JPS5928289B2 - 特定な周波数帯域の信号に対する可変減衰器 - Google Patents
特定な周波数帯域の信号に対する可変減衰器Info
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- JPS5928289B2 JPS5928289B2 JP12599177A JP12599177A JPS5928289B2 JP S5928289 B2 JPS5928289 B2 JP S5928289B2 JP 12599177 A JP12599177 A JP 12599177A JP 12599177 A JP12599177 A JP 12599177A JP S5928289 B2 JPS5928289 B2 JP S5928289B2
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- signal
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- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03H—IMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
- H03H11/00—Networks using active elements
- H03H11/02—Multiple-port networks
- H03H11/24—Frequency-independent attenuators
Landscapes
- Filters And Equalizers (AREA)
- Networks Using Active Elements (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
信号中における特定な周波数帯域の信号成分に対して所
定量の減衰を与えうるように減衰量が可変となされた可
変減衰器は、多くの技術分野における各種の機器や装置
などの構成要素として必要とされることがあり、従来は
例えば第1図に示されているような構成態様を有する可
変減衰器が用いられていた。
定量の減衰を与えうるように減衰量が可変となされた可
変減衰器は、多くの技術分野における各種の機器や装置
などの構成要素として必要とされることがあり、従来は
例えば第1図に示されているような構成態様を有する可
変減衰器が用いられていた。
第1図示の従来の可変減衰器に8いて、1は信号の入力
端子、2,10はバッファ増幅器、3は抵抗、4,7は
コイル、5,8はコンデンサ、6゜9は可変抵抗器、1
1は信号の出力端子であって、入力端子1に加えられた
信号は、それが出力端子11へ伝送されるまでの間に、
その伝送路中へ橋絡的に設けられているコイル4とコン
デンサ5、及び可変抵抗器6などからなる直列共振回路
や、コイルTとコンデンサ8、及び可変抵抗器9などか
らなる直列共振回路によって、前記したそれぞれの直列
共振回路における直列共振特性と対応する周波数帯域の
信号成分が減衰されて出力端子11へ送出される。
端子、2,10はバッファ増幅器、3は抵抗、4,7は
コイル、5,8はコンデンサ、6゜9は可変抵抗器、1
1は信号の出力端子であって、入力端子1に加えられた
信号は、それが出力端子11へ伝送されるまでの間に、
その伝送路中へ橋絡的に設けられているコイル4とコン
デンサ5、及び可変抵抗器6などからなる直列共振回路
や、コイルTとコンデンサ8、及び可変抵抗器9などか
らなる直列共振回路によって、前記したそれぞれの直列
共振回路における直列共振特性と対応する周波数帯域の
信号成分が減衰されて出力端子11へ送出される。
そして、上記した従来例の可変減衰器に8いては、減衰
量の調節が直列共振回路中に設けられている可変抵抗器
6,9の抵抗値の可変調節による直列共振回路の共振の
鋭るどさQの変化によって行なわれるようになされてい
るから、例えば、特定な周波数帯域における信号の可変
減衰を1個の直列共振回路が受は持つようになされてい
る場合には、第2図示の特性曲線側図に示されているよ
うに、減衰量の可変調節に応じて減衰の対象とされる周
波数帯域巾が大きく変化すると共に帯域内における減衰
量も一様とはならず、また、特定な周波数帯域における
