JPS5928034B2 - 発熱体を埋設した耐火物製造方法 - Google Patents
発熱体を埋設した耐火物製造方法Info
- Publication number
- JPS5928034B2 JPS5928034B2 JP50062173A JP6217375A JPS5928034B2 JP S5928034 B2 JPS5928034 B2 JP S5928034B2 JP 50062173 A JP50062173 A JP 50062173A JP 6217375 A JP6217375 A JP 6217375A JP S5928034 B2 JPS5928034 B2 JP S5928034B2
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- JP
- Japan
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- refractory
- heating wire
- heating
- embedded
- heating element
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- Expired
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- Resistance Heating (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は耐火物製造方法に関し、特に詳述すれば、発熱
体を埋設する耐火物製造方法に関する。
体を埋設する耐火物製造方法に関する。
従来、発熱体を埋設する耐火物を製造する場合、耐火物
素材中に発熱体を埋設し成形した後乾燥し、乾燥成形体
を炉等に入れ外部加熱により高温で焼成し耐火物を製造
している。ここで、この種の発熱体を埋設した耐火物の
製造に用いられる耐火物とは、良く知られる如く、コロ
イダルシリカ、コロイダルアルミナあるいはアルミナ粉
、ジルコニア粉、シリカ粉の一種類または二種類以上を
アルコールに小量の硬化材を添加した液体に混合してス
リラー状にしたものを型に流し込むことによつて成形さ
れるものであり、このようにして得られる公知の成形体
は、未焼成状態では外力を印加させると変形可能な状態
にある。
素材中に発熱体を埋設し成形した後乾燥し、乾燥成形体
を炉等に入れ外部加熱により高温で焼成し耐火物を製造
している。ここで、この種の発熱体を埋設した耐火物の
製造に用いられる耐火物とは、良く知られる如く、コロ
イダルシリカ、コロイダルアルミナあるいはアルミナ粉
、ジルコニア粉、シリカ粉の一種類または二種類以上を
アルコールに小量の硬化材を添加した液体に混合してス
リラー状にしたものを型に流し込むことによつて成形さ
れるものであり、このようにして得られる公知の成形体
は、未焼成状態では外力を印加させると変形可能な状態
にある。
この従来技術の欠点は、成形体を外部高温により加熱さ
せ焼成するため、耐火物の焼きしまりにより、耐火物中
の発熱体を締めつけることである。
せ焼成するため、耐火物の焼きしまりにより、耐火物中
の発熱体を締めつけることである。
この発熱体のしめつけは、使用中の発熱体の膨脹変形に
対し、耐火物が抵抗し、発熱体を断線させるか耐火物を
破損させる原因となつている。即ち外部からの熱により
耐火物を焼成すると、発熱体は自己膨脹変形をする迄も
なく、原形のまま焼成された耐火物中に埋設される。F
e−Cに−Al系の発熱体は金属であり耐火物はセラミ
ックスでありこの二つの膨脹、収縮には、非常に大きな
差があるのは文献等でも公知の事実である。
対し、耐火物が抵抗し、発熱体を断線させるか耐火物を
破損させる原因となつている。即ち外部からの熱により
耐火物を焼成すると、発熱体は自己膨脹変形をする迄も
なく、原形のまま焼成された耐火物中に埋設される。F
e−Cに−Al系の発熱体は金属であり耐火物はセラミ
ックスでありこの二つの膨脹、収縮には、非常に大きな
差があるのは文献等でも公知の事実である。
この膨脹、収縮の大きな差は、使用中、耐火物に埋設さ
れた発熱体が自己発熱した時耐火物との膨脹、収縮の差
に負けて断線するか、又は非常に太い発熱体を埋設した
場合、発熱体の埋設装着面積が非常に大きく成つた場合
等には耐火物の強度が発熱体に負けて壊れる場合もある
。一般的な発熱体の負荷密度、装着負荷密度で埋設した
場合には耐火物の強度に負けて発熱体が断線する場合が
ほとんどである。さらに、Fe−Cに−Al系電熱線は
、高温時(たとえば、1100℃以上)における耐酸化
性が良好であることから、高温用発熱体として広く用い
られるが、しかし、このFe−Cr−Al系電熱線は、
