JPS5928351B2 - 接着剤 - Google Patents

接着剤

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JPS5928351B2
JPS5928351B2 JP13066776A JP13066776A JPS5928351B2 JP S5928351 B2 JPS5928351 B2 JP S5928351B2 JP 13066776 A JP13066776 A JP 13066776A JP 13066776 A JP13066776 A JP 13066776A JP S5928351 B2 JPS5928351 B2 JP S5928351B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
adhesive
aminosilane
fluororubber
adhesives
test
Prior art date
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Expired
Application number
JP13066776A
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English (en)
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JPS5355344A (en
Inventor
武 鈴木
泰義 古川
正康 友田
勉 寺田
豊 植田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Kogyo Co Ltd
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Publication date
Application filed by Daikin Kogyo Co Ltd filed Critical Daikin Kogyo Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は接着剤、特にフッ素ゴムの改良された接着剤に
関する。
フッ素ゴム(例えばフッ化ビニリデンと少くとも一種の
他の含フッ素エチレン系不飽和モノマーの弾性状共重合
体)は、一般の汎用ゴムに比べて耐熱性、耐油性、耐溶
剤性、耐薬品性などに卓越した性質を示すため、工業材
料として広く利用されている。
例えば、その用途の一つに、オイルシール、バルブステ
ムシールなどのシール材として多用されている。ところ
で、フッ素ゴムを上記の如くシール材として使用する場
合、フッ素ゴムをその基体金属と強固に接着させねばな
らないが、その際に使用される接着剤は、フッ素ゴムの
前記特性を生かすためにも耐熱性のすぐれたものでなけ
ればならず、これまでのところ、この点を満たす接着剤
としては、エポキシ系接着剤(特にタール変性したもの
)およびシラン系接着剤(いわゆるシランカップリング
剤)が知られているに過ぎない。しかしながら、これら
の接着剤のうち、エポキシ系接着剤は通常二液性である
ため使用に際して二液を混合しなければならず、操作が
煩わしいほか、ポットライフがある等、実用上種々の問
題がある。
一方、シラン系接着剤は、ポットライフがなく、耐熱性
もきわめて良好で、有効なものではあるが、これを金属
面に塗布して乾燥する際に、接着剤の溶剤として通常用
いられている揮発性有機溶剤、例えばアルコール類など
が蒸発し、その結果接着剤塗布面に水滴が結露し、これ
が原因となつて金属面に錆が発生し、フッ素ゴムと金属
との接着力にバラツキが生じる欠点がある。そのため、
接着は十分に管理された乾燥雰囲気中で行なわねばなら
ない不便がある。本発明者等は、上記の欠点を改善する
ために種種検討した結果、アミノシランに3級アミンま
たはその塩を配合すると、アミノシラン本来のすぐれた
接着力を損うことなく、前記のような十分に管理された
雰囲気中で操作を行わずとも、金属面における発錆が十
分に抑制され、その結果、接着力のバラツキが少なくな
り、接着の不良率が大巾に減少することを見出した。
ハ 本発明は、上記の知見に基づいてなされたものであつて
、その要旨とするところは、(1)アミノシラン、(2
)3級アミンおよびその塩からなる群より選ばれた少く
とも一種の化合物ならびに(3)有機溶剤から成ること
を特徴とする接着剤にある。
本発明の接着剤における必須成分であるアミノシラン
は、アミノ基を官能基として結合するシラン化合物を意
味し、通常アミノアルキルシランが用いられる。代表的
なアミノシランとしては、γ−アミノプロピルトリエト
キシシラン、N−β一(アミノエチル)−γ−アミノプ
ロピルトリメトキシシラン、N−β−(アミノエチノ(
ハ)−γ−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、N
−ビス(β−ヒドロキシエチノ(ハ)−γ−アミノプロ
ピルトリエトキシシランなどが例示される。アミノシラ