信号の可変減衰を、それぞれ直列共振周波数を異にする
複数個の直列共振回路の組合わせによって周波数帯域巾
を拡張した、いわゆるスタガ共振回路によって行なうよ
うにした場合には、各直列共振回路の構成素子として用
いられている各可変抵抗器を第1図示のように連動させ
るとしても可変素子数が多くなることには変わりがなく
、また、コンデンサやコイルの損失抵抗のばらつきなど
によって調整が面倒なものとなり、さらに、その特性も
第3図示の特性曲線例図に示されているように多峰特性
のものとなるから、所要の周波数帯域にわたって平担な
減衰特性のものを得をことは困難であった。
量の調節が直列共振回路中に設けられている可変抵抗器
6,9の抵抗値の可変調節による直列共振回路の共振の
鋭るどさQの変化によって行なわれるようになされてい
るから、例えば、特定な周波数帯域における信号の可変
減衰を1個の直列共振回路が受は持つようになされてい
る場合には、第2図示の特性曲線側図に示されているよ
うに、減衰量の可変調節に応じて減衰の対象とされる周
波数帯域巾が大きく変化すると共に帯域内における減衰
量も一様とはならず、また、特定な周波数帯域における
信号の可変減衰を、それぞれ直列共振周波数を異にする
複数個の直列共振回路の組合わせによって周波数帯域巾
を拡張した、いわゆるスタガ共振回路によって行なうよ
うにした場合には、各直列共振回路の構成素子として用
いられている各可変抵抗器を第1図示のように連動させ
るとしても可変素子数が多くなることには変わりがなく
、また、コンデンサやコイルの損失抵抗のばらつきなど
によって調整が面倒なものとなり、さらに、その特性も
第3図示の特性曲線例図に示されているように多峰特性
のものとなるから、所要の周波数帯域にわたって平担な
減衰特性のものを得をことは困難であった。
本発明は、上記した従来例のものにおける諸欠点のない
特定な周波数帯域の信号に対する可変減衰器を提供する
ことを目的としてなされたものであって、以下、添付図
面を参照しながら本発明の可変減衰器について具体的に
説明する。
特定な周波数帯域の信号に対する可変減衰器を提供する
ことを目的としてなされたものであって、以下、添付図
面を参照しながら本発明の可変減衰器について具体的に
説明する。
第4図は、本発明の特定な周波数帯域の信号に対する可
変減衰器の一実施態様のブロック図であって、12は信
号の入力端子、13は出力端子であり、入力端子12に
供給された入力信号は減算器SOBへその被減数信号と
して与えられる。
変減衰器の一実施態様のブロック図であって、12は信
号の入力端子、13は出力端子であり、入力端子12に
供給された入力信号は減算器SOBへその被減数信号と
して与えられる。
減算器S[JBからの出力信号は、増幅器AMPを介し
て出力信号として出力端子13へ与えられると共に、前
記の出力信号は第1の帯域濾波器BPF1と第2の帯域
濾波器BPF2とへそれぞれの入力信号としても与えら
れる。
て出力信号として出力端子13へ与えられると共に、前
記の出力信号は第1の帯域濾波器BPF1と第2の帯域
濾波器BPF2とへそれぞれの入力信号としても与えら
れる。
前記した第1の帯域濾波器BPF1は、遮断周波数値が
fhであるような1次の高域濾波器HPF1と、遮断周
波値がfA’(ただし、周波数値fA’は前記した周波
数値fhとの間で、fh<f7の関仮を満足するような
周波数値である)であるような1次の低域濾波器LPF
1との直列接続によって構成されているものであって、
その通過帯域巾が前記した1次の低域濾波器LPF1に
おける遮断周波数f7と、1次の高域濾波器HPF 1
における遮断周波数fhとの間であり、また、通過帯域
から遮断域へかけての周波数レスポンス特性曲線の傾斜
が1オクターブ当り6dBであるような通過帯域特性を
示すものである。
fhであるような1次の高域濾波器HPF1と、遮断周
波値がfA’(ただし、周波数値fA’は前記した周波
数値fhとの間で、fh<f7の関仮を満足するような
周波数値である)であるような1次の低域濾波器LPF
1との直列接続によって構成されているものであって、
その通過帯域巾が前記した1次の低域濾波器LPF1に
おける遮断周波数f7と、1次の高域濾波器HPF 1
における遮断周波数fhとの間であり、また、通過帯域
から遮断域へかけての周波数レスポンス特性曲線の傾斜
が1オクターブ当り6dBであるような通過帯域特性を
