JPS5927978Y2 - ガスシ−ルドア−ク溶接用治具 - Google Patents

ガスシ−ルドア−ク溶接用治具

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JPS5927978Y2
JPS5927978Y2 JP11789881U JP11789881U JPS5927978Y2 JP S5927978 Y2 JPS5927978 Y2 JP S5927978Y2 JP 11789881 U JP11789881 U JP 11789881U JP 11789881 U JP11789881 U JP 11789881U JP S5927978 Y2 JPS5927978 Y2 JP S5927978Y2
Authority
JP
Japan
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welding
jig
windbreak
base material
arc welding
Prior art date
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Expired
Application number
JP11789881U
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English (en)
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JPS5823280U (ja
Inventor
朝康 松田
正一郎 藤平
鉄也 小島
Original Assignee
株式会社片山鉄工所
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Publication date
Application filed by 株式会社片山鉄工所 filed Critical 株式会社片山鉄工所
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案はガスシールドアーク溶接に用いる治具に関し
、主として橋梁や鉄骨構造物を現場溶接する際に用いる
のに適した治具に関する。
周知のように現場でのガスシールドアーク溶接は風の影
響を受けやすいことから、従来では、作業場所をシート
などで囲うようにしていた。
しかし、現場溶接の場合、溶接個所が順次移動するもの
で・あることから、作業場所をシートなどで囲うには溶
接準備に多大の手間を要し機動性に劣るうえ、設備の多
大の費用がかかるという問題がある。
そこで、耐風対策として、シールドガスを多量に供給す
ることを特徴とする工法も用いられているが、この場合
シールドガスの使用量が増大し、経費増になるだけでな
く、シールドガスの流速が大きくなると、アークのピン
チ効果によりアークの硬直性が増して、溶接ビードの外
観を悪くシ、甚だしい場合にはハンピング現象が生じる
という問題がある。
さらに、シールドガスの流量を増やしても、風速8m/
SeC以上の風が吹くとシールド効果が低下することか
ら、特に風速が大きい橋梁や高所での鉄骨溶接には適用
し難いものであった。
また、ガスシールドアークの溶接もアーク溶接であるこ
とから、スパッタなどの火の粉が飛散するが、現場溶接
の場合、火の粉の落下地点に可燃物が存在することが多
く、従来では作業個所の真下に石綿シートなどの火の粉
受けを敷くなどの防火対策が採られている。
しかし、作業個所が頻繁に替わる現場溶接では、そのた
びに火の粉受けを移動させなければならず面倒であった
本考案はかかる点に鑑み提案されたもので、溶接母材に
固定するだけで溶接部位の防風と火の粉受けの機能を有
し、かつ溶接の始終端に用いることを義務づけられてい
るエンドタブを容易に保持することができる。
機動性・安全性に富むガスシールドアーク溶接用治具を
提供するものである。
以下、本考案の実施例を図面に基づき説明する。
第1図は、柱と梁との連結部に使用した状態の斜視図を
示し、図において、治具本体1はH型鋼製梁材2とH型
鋼製柱材3との溶接部Wを取り囲む状態で梁材2のフラ
ンジ部4に取付けられている。
この治具本体1は溶接部Wの溶接始端側の側部と溶接終
端側の側部をそれぞれ側面防風板5R,5Lで覆い、左
右の側面防風板5 R,5Lを溶接部Wの前側に位置す
る前面風枠6と溶接部Wの上側に位置する連結枠7で連
結してあり、前面防風枠6と連結枠7とはその長手方向
中央部で左右に分割できるように構成しである。
左右に分割された各分割体IR,ILには梁材2のフラ
ンジ4を挾持する上下一対の母材支持板8が前面防風枠
6の下面がら前方に延設してあり、この下側母材固定板
8dに治具固定用蝶ネジ9が出退自在に装着されており
、下側母材固定板8dの下面から火の粉受器10が溶接
