JPS5928935Y2

JPS5928935Y2 - フロント・ブレ−キのロック防止装置

Info

Publication number: JPS5928935Y2
Application number: JP14004179U
Authority: JP
Inventors: 繁田中
Original assignee: 日野自動車株式会社
Priority date: 1979-10-09
Filing date: 1979-10-09
Publication date: 1984-08-20
Also published as: JPS5657159U

Description

【考案の詳細な説明】本考案は、圧縮空気倍力装置（以下エア・マスクともい
う。

）付の２系統オイル・ブレーキ装置におけるフロント・
ブレーキのロック防止装置に関する。

通常、車輌のブレーキ性能は、乾燥した一般路面金ベー
スに、フロントとリヤが同時にロックするように設定さ
れてトリ、このため雪道の如く摩擦係数の小さい路面で
は、フロンとが先にロックするようになるため、ブレー
キのかけ方によっては、フロント・スキッド奮起こす場
合があった。

本考案は、上記した従来技術の欠点金除くためになされ
たもので、その目的とするところは、雪路等の滑り易い
路面でブレーキ金かけたとき、フロントのスキンド奮起
こさないようにして十分な操縦性金確保できるようにし
たフロント・ブレーキのロック防止装置金提供すること
にある。

要するに本考案は、圧縮空気倍力装置付の２係統オイル
・ブレーキ装置にあ−いて、フロント用圧縮空気倍力装
置のリレー・パルプ金経由してパワシリンダに入るエア
の圧力金手動操作で増減するようにした圧力切換手段金
前記リレー・バルブとパワー・シリンダとの間に介在さ
せたことに％徴とするものである。

以下本考案金図面に示す実施例に基いて説明する。

１はブレーキ・ペダル、２はスプリット・マスク・シリ
ンダで、フロント用Ｆ、リヤ用Ｐに分れており、３及び
４はエア・マスクである。

該エア・マスタ３，４はオイル・ブレーキ用の圧縮空気
倍力装置で、私って、圧縮空気系統（図中破線で表示）
と油圧作動系統（図中実線で表示）とが１つのブレーキ
・ユニットとして組み合され、コンプレッサ５により圧
縮でれ、エア・タンク６に蓄えられた圧縮空気４作用さ
せ、油圧定数倍に高めるようになってち一す、フロント
・ブレーキ７及びリヤ・ブレーキ８のいずれかか故障し
ても制動できるように、安全のため、フニント・ブレー
キ用のエア・マスタ３とリヤ・ブレーキ用エア・マスタ
４に分かれて設けられており、前記各要素と共に破線で
示すエア回路と、実線で示す油圧回路により夫々図示の
如く接続されている。

エア・マスタ３及び４は、図示の如く夫々に属するリレ
ーバルブ９、１０．パワー・シリンダｌＬ１２．ハイ
ドロリック・シリンダ１３．１４の３つの主要部分から
なっており、フロント用のエア・マスタ３のリレー・バ
ルブ９とそのパワー・シリンダ１１との間には、リレー
・バルブ９金経由してパワー・シリンダ１１に入るエア
の圧力紫手動操作で増減するようにした圧力切換手段Ｃ
Ｊｒ介在させである。

該切換手段Ｃは１図示の如く。リレー・バルブ９とパワ
ー・シリンダ１１との間にリミッティング・アンド・ク
イック・リリース・パルプ１５合直列に接続し、該ＩＪ
ＩＪ−ス・バルブ１５とリレー・バルブ９との間に２
ウエイ・パルプ１６牙並列に接続して構成すれている。

即ち２ウエイ・バルブ１６はリレー・バルブ９とリリス
・バルブ１５に対して側回路金形成している。

なお１７は２ウエイ・バルブの切換ノブである。

本考案は、上記のように構成すれており、以下その作用
について説明する。

ブレーキ・ペダル１金踏むことによって、スプリット・
マスク・シリンダ２からオイル圧が信号としてエア・マ
スタ３及び４のリレー・バルブ９，１０に入り、該リレ
・バルブ９，１０がエア・タンク６から送られてきたエ
ア正金前記信号に従い、パワー・シリンダｌＬ１２に伝
達する。