示すものである。
また、第2の帯域濾波器BPF2は、遮断周波数値が前
記したfhであるような2次の高域濾波器HPF2と、
遮断周波数値が前記したfAであるような2次の低域濾
波器LPF2との直列接続によって構成されているもの
であって、その通過帯域巾が前記した2次の低域濾波器
LPF2における遮断周波数f7と、2次の高域濾波器
)IPF2における遮断周波数fhとの間であり、また
、通過帯域から遮断域へかけての周波数レスポンス特性
曲線の傾斜が1オクターブ当り12dBであるような通
過帯域特性を示すものである。
記したfhであるような2次の高域濾波器HPF2と、
遮断周波数値が前記したfAであるような2次の低域濾
波器LPF2との直列接続によって構成されているもの
であって、その通過帯域巾が前記した2次の低域濾波器
LPF2における遮断周波数f7と、2次の高域濾波器
)IPF2における遮断周波数fhとの間であり、また
、通過帯域から遮断域へかけての周波数レスポンス特性
曲線の傾斜が1オクターブ当り12dBであるような通
過帯域特性を示すものである。
上述の記載においては、各低域濾波器の遮断周波数値を
f7で表わし、また、各高域濾波器の遮断周波数値をf
hで表わしたが、これらの周波数値f7.fhは、帯域
濾波器の通過帯域の中心周波数が1となるように基準化
して、前記した周波数値f7をn、fhを1 / nで
表わしてもよいのであり、後述する記載においては前記
した周波数値f7.fhが、それぞれ基準化された周波
数値n。
f7で表わし、また、各高域濾波器の遮断周波数値をf
hで表わしたが、これらの周波数値f7.fhは、帯域
濾波器の通過帯域の中心周波数が1となるように基準化
して、前記した周波数値f7をn、fhを1 / nで
表わしてもよいのであり、後述する記載においては前記
した周波数値f7.fhが、それぞれ基準化された周波
数値n。
1/nとして表わされることがある。
さて、前記した第1の帯域濾波器BPF、からの出力信
号は利得定数回路GCにおいて適当な信号レベルに設定
された後に、加算器ADDへその一方入力信号として加
えられる。
号は利得定数回路GCにおいて適当な信号レベルに設定
された後に、加算器ADDへその一方入力信号として加
えられる。
また、前記した第2の帯域濾波器BPF2からの出力信
号は、前記した加算器ADDへその他方の入力信号とし
て加えられる。
号は、前記した加算器ADDへその他方の入力信号とし
て加えられる。
前記した加算器ADDからの出力信号は、利得可変回路
VGを介して既述した減算器SUBへ、その減数信号と
して与えられる。
VGを介して既述した減算器SUBへ、その減数信号と
して与えられる。
第5図は、上記した第4図のブロック図で示されている
本発明の特定な周波数帯域の信号に対する可変減衰器の
構成原理及び動作原理の説明に使用される7172図で
あって、この第5図示のブラフ2図における各ブロック
中には、それぞれのブロックの特性が例示されている。
本発明の特定な周波数帯域の信号に対する可変減衰器の
構成原理及び動作原理の説明に使用される7172図で
あって、この第5図示のブラフ2図における各ブロック
中には、それぞれのブロックの特性が例示されている。
すなわち、第5図示のブロック図において、増幅器AM
Pは利得が1であるとされており、また、利得定数回路
GCは利得定数かに1 であるとされており、さらに、
利得可変回路VGはその利得定数かに2であるとされて
おり、さらにまた、第1の帯域濾波器BPF1は、それ
の上、下の遮断周波数をそれぞれ既述した基準化された
周波数値n。
Pは利得が1であるとされており、また、利得定数回路
GCは利得定数かに1 であるとされており、さらに、
利得可変回路VGはその利得定数かに2であるとされて
おり、さらにまた、第1の帯域濾波器BPF1は、それ
の上、下の遮断周波数をそれぞれ既述した基準化された
周波数値n。
で表わした時に、伝達特性H1が
で示されるような1次の高域濾波器HPF、と、伝達特
性H2が、H2=S+nで示されるような1次の低域濾
波器LPF1とが直列接続されたものとなされており、
また、第2の帯域濾波器BPF2は、2 伝達特性H3が、H3= (ただし、
S2+2ζ且+1 n2 ζはダンピング係数)で示されるような2次の高域濾波
器HPF2と、伝達特性H4が、 で示されるような2次の 低域濾波器LPF2とが直列接続されたものとなされて
