JPS5929516Y2 - 繊維状結束練製品製造における集束誘導装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本案は、繊維状結束線製品製造における集束誘導装置に
関するものである。

近年、魚肉練製品の蒲鉾・竹輪・天婦羅に代り、かに脚
棒あるいはほたて貝柱風の繊維状結束線製品が消費者に
好評で、これの連続製造装置の発明考案も種々なされて
いるもので、同装置は、加熱凝固した帯状練製品を繊維
状に細断する細断装置部と、細断した帯状原料會棒状に
結束する結束装置部とを主たる構成とし、付属的に着色
装置部やフィルム包装シール装置部や定寸切断装置とが
設置されている。

しかしながら、従来から知られている連続製造装置とし
ては、コンベヤ上で強制的に回転する対向した数組の半
円溝付ローラをその対向幅を狭めることにより結束する
ようにした装置（特開昭５３−３５７４号）、あるいは
プレートコンベヤの各プレートに設けた左右対称のスリ
ット穴を半円筒駒が移動して結束するようにした装置（
特公昭５５−１２４４７６号）がある。

つまり 前者は半円溝付ローラを強制回転させかつロー
ラの周速を変える機構であり、後者はスリット穴を摺動
する半円筒駒が強制移動する機構で、両者共に強制駆動
機構であって構造的に複雑となる欠点があり、しかも従
来装置は集束と結束とを同一の装置にて行なわんとする
もので、確実な集束及び結束を達成し難いものであった
。

本案は、上述のような従来装置が有する欠点に鑑みなさ
れたもので、本案の目的とするところは、簡潔な構成で
ありながら細断原料を容易に集束誘導できる集束誘導装
置會提供することに存する。

次に本案装置を図面に示す実施−例にエリ以下詳細に説
明する。

第１図にて示す図面は繊維状結束線製品の連続製造装置
の全体斜視図であって、Ａは薄皮魚肉練原料製造装置、
Ｂは細断装置、Ｃは本案の集束誘導装置、Ｄは結束装置
、Ｅは着色装置、Ｆはフィルム包装装置、Ｇは定寸切断
装置である。

ここで、薄皮魚肉練原料製造装置Ａは加熱凝固した薄い
帯状の練原料會製造するもので、１は帯状型底口金、２
は耐熱搬送ベルト、３は赤外線放出ガス燃焼器、４は冷
却用中間搬送コンベヤ、１は帯状練原料である。

次に、細断装置Ｂは帯状練原料を繊維状に細断するもの
で、１組の対向する切刃ロール５，５によって構成され
ている。

次に、集束誘導装置Ｃは細断原料ｍｆ集束して結束装置
りへ誘導するもので、第２図匹示す平面図も含めて説明
すると、前記切刃ロール５，５と結束装置りとの間に複
数のローラ軸６，６・・（実施例は４本）全列設配置し
、該ローラ軸６゜６・・にローラ７．７・・乞回転自在
に支承し、該ローラ７．７・・に各々１組の円錐体８，
８を円錐面８ａ 、８ａが対向する工つ匝設け、かつ同
円錐面８ａ 、８ａの対向幅を切刃ロール５，５から結
束装置りへ向って順次狭くなるよつに形成したものであ
る。

尚、実施例にあっては、ローラ軸６，６・・を傾倒調節
可能なアーム９に設け、その傾倒調節構造全結束装置り
側の支軸１０と他端側の調節・・ンドル１１とによる構
成としているもので、この場合は練原料の品質に工り切
刃ローラ５，５と集束誘導装置Ｃとの間隔調節ができ、
耐引張力の低い練原料であっても途中切断をさせること
がないものである。

また、実施例にあっては、円錐体８，８を対向間隔調節
可能に設けているもので、この場合は原料に応じて最適
の集束間隔に調整できるものである。

次に、結束装置りは集束誘導された細断原料ｍを垂直方
向結束により結束原料ｎとするもので、下枠体コンベヤ
１２と上梓体コンベヤ１３とＫよって構成され、両コン
ベヤ１２，１３の嵌接状態で円筒状結束断面を形成させ
、結束力食上枠体コンベヤ１３の傾斜調節に工り行なう
よう形成している。

