JPS5929369B2 - 放電加工によるタイヤ成形用金型の製造方法 - Google Patents
放電加工によるタイヤ成形用金型の製造方法Info
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- JPS5929369B2 JPS5929369B2 JP2691979A JP2691979A JPS5929369B2 JP S5929369 B2 JPS5929369 B2 JP S5929369B2 JP 2691979 A JP2691979 A JP 2691979A JP 2691979 A JP2691979 A JP 2691979A JP S5929369 B2 JPS5929369 B2 JP S5929369B2
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- tire molding
- electrode
- tire
- discharge machining
- mold
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23H—WORKING OF METAL BY THE ACTION OF A HIGH CONCENTRATION OF ELECTRIC CURRENT ON A WORKPIECE USING AN ELECTRODE WHICH TAKES THE PLACE OF A TOOL; SUCH WORKING COMBINED WITH OTHER FORMS OF WORKING OF METAL
- B23H9/00—Machining specially adapted for treating particular metal objects or for obtaining special effects or results on metal objects
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C33/00—Moulds or cores; Details thereof or accessories therefor
- B29C33/38—Moulds or cores; Details thereof or accessories therefor characterised by the material or the manufacturing process
- B29C33/3842—Manufacturing moulds, e.g. shaping the mould surface by machining
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29L—INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASS B29C, RELATING TO PARTICULAR ARTICLES
- B29L2030/00—Pneumatic or solid tyres or parts thereof
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- Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Heating, Cooling, Or Curing Plastics Or The Like In General (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、放電加工によるタイヤ成形用金型の製造方法
、特に成形すべきタイヤのタイヤ成形面にほぼ垂直な複
数個の突起部をそなえたタイヤ成形用金型を放電加工装
置によつて加工する放電加工によるタイヤ成形用金型の
製造方法に関するものである。
、特に成形すべきタイヤのタイヤ成形面にほぼ垂直な複
数個の突起部をそなえたタイヤ成形用金型を放電加工装
置によつて加工する放電加工によるタイヤ成形用金型の
製造方法に関するものである。
自動車などのタイヤにおいてはタイヤ接地面に多数の凹
部が形成されているが、該凹部は現実に車体に取付けら
れたタイヤが地面と接するときに上記各凹部が地面に対
して直角となるように配慮されている。
部が形成されているが、該凹部は現実に車体に取付けら
れたタイヤが地面と接するときに上記各凹部が地面に対