おり、したがって、この第5図示の場合における人、出
力端子12.13間の伝達関数G(S)は次の(1)式
によって示されるものとなる。
性H2が、H2=S+nで示されるような1次の低域濾
波器LPF1とが直列接続されたものとなされており、
また、第2の帯域濾波器BPF2は、2 伝達特性H3が、H3= (ただし、
S2+2ζ且+1 n2 ζはダンピング係数)で示されるような2次の高域濾波
器HPF2と、伝達特性H4が、 で示されるような2次の 低域濾波器LPF2とが直列接続されたものとなされて
おり、したがって、この第5図示の場合における人、出
力端子12.13間の伝達関数G(S)は次の(1)式
によって示されるものとなる。
第6図は、上記した(1)式で示されるような伝達関数
G(S)の周波数−振幅特性の一例を示す特性曲線図で
あって、この第6図示の周波数レスポンス特性曲線群は
、一例として、第2の帯域濾波器BPF2を構成してい
る2次の高域濾波器HPF2と2次の低域濾波器LPF
2とにおけるダンピング係数ζを0.4とし、利得定数
回路GCで設定された利得定数に1を0.7とし、第1
.第2の帯域濾波器BPF1.BPF2における通過帯
域の中心周波数が1となるように基準化された遮断周波
数nが2.1/nが1/2であるようになされた場合に
、利得可変回路VGにおける利得定数に2を可変した状
態で得られる特性曲線群を例示したものである。
G(S)の周波数−振幅特性の一例を示す特性曲線図で
あって、この第6図示の周波数レスポンス特性曲線群は
、一例として、第2の帯域濾波器BPF2を構成してい
る2次の高域濾波器HPF2と2次の低域濾波器LPF
2とにおけるダンピング係数ζを0.4とし、利得定数
回路GCで設定された利得定数に1を0.7とし、第1
.第2の帯域濾波器BPF1.BPF2における通過帯
域の中心周波数が1となるように基準化された遮断周波
数nが2.1/nが1/2であるようになされた場合に
、利得可変回路VGにおける利得定数に2を可変した状
態で得られる特性曲線群を例示したものである。
第6図示の特性曲線群から判かるように、第4図(第5
図)示のブロック図で示される本発明の特定な周波数帯
域の信号に対する可変減衰器は、第1、第2の帯域濾波
器BPF1.BPF2中でそれぞれ使用されている低域
濾波器LPF1.LPF2の遮断周波数nと、高域濾波
器HPF1.HPF2の遮断周波数1 / nとの間の
周波数範囲の利得が平担な状態のままで、利得可変回路
VGの利得定数に2の大きさに従い上下方向に平行移動
したものとなる。
図)示のブロック図で示される本発明の特定な周波数帯
域の信号に対する可変減衰器は、第1、第2の帯域濾波
器BPF1.BPF2中でそれぞれ使用されている低域
濾波器LPF1.LPF2の遮断周波数nと、高域濾波
器HPF1.HPF2の遮断周波数1 / nとの間の
周波数範囲の利得が平担な状態のままで、利得可変回路
VGの利得定数に2の大きさに従い上下方向に平行移動
したものとなる。
本発明の可変減衰器において、平担な状態のままで減衰
量が可変となされる周波数帯域は、第1゜第2の帯域濾
波器BPF1.BPF2の構成に用いられている各低域
濾波器LPF1.LPF2における遮断周波数nと、第
1、第2の帯域濾波器BPF1゜BrF3の構成に用い
られている各高域濾波器HPF1.HPF2における遮
断周波数1 / nとによって決定されるのであり、ま
た、前記した遮断周波数n付近及び1 / n付近にお
ける減衰特性の周波数レスポン久特性曲線の形状Xは、
第2の帯域濾波器BPF2の構成に用いられている低域
濾波器LPF2と高域濾波器HPF2とにおけるダンピ
ング係数この値によって定まり、さらに、減衰量が可変
となされる周波数帯域と減衰されない周波数帯域との境
界付近における減衰特性の周波数レスポンス特性曲線の
形状Yは、利得定数回路GCにおいて設定される利得定
数に1の値によって決定される。
量が可変となされる周波数帯域は、第1゜第2の帯域濾
波器BPF1.BPF2の構成に用いられている各低域
濾波器LPF1.LPF2における遮断周波数nと、第
1、第2の帯域濾波器BPF1゜BrF3の構成に用い
られている各高域濾波器HPF1.HPF2における遮
断周波数1 / nとによって決定されるのであり、ま
た、前記した遮断周波数n付近及び1 / n付近にお