一方では、高温での機械的強度が低く、又、熱による膨
脹変形量も大であることが知られている。
れた発熱体が自己発熱した時耐火物との膨脹、収縮の差
に負けて断線するか、又は非常に太い発熱体を埋設した
場合、発熱体の埋設装着面積が非常に大きく成つた場合
等には耐火物の強度が発熱体に負けて壊れる場合もある
。一般的な発熱体の負荷密度、装着負荷密度で埋設した
場合には耐火物の強度に負けて発熱体が断線する場合が
ほとんどである。さらに、Fe−Cに−Al系電熱線は
、高温時(たとえば、1100℃以上)における耐酸化
性が良好であることから、高温用発熱体として広く用い
られるが、しかし、このFe−Cr−Al系電熱線は、
一方では、高温での機械的強度が低く、又、熱による膨
脹変形量も大であることが知られている。
このような機械強度の弱さが、前述した如き公知の成形
法により耐火物中に埋設させた時、断線等の原因となる
。さらに、従来技術に於いては、耐火物より外部に延在
する端子部が、外部加熱により長時間高温にさらされる
ため、この部分の機械的性質が劣下し、この端子部での
支持力が弱まり断線事故を頻発させている。
法により耐火物中に埋設させた時、断線等の原因となる
。さらに、従来技術に於いては、耐火物より外部に延在
する端子部が、外部加熱により長時間高温にさらされる
ため、この部分の機械的性質が劣下し、この端子部での
支持力が弱まり断線事故を頻発させている。
それ故、本発明の目的は、上述の如き従来技術の欠点を
克服するFe−Cr−Al系電熱線を埋設した耐火物の
製造方法を提供することにある。
克服するFe−Cr−Al系電熱線を埋設した耐火物の
製造方法を提供することにある。
本発明によれば、未焼成耐火物素材中にFe−Cr−A
l系電熱線を埋設成形した后、該電熱線を通電発熱させ
ることにより耐火物を自己焼成させ、即ち電熱線の膨脹
変形時に耐火物を焼成させ、常温時には耐火物と電熱線
との間に空間を作るようにさせる。本発明の好ましい実
施例を以下に説明する。
l系電熱線を埋設成形した后、該電熱線を通電発熱させ
ることにより耐火物を自己焼成させ、即ち電熱線の膨脹
変形時に耐火物を焼成させ、常温時には耐火物と電熱線
との間に空間を作るようにさせる。本発明の好ましい実
施例を以下に説明する。
アルミナ粉末をエチルシリケートで混練し小鴬の硬化材
を添加して、従来一般に耐火物の製造に使用されるよう
なスラリー状耐火物素材とし、これをFe−Al−Cr
系電気抵抗発熱体でなる螺旋状発熱体を敷設した型内に
充填して前記発熱体が埋設された所望形状の耐火物素材
を成形する。このようにして得られる耐火物素材の成形
体は、未焼成の状態にあるので、これに外力が作用すれ
ば容易に変形し得る状態にある。次いで、埋設された発
熱体に通電し、発熱体を発熱させるとともに、該熱を前
記耐火物成形体に直接伝熱し、耐火物を発熱体周囲から
順に焼成する。焼成后、通電を停止し、放置させ冷却し
、発熱体を埋設した耐火物成形体を得る。通電中、電熱
線は膨脹変形するが、この膨脹変形は、電熱線周囲の未
焼成耐火物を押しやり、そして、この状態で耐火物が焼
成完了する。
を添加して、従来一般に耐火物の製造に使用されるよう
なスラリー状耐火物素材とし、これをFe−Al−Cr
系電気抵抗発熱体でなる螺旋状発熱体を敷設した型内に
充填して前記発熱体が埋設された所望形状の耐火物素材
を成形する。このようにして得られる耐火物素材の成形
体は、未焼成の状態にあるので、これに外力が作用すれ
ば容易に変形し得る状態にある。次いで、埋設された発
熱体に通電し、発熱体を発熱させるとともに、該熱を前
記耐火物成形体に直接伝熱し、耐火物を発熱体周囲から
順に焼成する。焼成后、通電を停止し、放置させ冷却し
、発熱体を埋設した耐火物成形体を得る。通電中、電熱
線は膨脹変形するが、この膨脹変形は、電熱線周囲の未
焼成耐火物を押しやり、そして、この状態で耐火物が焼
成完了する。
このため、焼成完了后には、電熱線と耐火物との間に微
小な空間が残された状態となる。かくして、耐火物を、
例えば、炉に内張りし使用した時、炉内加熱のため電熱
線に通電しても、電熱線の膨脹変形は自由に成され、電
熱線の膨脹変形による耐火物への圧迫はなく耐火物の破
損を生じることはないし、耐火物からの抵抗により電熱
線の内部応力の増加もなく電熱線の断線事故を全く生じ
ることはない。上記例に於いては、電熱線を耐火物中の
適所に埋設させ端子部を外部に延在させたが、電熱線の
自己発熱のみを端子が受けるので、従米技術で経験させ
られた外部高温による端子部の機械的性質の劣下といつ
た問題は生じない。
小な空間が残された状態となる。かくして、耐火物を、
例えば、炉に内張りし使用した時、炉内加熱のため電熱
線に通電しても、電熱線の膨脹変形は自由に成され、電
