JPS5928428B2 - 箔状金属テ−プ製造法 - Google Patents
箔状金属テ−プ製造法Info
- Publication number
- JPS5928428B2 JPS5928428B2 JP15323376A JP15323376A JPS5928428B2 JP S5928428 B2 JPS5928428 B2 JP S5928428B2 JP 15323376 A JP15323376 A JP 15323376A JP 15323376 A JP15323376 A JP 15323376A JP S5928428 B2 JPS5928428 B2 JP S5928428B2
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- JP
- Japan
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- metal
- belt
- foil
- molten metal
- tape
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は金属ベルトを冷却手段又は冷却補助手段に用い
て金属溶湯の冷却によって箔状金属テープを製造する方
法に関するものである。
て金属溶湯の冷却によって箔状金属テープを製造する方
法に関するものである。
一般に箔状金属テープは電子部品用等として広く用いら
れる可能性をもっている。
れる可能性をもっている。
しかるにこの箔状金属テープを製造する方法として現在
の所安価にしかも連続的に生産できるものが知られてい
ない。
の所安価にしかも連続的に生産できるものが知られてい
ない。
鋳塊から圧延によって箔状にする方法やワイヤカットな
ど切削によって箔片を切り出す方法はコストが高い。
ど切削によって箔片を切り出す方法はコストが高い。
溶湯から直接製造する方法が原理的に最も安価な製品を
もたらすと考えられ、例えばロール急冷法やドラム急冷
法があるが、前者の方法では金属製のロールを互に密着
回転させ、これらロールの間に上から溶融した金属を注
ぎ込み急冷してテープ状の製品を得るもので、ロールが
高速回転ししかも通常溶湯温度は高いためロールは熱せ
られ、テープは長手方向に不均質なものとなり易い。
もたらすと考えられ、例えばロール急冷法やドラム急冷
法があるが、前者の方法では金属製のロールを互に密着
回転させ、これらロールの間に上から溶融した金属を注
ぎ込み急冷してテープ状の製品を得るもので、ロールが
高速回転ししかも通常溶湯温度は高いためロールは熱せ
られ、テープは長手方向に不均質なものとなり易い。
又後者の方法は回転ドラムの内壁に溶融金属を吹付は急
冷してテープ状とするものであるが、ドラムの温度が次
第に上り前者と同様テープの長手方向に不均質が生じ、
しかもバッチ生産とせざるをえない欠点をもっている。
冷してテープ状とするものであるが、ドラムの温度が次
第に上り前者と同様テープの長手方向に不均質が生じ、
しかもバッチ生産とせざるをえない欠点をもっている。
本発明はこのような欠点を解消するためになされたもの
で、高速度で走行する金属ベルト上に溶湯を噴出せしめ
ると同時にガス圧又は遠心力により該金属ベルト上で溶
湯を箔状に密着展延して冷却することにより所期の成果
を上げたものである。
で、高速度で走行する金属ベルト上に溶湯を噴出せしめ
ると同時にガス圧又は遠心力により該金属ベルト上で溶
湯を箔状に密着展延して冷却することにより所期の成果
を上げたものである。
上記本発明の代表的実施態様としては高速度で走行する
緊張したエンドレスの金属ベルト上に溶湯を噴射すると
同時に気体の圧力により溶湯をベルト上に密着させ、こ
の圧力気体の粘性によって溶湯を導くことにより金属テ
ニ/を製造する方法並びに高速で円弧状に走行する□エ
ンドレスの金属ベルト上に溶湯を噴射し遠心力による溶
湯のベルトへの密着を利用して金属テープを製造する方
法などをあげることができる。
緊張したエンドレスの金属ベルト上に溶湯を噴射すると
同時に気体の圧力により溶湯をベルト上に密着させ、こ
の圧力気体の粘性によって溶湯を導くことにより金属テ
ニ/を製造する方法並びに高速で円弧状に走行する□エ
ンドレスの金属ベルト上に溶湯を噴射し遠心力による溶
湯のベルトへの密着を利用して金属テープを製造する方
法などをあげることができる。
前者の方法では溶湯に接して噴射される空気又は非酸化
性気体は、溶湯を気体の粘性によって一定方向に引込む
と同時に気体の圧力によって溶湯をベルト上に密着させ
る働きがある。
性気体は、溶湯を気体の粘性によって一定方向に引込む
と同時に気体の圧力によって溶湯をベルト上に密着させ
る働きがある。
この圧力気体の流速はベルト速度より早く進行方向先端
の駆動ロール側で強制的に排気される。
の駆動ロール側で強制的に排気される。
又金属溶湯の凝固区間においてはベルトの裏側から低温
気体その他の冷却手段によって冷却するが、それに加え
てベルトを再び溶湯の噴射を受ける前に適当な冷却手段
により冷却することにより金属溶湯をベルト上で凝固さ
せるようにする。
気体その他の冷却手段によって冷却するが、それに加え
てベルトを再び溶湯の噴射を受ける前に適当な冷却手段