ける減衰特性の周波数レスポン久特性曲線の形状Xは、
第2の帯域濾波器BPF2の構成に用いられている低域
濾波器LPF2と高域濾波器HPF2とにおけるダンピ
ング係数この値によって定まり、さらに、減衰量が可変
となされる周波数帯域と減衰されない周波数帯域との境
界付近における減衰特性の周波数レスポンス特性曲線の
形状Yは、利得定数回路GCにおいて設定される利得定
数に1の値によって決定される。
第7図は、本発明の特定な周波数帯域の信号に対する可
変減衰器の具体的な回路例を示すブロック回路図であっ
て、この第7図中の各ブロックは、既述した第4図及び
第5図との対応関係を明確にするためのものである。
変減衰器の具体的な回路例を示すブロック回路図であっ
て、この第7図中の各ブロックは、既述した第4図及び
第5図との対応関係を明確にするためのものである。
第7図示のブロック回路図において、増幅器14と抵抗
19 、20とからなる回路S[JB。
19 、20とからなる回路S[JB。
AMPは、第4図及び第5図中における減算器SUBの
ブロックと増幅器AMPのブロックとの双方のブロック
の機能を有するように構成された負帰還増幅器であって
、その出力信号は、出力端子13と、第1、第2の帯域
濾波器BPF1.BPF2とに与えられる。
ブロックと増幅器AMPのブロックとの双方のブロック
の機能を有するように構成された負帰還増幅器であって
、その出力信号は、出力端子13と、第1、第2の帯域
濾波器BPF1.BPF2とに与えられる。
第1の帯域濾波器BPF 1は、バッファ増幅器15及
びコンデンサ34ならびに抵抗21とからなる1次の高
域濾波器HPF1と、バッファ増幅器16及び抵抗22
ならびにコンデンサ35とからなる1次の低域濾波器L
PF1とによって構成されており、また、第2の帯域濾
波器BPF2は、バッファ増幅器17及びコンデンサ3
6.37ならびに抵抗23.24とからなる2次の高域
濾波器と、バッファ増幅器18及びコンデンサ38.3
9ならびに抵抗25,26とからなる2次の低域濾波器
とによって構成されている。
びコンデンサ34ならびに抵抗21とからなる1次の高
域濾波器HPF1と、バッファ増幅器16及び抵抗22
ならびにコンデンサ35とからなる1次の低域濾波器L
PF1とによって構成されており、また、第2の帯域濾
波器BPF2は、バッファ増幅器17及びコンデンサ3
6.37ならびに抵抗23.24とからなる2次の高域
濾波器と、バッファ増幅器18及びコンデンサ38.3
9ならびに抵抗25,26とからなる2次の低域濾波器
とによって構成されている。
また、反転増幅器31と抵抗27〜29とからなる回路
ADD、GCは、第4図及び第5図中における加算器A
D(9)ブロックと利得定数回路αコのブロックとの双
方のブロックの機能を有するように構成された回路であ
る。
ADD、GCは、第4図及び第5図中における加算器A
D(9)ブロックと利得定数回路αコのブロックとの双
方のブロックの機能を有するように構成された回路であ
る。
さらに、反転増幅器32と抵抗30及び可変抵抗器33
とからなる利得可変回路VGは、可変抵抗器33の調節
によって、前記した(1)式中の利得定数に2を変化さ
せる機能を有する回路である。
とからなる利得可変回路VGは、可変抵抗器33の調節
によって、前記した(1)式中の利得定数に2を変化さ
せる機能を有する回路である。
この第7図示のブロック回路図中における第1゜第2の
帯域濾波器BPF1.BPF2は、それらの構成に当っ
てコイルが使用されていないから、このような構成によ
って特性のばらつきの少ない可変減衰を容易に、しかも
安価に提供することが可能となることは直ちに理解され
るところであろう。
帯域濾波器BPF1.BPF2は、それらの構成に当っ
てコイルが使用されていないから、このような構成によ
って特性のばらつきの少ない可変減衰を容易に、しかも
安価に提供することが可能となることは直ちに理解され
るところであろう。
本発明の特定な周波数帯域の信号に対する可変減衰器は
、入力信号を被減数信号として減算器S[JBに供給し
、また、減算器S[JBの出力信号における特定な周波
数帯域の信号成分を減数信号として減算器SUBに供給
するという負帰還回路形態の−ものとして構成されてい
るが、負帰還路中に設けられている周波数選択特性を備
えた回路配置は、減衰の対象とされるべき周波数帯域の