して直角となるように配慮されている。
このため車体に取付けられていないタイヤ単体をみた場
合、タイヤの接地面にもうけられる各凹部はタイヤの接
地面の曲面に対して法線方向に凹所をつくるように形成
される。したがつて上記自動車などのタイヤ成形用金型
を製作するに当つては、上記曲面の法線方向に凸起する
突起部を形成することが必要となり、複雑な工程を必要
とする。
合、タイヤの接地面にもうけられる各凹部はタイヤの接
地面の曲面に対して法線方向に凹所をつくるように形成
される。したがつて上記自動車などのタイヤ成形用金型
を製作するに当つては、上記曲面の法線方向に凸起する
突起部を形成することが必要となり、複雑な工程を必要
とする。
なおタイヤ成形用金型に上記の如き多数の突起部を形成
しておいても、成形されるタイヤが一般に弾性をもつゴ
ム製であることから、成形されたタイヤを金型から引離
すに当つて問題となることはない。上記の如く複雑な工
程によるタイヤ成形用金型を製作するに当つては、例え
ば下記に述べるような手段によつて一般に製作されてい
る。
しておいても、成形されるタイヤが一般に弾性をもつゴ
ム製であることから、成形されたタイヤを金型から引離
すに当つて問題となることはない。上記の如く複雑な工
程によるタイヤ成形用金型を製作するに当つては、例え
ば下記に述べるような手段によつて一般に製作されてい
る。
即ち4 タイヤを放射方向にn等分したものと同一寸法
、形状の模型を例えば石膏で作る。この際タイヤ表面の
模様や溝(上記凹部)を手掘りで作成する。O上記石膏
模型を母型にして樹脂などにより反転し、その反転型n
個を円形に組合せる。
、形状の模型を例えば石膏で作る。この際タイヤ表面の
模様や溝(上記凹部)を手掘りで作成する。O上記石膏
模型を母型にして樹脂などにより反転し、その反転型n
個を円形に組合せる。
θ 次いで上記反転型に石膏を注入し一体の鋳造型をつ
くる。
くる。
O上記石膏鋳造型を母型にして例えばアルミによる精密
鋳造などによりタイヤ成形用金型が形成される。
鋳造などによりタイヤ成形用金型が形成される。
8円環状の内径を有する鉄製の型枠内に上記金型を挿入
し、該金型の外周面が上記型枠の内周壁に密着させて配
置させることによつて所望のタイヤ成型用金型が作成さ
れる。
し、該金型の外周面が上記型枠の内周壁に密着させて配
置させることによつて所望のタイヤ成型用金型が作成さ
れる。
上記4ないし8の工程で作成されたタイヤ成形用金型は
、製造工程が複雑であつて製作コストが高価となるばか
りでなく、n個の分割反転型を円形に組合せる段階での
精度上の問題、またタイヤ成型時における加熱によつて
金型素材のアルミと型枠素材の鉄との熱膨張係数の差異
から金型に歪が生じる等の欠点があつた。
、製造工程が複雑であつて製作コストが高価となるばか
りでなく、n個の分割反転型を円形に組合せる段階での
精度上の問題、またタイヤ成型時における加熱によつて
金型素材のアルミと型枠素材の鉄との熱膨張係数の差異
から金型に歪が生じる等の欠点があつた。
本発明は、上記の如き欠点を解決することを目的とし、
タイヤ成形用金型を放電加工装置によつて加工し製造す
ることによつて、単一素材でかつ1プロツクからなる金
型を作成することを可能ならしめ、そのために精度も高
く、しかも製作コストも廉価である放電加工によるタイ
ヤ成形用金型の製造方法を提供することを目的としてい
る。
タイヤ成形用金型を放電加工装置によつて加工し製造す
ることによつて、単一素材でかつ1プロツクからなる金
型を作成することを可能ならしめ、そのために精度も高
く、しかも製作コストも廉価である放電加工によるタイ
ヤ成形用金型の製造方法を提供することを目的としてい
る。
以下図面を参照しつつ本発明を説明する。第1図は、タ
イヤ成形用金型の一実施例に訃ける側断面図、第2図は
第1図図示実施例に訃ける下部金型の部分拡大断面図(
第3図図示B線における断面図)、第3図は第2図図示
矢印A−A′における展開平面図、第4図は本発明にお
いて用いられる電極の一実施例の断面図、第5図は本発
明による金型の加工過程に関する説明図、第6図は本発
明に用いられる放電加工装置の一実施例の正面図Aおよ
び側面図Bを示している。
イヤ成形用金型の一実施例に訃ける側断面図、第2図は
第1図図示実施例に訃ける下部金型の部分拡大断面図(
第3図図示B線における断面図)、第3図は第2図図示
矢印A−A′における展開平面図、第4図は本発明にお
いて用いられる電極の一実施例の断面図、第5図は本発