部Wの下側位突まで連出しである。
この母材固定板8と火の粉受器10とは梁材2の立上が
りウェブ11を避けられるように側面防風板5からの突
出長さが前面防風枠6よりも短く形威しである。
符号12は側面防風板5R,5Lに出退自在に装着した
エンドタブ固定用蝶ネジであり、この蝶ネジ12を螺進
させることにより、エンドタブ13を溶接部Wの両端部
に接当固定できるようにしである。
上記構成からなる治具は連結枠7の背面を柱材3の表面
に接当させる状態で分割体IR,ILを左右から接近さ
せ、母材支持板8の隙間に梁材2のフランジ4を挿入さ
せ、左右の連結枠7と前面防風枠6を突き合せ接当させ
た状態で治具固定用蝶ネジ9を締め込むことにより溶接
部Wを囲む状態で装着される。
しかるのち、溶接部Wの両端部にエンドタブ13を位置
させ、エンドタブ固定用蝶ネジ12を締め込むことによ
りエンドタブ13を溶接部Wの端部に固定して溶接準備
が完了する。
上記構成からなる治具の防風効果を確認するために厚板
25 mmの母材を風速8m/sec、10m/sec
の状況下で炭酸ガスシールドアーク溶接法により溶接し
た場合と、本案治具を用いないでシールドガスの流量を
増加させて溶接した場合とのシールドガス使用量を測定
したところ、8m/secの状況では、治具を使用しな
い場合には1601/minの流量を要するのに対し、
治具を使用した場合には80 / /min至1001
:/minノ流量で同程度の溶接結果が得られた。
また、10m/secの状況下では、治具を使用しない
場合には2001 /minの流量でブローホールの発
生は止まったがハンピング現象の欠陥が現られれた。
これに対して治具を使用した場合には1001 /mi
nの流量でブローホールの発生もなく、ハンピング現象
も生じないで溶接することができた。
なお、上記実施例では、連結枠7及び前面防風枠6同士
を突合せ接当させるようにしているが、これを第5図に
示すように、一対の連結枠7及び前面防風枠6の一方の
端部には接合部材14を位置させ、この接合部材14を
他方の端部内に内嵌するように構成してもよい。
以上述べたように本考案の溶接用治具は、現場における
ガスシールドアーク溶接にとって重要な機能である防風
・火の粉受け、エンドタブ保持の三機能を有するうえ、
二つ割りにして溶接個所に左右から接近させネジにより
固定できるようにしであるから、その取扱いが容易であ
り、安全で軽量コンパクトな機動性に富んだ治具を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は柱と梁との接合
部に装着した状態の斜視図、第2図は治具右半部の一部
破断斜視図、第3図は第1図III−nI線断面図、第
4図は第3図IV−IV線断面図、第5図は変形例の要
部拡大図である。 1・・・・・・治具本体(I R,I L・・・・・・
1の分割体)、5R。 5L・・・・・・側面防風板、6・・・・・・前面防風
枠、8・・・・・・母材固定板(8d・・・・・・下側
母材固定板)、12・・・・・・エンドタフ゛固定ネジ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 溶接部Wの溶接始端側及び溶接終端側各側面を覆う側面
    防風板5 R,S Lと溶接部Wの前側をその全長に互
    って覆う前面防風枠6とを有する治具本体1を左右に分
    割可能に構威し、この左右の各分割体I R,I Lの
    各前面防風枠6の下面にそれぞれ上下一対の母材固定板
    8を固着し、各下側母材固定板8dの下面から火の粉受
    器10を溶接部下側にまで連出し、左右の各側面防風板
    5 R,5Lにエンドタブ固定用ネジ12を出退可能に
    装着してなるガスシールドアーク溶接用治具。
JP11789881U 1981-08-07 1981-08-07 ガスシ−ルドア−ク溶接用治具 Expired JPS5927978Y2 (ja)

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JP11789881U JPS5927978Y2 (ja) 1981-08-07 1981-08-07 ガスシ−ルドア−ク溶接用治具

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Publication Number Publication Date
JPS5823280U JPS5823280U (ja) 1983-02-14
JPS5927978Y2 true JPS5927978Y2 (ja) 1984-08-13

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ID=29912050

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