信号成分に対して充分に良好な周波数選択特性を有する
と共に、可変減衰器における減衰量の所定の可変範囲に
おいて発振を生じさせることがないような安定な回路配
置となされている。
、入力信号を被減数信号として減算器S[JBに供給し
、また、減算器S[JBの出力信号における特定な周波
数帯域の信号成分を減数信号として減算器SUBに供給
するという負帰還回路形態の−ものとして構成されてい
るが、負帰還路中に設けられている周波数選択特性を備
えた回路配置は、減衰の対象とされるべき周波数帯域の
信号成分に対して充分に良好な周波数選択特性を有する
と共に、可変減衰器における減衰量の所定の可変範囲に
おいて発振を生じさせることがないような安定な回路配
置となされている。
すなわち、本発明の可変減衰器において、その負帰還路
中に設けられている周波数選択特性を備えた回路配置は
、それが、■オクターブ当り12dBの傾斜の遮断特性
を示す第2の帯域濾波器BPF2と、1オクターブ当り
6dBの傾斜の遮断特性を示す第1の帯域濾波器BPF
1とを並列的に設けた構成のものとされていることによ
って、本発明の可変減衰器では所定の周波数範囲の信号
成分に対する減衰量を安定に可変調節することが可能と
なされているのである。
中に設けられている周波数選択特性を備えた回路配置は
、それが、■オクターブ当り12dBの傾斜の遮断特性
を示す第2の帯域濾波器BPF2と、1オクターブ当り
6dBの傾斜の遮断特性を示す第1の帯域濾波器BPF
1とを並列的に設けた構成のものとされていることによ
って、本発明の可変減衰器では所定の周波数範囲の信号
成分に対する減衰量を安定に可変調節することが可能と
なされているのである。
そして、前記した第1.第2の各帯域濾波器BPF1.
BPF2は、それぞれ、所要の遮断特性を有し遮断周波
数がnの低域濾波器と、遮断周波数が1 / nの高域
濾波器とを直列接続した構成形態のものとなされている
から、可変減衰器において減衰の対象とされるべき周波
数帯域に応じて極めて容易にその通過帯域中を設定する
ことができ、また、前記のようにして設定された通過帯
域中の周波数レスポンス特性は平担なものとなり、しか
も、利得可変回路VGにおける1個の可変抵抗器33の
可変調節によって、減衰量の調節が容易に実現でき、さ
らに、本発明の可変減衰器においては、減衰の対象とさ
れる周波数帯域が低い周波数帯域であっても、高価で大
きなスペースが必要とされるコイルを使用しなくてもよ
いので、性能の優れた可変減衰器を小型で安価に提供す
ることができる。
BPF2は、それぞれ、所要の遮断特性を有し遮断周波
数がnの低域濾波器と、遮断周波数が1 / nの高域
濾波器とを直列接続した構成形態のものとなされている
から、可変減衰器において減衰の対象とされるべき周波
数帯域に応じて極めて容易にその通過帯域中を設定する
ことができ、また、前記のようにして設定された通過帯
域中の周波数レスポンス特性は平担なものとなり、しか
も、利得可変回路VGにおける1個の可変抵抗器33の
可変調節によって、減衰量の調節が容易に実現でき、さ
らに、本発明の可変減衰器においては、減衰の対象とさ
れる周波数帯域が低い周波数帯域であっても、高価で大
きなスペースが必要とされるコイルを使用しなくてもよ
いので、性能の優れた可変減衰器を小型で安価に提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の可変減衰器の一例のもののブロック図、
第2図及び第3図は第1図示の従来の可変減衰器の周波
数レスポンス特性側図、第4図及び第5図は本発明の可
変減衰器の実施態様を示すブロック図、第6図は本発明
の可変減衰器の周波数レスポンス特性側図、第7図は本
発明の可変減衰器のブロック回路側図である。 1.12・・・・・・入力端子、11,13・・・・・
・出力端子、14〜18 、 AMP・・・・・・増幅
器、19〜30・・・・・・抵抗、31.31・・・・
・・反転増幅器、6,9゜33・・・・・・可変抵抗器
、5,8.34〜39・・・・・・コンデンサ、S[J
B・・・・・・減算器、BPFl・・・・・・第1の帯
域濾波器、BrF3・・・・・・第2の帯域濾波器、L
PFl・・・・・・1次の低域濾波器、HPFl・・・
・・・1次の高域濾波器、BrF2・・・・・・2次の
低域濾波器、BrF2・・・・・・2次の高域濾波器、