明による金型の加工過程に関する説明図、第6図は本発
明に用いられる放電加工装置の一実施例の正面図Aおよ
び側面図Bを示している。
タイヤ成型用金型の一実施例を示す第1図ないし第3図
において、図中の符号1は上金型、2は下金型、3はタ
イヤ成形面のうちのコンタ面であつて成形されたタイヤ
の接地面に相当する面、4はタイヤ成形面のうちのシヨ
ルダ部、5ないし9は突起部であつて、突起部6訃よび
8はコンタ面3の曲面に対してほぼ垂直に突起している
。
において、図中の符号1は上金型、2は下金型、3はタ
イヤ成形面のうちのコンタ面であつて成形されたタイヤ
の接地面に相当する面、4はタイヤ成形面のうちのシヨ
ルダ部、5ないし9は突起部であつて、突起部6訃よび
8はコンタ面3の曲面に対してほぼ垂直に突起している
。
またPLはバーテイング・ラインであつて上金型1とフ
下金型2との接合面、CLはセンタ・ラインであつてコ
ンタ面3の中心線を示している。
下金型2との接合面、CLはセンタ・ラインであつてコ
ンタ面3の中心線を示している。
一般に、タイヤ成型用金型は第1図図示の如く上金型1
と下金型2とから構成されている。
と下金型2とから構成されている。
そして該夫々の金型のタイル成形面には例えば第2図}
よび第3図に図示されているような複雑な形状の凹凸が
形成されている。いま放電加工による上記金型加工を第
2図卦よび第3図について説明する。即ち、第2図およ
び第3図図示形状に対応する逆の凹凸形状の上金型1用
および下金型2用の電極を用いて上金型1および下金型
2の夫々を加工する。該加工に当つて上記電極形状と逆
対応形状に被加工体を加工するためには、該被加工体に
対して上記電極を直進させる必要がある。ところが一般
にタイヤの接地表面にはほぼ垂直に刻まれた複数個の溝
が形成されていることが多い。そのため、金型には例え
ば第2図図示の如くコンタ面3に対してほぼ垂直に凸起
して形成された突起部6,8がもうけられている。第2
図図示実施例の如く、上記コンタ面3に対して垂直に凸
起する突起部が2個以上もうけられている場合には、上
記電極の送り方向を如何なる角位置方向にしても、上記
突起部6,8の何れか一方または両方におけるオーバ・
カツトは避けられない。即ち、第2図図示(下部金型2
)の如き、コンタ面3、シヨルダ部4卦よび突起部6,
7,8,9を含む金型加工を1個の電極によつて放電加
工することは不可能である。なお上記角位置とは、タイ
ヤ成形用金型の上記成形すべきタイヤの回転軸に対応す
る軸線に実質上平行な平面内で任意の回転角位置を考慮
した際の回転角位置を意味し、以下角位置と略すことが
ある。そこで、本発明の放電加工によるタイヤ成形用金
型の製造方法を第4図ないし第6図について説明する。
よび第3図に図示されているような複雑な形状の凹凸が
形成されている。いま放電加工による上記金型加工を第
2図卦よび第3図について説明する。即ち、第2図およ
び第3図図示形状に対応する逆の凹凸形状の上金型1用
および下金型2用の電極を用いて上金型1および下金型
2の夫々を加工する。該加工に当つて上記電極形状と逆
対応形状に被加工体を加工するためには、該被加工体に
対して上記電極を直進させる必要がある。ところが一般
にタイヤの接地表面にはほぼ垂直に刻まれた複数個の溝
が形成されていることが多い。そのため、金型には例え
ば第2図図示の如くコンタ面3に対してほぼ垂直に凸起
して形成された突起部6,8がもうけられている。第2
図図示実施例の如く、上記コンタ面3に対して垂直に凸
起する突起部が2個以上もうけられている場合には、上
記電極の送り方向を如何なる角位置方向にしても、上記
突起部6,8の何れか一方または両方におけるオーバ・
カツトは避けられない。即ち、第2図図示(下部金型2
)の如き、コンタ面3、シヨルダ部4卦よび突起部6,
7,8,9を含む金型加工を1個の電極によつて放電加
工することは不可能である。なお上記角位置とは、タイ
ヤ成形用金型の上記成形すべきタイヤの回転軸に対応す
る軸線に実質上平行な平面内で任意の回転角位置を考慮
した際の回転角位置を意味し、以下角位置と略すことが
ある。そこで、本発明の放電加工によるタイヤ成形用金
型の製造方法を第4図ないし第6図について説明する。
本発明の1実施例として表わした電極形状を示す第4図
VC訃いて図中、2,3および6ないし9は第2図に対
応し、10,10″,102は電極、3″は下金型2の
コンタ面3VC対応する電極コンタ面、6′ないし9′
