JP4101576B2 - タイヤモールドの製作方法及び製作装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、タイヤモールドの製作方法及び製作装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
タイヤを製造する場合にあって、生タイヤを加硫する過程では、生タイヤを製品タイヤの外形に整えるためにタイヤモールドを使用する。
図6に示すように、このタイヤモールド100はドーナツ盤状をしており、その内部には製品タイヤの外形に対応した円盤形の成形空間101(生タイヤの装填空間)が形成されたものであり、またこの成形空間101内には、円盤形の外周面に相当する部分に、タイヤのトレッド面を成形させるためのトレッド形成面102が形成されたものとなっている(例えば特公平6−22809号公報等参照)。
【0003】
このようなタイヤモールド100は、その周方向で複数(8〜9個)に分割されている。この分割された個々のものはセグメント103と呼ばれている。
従来、このようなタイヤモールド100を製作する場合、まずは個々のセグメント103を別々に製作し、そのうえでこれらセグメント103を加硫工程用の所定設置台(図示略)上に円周配置で組み立てるという方法をとっていた。即ち、複数のセグメント103の組み立てをもってタイヤモールド100が形成されたことになる。
【0004】
図示は省略するが、各セグメント103の製作は、鋳造又は削りだしによって準備した粗形状のブロック状素材を工作機械(フライス盤等)の定盤へ固定し、そしてこれを設計図面に従って加工することにより行うものである。従って、一つのタイヤモールド100を製作するには、必要とされるセグメント103の個数分だけ、工作機械に対するブロック状素材の固定作業及び加工作業を繰り返すことになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来におけるタイヤモールド100の製作方法では、個々のセグメント103を製作する過程で、工作機械に対するブロック状素材の固定作業や加工作業に高精度が得られるように努めて慎重に行うものとしても、僅かでも誤差が生じれば、この誤差はタイヤモールド100として組み立てられた時点で累積されることになる。
そのためこのような累積誤差が原因となり、タイヤモールド100全体として、特にトレッド形成面102のRRO(真円度)に悪影響が出るということがあった。
【0006】
このようなトレッド形成面102に出たRRO誤差は、言うまでもなく、このタイヤモールド100を用いて製造するタイヤのトレッド面についてのRRO誤差に繋がり、結果、タイヤのラジアルフォースバリエーション(RFV:径方向の力の変動量)に悪影響を与えることに繋がる。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、トレッド形成面についてのRRO等を高めたタイヤモールドを製作できるようにしたタイヤモールドの製作方法及び製作装置を提供することを目的とする。
【0007】
本発明は、このようなタイヤモールドを製作できるものとすることで、RFVの良好なタイヤの製造を可能とすることを終局的な目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本発明は次の課題解決手段を講じた。
製作方法の第1に、タイヤの加硫時に使用するタイヤモールド100を製作する方法において、周方向で複数に分割した形状のセグメント103を定盤2上で円周配置に並べてドーナツ盤状のタイヤモールド100を組み立てると共に、そのまわりに配置するコンテナ3で全セグメント103を縮径方向へ押しながらホールドして定盤2に対して全セグメント103の位置を固定し、その後、このタイヤモールド100内で全セグメント103にわたって形成されるトレッド形成面102を周方向に連続して加工仕上げすることを特徴とする。
【0009】
製作方法の第2に、前記コンテナ3は全セグメント103が嵌め込まれるセクター11と、このセクター11に向けて押し付けられるアクチュエータ12とを有し、前記セクター11の外周面の下広がりのテーパ面11aに前記アクチュエータ12の内周面の上すぼみのテーパ面12aを当接してアクチュエータ12をセクター11に向けて押し付けることにより、セクター11を縮径方向へ押してタイヤモールド100を全周的に締め込むことを特徴とする。
