JPS5928133Y2 - エンジンの始動装置 - Google Patents

エンジンの始動装置

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JPS5928133Y2
JPS5928133Y2 JP5200883U JP5200883U JPS5928133Y2 JP S5928133 Y2 JPS5928133 Y2 JP S5928133Y2 JP 5200883 U JP5200883 U JP 5200883U JP 5200883 U JP5200883 U JP 5200883U JP S5928133 Y2 JPS5928133 Y2 JP S5928133Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
gear
drive shaft
protrusion
pinion
pinion drive
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Application number
JP5200883U
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English (en)
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JPS58181984U (ja
Inventor
和久 臼井
Original Assignee
澤藤電機株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 澤藤電機株式会社 filed Critical 澤藤電機株式会社
Priority to JP5200883U priority Critical patent/JPS5928133Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はエンジンの始動装置、特に始動モータのロータ
軸から、エンジンのリングギヤに噛合するピニオンギヤ
に連なるピニオン駆動軸を歯車減速機を介して駆動する
よう比した始動装置に関する。
本出願人は、かかる始動装置において、歯車減速機を、
ロータ軸およびピニオン駆動軸の対向端部に設けた外歯
歯車およびそれより大径の内歯歯車を互いに噛合して構
成し、もって歯車減速機の構造の簡素化と、ロータ軸お
よびピニオン軸間の偏心量の減少による始動装置全体の
コンパクト化を図るようにしたものを既に提案して(・
る(実開昭52−135729号公報参照)。
本考案は上記従来装置を改良して、その歯車減速機を収
容する減速機ケースによりピニオン駆動軸のスラストを
安定よく受止めることができるようにすると共に、その
スラスト受は面および外歯歯車の歯面をそれぞれ効率よ
く潤滑できるようにすることを目的とする。
以下、第1および第2図により本考案の一実施例につい
て説明すると、1は始動モータで、そのステータ2前端
に減速機ケース3を、さらにその前端にピニオンケース
4をそれぞれ結合して、減速機ケース3の後面壁に設け
た軸受部3aに始動モータ1のロータ軸5前端部をロー
ラベアリング6を介して支持し、また減速機ケース3の
前面壁に設けた軸受部3bとビニオスケース4の前面壁
に設けた軸受部4aとにピニオン駆動軸Tの両端部をプ
レーンベアリング8,9を介して支持し、而してロータ
軸5およびピニオン駆動軸γは互いに所定の偏心量eを
与えられて平行に配置され、この両軸5,7間を連結す
る歯車減速機10を減速機ケース3に収容する。
歯車減速機10は、ロータ軸5の前端部外周に創成され
た小径の外歯歯車11と、ピニオン駆動軸γの後端に端
壁板12を介して連結されて上記外歯歯車11に噛合す
る大径の内歯歯車13とより構成したもので、それにお
いで特にピニオン駆動軸7、端壁板12および内歯歯車
13の3者を同一素材から鍛造により一体に成形すると
共に、内歯歯車13の歯13a、13a・・・を端壁板
12に一体に結合する。
減速機ケース3の後面壁には外歯歯車に隣接して軸方向
にのびる突起14が一体に突設してあり、この突起14
先端と、減速機ケース3の前面壁に設けた軸受部3bと
により端壁板12を前後より挾むと共に、それらの各間
には間隙調節用の環状のシムワッシャ15,16を介挿
スる。
また、突起14の端面には小軸17が突設してあり、こ
れを、内歯歯車13等の鍛造時に端壁板12の中心部に
必然的に形成された芯出し孔18に挿入し、この小軸1
γにより突起14と端壁板12間の前記シムワッシャ1
5を支持する。
更に突起14には、外歯歯車11の歯先円に近接したそ
れと略同心円の円弧状の上向き凹部19と、該突起14
の先端に開口する複数の小孔20とが形成してあり、そ
れら凹部19および小孔20に潤滑油を保持できるよう
になっている。
ピニオン駆動軸7上には従来普通のように後方より順に
クラッチケース21をヘリカルスプライン3Tを介して
摺動自在に、またピニオンギヤ22を回転および摺動自
在に嵌挿し、クラッチケース21にはそれとピニオンギ
ヤ22間を連結するオーバランニングクラッチ23を収
容する。
このオーバランニングクラッチ23はピニオンギヤ22
に逆負荷が作用したときピニオン駆動軸7とピニオンギ
ヤ22間の伝動を遮断するものであって、図示例では公
知のローラ式を採用した。
ピニオンギヤ22の前進位置には、それが噛合すべきエ
ンジンのリングギヤ24を待機させる。
クラッチケース21に圧縮緩衝ばね25を介して取付け
られた環状係合部材26には、ピニオンケース4に軸支
27したシフトレバ−28の一端を係合し、その他端に
はそれを作動する電磁作動装置29における可動鉄心3
0の前方突出軸30aを連結する。
可動鉄心30は戻しばね31により常時前方へ付勢され
、これを吸引作動するソレノイド32はピニオンケース
4の側方膨出部4bに固定され、そして図示しない始動
スイッチを介して電源に接続される。
電磁作動装置29の後側には始動モータ1の起動スイッ
チ33を収容したスイッチケース34を取付ける。
起動スイッチ33はスイッチケース34の後壁に設けた
一対の固定接点35,35’と、可動鉄心30の後方突
出部30bに、それが一定の後退勤を生じたとき両回定