は夫々下金型2の突起部6ないし9に対応する電極凹部
を表わしている。
VC訃いて図中、2,3および6ないし9は第2図に対
応し、10,10″,102は電極、3″は下金型2の
コンタ面3VC対応する電極コンタ面、6′ないし9′
は夫々下金型2の突起部6ないし9に対応する電極凹部
を表わしている。
本発明に用いられる電極、例えば第4図A図示の如き下
金型2の加工に用いられる電極は、先づ下金型2の形状
に対応する形状を有する電極10(第4図A図示)を製
作する。
金型2の加工に用いられる電極は、先づ下金型2の形状
に対応する形状を有する電極10(第4図A図示)を製
作する。
即ち、電極10は下金型2のコンタ面3に対応する電極
コンタ面3″および下金型2の突起部6ないし9に対応
する電極凹部6″ないし9eそなえている。な卦該電極
凹部6′ないし9′の夫々の形状・寸法は、放電間隙を
考慮した上で決められることは言うまでもない。上記電
極10をそのまま用いて放電加工を行なうと上述したよ
うに必然的に上記突起部6または8に対するオーバ・カ
ツトを生じてしまう。このため、上記電極10を倣い原
型として第4図B図示の電極10′と第4図C図示の電
極10″とを作成する。即ち、電極10を少なくとも2
つの電極10″と10″とに分割させて対応せしめる。
上記電極10″は、第4図B図示の如く上記電極10に
もうけられた垂直凹部6′の一方の側壁(図示下方)が
他の垂直凹部8′の側壁と平行になるように成形された
凹部6!!をそなえている。また上記電極10″は、第
4図C図示の如く上記電極10にもうけられた垂直凹部
8′の一方の側壁(図示上方)が他の垂直凹部6′の側
壁と平行になるように成形された凹部8″をそなえ、か
つ凹部9′も上記凹部6′の側壁と平行に成形された凹
部9″をそなえている。上記電極105訃よび10″を
用いた本発明の放電加工によるタイヤ成形用金型の製造
過程を第5図によつて説明する。
コンタ面3″および下金型2の突起部6ないし9に対応
する電極凹部6″ないし9eそなえている。な卦該電極
凹部6′ないし9′の夫々の形状・寸法は、放電間隙を
考慮した上で決められることは言うまでもない。上記電
極10をそのまま用いて放電加工を行なうと上述したよ
うに必然的に上記突起部6または8に対するオーバ・カ
ツトを生じてしまう。このため、上記電極10を倣い原
型として第4図B図示の電極10′と第4図C図示の電
極10″とを作成する。即ち、電極10を少なくとも2
つの電極10″と10″とに分割させて対応せしめる。
上記電極10″は、第4図B図示の如く上記電極10に
もうけられた垂直凹部6′の一方の側壁(図示下方)が
他の垂直凹部8′の側壁と平行になるように成形された
凹部6!!をそなえている。また上記電極10″は、第
4図C図示の如く上記電極10にもうけられた垂直凹部
8′の一方の側壁(図示上方)が他の垂直凹部6′の側
壁と平行になるように成形された凹部8″をそなえ、か
つ凹部9′も上記凹部6′の側壁と平行に成形された凹
部9″をそなえている。上記電極105訃よび10″を
用いた本発明の放電加工によるタイヤ成形用金型の製造
過程を第5図によつて説明する。
図中の符号2′は被加工体であつて第4図図示下金型2
が形成される素材、11は電極10″と同一の加工を行
うために用いられる他の電極の一実施例を示し、その他
の符号は第4図に対応している。先づ第5図Aに図示さ
れているように、予め例えば機械加工などによつて形成
された被加工体2″(該被加工体2″の形状は放電加工
による加工部分が出来るだけ少なくなるようにすること
が望ましい)に対向させた電極10′を図示矢印方向、
即ち凹部8′の周壁面に平行な方向に直進させて放電加
工を行なう(上記電極10′の位置合せ訃よび送り方向
選定手段については本発明に用いられる放電加工装置の
1実施例を示す第6図によつて後述する)。
が形成される素材、11は電極10″と同一の加工を行
うために用いられる他の電極の一実施例を示し、その他
の符号は第4図に対応している。先づ第5図Aに図示さ
れているように、予め例えば機械加工などによつて形成
された被加工体2″(該被加工体2″の形状は放電加工
による加工部分が出来るだけ少なくなるようにすること
が望ましい)に対向させた電極10′を図示矢印方向、
即ち凹部8′の周壁面に平行な方向に直進させて放電加
工を行なう(上記電極10′の位置合せ訃よび送り方向
選定手段については本発明に用いられる放電加工装置の
1実施例を示す第6図によつて後述する)。