製作装置の第1に、タイヤの加硫時に使用するタイヤモールド100を支持可能な定盤2と、この定盤2上でドーナツ盤状のタイヤモールド100を想定して円周配置に並べられる複数のセグメント103を縮径方向へ押しながらホールドするコンテナ3と、定盤2上でタイヤモールド100に対応させて固定した全セグメント103に対しそれらの内部で周方向に接続されることによって形成されるトレッド形成面102を周方向に連続して加工仕上げする加工装置4とを有していることを特徴とする。
【0010】
製作装置の第2に、前記コンテナ3は全セグメント103が嵌め込まれるセクター11と、このセクター11に向けて押し付けられるアクチュエータ12とを有し、前記セクター11は外周面に下広がりのテーパ面11aを有し、前記アクチュエータ12は内周面にセクター11のテーパ面11aに当接してセクター11を縮径方向へ押す上すぼみのテーパ面12aを有することを特徴とする。
製作装置の第3に、前記コンテナ3を定盤2へ向けて全周的に押圧することによりコンテナ3内の全セグメント103を縮径方向へ押しながら所定に位置決めするドーナツ盤状の押さえ盤17が設けられていることを特徴とする。
【0011】
製作装置の第4に、前記コンテナ3は全セグメント103の内周の位置決め基準となるサイドウォールプレート10を有することを特徴とする。
すなわち、本発明に係るタイヤモールド100の製作方法は、周方向で複数に分割した形状のセグメント103を、定盤2上で円周配置に並べてタイヤモールド100を組み立てる。
そして、そのまわりに配置するコンテナ3でホールドすることにより、セグメント103の位置を固定する。
【0012】
次に、このタイヤモールド100内で全セグメント103にわたって形成されるトレッド形成面102を、その周方向に連続して加工仕上げする。
このようにして製作するタイヤモールド100では、セグメント103相互を所定の円周配置に連結させた一体的な状態にしたうえで、これらのセグメント103間にわたって形成されたトレッド形成面102を連続的に加工仕上げするので、加工精度として周方向に連続性をもったものが得られることになり、結果、このトレッド形成面102のRROを高めることができる。
【0013】
その結果、このタイヤモールド100を用いて製造したタイヤはRFVの良好なものとなる。
なお、定盤2上で固定されたタイヤモールド100に対し、そのトレッド形成面102を加工する場合には、タイヤモールド100の中央空間からトレッド形成面102へ向けて横突出状に工具25を保持する加工装置4を設け、定盤2とこの加工装置4とを相対的に旋回させつつ、工具25にてトレッド形成面102の加工仕上げを行うようにすればよい。
【0014】
これであると、定盤や加工装置としての小型化及び簡潔化が図れ、そのうえで加工精度を高めやすく、また加工作業も容易となる。
一方、本発明に係るタイヤモールド100の製作装置は、タイヤの加硫時に使用するタイヤモールド100を支持可能な定盤2と、この定盤2上でタイヤモールド100を想定して円周配置に並べられる複数のセグメント103をホールドするコンテナ3と、定盤2上でタイヤモールド100に対応させて固定した各セグメント103に対しそれらの内部で周方向に接続されることによって形成されるトレッド形成面102を周方向に連続して加工仕上げする加工装置4とを有している。
【0015】
このような構成とすることで、本発明に係るタイヤモールド100の製作方法を容易に実施することができる。
この場合、加工装置4は、定盤2上で固定されたタイヤモールド100に対し、その中央空間からトレッド形成面102へ向けて横突出状に工具25を保持するものとされ、且つこの工具25をトレッド形成面102の幅に合わせて上下動可能なものとされているものとする。
また、これに対して定盤2が回転台7上に設けられて、旋回可能とされているものとすればよい。
【0016】
これにより、構造の簡潔化が図られ、且つ高精度の加工ができることになる。
なお、コンテナ3を定盤2に対して固定するには、次のような構造を採用するのが好適である。
その一例として、コンテナ3を定盤2へ向けて全周的に押圧することによりコンテナ3内のセグメント103を所定に位置決めする押さえ盤17を準備し、この押さえ盤17を定盤2に対してボルト止めする構造が挙げられる。