により冷却することにより金属溶湯をベルト上で凝固さ
せるようにする。
後者の方法では例えば回転ドラムに沿ってベルトが円弧
運動することにより該ベルト上に噴出された金属溶湯は
ベル)[当ると同時に遠心力を受はベルトに密着するの
で、前者の方法と同様の冷却方式を採ることができ、冷
却手段によりベルトを一定温度に保ち定常状態で生産で
き、しかも前者の方法と同様金属ベルトより箔状に凝固
した金属テープを金属ベルトより剥離することによって
連続的かつ容易に取り出しうる利点をもっている。
運動することにより該ベルト上に噴出された金属溶湯は
ベル)[当ると同時に遠心力を受はベルトに密着するの
で、前者の方法と同様の冷却方式を採ることができ、冷
却手段によりベルトを一定温度に保ち定常状態で生産で
き、しかも前者の方法と同様金属ベルトより箔状に凝固
した金属テープを金属ベルトより剥離することによって
連続的かつ容易に取り出しうる利点をもっている。
以下に本発明を図面に示す実施例によって具体的に説明
する。
する。
実施例 1
第1図に示すように60φX20mの固定プーリ1と、
同寸の2個のテンションプーリ2 、2’及び駆動ロー
ル3に0.2tX20mmのステンレス鋼製のエンドレ
スベルト4を掛回して12.5m/secの速度で走行
させ、該ベルト4がテンションプーリ2から駆動ロール
3へと水平走行している区間で約300℃のPb−15
%Sn合金融液5を黒鉛製ノズル6からベルト4上に噴
射せしめた。
同寸の2個のテンションプーリ2 、2’及び駆動ロー
ル3に0.2tX20mmのステンレス鋼製のエンドレ
スベルト4を掛回して12.5m/secの速度で走行
させ、該ベルト4がテンションプーリ2から駆動ロール
3へと水平走行している区間で約300℃のPb−15
%Sn合金融液5を黒鉛製ノズル6からベルト4上に噴
射せしめた。
この融液5をベルト4上に密着させ凝固が速やかに進行
するようにノズル6の前面(ベルトの進行方向に向って
)に並設した圧力気体ノズル7より空気を噴出してダク
ト7′を通して排気7“することによりこの空気流をベ
ルト4上に沿わせた。
するようにノズル6の前面(ベルトの進行方向に向って
)に並設した圧力気体ノズル7より空気を噴出してダク
ト7′を通して排気7“することによりこの空気流をベ
ルト4上に沿わせた。
又空気流の速度は50 ml secであってノズル7
の近辺ではその粘性により融液を導出する効果も持たせ
た。
の近辺ではその粘性により融液を導出する効果も持たせ
た。
冷却は液体窒素蒸気によって行い、その冷却個所は融液
5が凝固して製品となる水平部分におけルヘルト4の裏
側8とベルト4が進出して融液5の噴射を受ける手前の
テンションプーリ2に入る前8′の2個所とした。
5が凝固して製品となる水平部分におけルヘルト4の裏
側8とベルト4が進出して融液5の噴射を受ける手前の
テンションプーリ2に入る前8′の2個所とした。
この方法により駆動ロール3の所でベルト4上より剥離
することによりPb−8m合金の断面0.1f、 X
10 rran、長さ13mのテープが連続して得られ
た。
することによりPb−8m合金の断面0.1f、 X
10 rran、長さ13mのテープが連続して得られ
た。
尚融点が更に高温の合金融液を用いて金属テープを製造
するためには空気流の代りに不活性ガスあるいは還元性
ガスを用い、ノズル材質をアルミナ等セラミック化すれ
ばよい。
するためには空気流の代りに不活性ガスあるいは還元性
ガスを用い、ノズル材質をアルミナ等セラミック化すれ
ばよい。
実施例 2
第2図において30φX30mの4個のプーリ9〜12
に0.2t×30rrr!nの銅製ベルト13を掛け、
更に100φ×10の2個のロール14.15をIon
の間隔16をあけてベルト13に上方より密着させ、こ
のロール14.15の駆動によってベルト13を12゜
5 ml secの速度で走行させた。
に0.2t×30rrr!nの銅製ベルト13を掛け、
更に100φ×10の2個のロール14.15をIon
の間隔16をあけてベルト13に上方より密着させ、こ
のロール14.15の駆動によってベルト13を12゜
5 ml secの速度で走行させた。
又この2個のロール14,15の間隔16の所でノズル
17から750℃のAt融掖液窒素雰囲下でベルト13
上に噴射した。
17から750℃のAt融掖液窒素雰囲下でベルト13
上に噴射した。
ノズル17としてはアルミナ系セラミックスを研摩仕上
げしたものを用い、噴射速度はガス圧を精密にコントロ
ールすることによりベルト速度と一致するようにしたが
、この噴射速度をベルト速度より大きくすれば厚いもの
が、又反対に小さくすれば薄いものが得られる。
げしたものを用い、噴射速度はガス圧を精密にコントロ
ールすることによりベルト速度と一致するようにしたが
、この噴射速度をベルト速度より大きくすれば厚いもの
が、又反対に小さくすれば薄いものが得られる。
そこでベルト13が円弧運動することにより融液は遠心
力を受け、その結果ベルト13上に密着し、凝固が促進
される。
力を受け、その結果ベルト13上に密着し、凝固が促進
される。
尚ベルト13はプーリ9に掛かる前18で実施例1同様
に冷却した。
に冷却した。
この方法によりプーリ10の所でベルト13上より剥離