該放電加工によつて被加工体25は電極10″の形状に
対応する形状即ち図示点線の形状に加工される。この際
、上記電極10′の凹部6″は第4図Bにおいて説明し
た形状に形成されているため、突起部6(第4図A参照
)に訃けるオーバ・カツトが防止される。次に、上記第
5図AVC示した加工によつて形成された被加工体2″
を電極10Iによつて放電加工して第4図図示の所望の
下金型2を完成させる過程を第5図Bを参照して説明す
る。
対応する形状即ち図示点線の形状に加工される。この際
、上記電極10′の凹部6″は第4図Bにおいて説明し
た形状に形成されているため、突起部6(第4図A参照
)に訃けるオーバ・カツトが防止される。次に、上記第
5図AVC示した加工によつて形成された被加工体2″
を電極10Iによつて放電加工して第4図図示の所望の
下金型2を完成させる過程を第5図Bを参照して説明す
る。
即ち、電極105を電極10″に交換した上、第5図A
図示の加工過程を経て形成された被加工体2′に対して
電極10″を第5図B図示の如く位置合せを行ない、図
示矢印方向即ち凹部6″の周壁面に平行な方向に直進さ
せて放電加工を行なう。該放電加工によつて被加工体2
′の突起部6の点線部分が除去され、所望の第4図A図
示下金型2が得られる。この際、上記電極101′f)
凹部v卦よび91′は第4図CVC卦いて説明した形状
に形成されているため突起部8卦よび9におけるオーバ
・カツトが防止される。な訃、第5図B図示の加工過程
に訃いて、電極10″の代りに図示の如く電極1『πも
うけられた凹部6′と同形状の凹部6′のみを有する電
極11で以つて加工しても良い。勿論アンダ・カツト部
分のみを加工する電極を用いてもよい。また、上記加工
過程の説明VC訃いて、第5図A図示加工過程、第5図
B図示加工過程の順に加工するように説明したが第5図
B1第5図Aの順に加工しても良い。な訃上記の如くア
ンダ・カツトを防止する必要があることから上述の如く
複数種類の加工電極を予め形成して卦き、該加工電極を
交換して用いる。1方向に直線送りを行なう放電加工装
置が用いられることから、突起8を加工するための電極
自体を予め成形する際に定められた角度を放電加工時に
正しく再現することが必要であり、また突起6に対する
場合も同様である。
図示の加工過程を経て形成された被加工体2′に対して
電極10″を第5図B図示の如く位置合せを行ない、図
示矢印方向即ち凹部6″の周壁面に平行な方向に直進さ
せて放電加工を行なう。該放電加工によつて被加工体2
′の突起部6の点線部分が除去され、所望の第4図A図
示下金型2が得られる。この際、上記電極101′f)
凹部v卦よび91′は第4図CVC卦いて説明した形状
に形成されているため突起部8卦よび9におけるオーバ
・カツトが防止される。な訃、第5図B図示の加工過程
に訃いて、電極10″の代りに図示の如く電極1『πも
うけられた凹部6′と同形状の凹部6′のみを有する電
極11で以つて加工しても良い。勿論アンダ・カツト部
分のみを加工する電極を用いてもよい。また、上記加工
過程の説明VC訃いて、第5図A図示加工過程、第5図
B図示加工過程の順に加工するように説明したが第5図
B1第5図Aの順に加工しても良い。な訃上記の如くア
ンダ・カツトを防止する必要があることから上述の如く
複数種類の加工電極を予め形成して卦き、該加工電極を
交換して用いる。1方向に直線送りを行なう放電加工装
置が用いられることから、突起8を加工するための電極
自体を予め成形する際に定められた角度を放電加工時に
正しく再現することが必要であり、また突起6に対する
場合も同様である。
このために、上記角度を正しく設定した上で放電加工を
行ない得ると共に電極交換に当つて位置ずれを生じない
ように配慮した放電加工装置が必要となる。次いで、本
発明における放電加工装置を第6図を参照して説明する
。
行ない得ると共に電極交換に当つて位置ずれを生じない
ように配慮した放電加工装置が必要となる。次いで、本
発明における放電加工装置を第6図を参照して説明する
。
第6図に卦いて、符号2卦よび10′は第4図に対応し
ている。また、12は図示δ軸方向の第2の加エヘツド
であつて加エヘツド12は治具を介して電極10′が固
定されるものの、12′はδ軸方向パルス・モータ、1
3は図示z方向の第1の加エヘツド、13″はz方向加
エヘツド駆動モータであつて例えばパルス・モータまた
は油圧によつて上記加エヘツド12を図示矢印z方向に
駆動するもの、13はヘツド支持部であつて加エヘツド