接点35.35’に接するように付設した可動接点36
より構成される。
次にこの実施例の作用を説明すると、図示しない始動ス
イッチを入れて電磁作動装置29のソレノイド32を付
勢すれば、その吸引力により可動鉄心30は戻しばね3
1の弾発力に抗して後退して、シフトレバ−28を介し
てクラッチケース21を前方へ移動し、ピニオンギヤ2
2をリングギヤ24に噛合させる。
この噛合と略同時に可動鉄心30は起動スイッチ33を
閉じて始動モータ1を起動するので、ロータ軸5は歯車
減速機10、すなわち外歯および内歯歯車11,13を
介してピニオン駆動軸7を減速駆動し、更にオーバラン
ニングクラッチ23を介してピニオンギヤ22を駆動す
るので、それに噛合するリングギヤ24が回転してエン
ジンは始動される。
始動後、始動スイッチを切ってソレノイド32を消勢す
れば、上記と反対の作用によりピニオンギヤ22は後退
してリングギヤ24から離脱し、起動スイッチ33は開
放して始動モータ1を停止する。
ところで前記突起14の凹部19および、J4L20内
にはそれぞれ潤滑油を十分に保持できるから、エンジン
の始動中においても外歯歯車11の各歯面および突起1
4の先端面をそれぞれ効率よく潤滑することができ、従
って外歯歯車11と内歯歯車13との噛合および突起1
4と端壁板12間の相対回転をそれぞれ円滑に行なわせ
ることができる。
尚、凹部19は、外歯歯車11の歯先円に近接したそれ
と略同心円の円弧状を呈しているから、該凹部19の開
口方向に関係なく、外歯歯車歯先部との間に潤滑油を毛
細管現象により十分に保持することができる。
以上のように本考案によれば、始動モータのロータ軸と
、エンジンのリングギヤに噛合するピニオンギヤに連な
るピニオン駆動軸とを互いに一定距離偏心して平行に配
設し、そのロータ軸およびピニオン駆動軸の対向側端部
にそれぞれ設けた外歯歯車およびそれより大径の内歯歯
車を互いに噛合し、その両歯車を、前記始動モータに連
設した減速機ケースに収容してなる、エンジンの始動装
置において、前記減速機ケースには、前記外歯歯車に隣
接すると共に先端が前記ピニオン駆動軸のロータ軸側の
端面と衝合する突起を突設し、この突起には該突起先端
に開口する小孔を形成したので、この小孔内に潤滑油を
十分に保持することができ、その油を以て該突起の先端
面、即ちピニオン駆動軸に対するスラスト受は面を効率
よく潤滑することができる。
しかもこの小孔の特設によりそれだけ突起の重量が軽減
され、装置の軽量化に寄与し得る。
また前記突起には、前記外歯歯車の歯先円に近接したそ
れと略同心円の円弧状凹部を形成したので、その凹部の
存在により、前記突起を外歯歯車と干渉させることなく
同歯車側に拡大することができ、その結果、突起の断面
積、したがって該突起先端の、ピニオン駆動軸に対する
スラスト受は面の受圧面積を、前言鷺」・孔の特設にも
拘らず広く確保することができ、該突起によりピニオン
駆動軸のスラスト荷重を極めて安定よ(受止めることが
できる。
その上、外歯歯車の歯先部とその歯先円に近接した前記
凹部との間に形成される弧状の細隙には、該凹部の開口
方向に関係なく潤滑油を常に十分に保持できるから、そ
の油にまり外歯歯車の歯面を効率よく潤滑することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案装置の一実施例を示す要部縦断側面図、
単2図はその■−■線断面図である。 e・・・・・・偏心量、1・・・・・・始動モータ、3
・・・・・・減速機ケース、5・・・・・田−夕軸、7
・・・・・・ピニオン駆動軸、10・・・・・・歯車減
速機、11・・・・・・外歯歯車、13・・・・・・内
歯歯車、14・・・・・・突起、19・・・・・・凹部
、20・・・・・・小孔、22・・・・・・ピニオンギ
ヤ、24・・・・・・リングギヤ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 始動モータのロータ軸と、エンジンのリングギヤに噛合
    するピニオンギヤに連なるピニオン駆動軸とを互いに一
    定距離偏心して平行に配設し、そのロータ軸およびピニ
    オン駆動軸の対向側端部にそれぞれ設けた外歯歯車およ
    びそれより大径の内歯歯車を互いに噛合し、その両歯車
    を、前記始動モータに連設した減速機ケースに収容して
    なる、エンジンの始動装置において、前記減速機ケース
    には、前記外歯歯車に隣接すると共に先端が前記ピニオ
    ン駆動軸のロータ軸側の端面と衝合する突起を突設し、
    この突起に、前記外歯歯車の歯先円に近接したそれと略
    同心円の円弧状凹部と、該突起の先端に開口する小孔と
    を形成したことを特徴とする、エンジンの始動装置。
JP5200883U 1983-04-07 1983-04-07 エンジンの始動装置 Expired JPS5928133Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5200883U JPS5928133Y2 (ja) 1983-04-07 1983-04-07 エンジンの始動装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5200883U JPS5928133Y2 (ja) 1983-04-07 1983-04-07 エンジンの始動装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58181984U JPS58181984U (ja) 1983-12-05
JPS5928133Y2 true JPS5928133Y2 (ja) 1984-08-14

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ID=30062732

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JP5200883U Expired JPS5928133Y2 (ja) 1983-04-07 1983-04-07 エンジンの始動装置

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