この構造では、構造的に極めて簡潔であり、また低廉に実施できる利点がある。
【0017】
ここで「所定に位置決めする」とあるのは、定盤2に対してタイヤモールド100を固定する場合、その位置の中心にサイドウォールプレート10を配置することになるが、このサイドウォールプレート10を基準においた外周位置(この外周位置にセグメント103が配される)を指すものとする。
従って、押さえ盤17によりコンテナ3を定盤2へ向けて押圧することにより、各セグメント103がサイドウォールプレート10を基準としてそのまわりに正確に位置決めされることになる。
【0018】
また別例として、コンテナ3を定盤2へ向けて全周的に押圧することによりコンテナ3内のセグメント103を所定に位置決めする押さえ盤17を準備し、この押さえ盤17を定盤2へ向けて流体圧によって押圧可能となる圧下装置30(例えば油圧又は空気圧のシリンダ)で押し付ける構造が挙げられる。
この構造では、押さえ盤17を押圧状態にしたり押圧解除状態にしたりすることが迅速且つ簡単に行える利点がある。
「所定に位置決めする」については上記と同様とする。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面に基づき説明する。
図1は、本発明に係るタイヤモールド製作装置1の第1実施形態を示している。
このタイヤモールド製作装置1は、定盤2と、コンテナ3と、加工装置4とを有している。
定盤2は、タイヤモールド100(図6参照)を支持可能にしたものである。この「タイヤモールド」とは加工の対象となっているものを指していることは言うまでもない。
【0020】
すなわち、このタイヤモールド100は複数(8〜9個)のセグメント103を円周配置で組み立てることで形成されるものである。そして、このタイヤモールド100の内部には、製品タイヤの外形に対応した成形空間101(生タイヤの装填空間)が形成され、この成形空間101内にはトレッド形成面102が形成されている。
この定盤2は、回転台7(図4参照)上に設置されて旋回可能(図1中の矢符P参照)なものとしておくとよい。
【0021】
コンテナ3は、定盤2上でタイヤモールド100をホールドし、固定するものである。すなわち、タイヤモールド100を形成させる複数のセグメント103を互いに円周配置にさせたままで固定する。
このコンテナ3の具体的な構造としてその一例を挙げると、上下一対のサイドウォールプレート10、セクター11、アクチュエータ12、及び上下一対のプラテン13等を組み合わせたものとなっている(図4参照)。このうちセクター11に対し、タイヤモールド100を嵌め込むための周凹部14が形成されている。また、上下のサイドウォールプレート10に対し、その外周位置にセグメント103が配されるようになっている。
【0022】
このような組み合わせにあって、セクター11の外周面には下広がりのテーパ面11aが形成されており、またこれに対応してアクチュエータ12の内周面には上すぼみのテーパ面12aが形成されている。
そこで、これら互いのテーパ11a,12aを当接させた状態でアクチュエータ12をセクター11へ向けて押し付けることで、セクター11が縮径方向へ押され、もってこのセクター11の周凹部14内に嵌め込まれたタイヤモールド100が全周的に締め込まれるようになっている。
【0023】
このコンテナ3は、定盤2上において、セクター11の周凹部14内にタイヤモールド100が組み込まれた状態で組み立てられる。そして、そのうえでこのコンテナ3の上部に押さえ盤17が被せられる。
この押さえ盤17は、コンテナ3(上部側のプラテン13)に対し、これを全周的に押圧可能となるドーナツ盤形状に形成されたものとなっている。そして、この押さえ盤17は、定盤2との間でボルト18によってボルト止めされるようになっている。
【0024】
これにより、コンテナ3内の全セグメント103は、サイドウォールプレート10を基準としてそのまわりに正確に位置決めされたうえで、定盤2上に固定される。
加工装置4は、定盤2上で上記コンテナ3を介して固定されたタイヤモールド100に対し、その成形空間101内で全セグメント103にわたって形成されるトレッド形成面102を、周方向に連続して加工仕上げするものである。