13を支持し且つ図示矢印d方向に回動可能に昇降プロ
ツク15に支持されている。また、15は昇降プロツク
であつて昇降ネジ16によつて図示矢印H方向に昇降可
能にコラム17に支持されているもの、18は加工槽、
19は加工テーブルであつて金型2が載置され且つ図示
矢印θ方向に回動可能となつている。更に、20は第1
のクロス・テーブルであつて加工テーブル19を図示矢
印X方向に移動させるもの、21は第2のクロス・テー
ブルであつて加工テーブル19が載置されている第1の
クロス・テーブル20を図示矢印y方向に移動させるも
の。22はベースを夫々表わしている。
ている。また、12は図示δ軸方向の第2の加エヘツド
であつて加エヘツド12は治具を介して電極10′が固
定されるものの、12′はδ軸方向パルス・モータ、1
3は図示z方向の第1の加エヘツド、13″はz方向加
エヘツド駆動モータであつて例えばパルス・モータまた
は油圧によつて上記加エヘツド12を図示矢印z方向に
駆動するもの、13はヘツド支持部であつて加エヘツド
13を支持し且つ図示矢印d方向に回動可能に昇降プロ
ツク15に支持されている。また、15は昇降プロツク
であつて昇降ネジ16によつて図示矢印H方向に昇降可
能にコラム17に支持されているもの、18は加工槽、
19は加工テーブルであつて金型2が載置され且つ図示
矢印θ方向に回動可能となつている。更に、20は第1
のクロス・テーブルであつて加工テーブル19を図示矢
印X方向に移動させるもの、21は第2のクロス・テー
ブルであつて加工テーブル19が載置されている第1の
クロス・テーブル20を図示矢印y方向に移動させるも
の。22はベースを夫々表わしている。
第6図図示の放電加工装置は、本発明の放電加工による
タイヤ成形用金型の製造方法に則り、電極の位置合せ、
電極送り角度の設定などが容易に且つ正確に行なうこと
の出来る機構をなそえている。
タイヤ成形用金型の製造方法に則り、電極の位置合せ、
電極送り角度の設定などが容易に且つ正確に行なうこと
の出来る機構をなそえている。
即ち、電極10の送り方向の角度の設定に当つては、加
エヘツド12を図示矢印z方向に駆動させる加エヘツド
13をヘツド支持部14VCよつて図示矢印α方向に回
動させるよう構成される。また金型2と電極10′との
相対位置合せは次のようにして行なうことが出来る。先
づ高さ方向の位置合せは、昇降プロツク15を昇降ネジ
16によつて図示矢印H方向に昇降させることによつて
行なう。また前後左右方向の位置合せは、第1および第
2のクロス・テーブル20および21を夫々図示矢印x
方向およびy方向に移動することによつて行なう。更に
、金型2の放射方向の位置合せは、加エテーブル19を
図示矢印θ方向に回動させることによつて行なう。上記
の説明によつて明らかなように、第6図図示の放電加工
装置は、本発明の放電加工によるタイヤ成形用金型の製
造方法における重要課題である電極と金型との位置合せ
卦よび電極の送り方向角度設定を可能ならしめるもので
ある。なお一般に、放電加工においては、多かれ少なか
れ電極消耗が起きることは避けられない事実である。
エヘツド12を図示矢印z方向に駆動させる加エヘツド
13をヘツド支持部14VCよつて図示矢印α方向に回
動させるよう構成される。また金型2と電極10′との
相対位置合せは次のようにして行なうことが出来る。先
づ高さ方向の位置合せは、昇降プロツク15を昇降ネジ
16によつて図示矢印H方向に昇降させることによつて
行なう。また前後左右方向の位置合せは、第1および第
2のクロス・テーブル20および21を夫々図示矢印x
方向およびy方向に移動することによつて行なう。更に
、金型2の放射方向の位置合せは、加エテーブル19を
図示矢印θ方向に回動させることによつて行なう。上記
の説明によつて明らかなように、第6図図示の放電加工
装置は、本発明の放電加工によるタイヤ成形用金型の製
造方法における重要課題である電極と金型との位置合せ
卦よび電極の送り方向角度設定を可能ならしめるもので
ある。なお一般に、放電加工においては、多かれ少なか
れ電極消耗が起きることは避けられない事実である。
特に、該電極消耗は電極形状の角の部分において顕著に
発生する。従つて、放電加工に卦いては、例えば第2図
に図示する如く、コンタ面3と突起部6ないし8の周壁
面とが交叉した交叉部に卦いてrのない角部を形成する
ような加工は難かしい。そこで、例えば上記コンタ面3
と突起部6ないし8の周壁面との交叉角部を形成するに
