JPS5927917Y2 - 洗濯機 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は洗濯機の操作パネルに設けるスイッチ等の防水
構造に関するものであり、操作パネルにかかった水が充
電部をぬらすことのない構造を提供するものである。

一般に、洗濯機においては操作性を良くするために、ス
イッチ等を洗濯機の上部後方に設けている。

従来の洗濯機においては、このスイッチ等にかかった水
が、スイッチ部分に溜まらぬように、スイッチ等を取付
けた操作パネルを、第３図に示すように洗濯槽の上方に
設けるのが普通であった。

第３図によれば、スイッチＡを取付けた操作パネルＢの
みが洗濯槽Ｃの上部に出ているために、設置の際洗濯機
の上方にその分だけ余分なスペースを必要とする。

また、製品の梱包状態を考えても、操作パネルＢの分だ
け背の高い梱包材料を必要とし、梱包容積も大きくなる
し、部分的に出ている部分を保護するために緩衝材を余
分に必要とする等の欠点があった。

本考案は上記従来の欠点に鑑み威されたもので、以下、
その実施例を第１図、第２図を参照して説明する。

図において、本体１には洗濯槽２が内装してあり、その
上部には洗濯槽２の蓋３および脱水槽（図示せず）の蓋
４が設けである。

また、洗濯槽２の後部には防水壁６を介して四部７が一
体に形成されており、この凹部７の上方にはスイッチ８
、ツマミ９等を取付けた操作パネル５が設けである。

凹部７の底部には水抜きパイプ１０が一体に形成されて
おり、この水抜きパイプ１０にはホース１１の一端が接
続しである。

ホース１１の他端、すなわち、下端１２は洗濯槽２内の
水を排出する機外排水ホース１３の途中に接続している
。

１４は機外排水ホース１３途中を開閉するコック、１５
は洗濯槽２底部に設けた排水フィルターである。

上記構成において、操作パネル５に水や洗濯液が掛かっ
た時に水は操作パネル５下方の洗濯槽２と一体の凹部７
からホース１１を経て機外排水ホース１３から排水され
、したがって水や洗濯液がスイッチ８等に掛かつて絶縁
劣下を生じる恐れがない。

以上述べたように本考案によれば、操作パネルの高さを
低くしても水がスイッチ等の充電部にかからず、したが
って絶縁劣下を生じる恐れがなく、また、操作パネルは
その突出度合が小さく、洗濯機を設置するのに必要なス
ペースが少なくてすみ、また、梱包材料が少なく、かつ
、梱包容積が小さくてすむものであり、さらには緩衝材
料も少なくてすむ。

さらにまた、洗濯槽に凹部、水抜きパイプを一体に形成
し、水抜きパイプに連通したホースを、機外排水ホース
に連通させたものであるために、凹部で受は入れた水を
確実に機外に排出でき、しかも、その排出経路の一部と
して従来の機外排水ホースを使用できるために排出経路
が何ら複雑化しないものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の実施例における洗濯機の一部欠截側面
図、第２図は同要部の斜視図、第３図は従来の構造を示
す要部側面図である。 １・・・・・・本体、２・・・・・・洗濯槽、５・・・
・・・操作パネル、６・・・・・・防水壁、７・・・・
・・凹部、１０・・・・・・水抜きパイプ、１１・・・
・・・ホース、１３・・・・・・機外排水ホース。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 洗濯槽の後方部に防水壁を介して一体に凹部を設けると
   ともにこの凹部の底部に水抜きパイプを一体に設け、こ
   のパイプに一端を接続したホースの他端を、洗濯槽の排
   水を行なう機外排水ホースに接続し、かつ、′前記凹部
   上方に、スイッチ等を取付けた操作パネルを設けてなる
   洗濯機。