この加工装置4は、工作機械20から延びる主軸ヘッド21に対し、延長軸22を介してその先端部(下端部)でL字状を呈するように横向きに折曲し、突出した状態で設けられている。
【0025】
図2及び図3に示すように、延長軸22にはその上端部に主軸ヘッド21への同心嵌合を可能にするシャンク23が設けられ、このシャンク23の突端部にプルスタッド24が突設されている。
工作機械20は、主軸ヘッド21が設けられた部分を水平移動(前後動や左右動)させることができると共に、この部分を上下動させることも可能となっている。すなわち、図1中に示すY軸を前後動とおくとき、水平面内でこのY軸に直交する左右軸(図示は省略するが所謂X軸である)と、鉛直方向のZ軸に沿った移動が可能になっている。
【0026】
また更に、水平揺動軸Qを中心としたゆりかご動(矢符R参照)も可能になっている。
これにより、主軸ヘッド21に延長軸22が連結されまたこの延長軸22の下端部に加工装置4が設けられ、定盤2上にタイヤモールド100が固定されたときに、このタイヤモールド100に接触干渉させることなく、加工装置4をタイヤモールド100の中央空間内に対して出し入れさせることが可能となっている。
【0027】
加工装置4には、横突出した状態でその先端側にエンドミル等の工具25を取付可能になっている。この工具25は、加工装置4に内蔵されたモータ(図示略)から駆動を受けて、横突出方向に沿った回転軸まわりで回転可能になっている。
なお、これらの説明から明らかなように、この工具25は、タイヤモールド100における成形空間101内で、全セグメント103にわたって形成されるトレッド形成面102へ向けて横突出状に設けられることになる。
【0028】
そしてこの工具25は、上記した工作機械20が主軸ヘッド21をX軸,Y軸,Z軸に沿って移動可能(Y軸動とZ軸動との組み合わせによるS軸動を含む)であり、且つQ軸まわりにゆりかご動が可能であることの総合的な組み合わせとして、トレッド成形面102の幅方向にわたる移動や、このトレッド成形面102に形成されているトレッドパターン(図示略)に応じた複雑な動きができるようになっている。
このような構成のタイヤモールド製作装置1では、定盤2上へコンテナ3を用いてタイヤモールド100を固定し、次に、工作機械20において主軸ヘッド21が設けられた部分を移動させて、加工装置4をタイヤモールド100の中央空間内へ差し入れるようにし、そのうえでこの加工装置4に内蔵のモータ(図示略)を作動させて、工具25を回転させる。
【0029】
そして、工具25の先端をタイヤモールド100における成形空間101内のトレッド形成面102へ突き立てるようにしつつ、定盤2を回転させる。
また、このようにして工具25によるトレッド形成面102の加工を続けながら加工装置4をトレッド形成面102の幅及びトレッドパターンに沿って上下動させる。
これにより、加工装置4の工具25により、成形空間101内のトレッド形成面102(全セグメント103の接続によって形成されたもの)が全周的に連続して加工されることになる。
【0030】
そのため、タイヤモールド100全体として、そのトレッド形成面102は高いRRO(真円度)を有して仕上げ加工されることになる。
このようにして製作されたタイヤモールド100を用いてタイヤを製造すれば、その製造されたタイヤはラジアルフォースバリエーション(RFV:径方向の力の変動量)の良好なものとなることは言うまでもない。
図5は、本発明に係るタイヤモールド製作装置1の第2実施形態を示している。
【0031】
この第2実施形態のタイヤモールド製作装置1が上記第1実施形態と最も異なるところは、コンテナ3を定盤2に対して固定する構造にある。
すなわち、この第2実施形態において押さえ盤17は、定盤2側に連結された圧下装置30(油圧又は空気圧のシリンダ等)により、コンテナ3へと引き寄せられ、もってこのコンテナ3を定盤2へ押し付けるようになっている。
このような圧下装置30は、コンテナ3を均等配置で取り囲むように複数本設けるのが好適であるが、1本だけ設けるものとして他箇所にフック等の係合部を設ける構造にしてもよい。
【0032】
ところで、本発明は、上記各実施形態に限定されるものではなく、実施の形態に応じて適宜変更可能である。
加工装置4は、工作機械20の主軸ヘッド21に対してL字状に曲がったアーム部を介してその先端にバイトが設けられたものとして構成することも可能である。すなわち、工作機械20を中ぐり盤として使用することになる。