は消耗のない新しい加工電極を用いて該加工電極をコン
タ面3に沿つて該コンタ面3VC平行に微小量だけ図示
δ方向の正負方向に移動させれば良い。そのために、本
発明に訃いては、第6図図示矢印方向へ電極10゛を自
動制御送りする第2の加工ヘツド12がもうけられてい
る。な卦、図示しないが、上記の如き角部が上記矢印θ
方向にある場合には、上記加工テーブル19を図示矢印
θ方向の正負方向に微小量だけ自動制御送りすることに
よつて該角部を加工することが出来る。さらに上記δ方
向卦よびθ方向を同時に微小量だけ自動制御送りするこ
とによつてあらゆる部分の角部を加工することができる
。以上説明した如く、本発明によれば、アンダ・カツト
部分をもつ形状を放電加工装置による加工によつて成形
するという従来考えられなかつた新しい加工方法を提供
することが可能となつた。
発生する。従つて、放電加工に卦いては、例えば第2図
に図示する如く、コンタ面3と突起部6ないし8の周壁
面とが交叉した交叉部に卦いてrのない角部を形成する
ような加工は難かしい。そこで、例えば上記コンタ面3
と突起部6ないし8の周壁面との交叉角部を形成するに
は消耗のない新しい加工電極を用いて該加工電極をコン
タ面3に沿つて該コンタ面3VC平行に微小量だけ図示
δ方向の正負方向に移動させれば良い。そのために、本
発明に訃いては、第6図図示矢印方向へ電極10゛を自
動制御送りする第2の加工ヘツド12がもうけられてい
る。な卦、図示しないが、上記の如き角部が上記矢印θ
方向にある場合には、上記加工テーブル19を図示矢印
θ方向の正負方向に微小量だけ自動制御送りすることに
よつて該角部を加工することが出来る。さらに上記δ方
向卦よびθ方向を同時に微小量だけ自動制御送りするこ
とによつてあらゆる部分の角部を加工することができる
。以上説明した如く、本発明によれば、アンダ・カツト
部分をもつ形状を放電加工装置による加工によつて成形
するという従来考えられなかつた新しい加工方法を提供
することが可能となつた。
従来の機械加工によるタイヤ成形用金型の製造方法に訃
ける製作コストが高価であること、分割型を組合せて作
成するために精度を高くすることが困難であること、異
種金属により構成されているため加熱時に熱膨張係数の
差異から歪が生じ易いこと等の欠点を解決し、放電加工
装置によつてタイヤ成形用金型を加工することによつて
単一素材でかつ1プロツクからなる金型を作成すること
が可能となり、そのため形状、寸法精度が高くしかも製
作コストが低廉である放電加工によるタイヤ成形用金型
の製造方法を提供することが出来る。
ける製作コストが高価であること、分割型を組合せて作
成するために精度を高くすることが困難であること、異
種金属により構成されているため加熱時に熱膨張係数の
差異から歪が生じ易いこと等の欠点を解決し、放電加工
装置によつてタイヤ成形用金型を加工することによつて
単一素材でかつ1プロツクからなる金型を作成すること
が可能となり、そのため形状、寸法精度が高くしかも製
作コストが低廉である放電加工によるタイヤ成形用金型
の製造方法を提供することが出来る。
第1図はタイヤ成形用金型の一実施例に卦ける側断面図
、第2図は第1図図示実施例に卦ける下部金型の部分拡
大断面図、第3図は第2図図示矢印A−A′VC卦ける
展開平面図、第4図は本発明において用いられる電極の
1実施例を示す断面図、第5図は本発明によるタイヤ成
形用金型の加工過程に関する説明図、第6図は本発明に
用いられる放電加工装置の1実施例の正面図卦よび側面
図を示している。 図中、1は上金型、2は下金型、2″は下金型2を形成
するための被加工体、3はコンタ面、3′は電極コンタ
面、4はシヨルダ部、5ないし9は夫夫突起部、6゛,
617′,8′,8I,9″訃よび9Iは夫々電極凹部
、10,10″,10″および11は夫々電極、12は
加エヘツド、13は加エヘツド、14はヘツド支持部、
15は昇降プロツク、16は昇降ネジ、17はコラム、
18は加工槽、19は加工テーブル、20は第1のクロ
ス・テーブル、21は第2のクロス・テーブル、22は
ベースを夫々表わしている。
、第2図は第1図図示実施例に卦ける下部金型の部分拡
大断面図、第3図は第2図図示矢印A−A′VC卦ける
展開平面図、第4図は本発明において用いられる電極の
1実施例を示す断面図、第5図は本発明によるタイヤ成
形用金型の加工過程に関する説明図、第6図は本発明に
用いられる放電加工装置の1実施例の正面図卦よび側面
図を示している。 図中、1は上金型、2は下金型、2″は下金型2を形成