熱線の膨脹変形による耐火物への圧迫はなく耐火物の破
損を生じることはないし、耐火物からの抵抗により電熱
線の内部応力の増加もなく電熱線の断線事故を全く生じ
ることはない。上記例に於いては、電熱線を耐火物中の
適所に埋設させ端子部を外部に延在させたが、電熱線の
自己発熱のみを端子が受けるので、従米技術で経験させ
られた外部高温による端子部の機械的性質の劣下といつ
た問題は生じない。
これとは別に、電熱線の一部を耐火物より露出するよう
に耐火物中に埋設し、通電自己焼成させるようにしても
よいなお、焼成に際しては、未焼成成形体をセラミツク
フアイバ一で包み断熱保温させながら焼成する。
に耐火物中に埋設し、通電自己焼成させるようにしても
よいなお、焼成に際しては、未焼成成形体をセラミツク
フアイバ一で包み断熱保温させながら焼成する。
本発明の方法によれば、耐火物が短時間に自己焼成され
、製造も極めて簡単である。
、製造も極めて簡単である。
Claims (1)
- 1 未焼成耐火物素材中にFe−Cr−Al系電熱線を
埋設させたものをセラミックファイバーで覆つた後、前
記電熱線に通電し自己発熱により前記電熱線を膨脹変形
させその周囲の未焼成耐火物素材を該膨脹変形で押しや
りながら該電熱線の自己発熱により前記耐火物素材を焼
成固化させ、前記電熱線と焼成固化された固形耐火物と
の間に間隙を形成させたことを特徴とするFe−Cr−
Al系電熱線を埋設した固形耐火物の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP50062173A JPS5928034B2 (ja) | 1975-05-24 | 1975-05-24 | 発熱体を埋設した耐火物製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP50062173A JPS5928034B2 (ja) | 1975-05-24 | 1975-05-24 | 発熱体を埋設した耐火物製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS51137705A JPS51137705A (en) | 1976-11-27 |
JPS5928034B2 true JPS5928034B2 (ja) | 1984-07-10 |
Family
ID=13192457
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP50062173A Expired JPS5928034B2 (ja) | 1975-05-24 | 1975-05-24 | 発熱体を埋設した耐火物製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5928034B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0228192Y2 (ja) * | 1984-09-20 | 1990-07-30 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5784695U (ja) * | 1980-11-13 | 1982-05-25 | ||
JPS62278783A (ja) * | 1986-05-26 | 1987-12-03 | 東陶機器株式会社 | ヒ−タ |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4942096A (ja) * | 1972-05-03 | 1974-04-20 | ||
JPS5050729A (ja) * | 1973-09-07 | 1975-05-07 |
-
1975
- 1975-05-24 JP JP50062173A patent/JPS5928034B2/ja not_active Expired
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4942096A (ja) * | 1972-05-03 | 1974-04-20 | ||
JPS5050729A (ja) * | 1973-09-07 | 1975-05-07 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0228192Y2 (ja) * | 1984-09-20 | 1990-07-30 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS51137705A (en) | 1976-11-27 |
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