定盤2を回転台7によって旋回させることに代えて、加工装置4を旋回させるようにしてもよい。
【0033】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明に係るタイヤモールドの製作方法及び製作装置では、トレッド形成面についてのRRO等を高めたタイヤモールドを製作できるようになる。
そのため、このタイヤモールドを用いてタイヤを製造すれば、得られるタイヤとしてRFVの良好なものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るタイヤモールド製作装置の第1実施形態を示した側断面図である。
【図2】 第1実施形態で採用された加工装置を示した側面図である。
【図3】 図2に示した加工装置の斜視図である。
【図4】 コンテナ等を判りやすく示した分解斜視図である。
【図5】 本発明に係るタイヤモールド製作装置の第2実施形態を示した側断面図である。
【図6】 タイヤモールドを示した斜視図である。
【符号の説明】
1 タイヤモールドの製作装置
2 定盤
3 コンテナ
4 加工装置
7 回転台
17 押さえ盤
24 プルスタッド
25 工具
30 圧下装置
100 タイヤモールド
102 トレッド形成面
103 セグメント

Claims (6)

  1. タイヤの加硫時に使用するタイヤモールド(100)を製作する方法において、
    周方向で複数に分割した形状のセグメント(103)を定盤(2)上で円周配置に並べてドーナツ盤状のタイヤモールド(100)を組み立てると共に、そのまわりに配置するコンテナ(3)で全セグメント(103)を縮径方向へ押しながらホールドして定盤(2)に対して全セグメント(103)の位置を固定し、その後、このタイヤモールド(100)内で全セグメント(103)にわたって形成されるトレッド形成面(102)を周方向に連続して加工仕上げすることを特徴とするタイヤモールドの製作方法。
  2. 前記コンテナ(3)は全セグメント(103)が嵌め込まれるセクター(11)と、このセクター(11)に向けて押し付けられるアクチュエータ(12)とを有し、前記セクター(11)の外周面の下広がりのテーパ面(11a)に前記アクチュエータ(12)の内周面の上すぼみのテーパ面(12a)を当接してアクチュエータ(12)をセクター(11)に向けて押し付けることにより、セクター(11)を縮径方向へ押してタイヤモールド(100)を全周的に締め込むことを特徴とする請求項1記載のタイヤモールドの製作方法。
  3. タイヤの加硫時に使用するタイヤモールド(100)を支持可能な定盤(2)と、この定盤(2)上でドーナツ盤状のタイヤモールド(100)を想定して円周配置に並べられる複数のセグメント(103)を縮径方向へ押しながらホールドするコンテナ(3)と、定盤(2)上でタイヤモールド(100)に対応させて固定したセグメント(103)に対しそれらの内部で周方向に接続されることによって形成されるトレッド形成面(102)を周方向に連続して加工仕上げする加工装置(4)とを有していることを特徴とするタイヤモールドの製作装置。
  4. 前記コンテナ(3)は全セグメント(103)が嵌め込まれるセクター(11)と、このセクター(11)に向けて押し付けられるアクチュエータ(12)とを有し、前記セクター(11)は外周面に下広がりのテーパ面(11a)を有し、前記アクチュエータ(12)は内周面にセクター(11)のテーパ面(11a)に当接してセクター(11)を縮径方向へ押す上すぼみのテーパ面(12a)を有することを特徴とする請求項3記載のタイヤモールドの製作装置。
  5. 前記コンテナ(3)を定盤(2)へ向けて全周的に押圧することによりコンテナ(3)内のセグメント(103)を縮径方向へ押しながら所定に位置決めするドーナツ盤状の押さえ盤(17)が設けられていることを特徴とする請求項3又は4記載のタイヤモールドの製作装置。
  6. 前記コンテナ(3)は全セグメント(103)の内周の位置決め基準となるサイドウォールプレート(10)を有することを特徴とする請求項3乃至請求項5のいずれか1項に記載のタイヤモールドの製作装置。
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