して断面0.2 t X 10、長さ6mのA7テープ
が連続して得られた。
して断面0.2 t X 10、長さ6mのA7テープ
が連続して得られた。
上記各実施例の方法ではいずれもベルトを一定温度に保
つことによって均一かつ効率のよい冷却が行えるので、
均質な箔状金属テープを連続的に製造することができ、
ベルトの劣化に至るまで長時間連続生産が可能である。
つことによって均一かつ効率のよい冷却が行えるので、
均質な箔状金属テープを連続的に製造することができ、
ベルトの劣化に至るまで長時間連続生産が可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例1の工程を示した説明図、第2
図イ9口は本発明の実施例2の工程を示した説明図及び
その要部概要の説明図である。 1・・・・・・固定プーリ、2,2’・・・・・・テン
ションプーリ、3・・・・・・駆動トルク、4・・・・
・・金属ベルト、5・・・・・・金属融液、6・・・・
・・同上ノズル、7・・・・・・圧力気体ノズル、8,
8′・・・・・・冷却個所、9〜12・・・・・・プー
リ、13・・・・・・金属ヘルド、14,15・・・・
・・ロール、16・・・・・・間隔、17・・・・・・
金属融液ノズル、18・・・・・・冷却個所。
図イ9口は本発明の実施例2の工程を示した説明図及び
その要部概要の説明図である。 1・・・・・・固定プーリ、2,2’・・・・・・テン
ションプーリ、3・・・・・・駆動トルク、4・・・・
・・金属ベルト、5・・・・・・金属融液、6・・・・
・・同上ノズル、7・・・・・・圧力気体ノズル、8,
8′・・・・・・冷却個所、9〜12・・・・・・プー
リ、13・・・・・・金属ヘルド、14,15・・・・
・・ロール、16・・・・・・間隔、17・・・・・・
金属融液ノズル、18・・・・・・冷却個所。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 金属溶湯の冷却によって箔状金属テープを製造する
に当り、高速度で走行する金属ベルト上に溶湯を噴出せ
しめると同時にガス圧により該金属ベルト上で溶湯を箔
状に密着展延させ、この金属ベルト上で箔状に密着展延
させた金属溶湯を該金属ベルトを冷却手段又は冷却補助
手段に用いて冷却凝固させた後、箔状金属テープとして
上記金属ベルト上より剥離することを特徴とする箔状金
属テープ製造法。 2 金属溶湯の冷却によって箔状金属テープを製造する
に当り、高速度で走行する金属ベルト上に溶湯を噴出せ
しめると同時に遠心力により該金属ベルト上で溶湯を箔
状に密着展延させ、この金属ベルト上で箔状に密着展延
させた金属溶湯を該金属ベルトを冷却手段又は冷却補助
手段に用いて冷却凝固させた後、箔状金属テープとして
上記金属ベルト上より剥離することを特徴とする箔状金
属テープ製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15323376A JPS5928428B2 (ja) | 1976-12-20 | 1976-12-20 | 箔状金属テ−プ製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15323376A JPS5928428B2 (ja) | 1976-12-20 | 1976-12-20 | 箔状金属テ−プ製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5376954A JPS5376954A (en) | 1978-07-07 |
JPS5928428B2 true JPS5928428B2 (ja) | 1984-07-12 |
Family
ID=15557955
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15323376A Expired JPS5928428B2 (ja) | 1976-12-20 | 1976-12-20 | 箔状金属テ−プ製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5928428B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2519891A1 (fr) * | 1982-01-18 | 1983-07-22 | Pont A Mousson | Procede et dispositif de trempe rapide sur bande d'un metal ou d'un alliage metallique liquide |
JP4517386B2 (ja) * | 2004-06-30 | 2010-08-04 | 住友電気工業株式会社 | 鋳造用ノズル |
-
1976
- 1976-12-20 JP JP15323376A patent/JPS5928428B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5376954A (en) | 1978-07-07 |
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