GC・・・・・・利得定数回路、ADD・・・・・・加
算器、VG・・・・・・利得可変回路。
第2図及び第3図は第1図示の従来の可変減衰器の周波
数レスポンス特性側図、第4図及び第5図は本発明の可
変減衰器の実施態様を示すブロック図、第6図は本発明
の可変減衰器の周波数レスポンス特性側図、第7図は本
発明の可変減衰器のブロック回路側図である。 1.12・・・・・・入力端子、11,13・・・・・
・出力端子、14〜18 、 AMP・・・・・・増幅
器、19〜30・・・・・・抵抗、31.31・・・・
・・反転増幅器、6,9゜33・・・・・・可変抵抗器
、5,8.34〜39・・・・・・コンデンサ、S[J
B・・・・・・減算器、BPFl・・・・・・第1の帯
域濾波器、BrF3・・・・・・第2の帯域濾波器、L
PFl・・・・・・1次の低域濾波器、HPFl・・・
・・・1次の高域濾波器、BrF2・・・・・・2次の
低域濾波器、BrF2・・・・・・2次の高域濾波器、
GC・・・・・・利得定数回路、ADD・・・・・・加
算器、VG・・・・・・利得可変回路。
Claims (1)
- 1 人力信号を被減数信号として減算器へ与える手段と
、減算器からの出力信号を出力端子に与えると共に、前
記した減算器からの出力信号を、周波数値fA 、fh
がf A>f hの関係にある如き、遮断周波数が01
’の1次の低域濾波器と遮断周波数がfhの1次の高域
濾波器とからなる第1の帯域濾波器及び、遮断周波数が
f7の2次の低域濾波器と遮断周波数がfhの2次の高
域濾波器とからなる第2の帯域濾波器とに与える手段と
、前記した第1の帯域濾波器の出力信号を利得定数回路
を介して加算器の一方入力信号として与える手段と、前
記した第2の帯域濾波器の出力信号を前記した加算器の
他方入力信号として与える手段と、前記した加算器の出
力信号を利得可変回路に与える手段と、前記した利得可
変回路の出力信号を減算器に対して減数信号として与え
る手段とからなり、利得可変回路の利得の変化により特
定な周波数帯域の信号の減衰量を可変できるようにした
可変減衰器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12599177A JPS5928289B2 (ja) | 1977-10-20 | 1977-10-20 | 特定な周波数帯域の信号に対する可変減衰器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12599177A JPS5928289B2 (ja) | 1977-10-20 | 1977-10-20 | 特定な周波数帯域の信号に対する可変減衰器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5459055A JPS5459055A (en) | 1979-05-12 |
JPS5928289B2 true JPS5928289B2 (ja) | 1984-07-12 |
Family
ID=14924013
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12599177A Expired JPS5928289B2 (ja) | 1977-10-20 | 1977-10-20 | 特定な周波数帯域の信号に対する可変減衰器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5928289B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6064515A (ja) * | 1983-09-19 | 1985-04-13 | Fujitsu Ltd | 可変振幅等化器 |
JP2013258548A (ja) * | 2012-06-12 | 2013-12-26 | Denso Corp | 高周波帯域阻止フィルタおよびフィルタ回路 |
-
1977
- 1977-10-20 JP JP12599177A patent/JPS5928289B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5459055A (en) | 1979-05-12 |
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