次に、着色装置Ｅはカニ脚棒状の練製品全製造する場合
に実物に酷似させるために赤色に工り着色するもので、
着色刷子１４ＫＪ：り包装フィルムの包装内面に着色物
を塗布するものである。

次に、フィルム包装装置Ｆは結束原料ｎｋ着色物と共に
連続包装するものであって、１５はロールフィルム、１
６は搬送コンベヤ、１７はフィルム捲回ローラである。

次に、定寸切断装置Ｇはフィルム包装した結束原料ｎ全
定寸にて切断し結束線原料０とするもので、１８は回転
カッター １９は刀ツターカバーである。

尚、図中２０で示すものは結束線製品搬送コンベヤ、２
１は円錐体固定用ボルトである。

以上、図面に示す実施−例について構成を説明してきた
が、これに限定されるものではなく、特に集束誘導装置
Ｃのローラ軸６の本数は何本であってもよく、また、ロ
ーラ軸６はアーム９への片持支受に限らず両持支受であ
ってもよい。

従って、本案の集束誘導装置１使用すれば、切刃ロール
５，５１／Ｃよる細断原料ｍを、第３図〜第６図に示す
工うに、ローラ７．７・・Ｋ、１．る下面受作用と円錐
体８，８の円錐面８ａ ｔ ８ａｌＣ，Ｊ：る内方巻込
作用とで狭幅に集束でき、この集束した細断原料ｍはそ
のまま結束装置りへ誘導され、同結束装置りで、第７図
に示すように、垂直方向の強い抱締め作用を受けて結束
されるものである。

つまり、従来の集束誘導部に見られる如く強制駆動機構
を必要とせず、切刃ローラ５，５ｖｃよる強制細断送り
と結束装置りの強制結束送りとで細断原料ｍは強匍擾送
され、かつ簡易なフリーローラの円錐面８ａ ｔ ８ａ
ｋ利用して容易に集束誘導させることができるものであ
る。

本案の集束誘導装置は上述の、ｃ５に構成し使用するこ
とができるため、簡易な機構で細断原料ｍの集束誘導が
できるばかりでなく、作業者の危険性が少なく、さら匝
装置の設備費も軽減される等の利点を有するものである
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本案の集束誘導装置を具備した繊維状結束線製
品の連続製造装置を示す斜視図、第２図は本案の集束誘
導装置會示す平面図、第３図は第２図Ａ−Ａ線による矢
視図、第４図は第２図Ｂ−Ｂ線に、Ｃｂ矢視図、第５図
は第２図Ｃ−Ｃ＠ｖｃｘる矢視図、第６図は第２図Ｄ−
Ｄ線による矢視図、第７図は結束装置匝よる結束状態を
示す断面図である。 ５・・・・・・切刃ロール、Ｄ・・・・・・結束装置、
６・・・・・・ローラ軸、７・・・・・・ローラ、８・
・・・・・円錐体、８ａ・・・・・・円錐面。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 加熱凝固した帯状薄皮魚肉練原料會繊維状に細断する切
   刃ロール５，５と、同切刃ロール５，５に、ｌ：る細断
   原料を棒状に結束する結束装置りと、Ｋ、ｌ：つて製造
   する繊維状結束線製品製造において、前記切刃ロール５
   ，５と結束装置りとの間に複数のローラ軸６，６・・・
   ・・・を列設配置し、該ローラ軸６．６・・・・・・に
   ローラ７．７・・・・・・を回転自在に支承し、該ロー
   ラ７．７・・・・・・に各々１組の円錐体８゜８を円錐
   面８ａ 、８ａが対向するように設け、かつ同円錐面８
   ａ 、８ａの対向幅を切刃ロール５゜５から結束装置り
   へ向って順次狭（なるヨウに形成したことを特徴とする
   繊維状結束線製品製造における集束誘導装置。