するための被加工体、3はコンタ面、3′は電極コンタ
面、4はシヨルダ部、5ないし9は夫夫突起部、6゛,
617′,8′,8I,9″訃よび9Iは夫々電極凹部
、10,10″,10″および11は夫々電極、12は
加エヘツド、13は加エヘツド、14はヘツド支持部、
15は昇降プロツク、16は昇降ネジ、17はコラム、
18は加工槽、19は加工テーブル、20は第1のクロ
ス・テーブル、21は第2のクロス・テーブル、22は
ベースを夫々表わしている。
Claims (1)
- 1 成形すべきタイヤの外周面に対応して予め定められ
た曲面からなるタイヤ成形面と該タイヤ成形面上に凸起
する複数個の突起部とを一体にそなえたタイヤ成形用金
型を放電加工装置によつて加工する放電加工によるタイ
ヤ成形用金型の製造方法において、上記タイヤ成形用金
型の上記成形すべきタイヤの回転軸に対応する軸線に実
質上平行な平面内で回転される予め定められた回転角位
置のもとで当該回転角位置での送り方向に給送される加
工ヘッドを有すると共に該加工ヘッドを上記定められた
回転角位置に支持する回動可能なヘッド支持部を有する
放電加工装置、および上記成形すべきタイヤ成形用金型
の上記タイヤ成形面に対応する面と上記突起部に対応す
る凹部とを有しかつ上記加工ヘッドに着脱自在に取付け
られる加工電極をそなえ、上記定められた回転角位置は
上記成形すべきタイヤ成形用金型のタイヤ成形面にほぼ
垂直な複数個の突起部に対応した互いに異なる複数の角
度を与えるように定められ、該夫々の回転角位置におけ
る放電加工は上記突起部と上記加工電極の送り方向角度
とによつて生じる上記突起部のオーバ・カットを防止し
た上記夫々の送り方向に対応して予め定められた形状の
複数個の電極を交換して行なわれるようにしたことを特
徴とする放電加工によるタイヤ成形用金型の製造方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2691979A JPS5929369B2 (ja) | 1979-03-08 | 1979-03-08 | 放電加工によるタイヤ成形用金型の製造方法 |
US06/126,199 US4409457A (en) | 1979-03-08 | 1980-03-03 | System for manufacturing tire molding metal molds with electrical discharge machining |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2691979A JPS5929369B2 (ja) | 1979-03-08 | 1979-03-08 | 放電加工によるタイヤ成形用金型の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS55120932A JPS55120932A (en) | 1980-09-17 |
JPS5929369B2 true JPS5929369B2 (ja) | 1984-07-20 |
Family
ID=12206591
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2691979A Expired JPS5929369B2 (ja) | 1979-03-08 | 1979-03-08 | 放電加工によるタイヤ成形用金型の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5929369B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100400814B1 (ko) * | 2001-03-21 | 2003-10-08 | 주식회사 엠케이테크놀로지 | 타이어 금형의 에어벤트홀 천공장치 |
KR20020085077A (ko) * | 2001-05-04 | 2002-11-16 | 김성복 | 타이어 금형제작용 5축 가공기 |
-
1979
- 1979-03-08 JP JP2691979A patent/JPS5929369B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS55120932A (en) | 1980-09-17 |
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