JPS5928032B2 - 蓄電池の急速充電方法 - Google Patents
蓄電池の急速充電方法Info
- Publication number
- JPS5928032B2 JPS5928032B2 JP51038620A JP3862076A JPS5928032B2 JP S5928032 B2 JPS5928032 B2 JP S5928032B2 JP 51038620 A JP51038620 A JP 51038620A JP 3862076 A JP3862076 A JP 3862076A JP S5928032 B2 JPS5928032 B2 JP S5928032B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- charging
- storage battery
- constant current
- setting value
- voltage
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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-
- Y02E60/12—
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- Secondary Cells (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は電気自動車やフォークリフト等の電気車用蓄電
池の急速充電方法に関するものである。
池の急速充電方法に関するものである。
従来から電気車用蓄電池の急速充電は、充電時間が30
分前後の短時間で行うことを要望され、且つ放電量の8
0〜90%以上の充電量を供給することが必要とされて
きた。しかし、30分前後の短時間で充電する場合、蓄
電池容量に比して非常に大きな電流で充電する必要があ
り、大きな蓄〜電池温度上昇とガス発生を伴うことから
蓄電池温度に影響されずガス発生をも小さく抑える急速
充電方法の出現が望まれていた。さらに充電前の蓄電池
の放電深さが異なる場合でも充電過不足のない急速充電
方法とする必要があつた。本発明は上述の如き急速充電
としての必要性を満足する急速充電方法を得んとするも
のであり、蓄電池温度の高低および放電深さの多少に拘
らず常に適切な急速充電ができる方法を得ることを目的
とする。
分前後の短時間で行うことを要望され、且つ放電量の8
0〜90%以上の充電量を供給することが必要とされて
きた。しかし、30分前後の短時間で充電する場合、蓄
電池容量に比して非常に大きな電流で充電する必要があ
り、大きな蓄〜電池温度上昇とガス発生を伴うことから
蓄電池温度に影響されずガス発生をも小さく抑える急速
充電方法の出現が望まれていた。さらに充電前の蓄電池
の放電深さが異なる場合でも充電過不足のない急速充電
方法とする必要があつた。本発明は上述の如き急速充電
としての必要性を満足する急速充電方法を得んとするも
のであり、蓄電池温度の高低および放電深さの多少に拘
らず常に適切な急速充電ができる方法を得ることを目的
とする。
以下図面を用いて本発明を詳細に説明する。
第1図は本発明による急速充電の充電特性を示す図であ
り、充電時間と充電々圧、充電々流の関係を示す。第1
図において、第1の定電流11は蓄電池容量に比してか
なり大きな電流であり、蓄電池容量および充電時間の関
係で決まるものである。充電が進行して充電々圧Vが転
極点電圧付近の電圧設定値Vsに達すると充電電流は第
1の定電流11から第2の定電流12に切替わり前もつ
て設定した急速充電時間Tが終了するまで継続する。こ
の第2の定電流12は電圧設定値Vsに達するまでの充
電時間tlと第1の定電流11および急速充電時間Tに
より決まる電流 12■に−11(には1よりも小さい任意定数)とした
ものである。
り、充電時間と充電々圧、充電々流の関係を示す。第1
図において、第1の定電流11は蓄電池容量に比してか
なり大きな電流であり、蓄電池容量および充電時間の関
係で決まるものである。充電が進行して充電々圧Vが転
極点電圧付近の電圧設定値Vsに達すると充電電流は第
1の定電流11から第2の定電流12に切替わり前もつ
て設定した急速充電時間Tが終了するまで継続する。こ
の第2の定電流12は電圧設定値Vsに達するまでの充
電時間tlと第1の定電流11および急速充電時間Tに
より決まる電流 12■に−11(には1よりも小さい任意定数)とした
ものである。
例えば、5時間率容量100Ahの蓄電池で急速充電時
間Tを30分とし、充電前の放電量に対して8096〜
95%の充電量を供給する場合を考える。
間Tを30分とし、充電前の放電量に対して8096〜
95%の充電量を供給する場合を考える。
ここで充電前の蓄電池が70q6(70Ah)放電して
いるものとすれば、急速充電時間Tを30分にするには
第1の定電流11は充電すべき充電量の約2倍に相当す
る電流、即ち、概算120A〜200Aに設定する必要
がある。また電圧設定値Vsは蓄電池のガス発生が急激
に増大し始める転極点電圧(通常、蓄電池が80〜90
96充電された付近)、即ち急速充電の場合には内部抵
抗による電圧上昇分を含めて2.6〜2.7V/セルに
設定する。には第1の定電流11の大きさにより異なる
が大体0,5〜0,7程度にすれば、蓄電池の温度上昇
やガス発生を小さくすることができるとともに充電不足
もなく適当といえる。仮に第1の定電流を200A、電
圧設定値Vsを2,7V/セル、Kを0,5とし、充電
前の放電量を60Ahとすると、第1の定電流11での
充電時間t1は、蓄電池の充電量が公称容量の約85%
にて転極電圧に達するものとすれば、前記蓄電池の場合
、約45Ahの充電量で電圧設定値Vsに達することに
なり、約13分となる。
いるものとすれば、急速充電時間Tを30分にするには
第1の定電流11は充電すべき充電量の約2倍に相当す
る電流、即ち、概算120A〜200Aに設定する必要
がある。また電圧設定値Vsは蓄電池のガス発生が急激
に増大し始める転極点電圧(通常、蓄電池が80〜90
96充電された付近)、即ち急速充電の場合には内部抵
抗による電圧上昇分を含めて2.6〜2.7V/セルに
設定する。には第1の定電流11の大きさにより異なる
が大体0,5〜0,7程度にすれば、蓄電池の温度上昇
やガス発生を小さくすることができるとともに充電不足
もなく適当といえる。仮に第1の定電流を200A、電
圧設定値Vsを2,7V/セル、Kを0,5とし、充電
