防止、機
械的強度の劣化防止と共に抵抗値の均一性、再現性の向
上が図られる。また磁気抵抗薄膜はスパッタエツチング
に際しその上のSiO2膜によつてスパツタにさらされ
ることがないので、膜厚の減少がなく、従つて抵抗値の
バラツキが非常に小さく抑えられる。以上のようにSi
O2膜をマスクとして磁気抵抗薄膜をスパツタエツチン
グによりパターニングした状態を第3図に示す。
第2図と比較して明らかなように、エツチング精度が大
幅に向上していることがわかる。次に、上述した工程に
より得られた短冊状パターンの磁気抵抗薄膜の端子部を
微細に形成する工程を第4図を参照しながら説明する。
第4図aは上述した工程により、絶縁性基板上の縁端部
に磁気抵抗薄膜として短冊状パターンのNi−Fe合金
膜を形成した状態を断面図で示したものである。即ち、
絶縁性基板11として、Siウエハ11aにSiO2膜
11bを被覆したものを用い、その上にNi−Fe合金
膜12が形成されており、Ni一Fe合金膜12の上に
はプラズマエツチングの際のマスク材として用いたSi
O2膜13が残されている。この後、第4図bに示すよ
うに全面に再びSiO2膜14を0.2μm程度スパツ
タにより被着し、続いてホトレジストを用いて第4図c
に示すようにNi−Fe合金膜12の両端部でSiO2
膜14および13にコンタクト穴あけを行う。このコン
タクトホールは±1μmの位置精度で形成することが可
能である。またSiO2膜のエツチング液である弗酸系
にはNi−Fe合金膜は全然エツチングされない。次に
、第4図dに示すように、全面に0.2μmのMO膜1
5、更にその上に2μmのAu膜16を蒸着またはスパ
ツタにより連続的に被着する。そして第4図eに示すよ
うに、まずAu膜16をホトレジストを用いて化学エツ
チングにより電極パターンにエツチングし、そのホトレ
ジストを除去後、残されたAu膜16をマスク材として
MO膜15をスパツタエツチングして、一対の電極導体
膜171,172を形成する。このような端子部形成の
工程により、次に列挙するような利点が生ずる。1Si
02膜14を設けることによりNi−Fe合金膜12の
側面も完全に保護される。
2Si02膜14を設けてそれにコンタクト穴あけを行
つて電極導体薄171,172をNi−Fe合金膜12
に接触させるので、短冊状パターンのNi−Fe合金膜
12の長手方向寸法が正確に制御される。
特に微小寸法の場合に有効である。3Ni−Fe合金膜
12はSiO2膜テツチングのための弗酸にのみさらさ
れるので、その面での接触抵抗増大が殆んどない。
4M0膜15はAu膜16をマスクとしてスパツタエツ
チングするので、MO膜15のオーバエツチングが発生
しない。
従つて、MO膜15とNi−Fe合金膜12の間の接続
不良がなく、端子幅を十分狭くすることが可能となる。
以上詳細に説明したところから明らかなように、この発
明によれば超小型かつ高性能の磁気抵抗ヘツドを精度よ
く作ることができ、特に磁気抵抗ヘツドを基板上に多数
配列して構成するいわゆる固定ヘツド方式に適用して大
きな効果が得られる。
なお、実施例では磁気抵抗薄膜としてNiFe合金膜を
用いたが、Ni−CO,.Fe−COなど他の強磁性膜
を用いてもよい。
また、実施例では磁気抵抗薄膜をスパツタエツチングす
る際のマスク材となる第1の絶縁膜および電極導体膜と
磁気抵抗薄膜とのコンタクトを正確な寸法でとるための
第2の絶縁膜としてSiO2膜は用いたが、Al2O5
膜、Ta2O5膜、Si3N4膜等他の絶縁膜を用いて
もよい。更に、実施例では電極導体膜としてMO−Au
の積層膜を用いたが、MOの代りにTi..Cr等を、
またAuの代りにCu,.Al等を用いてもよい。その
他、この発明はその趣旨を逸脱しない範囲で種々変形実
施することが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は磁気抵抗ヘツドの構造を模式的に示す斜視図、
第2図は磁気抵抗薄膜を化学エツチングによりパターニ
ングした状態を示す図、第3図はこの発明における一工
程である磁気抵抗薄膜をスパツタエツチングによりパタ
ーニングした状態を示す図、第4図a−eはこの発明の
一実施例の製造工程を説明するための断面図である。 11・・・・・・絶縁性基板、11a・・・・・・Si
ウエハ、11b・・・・・・SiO2膜、12・・・・
・・Ni−Fe合金膜、13・・・・・・SlO2膜、
14・・・・・・SiO2膜、15・・・・・゜M0膜
、16・・・・・・Au膜、171,172・・・・・
・電極導体膜。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 絶縁性基板上に磁気抵抗薄膜を被着する工程と、前
    記磁気抵抗薄膜上に第1の絶縁膜からなるマスクを被覆
    してスパッタエッチングを行ない、前記磁気抵抗薄膜を
    前記基板上の縁端部に短冊状の磁気抵抗薄膜がその上の
    第1の絶縁膜と共に残るようにパターニングする工程と
    、このパターニングにより残された第1の絶縁膜および
    磁気抵抗薄膜を覆うように第2の絶縁膜を被覆する工程
    と、前記第1、第2の絶縁膜にコンタクト穴を形成し、
    前記短冊状の磁気抵抗薄膜の両端部に接触する電極導体
    膜を被着形成する工程とを備えたことを特徴とする磁気
    抵抗薄膜ヘッドの製造方法。
JP15041875A 1975-12-17 1975-12-17 ジキテイコウハクマクヘツドノ セイゾウホウホウ Expired JPS592965B2 (ja)

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JPS5273713A JPS5273713A (en) 1977-06-21
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JPH0626009B2 (ja) * 1984-11-20 1994-04-06 三洋電機株式会社 磁気抵抗効果型薄膜磁気ヘツドの製造方法
JPH0916916A (ja) * 1995-06-29 1997-01-17 Sony Corp 薄膜磁気ヘッド及びその製造方法

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