リレー・バルブ１０から出たエア圧はリヤ・ブレーキ８
の場合、直接エア・マスタ４のパワー・シリンダ１２に
入り２倍力装置金働かせてハイドロリック・シリンダ１
４から高圧のオイル４送り出し、該オイルの圧力に’Ｊ
ヤ・ブレーキ８に作用きせる。

一方、フロント・ブレーキ７の場合は、リヤ・ブレーキ
８と異なり、リレー・バルブ９からパ５Ｉ−・シリンダ
１１に至る１でに面示の如く圧力換手段Ｃが介在してお
り、この切換手段Ｃの回路は、リレー・バルブ９からり
□ツテイング・アンド・クイック・リリース・バルブ１
５を直接結ぶ回路Ａと、リレー・バルブ９から２ウエイ
・バルブ１６４経てリリース・バルブ１５に至る回路Ｂ
に分かれている。

２ウエイ・バルブ１６は、ノブ１７□左右に切換操作す
ることによって、開閉でれ、矢印の如く左に倒せば開放
でれてエアは該バルブ内金通過し得、右に倒せば閉塞さ
れてエアは該バルブ内金通過できなくなり１回路は機能
しなくなる。

そこで、滑りやすくない一般道路の場合にば２ノブ１７
金左に倒しておけば、エアは回路Ａ及びＢの双方金通過
するので、リリース・バルブ１５からは大きなエア圧が
得られ、パワーシリンダ１１に入るエア圧と、リヤブレ
ーキ用のパワー・シリンダ１２に入るエア圧とが、フロ
ント・ブレーキ７とリヤ・ブレーキ８とが同時にロック
するような圧力に設定される。

一方、雪道等の滑り易い路面では、ノブ１７４右に倒す
と、２ウエイ・バルブ１６が閉塞されて回路Ｂが機能し
ないので、リリース・バルブ１５へ入るエア圧は回路Ａ
のみに依存することになるので、パワーシリンダ１１に
入るエア圧は不埒くナリ、フロント・ブレーキ７のみの
ブレーキ力が前述の場合よりも所定量だけ小さくなり、
滑り易い路面でフロント・ブレーキ７が先にロックされ
ることがなく左り、フロント・スキッドが防止される。

本考案は、上記のように構成され１作用するものである
から、通常の路面の走行では、フロント。

リヤ共に強力なブレーキカ４作用させて、安全に制動す
ることができると共に、雪道などの滑り易い路面では、
フロント・ブレーキのみのエア圧を減圧できるので、フ
ロント・ブレーキのミカ先にロックされてフロント・ス
キッド奮起こすの金防止することができ、滑り易い路面
においても車輌の十分な操縦性乞確保できる効果が得ら
れ、車輌の走行安全性に貢献するところ捷ことに犬なる
考案である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案実施例の諸要素及び回路の構成国である
。１はブレーキ・ペダル、２はスプリット・マスク・シリ
ンダ、３，４は圧縮空気倍力装置（エア・マスク）、５
はコンプレッサ、６はエア・タンク７はフロント・ブレ
ーキ、８はリヤ・ブレーキ。９．１０はリレー・バルブ、１１．１２はパワシリンダ
、１３，１４はハイドロリック・シリンダ、１５はリミ
ッティング・アンド・クイック・リリース・バルブ、１
５ば２ウエイ・バルブ。１７はノブ、Ａ、Ｂは回路、Ｃは圧力切換手段である。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】ｌ圧縮空気倍力装置付の２系統オイル・ブレギ装置に
むいて、フロント用圧縮空気倍力装置のリレー・バルブ
金経由してパワーシリンダに入るエアの圧力金手動操作
で増減するようにした圧力切換手段金前記リレー・バル
ブとパワーシリンダとの間に介在させたこと金特徴とす
るフロント・ブレーキのロック防止装置。２圧力切換手段が、前記リレー、ノ〈ルブと、くワ・
シリンダとの間に直列に接続されたりミソティング・ア
ンド・クイック・リリース・バルブと、該リリース・バ
ルブと前記リレー・バルブとの間に並列に接続された２
ウエイ・バルブとで構ｅ、すれている実用新案登録請求
の範囲第１項記載のフロント・ブレーキのロック防止装
置。