前の放電量を60Ahとすると、第1の定電流11での
充電時間t1は、蓄電池の充電量が公称容量の約85%
にて転極電圧に達するものとすれば、前記蓄電池の場合
、約45Ahの充電量で電圧設定値Vsに達することに
なり、約13分となる。
従つて第2の定電量12はとなる。
この場合急速充電時間30分での充電量は約56Ahと
なり充電前の放電量に対する充電量の割合は約92%と
なる。また、充電前の放電量が上記例よりも大きいとき
は第1図のi′で示す充電々流特性となつて第1の定電
流11での充電時間t1がさらに長くなり且つ第2の定
電流12も大きくなるから蓄電池の充電不足を防止でき
る。逆に充電前の放電量が非常に小さい場合には、第1
図のi′で示す充電電流特性となつて第1の定電流11
での充電時間が短くなり第2の定電流12も小さくなる
から過充電を防止することができる。さらに蓄電池の温
度変化に対する影響も電圧設定値Vsに達するまでの充
電時間t1が若干変わる程度であり、急速充電時間Tで
の充電量に大して影響を与えることはない。加うるに電
圧設定値Vsを若干温度補正すれば殆んど蓄電池の温度
変化による影響を受けることなく安定した充電特性が得
られる。以上のように、本発明による急速充電方法によ
れば、蓄電池の充電前の放電量に関係なく充電過不足の
ない適切な充電量を供給することができ、さらに第2の
定電流12が蓄電池の充電状態に適合した適切な電流値
となるためガス発生も大きくなることがなく極めて好適
な充電特性が得られる。
なり充電前の放電量に対する充電量の割合は約92%と
なる。また、充電前の放電量が上記例よりも大きいとき
は第1図のi′で示す充電々流特性となつて第1の定電
流11での充電時間t1がさらに長くなり且つ第2の定
電流12も大きくなるから蓄電池の充電不足を防止でき
る。逆に充電前の放電量が非常に小さい場合には、第1
図のi′で示す充電電流特性となつて第1の定電流11
での充電時間が短くなり第2の定電流12も小さくなる
から過充電を防止することができる。さらに蓄電池の温
度変化に対する影響も電圧設定値Vsに達するまでの充
電時間t1が若干変わる程度であり、急速充電時間Tで
の充電量に大して影響を与えることはない。加うるに電
圧設定値Vsを若干温度補正すれば殆んど蓄電池の温度
変化による影響を受けることなく安定した充電特性が得
られる。以上のように、本発明による急速充電方法によ
れば、蓄電池の充電前の放電量に関係なく充電過不足の
ない適切な充電量を供給することができ、さらに第2の
定電流12が蓄電池の充電状態に適合した適切な電流値
となるためガス発生も大きくなることがなく極めて好適
な充電特性が得られる。
また蓄電池の温度変化に対しても殆んど影響を受けるこ
とがなく急速充電方法としては非常に好ましいものであ
つてその使用効果は絶大である。
とがなく急速充電方法としては非常に好ましいものであ
つてその使用効果は絶大である。
第1図は本発明による急速充電方法の充電特性を示す図
である。
である。
Claims (1)
- 1 あらかじめ急速充電時間を設定し2段階の定電流で
充電する蓄電池の急速充電方法において充電電圧が転極
点電圧付近の電圧設定値に達するまでは第1の定電流I
_1にて充電し、前記電圧設定値に達した以後は電圧設
定値に達するまでの充電時間t_1と第1の定電流I_
1および前もつて設定した急速充電時間TからなるI_
2=K−(t_1/T)I_1(Kは1よりも小さい任
意の定数)により決まる第2の定電流I_2により充電
することを特徴とする蓄電池の急速充電方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP51038620A JPS5928032B2 (ja) | 1976-04-05 | 1976-04-05 | 蓄電池の急速充電方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP51038620A JPS5928032B2 (ja) | 1976-04-05 | 1976-04-05 | 蓄電池の急速充電方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS52121742A JPS52121742A (en) | 1977-10-13 |
JPS5928032B2 true JPS5928032B2 (ja) | 1984-07-10 |
Family
ID=12530274
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP51038620A Expired JPS5928032B2 (ja) | 1976-04-05 | 1976-04-05 | 蓄電池の急速充電方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5928032B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61117138U (ja) * | 1984-12-29 | 1986-07-24 |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55157941A (en) * | 1979-05-29 | 1980-12-09 | Furukawa Battery Co Ltd | Method and apparatus for charging storage battery |
JPH0795455B2 (ja) * | 1985-12-24 | 1995-10-11 | 松下電器産業株式会社 | 鉛蓄電池の充電方法 |
JPH07101229B2 (ja) * | 1986-01-30 | 1995-11-01 | 古河電池株式会社 | 蓄電池充放電監視装置 |
JPH0493450U (ja) * | 1990-12-27 | 1992-08-13 |
-
1976
- 1976-04-05 JP JP51038620A patent/JPS5928032B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61117138U (ja) * | 1984-12-29 | 1986-07-24 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS52121742A (en) | 1977-10-13 |
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