ンに添加される3級アミンは特に制限されないが、通常
、脂肪族3級アミン、含ちつ素異節環式化合物などが用
いられ、代表的な3級アミンとしては、ジメチルドデシ
ルアミン、ジメチルヘキサデシルアミン、ジメチルオク
タデシルアミン、ヘキサメチレンテトラミン、ポリキヤ
ツト(三洋化成工(株)製;3官能性3級アミン)、1
,8−ジアザ−バイシクロ(5・4・0)ウンデセンー
7などが例示される。
また3級アミンの塩としては、前記3級アミンの無機酸
または有機酸の付加塩や第4級アンモニウム塩が挙げら
れる。付加塩を形成する無機酸としては塩酸、硫酸、硝
酸、リン酸等の鉱酸が例示され、有機酸としては脂肪族
カルボン酸、フエノールまたはその誘導体などが例示さ
れる。第4級アンモニウム塩としては、通常、トリアル
キル第4級アンモニウム塩が用いられ、代表的なものと
してテトラデシルジメチルベンジルアンモニウムクロラ
イド、ドデシルトリメチルアンモニウムクロライドなど
が例示される。通常、これら3級アミンまたはその塩は
アミノシランの重量と同量以下の割合で添加される。本
発明の接着剤は、一般に、メタノール、エタノール、イ
ソプロパノール、ベンゼン、トルエンなどの有機溶剤に
溶解、希釈して使用される。接着 はまず接着剤の前記
有機溶剤溶液を接着されるべき金属表面に塗布する。金
属表面は、要すれは、あらかじめ脱脂されたもの、また
はサンドブラスト、エツチングなどの方法で粗面化後、
脱脂されたものであつてもよい。前記接着剤溶液を塗布
した金属表面は、ついで常法により乾燥され、あらかじ
めフツ素ゴムに加硫剤、受酸剤、充填剤などを添加、ロ
ール混練して調整された加硫しうるフツ素ゴム組成物の
未加硫生地をセツトし、フツ素ゴムの加硫条件下にフツ
素ゴムを加硫して、フツ素ゴムを金属に接着させる。フ
ツ素ゴムの加硫は一般に温度100〜200。C1圧力
20〜100k9/CTltの条件下に10〜180分
間プレス加硫を行い、ついで温度150〜260℃の条
件下にO〜30時間オーブン加硫を行うことによつてな
される。次に実施例を挙げて本発明を更に具体的に説明
する。
実施例 1 第1表に示すアミノシラン単独またはこれに所定量のヘ
キサメチレンテトラミンを配合した接着剤の有機溶剤溶
液を用いて、ダイエルG7O2(ダイキン工業株式会社
製フツ素ゴム加硫用組成物)を鉄片に接着させたときの
接着試験ならびに発錆試験を行なつた。
接着試験は、鉄片にフツ素ゴムを接着した試験片を用い
て、フツ素ゴムの接着強さを、90度の方向にはく離す
る試験(JISK63Ol8.3)により測定した。
この測定は5個の試験片について行い、結果はこれらの
平均値で示した。また、発錆試験は、接着剤を塗布した
鉄片を5『Cの飽和水蒸気中に3日間放置させた後、鉄
片の接着剤塗布面上の発錆程度を目視により観察した。
これらの試験結果を第1表に示す。
なお、鉄片にフツ素ゴムを接着した試験片は、JISK
63Ol8.3.lに記載する方法に準じ、次のように
して作成した。
まず、所定の寸法の鉄片をサンドブラストして表面を粗
面化した後、ダイフロン113(ダイキン工業株式会社
製1,1,2−トリクロロ−1,2,2一トリフルオロ
エタン)により洗滌、脱脂して、表面を清浄にし、その
表面に接着剤溶液を常法により均一になるように塗布し
た。
接着剤の塗布された鉄片の1つは十分に管理された乾燥
雰囲気中において乾燥され、また別の1つはこれを50
中Cの飽和水蒸気中で3日間放置する前記発錆試験を行
つてから、各々加硫金型内に入れられ、接着剤塗布面上
に必要量の未加硫フツ素ゴム生地(ダイエルG7O2)
をセツトした後、160℃の温度で20分間プレス加硫
を行つた。ついでプレス加硫された試験片を金型から取
り出し、さらに200゜Cの雰囲気中で24時間オーブ
ン加硫を行い、接着試験に供する試験片を得た。実施例
2 アミノシランとしてAP−133またはこれにポリキヤ
ツトまたはドデシルトリメチルアンモニウムクロライド
の所定量を溶解させた接着剤を用いて、ダイエルG7O
2を鉄片に接着させたときの接着試験および発錆試験を
実施例1の場合と同様にして行つた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (1)アミノシラン、(2)3級アミンおよびその
    塩からなる群より選ばれた少くとも一種の化合物ならび
    に(3)有機溶剤から成ることを特徴とするフッ素ゴム
    用接着剤。 2 3級アミンおよびその塩からなる群より選ばれた少
    くとも一種の化合物をアミノシランに対して重量で等量
    以下の割合で配合した前記第1項記載の接着剤。
JP13066776A 1976-10-29 1976-10-29 接着剤 Expired JPS5928351B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0520680U (ja) * 1991-09-03 1993-03-19 鴨島家具工業協同組合 仏 壇

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